水路がめぐる美しい城下町。岐阜「郡上八幡」の名物グルメ8選

長良川の上流に位置する郡上八幡は山あいの美しい城下町です。真夏でも山の緑がすがすがしく、足元には清らかな水路が流れています。しだいに暮れていく古風な町の中をゆったり歩くのはとってもいい雰囲気。

郡上八幡といえば、7月中旬～9月初旬まで32夜を踊り続ける「郡上おどり」が有名です。中でも朝まで踊り続ける徹夜踊りの期間は、全国からたくさんの観光客が訪れ、郡上八幡の街は一年で一番の賑わいを見せます。朝までバテずに踊り続けるには、踊りがはじまる午後8時までにしっかり食べておくのが秘訣ですよ！

街歩きにぴったりな“ちょい食べグルメ”や、踊りの前の腹ごしらえにおすすめな“しっかりご飯”まで、郡上八幡のおいしいものを紹介していきますね。

郡上八幡駅から歩いて8分ほど、商店街の中にあり、観光シーズンには人だかりができる精肉店です。お目当ては飛騨牛ミンチのコロッケ。ジャガイモのほくほくさと玉ねぎの甘みがいい感じで、下味がしっかり付いているのでビールのお供にも最高です。アツアツを食べれば、何個でも食べられそう。郡上おどりのベテランたちは、踊りながらひょいとつまんでまた踊りに戻っていくそうです。

吉野川沿いにあるカフェで、パニーニなどをテイクアウトできます。オーガニックコーヒー、ソフトクリームもあり、食べ歩きにちょうどいいです。

吉野川にかかる宮ヶ瀬橋のたもとにある人気のだんご屋さんです。米粉100％の小ぶりの団子に、ザラメと醤油で作ったタレをサラッと塗って香ばしく焼き上げています。70年も続くお店で地元の人もよく買いに来ます。

郡上八幡のメイン通りにあるジェラート店。地元の野菜やフルーツを使った手作りジェラートが楽しめます。ショーケースには10種類以上のジェラートが並んでいてとっても涼しげ。Sサイズで2種類を、Mサイズで3種類のジェラートを選べます。

郡上八幡では6月から10月中旬ごろまで、天然アユがいただけます。郡上おどりの期間中はまさに鮎シーズン真っ最中。新橋の近くにあるこちらのお店では、塩焼きだけでなく鮎フライなどいろいろなお料理でアユを堪能できます。

郡上八幡でも珍しい、郡上そばを100％つかったおそばをいただけるお店です。自家製粉したそば粉は甘みがつよくて、のど越しはつるつる。特に、岐阜のブランド鶏を使った「古地鶏と合鴨の石焼御膳」がおすすめ。歯ごたえとコクのある奥美濃古地鶏を溶岩プレートで焼いて、そばツユにつけてそばと一緒に食べるともう最高です。

郡上八幡旧庁舎記念館より徒歩5分の場所。地元の野菜をたっぷり使ったフレンチベースの創作料理のお店です。食感がふしぎなビストロエビフライは夜の人気メニュー。このパリパリ感を一度は味わってみて。野菜はいとしろ高原や美濃白川の農家から無農薬野菜を仕入れており、甘みがあって歯ごたえも抜群です。

旧城下町のほぼ中心、バスが発着する郡上八幡城下町プラザの隣にあるうなぎ屋。創業130年以上の老舗です。愛知県三河一色のうなぎを、敷地内の井戸から汲み上げた名水で仕立て、炭火で関西風にパリっと焼き上げます。タレは濃い目でご飯が進みます。

水のいいところはおいしいものが多いと言われます。郡上八幡の夏は食べておきたいグルメが目白押しです。夜の郡上おどりで町中が熱気に包まれる前に、水の流れを眺めつつしっかり食べておきましょう。夜明けまで踊るにはパワーが必要ですよ♪