野菜がお洒落なパンやフレンチに！美瑛選果は北海道の味覚がぎゅっ♡

美瑛の町にあるガラス張りのオシャレな平屋建ての建物。オシャレ過ぎて、前を通ってもいったいなに？？と疑問に思う人もいるかも。それが「美瑛選果」。JAびえいが運営する農産品のアンテナショップです。

丘の町として有名な美瑛のパッチワークの景観は、農家の方々の日々の努力の結果。きれいな風景には、新鮮でおいしい作物がたくさん実っています。それをさらにおいしく加工したり、驚くほどおしゃれに販売しているのが「美瑛選果」。その魅力をたっぷりとご紹介します！

「美瑛選果」というのは、実は4つのお店の総称。農産品の直売をしているマーケットの「選果市場」。テイクアウトで軽食やスイーツを販売しているのが「選果工房」。美瑛産の小麦粉でパンを焼いているのが「美瑛小麦工房」。有名シェフがプロデュースするフレンチレストランの「レストラン・アスペルジュ」。

どこも美瑛産に徹底してこだわっているんですよ。その魅力は、3つ。まず、新鮮！採れたて、旬のものが並びます。次に、おいしい！新鮮な素材がおいしいのは決まっていますが、それをさらに磨きあげる料理にも注目です。最後は、おしゃれ！見た目にも鮮やか、デザイン性のある商品の数々が並びます。それでは、4つの施設ごとに魅力を探っていきましょう！

野菜ってこんなにきれいでかわいかったのかしら？美瑛の農産品の直売所の「選果市場」では、野菜を見る目が変わってしまいます。

白い店内は、明るく清潔感にあふれ、その季節の旬の野菜が所狭しと並びます。地元の農協、JAびえいが運営しているので品質と新鮮さは折り紙つき。そして、とってもお得な値段かも。おしゃれなだけではないんです。

いろんな種類があり過ぎて、困っちゃう？それなら、食べてみればいいっしょ！とばかりに試食も充実しています。自分の好みの味をお買い上げ♪

野菜はちょっと持って帰れない・・・という旅行者のみなさま。ご安心ください！こんなお土産はいかかが？

フリーズドライの枝豆、焼きとうもろこし、あずき。あるようでこれまでなかったJAびえいオリジナル製品です。焼きとうもろこしは、香ばしさとスイートコーンの甘さが口に広がります。サクサクしたあずきって食べたことありますか？ほどよい甘さは、おやつにもぴったり。一度開けると止まらなくなっちゃいますよ。

透き通るブルーのサイダー。・・・この色は？そう、美瑛の有名な観光スポット、青い池をイメージしたサイダーです。美瑛町内でしか売られていないこのサイダー。是非試してみて！

美瑛の味覚を今味わいたい！と思ったら「選果工房」へ。お手軽なテイクアウトで、美瑛産の素材をふんだんに使った軽食やスイーツが楽しめます。

季節限定商品もあって目移りしてしまいますが・・・ここからは北海道在住の私がおすすめしたい商品をランキング形式でご紹介します！

じゃがいもとバターというとってもシンプルな「じゃがバター」。でも、これが驚くほどおいしいんですよ。ほくほくのじゃがいも、そしてふわふわでクリームのようなバター。じゃがいもの素朴な甘みにバターのコクが絡まります。それでいて、バターはさらっとしていてじゃがいもはしっとり。食べた人が絶賛するじゃがバターです。

美瑛産の牛乳をたっぷり使ったソフトクリームの上に、これも美瑛産の小豆をたっぷりと。ミルクの味わいがたっぷりのソフトクリームだけでもおいしいのに、小豆の優しい甘さがプラスされ絶妙なハーモニーを奏でます。

生地にも中心にも小豆がぎっしりのロールケーキ。美瑛は豆の名産地でもあるのです。その味わいをしっかりと堪能できるロールケーキを是非食べてみて！

イチゴと氷を1回1回ミキサーにかけて作るフレッシュジュース。イチゴそのものと見て分かっていても、口にすればそのフレッシュな甘酸っぱさの虜になってしまいます。

2013年に仲間入りしたのが「美瑛小麦工房」。美瑛産の小麦を使った焼き立てパンのお店です。

おすすめは「びえいの黒豆パン」と「びえいのあんぱん」。このパン、両方ともすごいんです。何がすごいって？見てて下さい！

パンの上をびっしり覆う黒豆！パンの中にも黒豆がぎっしり。どこを口にしても外れなく豆に当たります。パン生地には美瑛産の小麦粉と牛乳を使用。パンが主役か豆が主役か？黒豆のほのかな甘さに大満足すること間違いなし。

手にするとずっしりと重たいんです。なかには餡子がたっぷり。控え目な甘さなので、最後までおいしくいただけます。

美瑛の小麦が主役なのが「ゆめちから食パン」。「ゆめちから」はパンに合った小麦を！と北海道で開発された小麦の品種。もちもち、しっとり。きめ細かな歯触りと小麦の豊かな香りにトーストするだけで満足してしまいそうです。

うっすら砂糖をまとって、カリッとした食感。もちろん美瑛の素材にこだわって作られています。2枚ずつの袋入りでお土産にもぴったり。

大人気の「美瑛小麦工房」。パンが売り切れるのも早いので、午前中の来店がおすすめです。

最高の食材があるところに、最高の料理もあるんです。そんなことに気付かせてくれるのが「レストラン・アスペルジュ」。ミシュラン3つ星を獲得した札幌のモリエールのオーナーシェフ中道博さんがプロデュースしたお店です。コンセプトは、美瑛の旬の食材を美瑛で感じること。

美瑛の旬の野菜が中心となったコースを楽しめます。その一例を覗いてみましょうか？

こちらは「人参のムース」。ソフトクリームのような見た目にまず驚かされます。口に広がるほのかな香りと甘さがニンジンを主張します。

美瑛の野菜をパレットの上の絵の具のようにちりばめた「美瑛の畑 20種類の野菜と美瑛産ななつぼしを添えたサラダ」。お皿の上に散らばっているようで、繊細な盛り付けは芸術的。

野菜の力強さを感じるのがこの一皿。季節の野菜をゆで上げて、手でつまんでどうぞ。畑から野菜をもぎ取る感覚をテーブルの上でももう一度。

豚肉は美瑛産、牛肉も北海道産と産地にこだわって調理。付け合わせの美瑛産の野菜たちも忘れないでくださいね。

実はデザートにも美瑛の野菜が使われているんですよ。ミニトマトのコンポートは、甘さにの中にトマトの爽やかな酸味が残る一品。スイーツとして完成しています。

最後に、紅茶・コーヒー・ハーブティーと小菓子を。小菓子は、ニンジンのフィナンシェと黒豆ショコラ。最後まで、美瑛の野菜を楽しむことができるのでした。

フレンチとは言っても、肩ひじ張らずに入れる「レストラン・アスペルジュ」。野菜をふんだんに使っていて、とってもヘルシーでもあるんです。確実に味わうためには、予約した方がいいかもしれません。

「美瑛選果」、美瑛の本店はいかでしたか？美瑛までは足を延ばさない・・・という人もご安心ください！新千歳空港に「美瑛選果 新千歳空港店」があるんです。

ここでは、美瑛にある本店でも売っていない「美瑛選果 新千歳空港店」限定の「びえいのコーンパン」「びえいの豆パン」をご紹介します！

焼き上がりを待つ人が毎回列を作る「びえいのコーンパン」「びえいの豆パン」。「びえいのコーンパン」の中には、スイートコーンがぎっしり。噛みしめると、ぷちぷちとスイートコーンの甘さがはじけます。なんと水も砂糖も使っていないというから驚きです。

豆パンはきゅっと真ん中が曲がったお豆型。かわいらしい形です。上にも中にも色鮮やかな豆がびっしりと。宝石箱を開けたかのような輝きに目を奪われます。5種類もの豆を使っているのだとか。

美瑛のスイートコーン、豆がぎゅっと詰まったパンは並んでも買いたくなりますよ。焼き上がり時間を店頭でチェック！ほかにもたくさんある美瑛の名産品の数々、最後に買って帰るのをお忘れなく！

「美瑛選果」、美瑛町にある本店は国道237号線沿いにあります。富良野から旭川までをつなぐこの国道237号線を通って、旭川駅や旭山動物園など旭川市内からは車で約30分です。富良野からも約30分です。旭川空港からは車で15分とアクセスも良好。

札幌からJRを利用の場合、旭川駅からの乗り換えが便利。札幌駅から旭川駅まで特急で1時間半、旭川駅で富良野線に乗り換えて約30分で美瑛駅で下車。駅からは徒歩で約10分です。

「美瑛選果 新千歳空港店」は言わずと知れた新千歳空港の中。国内線ターミナルビル2階にあります。

美瑛町の農産物の魅力を新鮮で、おいしく、オシャレに楽しめる「美瑛選果」。産直、テイクアウト、焼き立てパン、フレンチまで、気分に合わせてぜひ訪ねてみてください！