千葉・南房総を訪れたらぜひ寄りたい！房総半島ならではのラーメン12選

小湊鉄道線の上総村上駅から徒歩20分、テナントの1画にあるのが『ちばから』。「らーめん　豚一切れ」は、ドロッとした乳化したスープは濃厚な、豚骨しょう油味。麺はコシがある太めのストレート。盛り合わせの野菜はキャベツ、もやし、ネギは、"増し"にしなくてもなかなかボリュームがありますが、スープの濃いめの味でペロッといただくことができます。

お店の前には2台分の駐車場しかありませんが、お店の裏の月極駐車場があり、赤いコーンがあるところに車を止めることができます。

内房線の姉ケ崎駅より徒歩6分のところにある、『ラーメン 天一』。大きく店名が書かれた建物が目印です。市原で竹岡式ラーメンが食べれるお店として人気です。濃いめの色が印象的なスープはまさに竹岡式で、薬味に入っている刻み玉ねぎがスープによく合います。麺は生麺を使用しており、中細のちぢれ麺。2枚入ったチャーシューは、しっかりと濃い目の味付けがされており、くせにある味です。

内房線木更津駅から港方面に歩いて25分、かわいいラーメンのイラストの看板が印象的な『自家製麺ばくばく』。店名のとおり店内に製麺室もあり、こだわりの麺を提供してくれます。一番人気のメニュー「特製濃厚つけ麺」は、チャーシューが2種類、味玉、のりが付きます。つけ汁はドロッと濃厚で、豚骨ベースに煮干しの味がしっかりします。ザクッした刻み玉ねぎが甘みを足してくれます。

注文の時に麺の量を聞かれますので、好みの量をお願いしましょう。つけめんは"並"で1.5玉の麺量です。

国道127号の常代の信号を入って住宅街の中にある、『大ちゃんラーメン』。目立つ場所にあるわけではないのですが、地元の人はもちろん遠くからも訪れる人も多いラーメン屋です。「とんしおチャーシュー」は、早めに行って注文したい1品です。こちらのチャーシューは濃い目の味付けのクセになるチャーシューで、早くいかないとチャーシュー切れになってしまうのです。"とんしお"のスープは、こってりした豚骨醤油ラーメンをベースに、はちみつが入っているのでほんのり甘いのです。このちょっと甘辛いスープが独特で、印象的です。

国道127号の「内みのわ」交差点から約800mのところにある、『いなばのしろうさぎ』。ウサギのイラストが描かれたオレンジ色の看板が目印です。店名にもある神話「因幡の白兎」に出てくる「ウサギ」や「ワニザメ」をメニュー名に使うなど、趣向を凝らしたメニューが並びます。それぞれ詳しく説明がしてあるので、好みの1杯を見つける楽しみも。「秋」という名前の1杯は、鶏、ゲンコツ、アジ節、昆布を使ってだしを取っており、程よく脂の入った、澄んだ色のスープが特徴です。「秋の空のようにスッキリ澄んだ季節を感じてほしい」というご主人の言葉通り、後味のすっきりしたラーメンです。

国道127号沿い、富津市竹岡にあるラーメン屋『梅乃家』。いつでも店の外に行列ができているお店です。竹岡式ラーメンのこちらは、地元佐貫の宮醤油のしょう油の色のしっかりする、真っ黒なスープが特徴。ここに別注文の「やくみ」のタマネギのみじん切りを混ぜると、しょう油の塩加減が合わさって独特の味わいを堪能できます。「ラーメン」でも4枚チャーシューが載っているので、竹岡式ラーメンの濃い味チャーシューを味わうことができます。

内房線上総湊駅より徒歩20分、国道127号沿いにある『鈴屋』。竹岡式ラーメンのお店の一つとして有名なこちら、開店の30分くらい前から待っている人がいます。チャーシューの煮汁から出たダシにしょう油の味がしっかりとするスープは、まさに竹岡式ラーメン。タマネギの代わりに入っているのは刻んだ長ネギ、麺は中細ストレートの生めんを使っています。柔らかく煮込まれたチャーシューは3枚、しょう油の味がしっかりとしみ込んだ味がクセになります。

スープ、チャーシューが切れると早めの閉店となってしまうので早めに行きましょう。

内房線の浜金谷駅から徒歩3分、新鮮な黄金アジを食べることができるので有名な『さすけ食堂』。こちらには、カジメという海藻を麺やトッピングに使った「カジメ塩ラーメン」があります。スープはほぼ透明な塩味、トッピングのカジメからでたネバネバでスープがねっとりするのがこのラーメンの特徴。生タマネギのスライスがたくさん入っていて、これがスープの海の塩味とよく合う！卓上にあるおろしにんにくを入れて、後半味を変化させるのもおすすめです。

長南町の山奥にあるので秘境のラーメン屋と呼ばれることもある、『らーめん八平』。こちらを訪れたらぜひ頼みたいのが、「アリランチャーシュウ」。しょう油ベースにラー油と唐辛子のきいた辛めのスープに、たっぷり入ったニンニクの香りにとニラ、タマネギが風味をプラスします。豚バラ巻きのチャーシューはたっぷりと6枚のっており、チャーシュー好きが満足できる量です。

オーダー、配膳は並び順になりますので、自分が誰の後ろに並んでいるのか、そして自分のオーダーを自分で把握しておきましょう。

外房線の勝浦駅から徒歩15分、朝早くから営業している『御食事処 いしい』。普通の食事メニューもあるのですが、ご当地ラーメンの「勝浦タンタンメン」を食べることができます。スープはニンニクのきいたしょう油ベースに、タマネギとひき肉が煮込まれていて深い味わいを出しています。表面に浮いた大量のラー油に驚きますが、意外にペロッと食べることができます。ラー油の絡みとチャーシューの相性は抜群！汗をかくのは必至ですので、タオルを忘れずに持参しましょう。

外房黒潮ラインとも呼ばれる国道128号沿いにある、『ラグタイム』。イタリアンレストランなのですが、勝浦タンタンメンが味わえます。こちらのタンタンメンは辛さが3段階から選ぶことができます。ぜひ注文したいのは珍しい「勝浦ワンタン麺」！真っ赤なラー油に覆われた下には、サバ節出だしを取ったしょう油ベースにタマネギとひき肉が入ったスープがあります。ワンタンはトロッとしており、ラー油のきいたスープといただくとおいしさがまたぐっと増します。

勝浦の国道297号、大多喜街道から少し路地を入ったところにある、ラーメン屋『はらだ』。もちろん、勝浦タンタンメンが注文できます。タンタンメンの基本、しょう油ベースにひき肉、タマネギが入ったスープは、大量のラー油がたっぷりかかっています。「タンタンチャーシュー」は豚もも肉のチャーシューが5枚のっています。結構厚切りで、適度な塩味がラー油とよく合います。辛いのですが、食べていくうちに辛みに慣れて、いつのまに完食しちゃうラーメンです。

房総半島でおすすめのラーメンをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？麺に、スープにこだわりのあるラーメン店から、地元で愛されるご当地ラーメンまで、いろいろな種類があるのが、房総ラーメンの特徴。お店が山の中にあったり、海沿いにあったりするのも、房総ならではです。房総ドライブの際に是非寄ってみてください！