富良野のご当地グルメ・富良野カレーの先駆けとなった店「唯我独尊」

札幌から車で約2時間のところにある富良野。毎年多くの観光客で賑わいをみせています。
富良野と言えば、ドラマ『北の国から』で全国区になった自然の美しさと、食材の豊かさが魅力です。ご当地グルメとしてカレーやオムカレーが取り上げられたのも、『唯我独尊』が原点でした。たっぷりの野菜と肉やたまごのおいしさが融合しているカレーは、もう富良野グルメの代名詞となっていますね。

富良野スキー場や駅前周辺から近いエリアにある「唯我独尊」。数々のメディアに取り上げられており、知名度の高い店です。富良野にきたら、”ここでカレーを食べなきゃ”と言うファンが多く、個性的な味とログハウスのオシャレな雰囲気が忘れられずにリピーターになっていくのです。

『唯我独尊』のカレーの特徴は、野菜の甘みと30種類以上ものスパイスが溶け合った、濃厚でピリリとした味わいです。1974年に地元食材でカレーを作り始めて40年、3時間炒めた玉ねぎを使い2日間煮込んだという、ちょっぴり黒い個性派のルーはやみつきになります。デミグラスソースに似たコクが感じられるのが特徴的。ふわふわのオムレツには、お店オリジナルのブレンドのチーズが入っていて、ミルキーでやさしいうまみが凝縮されています。

また、自家製ソーセージにも注目。ソーセージは桜のチップでスモークされている手作りの味わいが魅力です。フランクフルトのようなボリュームたっぷりの太いソーセージが、食べやすいように切り分けられてカレーにトッピングされています。肉のうまみと、豊かなスモークの香りがカレーに良くマッチしていますよ。

これが、一番人気の『オム・ソーセージカレー』です。季節の野菜、ボリューミーな自家製ソーセージ、濃厚で後からピリリと辛味の来る独特のルーが、トロフワのオムレツでひとつになるまろやかなおいしさがリピーターを呼んでいます。

もう少しルーのおかわりが欲しい・・・そんな時は、ドラマ『北の国から』で狐を呼び寄せるときのように『ルールルルー』と口ずさみ、マスターにアピールするのがお約束です。このおかわりシステムを試したくて、『唯我独尊』を訪れるファンも多いのです。

富良野産のホップは、サッポロビールにも使われており、良質な事で知られています。富良野地麦酒館で作られた地ビールは、添加物・副材料なし、最終工程の熱処理もしていません。色の薄いピルスナータイプと、こくのあるダークがあります。

『となりの独尊』は、カレー店『唯我独尊』と駐車場を共有するおとなりのパン屋さんです。カレー店が木の陰に隠れて見えにくく、こちらのパン屋さんの方に目が行ってしまう方も多いとか。