2016年07月17日

カレーを混ぜてから食す!日本最古のインド料理店・銀座「ナイルレストラン」

カレーを混ぜてから食す!日本最古のインド料理店・銀座「ナイルレストラン」

日本最古と言われているインド専門店が、東京・銀座にあるのをご存知でしょうか。しっかりと混ぜて食べる「ムルギーランチ」が評判の「ナイルレストラン」は、1949年に誕生しました。日本とインドの親善を深めるために活躍していた初代A.M.ナイル氏が開業したこのお店は、現在2代目が引き継いで名物店主として人気を集めています。

混ぜて食べるカレー!?

「ナイルレストラン」料理 677832 チキンの骨を外してくれます。

出典:あすかりんさんの投稿

カレーはルーを少しずつ絡めながら食べるという人がほとんど。ですが、混ぜるカレーもあるって知ってました?「ナイルレストラン」ではカレーを混ぜて食べるのが当たり前。店主が「マジェてマジェて(混ぜて混ぜて)」と勧める通りに、ぜひ混ぜて食べてください!

お店は江戸情緒が残る歌舞伎座のすぐ近く

お店は江戸情緒が残る歌舞伎座のすぐ近く665343

「ナイルレストラン」は江戸情緒が残る歌舞伎座のすぐ近くにあります。現在は「歌舞伎座タワー」として、驚くべき高さを誇っており、昔の歌舞伎座のイメージがある人はビックリしてしまうかも。

お店は江戸情緒が残る歌舞伎座のすぐ近く665347

歌舞伎座の入口部分には江戸らしさが残っています。「ナイルレストラン」の最寄り駅は、東京メトロ日比谷線もしくは浅草線の東銀座駅。駅からは徒歩1分と好立地にあります。

昭和通り沿いの、真っ赤なテント風暖簾と像が目印

昭和通り沿いの、真っ赤なテント風暖簾と像が目印665351

出典:

赤と金色に塗られたテント風の暖簾は、遠くからでも目立つ色合い。銀座で70年以上、その移り変わりを見てきたのですね。

昭和通り沿いの、真っ赤なテント風暖簾と像が目印665354

出典:

初代A.M.ナイル氏はインドの独立運動にも参加しており、日本に留学した経験を持ちます。その後も様々な活動を経て、日印平和条約の締結にも貢献した名士です。1990年に亡くなられたあとは、2代目の現店長と3代目が店を盛り上げています。

「ナイルレストラン」外観 677904 入り口のドアにも歴史を感じます

出典:なまらうまいさんの投稿

店内はまるでギャラリー!ナイルレストランの歴史を感じよう

「ナイルレストラン」内観 665358

出典:ハツさんの投稿

店内は様々な顔を持っており、豪華なレストラン風の座席もあれば、壁際一面にグッズや本などが並んだ席もあります。

「ナイルレストラン」内観 677954

出典:ファビアンさんの投稿

「ナイルレストラン」内観 665367 店内はピンク色が基調

出典:キターブさんの投稿

初代A.M.ナイル氏および2代目のG.M.ナイル氏の著作本や、お店オリジナルのレトルトカレーも取り扱っています。まるで「ナイルレストラン」の歴史を表したギャラリーのよう。

名物「ムルギーランチ」を強烈にプッシュ!

普通のお店であれば「何になさいますか?」と聞かれるところ、このお店では「ムルギーランチ、オススメデス。」と、名物料理を強烈にプッシュしてきます。メニューの種類は豊富なので、他の料理を食べたい人は勇気を出して希望の料理を注文しましょう。

まずお水と一緒にメニュー表が運ばれて来るのですが、メニューはたくさん書かれていても、「ムルギーランチ、オススメデス。」とそれ以外は注文できない。というのは有名な話(笑)でも、ここのスペシャリテですから、初めてならその流れに乗るのがベストです。

出典:『全てが独特!名物はムルギーランチ。好みあっても一度は食べておく価値ありですよ』by あすかりん : ナイルレストラン - 東銀座/インドカレー [食べログ]

「ナイルレストラン」内観 665855

出典:驢馬人さんの投稿

実はディナータイムでも料理名は「ムルギーランチ」と呼ぶのだとか。そして、こちらが名物店長のG.M.ナイル氏。とてもフレンドリーで、朗らかに会話をしてくれるので店長に会うのを楽しみにしている人も。店長が話す「混ぜて」が「マジェて」に聞こえるので、このお店では「マジェ」という言葉が一般的になりました。

名物「ムルギーランチ」の登場!

「ナイルレストラン」料理 677930 ムルギーランチ

出典:トリプル銀座さんの投稿

こちらが「ムルギーランチ」です。1949年の開業以来守り続けている味で、イエローライスに温野菜、そしてカレールーに大きな肉が乗っています。

「ナイルレストラン」料理 677932

出典:ハツさんの投稿

ここでスタッフから、鶏肉から骨を取り分けてよいかと尋ねられますのでお任せしてみましょう。自分で行うとルーがハネたりするのが心配なので、手早くカットしてくれるのは嬉しいですね。

「ナイルレストラン」料理 677918

出典:norikitaさんの投稿

鶏肉をカットしたらマジェマジェタイム!

「ナイルレストラン」料理 677941

出典:カレーマン@koking_nowさんの投稿

鶏肉がほぐれた状態の「ムルギーランチ」を指示通り、マジェマジェします。しっかりと混ぜた方が美味しいという意見も多かったので、ためらうことなく混ぜてみましょう。

実際に混ぜてから一口食べてみると、カレーのうまみに野菜の甘さが加わって、鶏肉のジューシーな食感、…おいしいです!! これはクセになる味ですね。

出典:『【東銀座】ごちゃ混ぜがウマい!名物ムルギーランチは噂通りの絶品だった。「ナイルレストラン」』by ハツ : ナイルレストラン - 東銀座/インドカレー [食べログ]

「ナイルレストラン」料理 677946

出典:ハツさんの投稿

鶏肉はじっくりと煮込まれており、ジューシーさも残る素晴らしい仕上がり。ライスと野菜そしてルーと鶏肉を混ぜることで、全ての食材が見事に融合するのですね。これは混ぜないで食べるのは、もったいないかもしれません。

何時間も煮込んだ鶏ももはとても柔らかい.... 自分でも料理を少しはするけれど、単に長く煮ると味が出て出し殻の様にパサパサになっちゃうことがあるけれど、さすがにそんな気配は微塵もなく、とても美味しい...

出典:『有名店で、前は何度か通りましたが入ったことはありませんでいた。 一度は行くべきと思い、ある土曜の昼』by 怪しい探麺隊 : ナイルレストラン - 東銀座/インドカレー [食べログ]

使用しているお米は、まさかの岩手米

「ナイルレストラン」その他 665413 二代目店主のG.M.ナイルさん

出典:sakana_さんの投稿

少し驚いたのはインディカ米ではなく、岩手米を使用していること。ポスターにも2代目店主の顔が広告として登場していました。テレビに出演することもあるのだとか。

「ムルギーランチ」以外も注文してみましょう

「ナイルレストラン」料理 665419

出典:ゆ~すけさんの投稿

「パッパル」。お通しとして出される煎餅で、サックリとしたおつまみで。

「ナイルレストラン」料理 665423 カバーブで一杯

出典:超力招来さんの投稿

「カバーブ」。肉団子のような形状で、ネットリとした口当たり。カレー風味でビールにもピッタリ。

「ナイルレストラン」料理 665427 卵カレーライス。二つに切ったゆで卵が入っています

出典:キターブさんの投稿

ルーとライスが分かれた、普通のインドカレーも用意されています。

ドリンクはやっぱりインド産のものを

「ナイルレストラン」ドリンク 665429 ●シミュレーション▶︎【12】3点セットで記念撮影!

出典:Medyさんの投稿

インド料理を満喫するなら、やはりアルコールドリンクのインド産のものにこだわりたいところ。インドビールやインドワイン、インドウィスキーなどもあります。

「ナイルレストラン」ドリンク 665431

出典:ゆ~すけさんの投稿

ナイルレストランの味を、ご自宅でどうぞ

「ナイルレストラン」その他 665435

出典:share_rideさんの投稿

店内のギャラリーに飾られているレトルトカレーは購入OK。ビーフカレーにチキンカレー、キーマカレーの3種類が販売されています。

「ナイルレストラン」メニュー 665438 カレー粉も店頭売りしています

出典:キターブさんの投稿

味や具材にこだわる人は「インデラ・カレー」というカレー粉を購入してみてはいかがでしょう。「ナイル・ギー」という食用油脂も用意されています。

ナイルレストランの詳細情報

5000

ナイルレストラン

東銀座、銀座、銀座一丁目 / インド料理、インドカレー

住所
東京都中央区銀座4-10-7
営業時間
[月]  11:30 - 21:30 [火]  定休日 [水]  11:30 - 21:30 [木]  11:30 - 21:30 [金]  11:30 - 21:30 [土]  11:30 - 21:30 [日]  11:30 - 20:30(L.O. 料理20:00) [祝日]  11:30 - 20:30 [祝前日]  11:30 - 21:30 [祝後日]  11:30 - 21:30 ■ 定休日 他に第1第3水曜日
定休日
火曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

どこからともなくカレーの香りが漂ってきそうな「ナイルレストラン」。日本最古の味を一度は試してみたいもの。もちろん名物店主との掛け合いも楽しみの一つ。おすすめ通り「ムルギーランチ」をマジェマジェして食べてくださいね。

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