2016年04月18日
金沢市「兼六園」初めてならここだけ見て!外せない見どころスポット紹介
古都金沢は加賀百万石の伝統が息ずく美しい街。北陸新幹線開通後も人気のスポットとしてたくさんの人が訪れています。金沢の名勝兼六園に行かずに金沢は語れませんが、『広くて困る』なんて人もいるはず。今回は抑えて起きたい、兼六園の見所を紹介します。
兼六園と言えば『徽軫灯籠』と言われる程に有名!兼六園のシンボルとして絵葉書や土産物の包み紙にも登場します。人の脚のような二本脚で元は雪見灯籠として園内に配置されました。笠を被ったような美しいその姿は、モミジの古木と三位一体となり一枚の風景としてカメラに収まります。
『徽軫灯籠』の由来は、琴の糸を支える琴柱に似ている為につけられたと伝わります。片脚が石の上に乗っているのは、何かの原因で折れたかららしいのですが、その姿さえも『サムライ』の用に気品があると海外からの観光客から絶賛されています。
兼六園 徽軫灯籠の詳細情報
見事な松は兼六園内にたくさんありますが、この黒松は円錐型の雪吊りが美しく冬の風物詩として名を馳せています。琵琶湖湖畔の唐崎松の子孫に辺り、春から秋にはその優雅な枝振りを楽しめ雪の季節には真っ白な雪が降り積もると趣のある景観が楽しめるのです。
春から夏は緑が冴え冴えと美しく、訪れる人の目を楽しませてくれるのも見のがせません!!
しんしんと雪が降り積もる中、この雪吊りに真っ白な花が咲く様はまるで映画のワンシーンのようです。ジョン・レノンのイマジンを聞きながら静かに佇んでいると、自然に涙が流れてくる……そんなイメージでしょうか。
兼六園 唐崎松の詳細情報
園内で一番大きな池の周辺には 徽軫灯籠や虹橋などの名勝が並び、四季折々の美しい自然を楽しめるように配置されています。なかでも池の中央に浮かぶ『蓬来島(ほうらいじま)』は、形が亀に似ている事から『亀甲島(きっこうじま)』と呼ばれ不老長寿を表しており『加賀百万石がいつまでも繁栄するように』との願いが込められているのです。自然と一体になり、風を受けるこの霞ケ池には鯉も優雅に泳いでいるので足元に気をつけてご覧ください。
霞ヶ池のほとりに立つ内橋亭はどこから見ても
良い絵になる。 pic.twitter.com/no1KsCY5Ew
— でかにょろん (@gigamegassa) 2015, 12月 31
兼六園 霞ヶ池の詳細情報
徽軫灯籠(ことじとうろう)と並んで兼六園の名物である『根上松(ねあがりまつ)』は、根本が大地から丸見えとなる非常に珍しい景観が美しいもの。細かな根を入れると約50本近くの根が地上2mにまでせりあがっています。
この黒松は高さが15mもあり、雄大な美しい枝が左右に広がる様は圧巻。力強いこの松を見ているとなんだか元気を貰える気持になりますよ。
根上松の詳細情報
兼六園の四季を楽しむのであれば、この『花見橋』からの絶景は外せません。足下に広がる菖蒲や杜若が曲水の流れにそよぐ姿は可憐で心を洗われる気がします。四季の景観を一気に楽しめるとあり、園内でも混雑するスポット。
花見橋の紅葉 兼六町 金沢兼六町 #kanazawa #金沢市 pic.twitter.com/b1bF1p6kTw
— 世話人3 (@sewanin3) 2015, 11月 21
兼六園 花見橋の詳細情報
瓢箪のように中程が括れているこの池の中には不老長寿の神仙島を象る島が見えます。六重塔は『海石塔』と呼ばれ、金沢城にあった石塔の一部を移したともいわれています。また豊臣秀吉から前田利家公に贈与された説もあり、どちらにしても園内でもっとも古い作庭にある事で前田家の繁栄を示すものとして稀有であるといえるでしょう。
庭園に存在する滝の中でも、見た目だけでなく耳でも楽しめる庭景のひとつになります。苔むした岩肌から流れる水量も豊富でスケールの大きさに驚きますよ。
兼六園 翠滝の詳細情報
夕顔亭は安永3年に建てられてから現存する、兼六園内最古の建物です。茶亭で藩主のみが出入りしていたといわれています。
次の間に夕顔(瓢箪)の透かし彫りがある事から『夕顔亭』と名付けられたそうです。兼六園には瓢箪(夕顔)をモチーフにしたものが多く、それを探すだけでも楽しめますよ。
夕顔亭の詳細情報
園内に別荘とは大名園庭でも珍しいものですが、茶の湯に主に使われていたそうで、ここには多くの大名が客人として招かれていたそうです。廃藩で取り壊されてからは、平成12年に復元されるまでは『時雨亭(しぐれてい)跡地』とされていました。現在は煎茶や抹茶の呈茶を和菓子と楽しめる場所として旅人を癒してくれます。
金沢の菓子は上品で美しい。金箔があしらわれたこの絶妙なこの形には、職人の腕が見事なまでに表現されています。
時雨亭の詳細情報
時雨亭
野町 / 甘味処、カフェ
- 住所
- 石川県金沢市兼六町1-5 兼六園
- 営業時間
- [月] 09:00 - 16:30 [火] 09:00 - 16:30 [水] 09:00 - 16:30 [木] 09:00 - 16:30 [金] 09:00 - 16:30 [土] 09:00 - 16:30 [日] 09:00 - 16:30 ■ 営業時間 受付は16時まで ※ 12:30~13:00までの間、清掃なとの為 呈茶は行っていません ■ 定休日 年末年始(12月29日から1月3日まで)
- 平均予算
- ~¥999
北鉄バス 兼六園下(けんろくえんした)バス停から徒歩約3~5分
野町駅から1,782m
毎年12月31日から1月3日までは無料開放。 元旦まで開園しているので、真夜中や早朝の初詣帰りにも静かな兼六園が楽しめます。春は満開の桜、秋には真っ赤な紅葉が楽しめ、冬は雪景色がそれまた美しい風景を楽しめる。兼六園は、自分自身がガイドブックになり、新たな発見を楽しみながら一つ一つを感じて欲しい。何度訪れても再発見がある、そんな兼六園に一度足を踏み入れればその美しさの虜になるのは必然なのです。
文化財指定庭園 特別名勝 兼六園
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兼六園の詳細情報
兼六園
- 住所
- 石川県金沢市兼六町1
- アクセス
- 兼六園下・金沢城バス停 徒歩 3分 金沢駅 バス 15分 北陸鉄道路線バス、城下まち金沢周遊バス、兼六園シャトル 金沢駅 車 10分 武蔵ヶ辻・近江町バス停 バス 20分 金沢ふらっとバス材木ルート 兼六園下バス停 徒歩 3分 金沢東IC 車 20分
- 料金
- 【料金】 大人: 320円 子供: 100円 6歳から17歳 その他: 障がい者・65歳以上無料、要証明書
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