名古屋市科学館は、白川公園内にある総合科学博物館です。名古屋市の市政70周年を記念して作られ、「みて、ふれて、たしかめて」がテーマ。いろいろな実験・実演ショーがおこなわれているので、理系に興味のない子どもでも入りやすい。館内は「天文館」、「理工館」、「生命館」の3つからなり、自然界の不思議な現象をさまざまな展示で紹介しています。
2016年04月18日
科学の力に大興奮!「名古屋市科学館」で遊んで学ぼ♪
子どもと一緒のお休み、どこに行こう?ショッピングや公園もいいですが、子どもの知的好奇心を引き出すお出かけ先はいかがですか。名古屋市科学博物館は、理系の頭を育てるのにぴったり。ふだんは見られないような、子どもの反応が見られますよ。
世界最大級の光学式プラネタリウムと、プロジェクターがコンピューター制御で星空を投影するブラザーアース。限りなく本物に近い星空は迫真の映像です。映像も高精密ですが、音響システムも専用設計されたもの。日本の技術の最高峰が集まった、未体験のプラネタリウムです。
あまり知られていませんが、ネット予約できます。公式サイト内の「名古屋市電子申請サービス」より、開催日3~1週間に受付、次の金曜に結果がメールで来ます。受付組数は、プログラム1回あたり最大10組(1組5名以内)と狭き門ですが、やってみる価値はあります。
理工館5階の極寒ラボでは、防寒服を着て-30度の部屋に入ります。わずか5分間の体験ですが、顔が固まるほどの寒さです。頭上ではオーロラの全天周映像が流れているので、美しさを堪能しつつ極北を体感しましょう。流氷の実物展示もあります。
竜巻ラボでは、人工的に竜巻とおなじ空気の渦を作ります。床から噴き出した霧が次第にフロア内を登って、高さ9mの竜巻になる場面は圧巻です。自然現象を科学的に見ることができ、子どもが自然へ興味を持つきっかけになります。整理券は不要なので、1日3回の実演時間に理工館3階へいきましょう。
水のひろばは、理工館の2~3階にあります。大きな水の装置を使って、雲が雨になり、雨が川へと流れて雲になるしくみが、楽しく紹介されています。スペースいっぱいに実験装置が並び、水鉄砲などの楽しいアイテムもあるので、未就学児でも夢中になります。
サイエンスステージは天文館の4階です。実験ショー専用の部屋で、照明や音響、解説用プロジェクターなどがそろっています。マイナス196度という極低温の液体窒素でゴムボールやお花を一瞬で凍らせる実験など、見てびっくりするものばかり。次々あたらしいショーが開発されているので、何度行っても楽しいです。
ショーは約20分間。立見席まで含めて約80人が入れる部屋です。整理券不要なので、1日3回、時間になったら集まりましょう。
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天文館の5階にある、「宇宙のすがた」展示もおすすめです。星や月、宇宙についてさまざまな角度から学べます。「宇宙線をみる」展示では、箱の中で宇宙船の通ったあとが青白く光るラインになって見えます。こんなに多くの宇宙線が自分の体も通っているのかと、びっくりしますよ。ビジュアルで見ると、子どもも実感しやすいのです。
生命館 2階には、マプサウルスの全身骨格が展示されています。全長約13mの世界最大級の肉食恐竜で、親子が並んでたっています。こちらは、本物の化石そっくりのレプリカでできた復元骨格です。本物はアルゼンチン・ネウケン州で発見されました。実はテレビ出演をしたこともあるこの親子。2013年に、ドラマ「ガリレオ」のロケで使われたのです。
名古屋市科学館の詳細情報
名古屋市科学館
- 住所
- 愛知県名古屋市中区栄2丁目17-1 白川公園内
- アクセス
- 地下鉄伏見駅から徒歩で5分
- 営業時間
- 9:30〜17:00 入場は16:30まで
- 定休日
- 月曜日(祝日振替休日の場合は翌日)・毎月第3金曜日(祝日の場合第4金)・年末年始
- 料金
- 子供 0円 中学生以下無料 高校生 500円 展示室とプラネタリウム・展示室のみ200円 大学生 500円 展示室とプラネタリウム・展示室のみ200円 大人 800円 展示室とプラネタリウム・展示室のみ400円
名古屋市科学館は、展示に工夫があり、どれもおもしろい。しかし広すぎて、子どもは疲れてしまうかもしれません。1日ですべての展示を見ずに「今日はココ!」と、テーマを決めていくのもいいですよ。いけなかった分は、次回のお楽しみに残しておきましょう。