2016年12月15日

鉄道好き直伝。出会えたらラッキー!関東に現れるレアな電車車輌

鉄道好き直伝。出会えたらラッキー!関東に現れるレアな電車車輌

鉄道好きな筆者が、見られたらラッキーな関東のおすすめレア車両をピックアップしました!引退寸前のものから製造がわずかな希少車輌まで、レアな理由はさまざまですが出会えたらラッキーです。

撮り鉄の憧れ“レア車輌”

撮り鉄の憧れ“レア車輌”941815

出典:さとまろ伯爵さんの投稿

4編成しかない215系

山手線のE231系や京浜東北線のE233系など、関東には見慣れた電車がたくさん走っていますが、中には、製造が少ない車輌や、引退が近い珍しい車輌があります。めったに見る事の出来ない希少車輌を撮影に行くのも、撮り鉄にとっては大きな魅力です。

撮り鉄の憧れ“レア車輌”941836

出典:赤い快速さんの投稿

3編成しかない武蔵野線の209系

レアな車輌の中には、時刻表に載っている臨時車輌もあれば、時刻表に載っておらず、その場に行くまで出会えるかどうか分からない車輌もあります。特に後者の場合は、出会えたときの喜びもひときわです。
今回は、鉄道好きの筆者が、関東に現れるレア車輌を紹介します。

215系

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出典:さとまろ伯爵さんの投稿

オール2階建ての215系

国鉄の民営化以降、東海道本線の通勤客が増えたことにより、着席定員を増やすために登場した車両です。そのため、オール二階建てとなっています。かつては、東海道本線の快速アクティーに使われた時もありましたが、乗降口が各車両2つしかなく、ラッシュ時は遅延が常態化したので、今は、「湘南ライナー」など、主に通勤ライナーに使われています。また、週末には、中央本線を通って、新宿と小淵沢を結ぶ「ホリデー快速ビューやまなし」にも使われています。
215系は、4編成しかないので大変希少な車輌の一つです。

215系941863

出典:khk2101さんの投稿

基本的に貨物線を走行します。

東海道本線のラッシュ時は、本数が非常に多く、旅客線に通勤ライナーを走らせると容量オーバーになってしまいます。そこで、東海道本線内は、基本的に貨物線を走行し、横浜を経由しないことが多いです。

E2系0番台

E2系0番台941885

出典:miohiyoさんの投稿

今は数を減らしているE2系0番台

E2系は、1997年3月に、東北新幹線用に登場し、最高速度275kmで「こまち」と連結して走っていました。その後、E5系「はやぶさ」の登場により、速達列車としての役割を、徐々にE5系に譲るようになり、初期車である0番台は数を減らしています。なお、もう一つの顔である1000番台は、グリーン車以外の窓が大窓になり、外観でも0番台との違いが確認できます。E2系の運用は、「つばさ」と併結する列車は全て1000番です。それ以外のE2系は、0番台と1000番台で共通運用になっていますが、0番台は編成数が少なくなっているので希少車輌になっています。

E2系0番台941912

出典:HORI7さんの投稿

かつては北陸新幹線「あさま」として走っていました。

E2系は、東北・上越新幹線のほか、北陸新幹線でも見ることができます。現在は、E7系・W7系の増備により、臨時列車のみの運行となっています。定期運用では見られなくなったので、大変希少価値が高いですが、時刻表で確認できるので、比較的撮りやすい電車です。

常磐緩行線209系1000番台

常磐緩行線209系1000番台941947

出典:Whhyuさんの投稿

常磐線の209系1000番台

209系1000番台は、常磐緩行線と東京メトロ千代田線の信号保安システム改良に伴う列車増発のために登場しました。他の209系と異なり、地下鉄線内で火災などの非常事態が起きた時に、速やかに脱出できるよう、先頭車両の前面に非常ドアがあります。また、編成中の電動車を4両から6両に増やし、加速度を向上させています。
209系1000番台は、2編成しか製造されなかったため、レア車輌となっています。

武蔵野線209系500番台

武蔵野線209系500番台942307

出典:赤い快速さんの投稿

武蔵野線の209系

209系500番台は、中央・総武緩行線用に登場し、2001年に一部が京浜東北線に転用されました。その後、京浜東北線のE233系投入に伴い、京葉線に転用されましたが、京葉線もE233系を投入したので、最終的に3編成が武蔵野線に転用されました。209系500番台は、他の209系よりも車体幅が広いのが特徴です。編成数が少ないので、レアな車輌の部類に入ります。

西武 旅するレストラン

西武 旅するレストラン942496

出典:

西武鉄道の4000系をリメークした「旅するレストラン」

西武の「旅するレストラン」は、西武新宿もしくは池袋と西武秩父を結ぶ観光列車です。4000系をリメークしており、土日を中心に運行します。1編成しかないので、大変珍しい電車です。
日中は、池袋10時54分発と、西武新宿10時47分発の2種類が存在し、池袋発着・新宿発着は日によって異なります。いずれの場合も、秩父到着は13時57分です。
夕方は、西武秩父を17時42分に出発し、池袋行の日は20時03分に終点に到着し、西武新宿行は20時04分に終点に到着します。

西武 旅するレストラン942542

出典:

1両ごとにデザインが違うのも「旅するレストラン」の特徴です

西武 旅するレストラン942547

出典:

旅するレストランの外装は、号車によって変わります。1号車は、長瀞の桜・芝桜を表現しています。2号車は、秩父の山の緑を表現しています。3号車は、秩父連山の紅葉を表現しています。4号車は、あしがくぼの氷柱を表現しています。たった1編成ですが、秩父地方の四季をイメージしているので、鉄道ファンにとっては撮っておきたい電車です。

いかがでしたか?

関東には、臨時に使われている車輌や、普段走っていても製造数が少ない車輌まで、さまざまなレア車輌が走っています。少ないだけに出会えたらラッキー!是非、少し時間ができた時などに、撮りに行ってみませんか?

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