2016年12月19日
和歌山に竜宮城!?亀の船がいざなう「ホテル浦島」がすごい
和歌山県にまるで竜宮城のようなホテルがあるのをご存知ですか?その名もまさしく「ホテル浦島」。そのホテルは、和歌山県を南下した本州最南端にほど近い那智勝浦(なちかつうら)町にあります。ホテルといえどエンターテインメント性抜群!生マグロに、洞窟風呂、日本一のエスカレーター…などなど、気になるワード盛りだくさんの「ホテル浦島」。その魅力に迫ります。
美しい太平洋の白波と、日本三名瀑の一つ「那智の滝」で知られる那智勝浦町。海と山の神々が鎮まるこの場所は、豊富な湯量で知られる温泉、風光明媚な景勝地、日本一の水揚げをほこるマグロなど、旅を彩る条件をもれなく満たした一大観光地です。
そんな那智勝浦のなかでも、ひときわ異彩を放つ旅の宿が「ホテル浦島」です。訪れた人は、まず美しい勝浦湾に面したホテル浦島の外観に圧倒されます。波打ち際ぎりぎりに建つ3棟の建物のほか、小高い山の上に建つ「山上館」もすべてホテル浦島の一部。3000人分の客室を持つという超巨大な温泉宿です。まるで島がホテルに改造されているかのよう!
ホテル浦島(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)
— ヒロ@八ミツ (@LTD_EXP_AZUSA95) 2015年1月5日
島1つがホテルになってる。岩盤くりぬいてるし、送迎は船。スケールの大きさにびっくりする。温泉が6か所。天海の湯からの太平洋の眺め、遙峰の湯からの夕日は素晴らしい眺め。玄武洞がおすすめだよ! pic.twitter.com/miywFGU8ZC
ホテルへは専用の船で向かいます。乗船場で待っていると、ホテルの方向から・・・
なんかカワイイのがキターー!!
ホテル浦島の名物といえばこの「スペースウォーカー」。1階から終点の山上館まで全長154mもの道のりを上がっていきます。傾斜角度は30度、高低差77mは日本一!所要時間はなんと5分45秒もかかるというから驚きです。熊野灘の眺めを満喫できるので、あっという間ですよ。
南紀勝浦温泉 ホテル浦島 ギネス級エスカレーター - YouTube
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ホテル浦島はあまりにも広いので、各館内を移動するときは延々と続く長〜いトンネルを歩いていきます。通路の真ん中が色分けされているのは、迷子防止のライン。色ごとに行き先がわかるようになっているそうです。いかに広いかよくわかりますよね!
ホテル浦島には、忘帰洞、玄武洞、ハマユウの湯、滝の湯、磯の湯、遥峰の湯、貸切露天風呂と7つものお風呂があります。もちろんすべて名湯勝浦温泉の源泉かけ流しです。
ホテル浦島の7つの湯のうち、特に有名なのが「忘帰洞」「玄武洞」の2つの洞窟風呂です。どちらも天然の洞窟のなかに温泉が湧き出しているというきわめて珍しいお風呂で、全国からやってくる宿泊客の最大の目的がこの洞窟風呂です。
「忘帰洞」の名の由来は、大正時代に紀州藩徳川家のお殿様がこの温泉につかったおり、「帰るのを忘れさせるほど心地よい」とほめたたえたことから名付けられたそうですよ。
泉質は硫黄を含んだナトリウム・カルシウム塩化物泉で、神経痛、疲労回復、消化器病、皮膚病、糖尿病などに効果があります。
毎日入りたいー#ホテル浦島#玄武洞 pic.twitter.com/43Z5s48PLW
— R* (@ringo12061989) 2015年5月22日
洞窟は幅25m、奥行き50mにもなるそうです。隆起した海底の土地を、風や波が長い時間をかけて侵食し、巨大な洞窟が誕生しました。平安末期のころから有名な温泉だったようで、熊野詣の帰りに貴族たちが疲れを癒したと伝えられています。
どちらも眺めが最高です。
ホテル浦島には共同風呂のほかに完全予約制の貸切風呂があります。
岩風呂と樽風呂の2種類があり、もちろんどちらも源泉かけ流しです。
太平洋の大海原を眺めながらゆったりと湯舟につかる・・・お殿様にでもなったようなぜいたくな気分です。
何とかホテル浦島の5つ全ての温泉巡りをしてきました(^^;
— 古橋@8月13日~19日北海道(1回目) (@nagoyaobata) 2016年6月25日
湯あたりしないように入浴時間を短めにしながら入ったけど、短時間で全ての湯に入るのは意外としんどかった…
写真は撮れないけど洞窟温泉は凄かったです! pic.twitter.com/T5DpysDi9x
ホテル浦島にはオリジナルの温泉スタンプカードがあります。3カ所以上に入湯してスタンプを押すと景品がもらえる特典付き!これが目当てで、早い時間にチェックインして湯めぐりをするお客さんもいるそうですよ。
当然といえば当然なのですが、勝浦湾沿いに建つロケーションを活かし、客室はすべてオーシャンビューとなっています。
那智勝浦といえば近海でとれる新鮮な生マグロが有名です。那智勝浦は生マグロの水揚げ量日本一!冷凍マグロにはない甘く香り豊かな赤身を堪能できるのが生マグロなんです。
ホテル浦島ではこの生マグロを一頭買いし、バイキング会場で豪快に解体していきます。
さばいたマグロは山盛りの刺し身やにぎり鮨となってテーブルへ。バイキングなのでもちろん食べ放題!
バイキングもいいけど、家族でしずかに個室で食事をしたい・・・そんなときには、豪華懐石料理を専用の個室でいただけるコースもばっちりあります。
生マグロはもちろん、新鮮な貝の盛り合わせや、伊勢海老の刺し身など、バイキングではいただけない特別メニューがずらりと並びます。
公式詳細情報
那智勝浦温泉 ホテル浦島
和歌山県 / 那智勝浦 / 旅館
- 住所
- アクセス
- JR紀勢線 紀伊勝浦駅から徒歩6分で桟橋へ。更に専用ボート又は、シャトルバスで5分 詳しくは交通案内ページをご覧ください
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
熊野三山(くまのさんざん)は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称です。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する素晴しい神社です。
資産紹介 - 熊野三山|世界遺産を知る|和歌山県世界遺産センター
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ホテル浦島からほど近い太地町のくじら博物館は、くじらと馴染みの深い太地町ならではの施設。こちらでは大変めずらしい「くじらショー」を見ることができるんです!
太地町立くじらの博物館
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南紀マリンレジャーサービス
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せっかく和歌山に来たのですから、この地方の名物「めはり寿司」をぜひ食べてください!
もともとは畑仕事の際のお弁当として普及したものでした。ソフトボール大のおむすびを高菜でくるんだ寿司の姿に「目を見張る」ことから、「めはり寿司」という名がついたそうですよ♪
めはり寿司 二代目の詳細情報
ホテル浦島と周辺のおすすめ観光スポットをご紹介しました。洞窟風呂に生マグロ食べ放題、ホエールウォッチングなどなど、この地方でしか味わえない魅力がたくさんありますよね。和歌山への旅を計画しているなら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?