2017年01月12日
沖縄・海中道路で訪れる離島『平安座島』は爽快にレンタサイクルで!
沖縄の離島『平安座島(へんざじま)』は、意外と知られていない穴場がたくさん!車で素通りしてしまうなんてもったいない。ぜひレンタサイクルで離島ならではの景色や風に触れ、漁港の新鮮な島料理をテラス席で堪能するなど、平安座島を余すことなく、楽しみましょう!
沖縄本島の与勝半島からおよそ4.75kmの海中道路を渡ってすぐにある島が『平安座島(へんざじま)』です。島の大半を石油基地でしめる小さな島は、青いキレイな海に囲まれたゆったりとした時間が流れるレトロ感が魅力。そんな島の見どころや味どころに迫ります。
海中道路とその先の4つの島々は、沖縄の地元民にも人気のドライブルート。車でめぐるのも良いですが、今回は平安座島をディープにレンタサイクルで島めぐり。小道や集落、漁港などをのんびり走行しながらのんびり過ごしてみましょう。
平安座島へは、バスかレンタカー(車)でアクセスする方法があります。島は海中道路で結ばれているので、ほとんど沖縄本島めぐりのような感覚で離島を満喫できます。
【レンタカー(車)】
那覇空港近辺でレンタカーを借りた場合、沖縄自動車道(有料)を使っておよそ1時間半です。
【バス】
那覇バスターミナル(沖縄都市モノレール・旭橋駅)から屋慶名線で「屋慶名」までおよそ1時間半、乗り換えて「平安座島」までおよそ10分です。
平安座島は、海中道路、浜比嘉大橋、桃原橋の3つの橋で結ばれています。中でも「浜比嘉大橋」はきれいな海を見渡すことができる絶景ポイント。車でドライブも良いけれど、晴れた日には橋の上をウォーキングやサイクリングがとても気持ち良いですよ。冬でも肌が焼けてしまう沖縄では日焼け対策を忘れずに。
島めぐりを、よりディープに楽しみたいなら車よりもレンタサイクルがベター。海中道路の「海の駅・あやはし館」の隣にある、「美ら島海道 観光案内所」で自転車をレンタルしましょう。道の駅なのでもちろんパーキングも無料です。自転車を借りたら、海中道路の風をきって爽快走行!平安座島はすぐそこです。島の隅々まで探索しちゃいましょう。
海中道路を渡ってしばらく進んだ先に『平安座西公園』があります。島の人たちの憩いの場でもある開放的な公園です。テイクアウトしたものをピクニック気分で味わうのもおすすめ。この公園には遊具もあり、浜比嘉島の景色を真正面から見渡せる穴場のスポットです。
平安座西公園の詳細情報
平安座西公園のほど近くにある『平安座漁港』にも立ち寄ってみましょう。レトロな雰囲気がたまりません。潮の香りを感じながら自転車でのんびりと廻ってみるもの楽しいひと時。
昔は貿易の中継地として貢献していた平安座島。その流れで、昭和40年代、ガルフ社(現在の沖縄石油)により石油基地が造られました。平安座島といえば石油タンクのイメージが根強い島。また、海中道路が建設されたのも、この石油基地からの輸送がきっかけでした。たくさんのタンクが並ぶ珍しい景色を高台から眺めるのも旅行通に人気だとか。
石油を運んできた巨大な船と、サンゴがたくましく残る鮮やかな海の光景も、すごくインパクトがあります。
宮城島方面に向かう防波堤に描かれた『護岸(ごがん)アート』は、注目が高まるペイントアート。高さ3m、長さ約1.6kmの防波堤に個性的なアートが見る目を楽しませてくれます。
これはただの落書きではありません。島で開催される「平宮護岸アートコンクール」を競うレベルの高い作品。プロではなく、家族やグループでの団体参加を目的としているところも島の温かみを感じます。沖縄ならではの発想にあふれた作品の数々は一見の価値ありです。
平宮護岸アートコンクール | 伝統・文化・芸術 | 教育・文化 | うるま市役所
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島の集落には、沖縄の守り神“シーサー”が家の門や屋根に置かれています。ちょっと恐い顔をしたものや、どことなく愛嬌のあるものなど、個性的なシーサーを探してみるのも楽しいですよ。
海中道路を渡ってすぐ左側に位置する『ブロンジェリーカフェヤマシタ』は、かわいいパンとモチモチピザが食べられるお店です。パンはかわいいだけではありません。こだわりのパン生地には、隣の宮城島で一度使ったら料理には欠かせないと人気の「ぬちまーす」が使用されています。それに加え、卵・牛乳・バターを使っていない(一部の商品はバターを使用)パンが並びます。
ブロンジェリーカフェヤマシタの詳細情報
ブロンジェリーカフェヤマシタ
うるま市 / パン、カフェ
- 住所
- 沖縄県うるま市与那城平安座425-2 2F
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 定休日 [水] 11:00 - 19:00 [木] 11:00 - 19:00 [金] 11:00 - 19:00 [土] 11:00 - 19:00 [日] 11:00 - 19:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日
- 平均予算
- ~¥999
個性的な「冷やし麺」が食べられるお店『いっぷく屋』。歯ごたえ満点のコシは、ジャガイモの澱粉と小麦粉を使っているから。トッピングされる軟骨ソーキやゴーヤが、普通の冷麺とはひと味違った沖縄感のアクセントに。
いっぷく屋の詳細情報
浜比嘉大橋の近くにある平安座漁港の目に前にある『味華(あじけー)』。水揚げされたばかりの新鮮な魚料理が食べられるとあって、地元民だけでなく観光客に人気の食堂です。
味華の詳細情報
『てらす茶屋 ゆうなみ』は、隠れ家フリークにはたまらない民家を改装した落ち着く空間です。店名の通りテラス席からは海を眺めることができる最高のロケーションです。中でもおすすめなメニューが「軟骨ソーキのトロトロ煮」。トロトロに煮込まれたソーキは箸が止まらない人気の島ごはんです。
てらす茶屋 ゆうなみ
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
「サングヮチャー」は平安座島でもっとも盛大に行われるお祭りです。旧暦の3月3日から3日間行われます。信仰の強い沖縄では豊漁を祈願する神行事でもあります。
見どころは、島の中学生がかつぐ“タマン(魚・ハマフエフキ)”の神輿がインパクトある「ナンザ拝み」。神輿は、集落を練り歩いた後、400m離れた“ナンザ岩”までの浅瀬を渡ります。ここ数年、ハロウィンの影響か仮装をする人も増えたので、仮装コンテストも同時に行われるそう。
平安座島で楽しめる、おすすめのスポットや島グルメをお届けしました。クロサギなどの野鳥や海の珍しい生物も平安座島の魅力のひとつ。石油基地や防波堤のペイントアート、漁港や海の見える隠れ家カフェなど、小さい島の中にたくさんの発見が見つかるはずです。2度目以降の沖縄旅行に平安座島でのんびりした一日を過ごすプランを考えてみてはいかがでしょうか?
平安座島の詳細情報