2016年08月31日
秋を感じる♪東海3県のおすすめ紅葉スポット10選
愛知・岐阜・三重の東海3県は日本の真ん中に位置しているため四季のバランスが良く、秋になると鮮やかな紅葉が各所に現れます。今回は、そんな東海3県の紅葉スポットの中から特におすすめの場所を厳選してご案内。夜のライトアップが美しい紅葉スポットや、ロープウェイに乗りながら紅葉が鑑賞できてしまうスポットなど、東海地方ならではの秋の風景を満喫してくださいね♪
紅葉前線のスタート地点は北海道の旭岳を頂点とする大雪山系。標高1500m付近に生育している広葉樹が9月上旬から徐々に色づき始めます。その後、本州の広葉樹を赤や黄色に変化させながらじわじわと南に進み、本州・四国の太平洋側や九州の南部にゴールするのが12月上旬ごろ。紅葉前線のスタートからゴールまでは、だいたい3ヶ月間ほどかかる計算になりますね。
標高が高く寒い場所や三重県南部の温かい場所を除き、東海3県エリアの主な紅葉スポットが色づき始めるのは11月上旬から。そして見頃のピークは、おおむね11月中旬~11月下旬ごろとなっています。『東海3県の紅葉は勤労感謝の日(11月23日)の前後が見頃』と覚えておくと良いでしょう。
ここからは、東海3県のおすすめ紅葉スポットのほか、合わせて立ち寄りたい観光スポットやグルメ情報なども織り交ぜながら詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
愛知県豊田市の足助町(あすけちょう)にある「香嵐渓(こうらんけい)」は、東海地方を代表する紅葉スポット。矢作川の支流「巴川(ともえがわ)」に沿って4,000本ものモミジ・カエデが立っていて、紅葉シーズンになると大勢の観光客で賑わいます。足助観光協会主催のもみじまつりは例年、11月1日~11月30日の一ヶ月間にわたって開催されます。
香嵐渓の紅葉は11月上旬から色づき始め、ピークを迎えるのは例年11月中旬から11月下旬にかけて。もみじまつりの期間中は日没~21:00までの間ライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な風景が広がります。コンパクトカメラの場合は「夜景モード」で写真を撮るとキレイな仕上がりになりますよ。
そのむかし愛知県と長野県を結ぶ街道の宿場町として栄えた足助町には、いまでも古い町並みが残っています。白壁の土蔵や、年代を感じさせる格子戸、以前は銀行だった重厚な建物などが並んでいて、江戸から昭和にかけての雰囲気に包まれます。
念願の足助町。たんころりん見てきました。
— kota (@kotaaaaa55) 2016年8月8日
こんなに無心になってシャッターを切ってたのは初めてってぐらい素敵な町でした。
気づいたら2時間たってた。笑 pic.twitter.com/aAEoFh7aSx
【電車・バス】
・名鉄名古屋本線『東岡崎駅』から足助行きバスで約70分『香嵐渓』バス停下車
・名鉄豊田線『浄水駅』から、とよたおいでんバス百年草行きで約60分『香嵐渓』バス停下車
・名鉄三河線『豊田市駅』から名鉄バス足助行きで約45分『香嵐渓』バス停下車
【車】
東海環状自動車道『豊田勘八IC』下車。国道153号を飯田方面へ約13㎞。
観光客向けの有料駐車場が町内に多数あり。もみじまつり期間中(11月)は臨時駐車場が設けられます。
香嵐渓の詳細情報
香嵐渓
- 住所
- 愛知県豊田市足助町
- アクセス
- 東岡崎駅 バス 70分 香嵐渓下車 猿投駅 バス 40分 香嵐渓下車 名古屋IC 車 70分 豊田勘八IC 車 20分
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紅葉の名所を歩くデートへ♡もみじまつりも楽しめる愛知「香嵐渓」が素敵!
足助観光協会
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愛知県瀬戸市の市街地から少し東に入ったところ、愛知高原国定公園内の静かな山の中に位置しているのが「岩屋堂公園(いわやどうこうえん)」。天然の大きな岩のほこらである岩屋堂を中心に、名古屋市内が一望にできる展望台や、大きな滝などがあり、子供から大人まで楽しめる自然豊かな場所になっています。
園内を流れる鳥原川沿いに橋が架かっていて、紅葉との相性がバッチリ。ライトアップされる17:30~21:00の時間帯が狙い目です。瀬戸市観光協会主催のもみじまつりは例年11月1日から11月30日まで(ただしライトアップは11月中旬から11月下旬までなので注意)。
今日はたくさんのいい景色を切り取れました
— Silver Photo (@_silver_photo) 2015年11月21日
岩屋堂公園、もみじまつり(紅葉ライトアップ) pic.twitter.com/A5LW1nIz8f
【電車】
名鉄瀬戸線『尾張瀬戸駅』から名鉄バス『しなのバスセンター』下車、瀬戸市コミュニティバス岩屋堂線に乗り換え『岩屋堂』下車徒歩すぐ。
【車】
東海環状自動車道『せと品野IC』から国道248号経由約5分。
紅葉シーズンは臨時駐車場あり。案内板や係員の指示に従ってください。
岩屋堂公園 - せとまるっとミュージアム 瀬戸市観光公式サイト
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「鳳来寺山(ほうらいじさん)」は標高695m。愛知県新城市(しんしろし)を代表する景勝地で、山腹一帯に広がる常緑針葉樹と落葉広葉樹とのコントラストが美しい紅葉シーズンは多くの観光客が訪れます。11月上旬から色づき始め、ピークは11月中旬から11月下旬。表参道の石段は1,425段もあるので、無理せずゆっくり登りましょう。
例年11月1日から11月30日まで開催される「鳳来寺山もみじまつり」は、竹筒に入れた千本のろうそくを灯し参道一帯をライトアップしたり、軽トラ物産市が催されたり、大道芸などのショーが行われたりと、多彩なイベントが企画されるのが大きな特徴。年に一度の、新城市あげての一大イベントなのです。
緑色のままの常緑樹と紅葉のコントラストが「鳳来寺山」の魅力。秋は紅葉にばかり目が行ってしまいがちですが、背景の緑があるからこそ季節の移ろいが強く感じられます。
【電車】
JR飯田線『本長篠駅』からバス約8分『鳳来寺』下車徒歩約20分。
【車】
東名高速道路『豊川IC』から約50分。
三遠南信道『鳳来峡IC』から約20分。
「鳳来寺山」パークウェイの山頂駐車場(8:00~18:00)を利用。
新城市観光協会 − トップページ
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岐阜県高山市の「乗鞍(のりくら)スカイライン」は、標高1,684mの平湯峠から標高2,702mの畳平(たたみだいら)までを結ぶ総延長14.4kmの山岳観光道路。標高差が大きいので、紅葉の色の変化、グラデーションを楽しむことができるのが特徴です。例年9月下旬から色づき始め、10月上旬から10月中旬にかけてがピークです。
「乗鞍岳」といえばダイナミックな「雲海」が見られることで知られています。とくに9月下旬から10月中旬にかけては紅葉とセットで楽しめる期間になっていて、プロアマ問わず、多くのカメラマンが集まります。日常生活では決して味わうことができない感動をどうぞ。
「乗鞍岳」の大自然に圧倒されたあとは、高山市の「古い町並み」で心と体をクールダウンさせましょう。江戸時代から明治時代にかけての風情が残る町並みには、造り酒屋や伝統工芸品のお店、駄菓子屋さん、老舗の蕎麦屋などがズラリ。フランスのミシュラン社が発行している観光ガイドブックで『飛騨高山』が三ツ星を獲得したのをきっかけに外国人観光客が急増し、国際的な観光地として賑わっています。
手打ちそば恵比寿の詳細情報
手打ちそば恵比寿
高山 / そば、日本料理、食堂
- 住所
- 岐阜県高山市上二之町46
- 営業時間
- [月] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30) [火] 定休日 [水] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30) [木] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30) [金] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30) [土] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30) [日] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30)
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
「乗鞍スカイライン」はマイカーの通行が規制されているため、終点の「畳平」まではバスかタクシーを利用。マイカーを「ほおのき平駐車場」か、平湯温泉の「あかんだな駐車場」に置き、畳平行きのシャトルバスに乗り換えるのが一般的なアクセス方法です。
平湯温泉⇔(15分)⇔ほおのき平⇔(45分)⇔乗鞍山頂・畳平
アルピコ交通のシャトルバスの運行ダイヤは時期や天候によって細かく変わるので、必ず事前に公式HPで確認してください。
上高地・乗鞍地区 バス路線ご案内
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乗鞍情報 | 飛騨乗鞍観光協会
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岐阜県土岐市(ときし)にある「曽木公園(そぎこうえん)」は知る人ぞ知る紅葉の名所。「飛騨・美濃紅葉33選」の一つに選ばれています。例年11月中旬から11月下旬にかけてが紅葉のピークですが、とくに夜が美しく、日没と同時に多くの「曽木公園ファン」が詰めかけます。
とにもかくにもライトアップ。「曽木公園」といえばライトアップです。もちろん昼間の紅葉もキレイなのですが、園内の池に映る「夜の逆さもみじ」は別格。鳥肌ものなんです。例年、「曽木公園」のライトアップは11月中旬から11月下旬にかけての10日間前後の日程で行われます(詳しくは、「曽木公園ライトアップ実行委員会」の公式HP等で確認してください)。
【電車・バス】
ライトアップの期間中、JR土岐市駅から臨時の市民バスが運行されます。
往路2本・復路2本。市内各地を巡回し、乗車時間は約1時間。
【車】
土岐市中心部から車で約30分。
駐車場は公園付近に約600台分あり(無料)。
曽木公園もみじライトアップ実行委員会公式ホームページ(逆さもみじ、紅葉で有名)
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岐阜県多治見市にある「永保寺(えいほうじ)」は臨済宗南禅寺派の寺院。「虎渓山(こけいざん)」の山号(さんごう)で親しまれ、室町時代に建立された観音堂と開山堂が国宝に指定されているなど岐阜県を代表する古刹となっています。紅葉するのはモミジ、イチョウ、コナラ、アベマキなど。例年11月上旬に色づき始め、ピークは11月中旬から11月下旬までです。
こちらは「心字池」。その池に架かっている橋は「無際橋(むさいきょう)」です。煩悩にまみれた世界と煩悩から解放された世界を結ぶ橋だとされ、一般の参拝客も渡ることができるんですよ。
【電車・バス】
JR多治見駅南側のバスのりばから東濃鉄道バス(とうてつバス)の「久々利線」に乗り、『虎渓山』バス停で下車。徒歩約5分。
【車】
中央自動車道「多治見IC」より約5分。
県道381号線から永保寺の入口に向かう途中に駐車場あり。紅葉シーズンは係員さんの指示に従ってください。週末は駐車場が満車となる場合もあります。
虎渓山 そこにあるのは禅 - 岐阜県多治見市の臨済宗南禅寺派永保寺−国宝観音堂・開山堂・国指定名勝庭園など多くの文化財を紹介
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岐阜県養老町の「養老公園(ようろうこうえん)」は岐阜県営の大きな公園で、東京ドーム17個分の面積があります。開園は明治13年と古く、遊歩道を山に向かって歩いて行くと有名な「養老の滝」が現れます。例年11月上旬から色づき始め、11月中旬から11月下旬にかけてが紅葉のピークです。
夏は冷涼な避暑スポットとして、さらに秋には紅葉が美しいスポットしても知られるのが「養老の滝(ようろうのたき)」。「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑で、滝の水がお酒に変化したという親孝行の伝説「養老孝子伝説」が有名です。
養老公園内にある「養老天命反転地(ようろうてんめいはんてんち)」は、愛知県出身の芸術家「荒川修作」さんが設計した壮大なスケールの芸術作品。作品の中に足を踏み入れて、歩いたり登ったり、ときには立ち止まって考えさせられたりするモダンアートになっています。
【電車・バス】
養老鉄道『養老駅』で降りて徒歩約10分。
【車】
名神高速道路『関ヶ原IC』から約25分、『大垣IC』から約20分。大駐車場完備(有料)。
養老公園
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三重県名張市を流れる名張川の支流「青蓮寺川(しょうれんじがわ)」の上流に位置しているのが「香落渓(かおちだに)」。上下の方向に何本もの割れ目が走っている柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩壁が川沿いに8km余りも続き、鮮やかな紅葉と合わせて観光客の目を楽しませてくれます。例年11月上旬から色づき始め、紅葉のピークは11月中旬から11月下旬にかけてです。
青蓮寺川の清らかな流れも美しいのですが、「香落溪」といえば、やっぱり柱状節理の岩壁に注目しないわけにいきません。北海道の「層雲峡(そううんきょう)」や福井県の「東尋坊(とうじんぼう)」ほどの知名度はないものの、その美しさやスケールでは負けていません。
【電車・バス】
近鉄名張駅から三重交通バス『赤目香落渓線』に乗り約30分、『紅葉谷』か『落合』バス停下車。
【車】
大阪方面から…名阪国道『針IC』から国道165号線経由で青蓮寺ダム方面へ。
名古屋方面から…名阪国道『上野IC』から国道368号線経由で青蓮寺ダム方面へ。
県道沿いに無料の駐車スペース多数あり。
青蓮寺・香落渓 - 名張市観光協会
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三重県伊勢市の「伊勢神宮(いせじんぐう)・内宮(ないくう)」は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られている神社。日本を代表するパワースポットとして知られ、江戸時代に「お伊勢参り」が大流行して以降、毎年多くの参拝者が訪れています。気候が温暖なため、境内の紅葉は東海地方の他のエリアよりも少し遅く11月中旬から色づき始め、見頃のピークは11月下旬から12月上旬までとなっています。
伊勢神宮・内宮の境内で紅葉するのは山もみじ、カエデなど。シーズンには「五十鈴川」の水面に紅葉が映え、とくに「御手洗場(みたらし)」からの眺めがおすすめです。「御手洗場」は手水舎(てみずしゃ)と同じく、お参りする前に手や口を清める所です。
「おかげ横丁」は伊勢神宮・内宮の「門前町」を再現した、いわばテーマパークのようなもの。伊勢地方の特産品や名物を扱うお店が50軒近く建ち並び、週末になると大勢の観光客で賑わいます。「伊勢神宮」は朝5時から参拝可能ですが、こちらの営業は朝9時30分からとなっています。
伊勢内宮前 おかげ横丁
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【電車・バス】
JR・近鉄山田線『伊勢市駅』からバス約20分『内宮前』バス停下車。
近鉄山田線『宇治山田駅』からバス約15分『内宮前』バス停下車。
【車】
伊勢道『伊勢IC』から国道23号経由で約10分。
伊勢道『伊勢西IC』から約8分。
参拝者用の大駐車場完備。案内板や誘導員の指示にしたがってください。
三重県菰野町(こものちょう)の「御在所岳(ございしょだけ)」は鈴鹿国定公園の中心的な存在で、標高は1,212m。名古屋などの中京圏から気軽に足を運べる距離にあるため、四季を通して多くの観光客が訪れます。紅葉は例年10月中旬に山頂から始まり、11月下旬にかけて麓までおりてきます。
真っ赤なゴンドラで知られる「御在所ロープウエイ」は全長2,100m、標高差780mで麓と山頂を結んでいます。途中、四日市市や桑名市などの都市や伊勢湾、中部国際空港などが見渡せ、眼下の山肌には美しい紅葉が広がるほか、運が良ければニホンカモシカなどの野生動物も見ることができます。
御在所ロープウエイ OFFICIAL SITE
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【電車・バス】
近鉄『湯の山温泉駅』から三重交通バスに乗り換え、終点の『三交湯の山温泉』バス停下車、徒歩約10分でロープウェイ乗り場到着。
【車】
東名阪自動車道『四日市IC』から国道477号線経由で約30分。ロープウェイ乗り場付近に駐車場あり。
御在所岳の観光スポット情報|観光スポット|観光三重(かんこうみえ)|三重県(伊勢・鳥羽・鈴鹿・津・伊賀・松阪など)の旅行情報はここ!
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東海3県の紅葉は9月から10月にかけての「残暑」が厳しければ少し遅めに、厳しくなければ少し早めに色づき始めると言われています。年によって時期が前後するので、最新の情報を確認してから出かけてくださいね。それでは皆さん、素晴らしい紅葉に出会えますように!