2021年07月22日

【箱根】一度は泊まりたい憧れの老舗宿/カップルにおすすめ9選

【箱根】一度は泊まりたい憧れの老舗宿/カップルにおすすめ9選

東京から近い温泉地として有名な「箱根」。芦ノ湖や箱根山などのダイナミックな自然に恵まれ、今も昔も癒しを求めて訪れる人が絶えません。そんな箱根の中でもカップルにぜひおすすめしたい宿泊先が、観光地の喧騒から隔絶された老舗宿です。歴史と最上級のおもてなしを堪能できる風情ある空間で、彼とひたすらのんびりくつろぐもよし、悠久の時に思いを馳せるもよし。今回はあまたある箱根の宿の中でも、彼と一度は泊まってみたい老舗中の老舗を厳選してご紹介します。ぜひ彼と一緒に老舗宿の魅力を再発見してくださいね。

“古い”って「新しい」!!老舗ならではの魅力を知る旅へ

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時代はどんどん便利になっていくのに、なぜか尽きないのが、日々のストレスや溜まっていく疲れですよね。慌ただしい日常の中で、彼ともなんとなくどんよりとした日々を送っているなら、2人で箱根の老舗宿に出かけてみませんか?箱根は古くから多くの人々に愛されてきた湯治場です。名湯あふれる箱根七湯があり、東京からのアクセスも至便。しかも歴史ある老舗宿なら、観光地の喧騒から離れて、彼とゆっくり過ごすのに最適なんです♡

箱根の老舗宿で味わう、極上のひととき

箱根の老舗宿で味わう、極上のひととき2439823

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老舗宿と聞いて、敷居が高そうと恐るるなかれ。また、ただ古いだけの宿でもありません。老舗宿の魅力は、たとえば歴史によって磨かれた趣にあります。建物や内装、調度品など、昔日の人々の審美眼で選りすぐった上質なものたちが、時間を経てさらに、日本の伝統美あふれる美しい空間をつくり出しています。加えて、創業から継承してきた熟練のおもてなしを受けられるのも大きな魅力です。宿としての品格がありながら、ゆったりとした時の流れの中で思う存分くつろげる。老舗が老舗たる所以です。

「泊まってよかった」、そう思える宿をご紹介します

「泊まってよかった」、そう思える宿をご紹介します2439824

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今回ご紹介するのは、箱根の数ある宿の中でも、興味深い歴史的なストーリーのある老舗宿ばかりです。宿の歴史は往時の華やかな逸話にあふれ、訪れた多くの貴人たちの名に彩られています。時代の変革を乗り越えて順応しながらも、時空を超えて今なお凛と立つ老舗宿。その美しさを未来につなぐためにも、ぜひ彼と一緒に訪れてみませんか?目まぐるしい日常に疲れているならなおのこと、新装開店のホテルをチェックするのは少しお休みして。さあ、現代の異空間、老舗宿の扉を開けてみましょう。

1. 富士屋ホテル

明治から続く由緒あるホテル。今も昔も箱根のランドマーク

明治から続く由緒あるホテル。今も昔も箱根のランドマーク2435729

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「富士屋ホテル」は創業1878年(明治11年)。箱根登山鉄道「宮ノ下駅」から徒歩約7分のところに、歴史ある風情で佇むクラシカルなホテルです。創業当時より国内外から著名人が訪れ、ヘレン・ケラーやチャップリン、ジョン・レノン夫妻なども滞在し、興味深いエピソードは尽きません。約7,600坪の敷地内に4つの宿泊棟が建ち、うち3棟は登録有形文化財・近代化産業遺産に指定されています。2020年夏に大規模な改修工事を終え、歴史的な建造物としての趣はそのままに、耐震工事やスパなどを加えて生まれ変わりました。

明治から続く由緒あるホテル。今も昔も箱根のランドマーク2435927

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1891年(明治24年)に建てられた本館は、リニューアル後も明治の面影を今に伝えています。「ヒストリックジュニアスイート」は、彼と足を踏み入れた瞬間、2人でタイムスリップしたかのような気分になれるはず。和洋折衷を見事に結実させた、エレガントで落ち着きのあるお部屋です。かつて宿泊した著名人たちに思いを馳せながら、ゆっくりと流れる時間を彼と楽しんでくださいね。

明治から続く由緒あるホテル。今も昔も箱根のランドマーク2435733

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夕食は富士屋ホテルの顔ともいえる、メインダイニングルーム「ザ・フジヤ」に出かけてみては?1930年(昭和5年)の創業からのレシピを受け継ぐ、クラシックスタイルのフランス料理をいただけます。この歴史ある空間へは、彼とおめかしして出向くと、気分がグッと盛り上がるはず。料理に舌鼓を打ちながら、折り上げ格天井を仰ぎ見れば、日本アルプス高山植物636種の見事なアートが広がります。一見の価値ありですよ。

明治から続く由緒あるホテル。今も昔も箱根のランドマーク2435931

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名園をのぞむ「菊華荘」では、伝統的な日本料理をいただけます。建てられたのは1895年(明治28年)、かつての皇室の宮ノ下御用邸であり、のちに高松宮家別邸にもなった格式のある建物。つまり、旧御用邸で食事できるんです。館内にはほかにも歴史的な場所やしつらえが多数あり、ミュージアムもあるので、ぜひ彼と一緒に館内めぐりをしてみてくださいね。明治からの時代を経てきた、富士屋ホテルにしかない魅惑のストーリーを発見できるでしょう。

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富士屋ホテル

神奈川県 / 箱根 / リゾートホテル

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
アクセス
箱根登山鉄道「宮ノ下駅」より 徒歩7分 / 小田原厚木道路「箱根口IC」より国道1号線経由20分 (11㎞)
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2. 強羅花壇

旧宮家の別邸から始まる歴史。モダンな最高級旅館

旧宮家の別邸から始まる歴史。モダンな最高級旅館2435784

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箱根を代表する高級旅館、「強羅花壇(ごうらかだん)」。箱根登山鉄道「強羅駅」から徒歩約3分、明治・大正時代の高級別荘地に、約10,000坪の広大な敷地を有する宿です。1952年(昭和27年)創業ながら、歴史をひも解くと、閑院宮載仁親王が1930年(昭和5年)に建てた夏の別邸にまでさかのぼります。別邸は大戦後、春仁親王によって宿の創業者の手に委ねられました。1989年(平成元年)の改装を経て、歴史と伝統を受け継ぎつつ、現代の快適さが加わったモダンな空間に。

旧宮家の別邸から始まる歴史。モダンな最高級旅館2435811

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客室は広大な敷地内に39室のみ。スタンダードな和室から、旧宮家の庭園に佇む一軒家の離れ「泉心」まで、さまざまなタイプが用意されています。いずれの客室も四季折々の自然に囲まれ、清浄な空気を感じさせる、ゆったりとしたつくりです。上質な素材を使った美しい日本建築で、彼と2人の時間を居心地よく満喫できるでしょう。

旧宮家の別邸から始まる歴史。モダンな最高級旅館2436505

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温泉は3本の源泉を所有し、うち2本は自家源泉です。露天風呂付きの客室で楽しめるだけでなく、大浴場や貸切風呂でも異なる風情を味わえますよ。館内にはほかにも温水プールやスパ、フィットネス、岩盤浴など、滞在を飽きさせない要素が満載です。彼と2人、湯上りに月見台で涼みながらシャンパンを傾けるのもいいですね。うっとりとした夢のようなひとときを過ごせるはず。

旧宮家の別邸から始まる歴史。モダンな最高級旅館2435787

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夕食は目にも鮮やかな懐石料理を、部屋食か食事処「花壇」の個室でいただけます。花壇は昭和初期に建てられた、旧宮家の洋館です。あちらこちらに置かれた当時の調度品や美術品など、昭和初期の貴族文化が垣間見られ、優雅な雰囲気をかもしています。最上質な空間で、丁寧に仕上げられた料理をいただき、そして心から幸せな気持ちになる。そんな心に刻まれる極上のひとときを、ぜひ彼と味わってくださいね。

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強羅花壇

神奈川県 / 箱根、強羅 / 旅館

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
アクセス
箱根登山鉄道 強羅駅より徒歩3分

みんなの過ごし方

3. 仙郷楼

15,000坪の仙石原の自然に囲まれた、閑静な癒しの宿

15,000坪の仙石原の自然に囲まれた、閑静な癒しの宿2435817

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「仙郷楼(せんきょうろう)」が開業したのは1870年(明治3年)。戦前まで仙石原は政財界の人々が集う避暑地で、仙郷楼を訪れた著名人たちは、渋沢栄一など枚挙にいとまがありません。この歴史ある宿には、新宿から直通の高速バスを利用すれば、約120分で到着します。バス通りから一歩中に入ると、日常がするっと抜け落ちていくような、15,000坪の庭園に囲まれた閑静な空間が。2008年(平成20年)に生まれ変わった仙郷楼が出迎えてくれます。

15,000坪の仙石原の自然に囲まれた、閑静な癒しの宿2436569

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39室ある客室のなかでも、特別感を味わえるのが離れ形式の別邸「奥の樹々」です。木造平屋の数奇屋づくりで、約100平米の広さがあり、白濁の源泉かけ流しの露天風呂付き。露天は寝室に続くので、朝起きて温泉に直行する夢も叶えられます。また、客室係が立ち入る和室スペースと、プライバシースペースとされる寝室がしっかり分かれているのも嬉しいお部屋です。箱根の山々を眺めながら、彼と2人でのんびり過ごすのにぴったりですよ。

15,000坪の仙石原の自然に囲まれた、閑静な癒しの宿2436564

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天候がよければ、ぜひ彼と一緒に浴衣姿で庭園を散策してみてくださいね。散策路はぶらぶら歩いて約30分。各所につけられた名前は、「美鈴の滝」「木もれ日の小路」などロマンチックで、心和む時間を過ごせるでしょう。展望スポットからは、金太郎で有名な金時山ものぞめます。彼との素敵な思い出がまた増えそうですね♡

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仙石原温泉 仙郷楼

神奈川県 / 箱根、仙石原 / 旅館

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1284
アクセス
箱根湯本駅/JR小田原駅より桃源台行箱根登山バスで仙郷楼前下車/東名高速御殿場ICより138号線で15㎞(約15分)
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みんなの過ごし方

4. 山のホテル

芦ノ湖の絶景が目の前。男爵の別邸跡に建つリゾートホテル

芦ノ湖の絶景が目の前。男爵の別邸跡に建つリゾートホテル2435829

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1948年(昭和23年)創業の「山のホテル」は、芦ノ湖と富士山をのぞむ、箱根でも屈指の景勝地にあります。もとは1911年(明治44年)、岩崎小彌太男爵が別邸を構えた場所でした。約3,000株のつつじや約300株のしゃくなげも、男爵が別邸を建てるときに植えたもの。大自然と庭園が織りなす風景は、まるで一幅の絵のようです。つつじが開花する5月、男爵は見事な庭園で園遊会を開きました。華やかな歴史に思いを馳せると、目の前の景色が一層美しさを増して見えるかもしれません。

芦ノ湖の絶景が目の前。男爵の別邸跡に建つリゾートホテル2435833

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戦後の日本文化の変革と共に、ホテルもさまざまな増改築を経ながら、洋風のリゾートホテルとして人々に広く知られるようになります。1950年代にはロマンスカーが登場し、カップルの間では山のホテルにハネムーンで宿泊するのが憧れに。今では幸い、より近しいホテルになりましたが、山のホテルらしいクラシック&オーセンティックな空間は健在です。彼と2人、ちょっぴりスイスのレマン湖畔の気分で、スローな休日を過ごしてみましょう♡

芦ノ湖の絶景が目の前。男爵の別邸跡に建つリゾートホテル2435832

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スイーツ好きのカップルならぜひ訪れたいのが、別館のデザートレストラン「サロン・ド・テ ロザージュ」です。上質な紅茶やケーキをいただけますが、中でも伝統のあつあつリンゴパイが大人気。スイーツに魔法をかけるように、目の前でソースで美しくドレッサージュしてもらえます。店は男爵が多くのゲストたちと共にボート遊びに興じた、艇庫のあった場所です。かつて華族たちも眺めた芦ノ湖の絶景を前に、彼と一緒に紳士淑女の気分を味わってみませんか?

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小田急 山のホテル

神奈川県 / 箱根、元箱根 / リゾートホテル

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
アクセス
箱根湯本駅より路線バス箱根町行きにて約40分、元箱根港下車。小田急バスタ新宿から直通高速バス有
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5. 強羅環翠楼

美しい庭園と共に、大正時代の風情を伝える強羅の老舗宿

美しい庭園と共に、大正時代の風情を伝える強羅の老舗宿2435836

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箱根登山鉄道「強羅駅」から徒歩約3分とは思えないほど、静かな庭園に囲まれた「強羅環翠楼(ごうら かんすいろう)」。1949年(昭和24年)創業ながら、その歴史はさらに古く、もとは大正初期に建てられた旧三菱財閥・岩崎家の別荘でした。今でも本館は大正時代の格式ある趣が感じられます。

美しい庭園と共に、大正時代の風情を伝える強羅の老舗宿2439471

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別荘だった頃の1928年(昭和3年)、閑院宮載仁親王が滞在した「松」や「晴旭(せいきょく)」のお部屋は、現在も当時のまま残されています。宿となったのちも訪れた著名人は数多く、昭和天皇ご夫妻も、1955年(昭和30年)に離れの「錦華亭」にご宿泊されました。往時の賓客たちも、同じ景色を愛でて癒されたはず。まるで時間が止まったような空間で彼と2人、日常を忘れ、静かに過ごすのにこれ以上の場所はないと思えるほどです。

美しい庭園と共に、大正時代の風情を伝える強羅の老舗宿2435837

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温泉は1952年(昭和27年)に宿の創業者が掘り当てたもので、強羅では第1号の温泉でした。今でも2本の源泉から湧き出る温泉を、贅沢なかけ流しで堪能できます。客室風呂のほかに、館内には男性用と女性用の露店風呂が2つあり、四季折々の自然の中で風雅な湯あみを楽しめますよ。内湯も男女入れ替え制で2つ。いずれもノスタルジックなムード満点なので、ぜひ彼と一緒に湯めぐりしてみてくださいね。

美しい庭園と共に、大正時代の風情を伝える強羅の老舗宿2435838

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華清園と名付けられた見事な庭園も見逃せません。岩崎家がかつて「庭園の中に別荘をつくった」というだけあり、すべての客室から庭を眺められます。天候に恵まれたら、彼と浴衣姿でのんびりお散歩するのがおすすめです。春夏秋冬で異なる表情を見せる庭には、百年の歳月を経た木々や、山から水を引き入れた池、強羅特有の巨石などが配されています。なだらかに続く小道を彼と一緒にただ歩くだけで、その風情に癒されるでしょう。

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6. 萬翠楼 福住

重要文化財に泊まる贅沢。明治の英傑たちも参集した宿

重要文化財に泊まる贅沢。明治の英傑たちも参集した宿2435852

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「箱根湯本駅」から徒歩約7分のところにある「萬翠楼 福住(ばんすいろう ふくずみ)」。創業は1625年(寛永2年)と、徳川家光の時代までさかのぼります。主たる建物、明治棟は1879年(明治12年)に完成し、現在は国の重要文化財です。当時、和洋折衷の建物は大変モダンでめずらしく、今となっては非常に希少となりました。幕末から明治にかけて宿に逗留したのは、徳川慶喜・福沢諭吉・伊藤博文・西郷隆盛など、歴史の教科書に名を連ねる人物が多数。「萬翠樓」という屋号は、1876年(明治9年)、木戸孝充が宿泊した際に名付けました。

重要文化財に泊まる贅沢。明治の英傑たちも参集した宿2435848

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明治棟では至るところに高度な職人技が見られます。客室の15号室には、江戸~明治期に描かれた迫力の天井画が48枚。かつての偉人たちも同じ絵を仰ぎ見ていたかと思うと、感慨深いものがありますね。掛け軸は、伊藤博文・三条実美・山水重重の直筆です。15号室は現在は文化財保護のために宿泊できませんが、同じ明治棟で泊まれるお部屋もあります。100年の歳月を経た歴史ある空間を、彼と満喫しましょう。

重要文化財に泊まる贅沢。明治の英傑たちも参集した宿2435853

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ほかにも明治棟にはレトロな雰囲気が満載です。画像は2つある明治棟のひとつ、「金泉楼」1階の入口扉。どっしりと重厚な構えに、当時の賓客たちを迎えた宿の気概がうかがえるようです。また、障子の格子や欄間、柱なども部屋によってさまざまなバリエーションがあり、職人たちの腕の見せどころだったのでしょう。ぜひ彼と細部まで目を留めて、重要文化財をじっくり鑑賞してみてくださいね。

重要文化財に泊まる贅沢。明治の英傑たちも参集した宿2435850

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宿の湯は浸かり心地が「真綿にくるまれるよう」と評されるほどのやさしい温泉で、日頃の疲れを一掃できますよ。大浴場は源泉かけ流しで、開放的な露天風呂も併設されています。客室にはひのき風呂を備えているお部屋があり、蛇口をひねれば温泉が出ます。タイムスリップしたような空間で、心ゆくまで名湯に浸かり、ゆったりと流れる時間に身を任せましょう。

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箱根湯本温泉 萬翠楼 福住

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町湯本643
アクセス
箱根湯本駅から徒歩で7分

7. 元湯 環翠楼

創業400年以上。皇女和宮も長期滞在したミュージアム級の宿

創業400年以上。皇女和宮も長期滞在したミュージアム級の宿2435857

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「箱根湯本駅」から徒歩約20分のところにある、「元湯 環翠楼(かんすいろう)」。創業400年以上の老舗旅館です。1919年(大正8年)につくられた現在の建物は、有形登録文化財に指定されています。建てられた当時、4階建ての高層の木造建築は非常にまれでした。現存しているのは奇跡的なことで、しかも再現が難しい工法や、今では入手困難な木材なども用いられています。希少な文化財を間近に見られるだけでなく、宿泊もできるなんて、なかなかすごいことですよね?

創業400年以上。皇女和宮も長期滞在したミュージアム級の宿2435861

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宿はそもそも1614年(慶長19年)、「元湯」の名で開湯したのが始まりです。水戸光圀も訪れたという記録が残されているとか。その後も宿を訪れた歴史的な人物は絶えず、皇女和宮・天璋院(篤姫)・夏目漱石・東郷平八郎・孫文など、名を挙げればきりがありません。ちなみに屋号の「環翠楼」は、定宿としていた伊藤博文の命名で、直筆の書も館内に飾られています。そんな華やかな歴史に磨かれた客室は、往時をしのばせ、とても風情ある趣です。

創業400年以上。皇女和宮も長期滞在したミュージアム級の宿2435862

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館内も鑑賞のしがいがありますよ。ミュージアムを巡るように、ぜひ彼と一緒に環翠楼のヒストリーを見て回ってくださいね。画像は最上階にある大広間「神代閣」の見事な襖絵です。大広間は63畳の広さがありながら、大黒柱を用いない特殊な工法でつくられていて、天井には神代杉が使われています。神代杉とは千年以上、地中などに埋もれていた樹齢数百年以上の杉材。この宿は唯一無二のものであふれているんです。

創業400年以上。皇女和宮も長期滞在したミュージアム級の宿2435858

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温泉は日々"湯番"によって温度などが管理され、いつでも快適に入れます。画像は「大正風呂」で、大正時代には珍しかった輸入物のタイルが敷きつめられ、洞窟風の壁面もユニークです。ほかにもカップルで入れる岩盤風呂や貸切風呂、露天風呂もあります。露天風呂では、6月になると蛍が見られることもありますよ。午後10時~翌4時までは貸切にできるので、6月なら彼と2人、のんびり露天に浸かりながら蛍待ちをしてみては?

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元湯 環翠楼

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  • 元湯 環翠楼
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住所
神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢88
アクセス
箱根登山鉄道塔之沢駅下車徒歩5分/小田原駅より当館までバスで約25分 上塔之沢(当館前)下車
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8. 松坂屋本店

明治期の皇室別荘で、三大美肌泉質を含む湯に癒される

明治期の皇室別荘で、三大美肌泉質を含む湯に癒される2435868

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「箱根湯本駅」からバスで約25分、そこから3分ほど歩くと姿をあらわす「松坂屋本店」。箱根の歴史と共に歩んできた老舗旅館です。創業は1662年(寛文2年)、徳川家綱の時代でした。歌川広重の浮世絵にも描かれ、明治期には木戸孝允と西郷隆盛の会見が行われるなど、歴史的な逸話には事欠きません。その後も大正天皇ご夫妻や、昭和には皇太子殿下も宿泊され、皇室ともゆかりの深い宿です。

明治期の皇室別荘で、三大美肌泉質を含む湯に癒される2435863

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約4,000坪の敷地内には全部で6つの館があり、全22室、それぞれ趣の異なる顔を見せてくれます。いずれの客室からも約2,000坪の庭を眺められ、非日常の風流に浸れますよ。いくつかの客室から成る「春風荘」は、1925年(大正14年)に、三菱財閥の岩崎家の別邸を移築したものです。画像のお部屋は春風荘の「雲井」で、部屋をぐるりと囲む回廊から、雄大な箱根山をのぞめます。昔のセレブの気分で、彼と2人、のんびり日本茶でもいただいてくつろぎましょう。

明治期の皇室別荘で、三大美肌泉質を含む湯に癒される2435867

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純和風の離れ「洗心亭」は、1887年(明治20年)、館内に皇室の別荘として建てられたものです。画像のお部屋はもうひとつの離れ「仰光荘」で、閑院宮載仁親王の御一家が避暑に訪れたとき、殿下の居間として増築されました。時代を経た今の世でも、ホッとくつろげる空間になっています。庭に面した足湯があり、お湯が流れ出る音や、春にはウグイスのさえずりを聞きながら、彼と2人でしっとりとした時間を過ごせますよ。

明治期の皇室別荘で、三大美肌泉質を含む湯に癒される2435866

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温泉は江戸の時代から多くの人々に愛されてきた名湯です。美肌に効果があるとされる"三大美肌泉質"をすべて含む、貴重な温泉。しかも新鮮な自家源泉をかけ流しで、贅沢に堪能できます。天候などによって微妙に色を変える神秘的な温泉でもあり、ますます美肌効果に期待が膨らみますね。画像は貸切の露天風呂。都会の喧騒から遠く離れた至福の空間で、もうこの際すべてを忘れ、彼と一緒によきお湯でひと休みひと休み。いかがでしょう?

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箱根芦之湯 松坂屋本店

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57
アクセス
箱根湯本駅よりお車にて約25分
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9. 福住楼

早川の渓谷に佇む老舗旅館。技が光る竹の建築で風流を味わう

早川の渓谷に佇む老舗旅館。技が光る竹の建築で風流を味わう2435871

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「箱根湯本駅」から車で約5分、清き早川の渓谷に、国の登録有形文化財に指定された建物が姿をあらわします。「福住楼」の創業は1890年(明治23年)。京普請の数寄屋づくりは、多棟式の木造3階建てで、当時の職人の美意識を凝縮してつくられました。とくに銘竹ばかりを使い、手間を惜しまず細工を施し、竹の美しさを存分にあらわしていると高く評価されています。福住楼を訪れた文化人は数知れず、福澤諭吉・夏目漱石・島崎藤村など、それぞれがお気に入りのお部屋を指定して逗留したそう。

早川の渓谷に佇む老舗旅館。技が光る竹の建築で風流を味わう2439738

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客室は全17室で、ひとつとして同じお部屋はありません。画像は客室「せせらぎ」。その名のとおり、早川の川音が清々しいお部屋です。湯上りには窓の出腰掛けに座り、川を見下ろしながら涼むのも心癒されそう。出腰掛けの下の引き戸を開ければ、寝ころんだまま外の緑を楽しめるのもまた風流です。彼と2人、ただひたすらのんびりするだけの旅が、とても贅沢なことだと気付かせてくれるでしょう。

早川の渓谷に佇む老舗旅館。技が光る竹の建築で風流を味わう2435869

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温泉は岩風呂や家族風呂、そして福住楼の名物「大丸風呂」で楽しめます。大丸風呂は、大きな松の幹をくり抜いてつくられたお風呂です。ロマンスカーのテレビCMで記憶している人も多いのでは?湯に映る新緑や紅葉も美しく、別世界に迷いこんだような風情ある温泉にぼーっと浸かり、しばし時間の流れを止めてみましょう。

早川の渓谷に佇む老舗旅館。技が光る竹の建築で風流を味わう2435883

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ちなみに、福住楼のシンボルは「蝙蝠(こうもり)」。蝙蝠は中国で幸せを呼ぶとされ、福が住む福住楼にふさわしいと二代目が考えました。館内のあちこちに蝙蝠をモチーフにした細工が見られますよ。彼と一緒に幸せを呼ぶ蝙蝠を見つけて、福を持ち帰りませんか?

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基本会席料理(一泊二食付・お部屋食)

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福住楼

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住所
神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢74
アクセス
箱根湯本駅より徒歩10分、車で3分
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老舗宿で紡がれる新たなストーリー

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彼と一度は泊まってみたい、箱根の老舗宿をご紹介してきました。いずれの宿にも、近代的な大型ホテルにはない、老舗宿ならではの魅力がたっぷり詰まっています。老舗宿には長い歴史に培われてきた趣があり、彼との旅にいつもと違う情緒を加えてくれるはず。また、老舗が老舗たる所以は、今も昔も多くの人々に愛されつづけてきた理由があるからです。次の休日には、心に残る異空間、箱根の老舗宿に彼と出かけてみませんか?

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