2017年01月25日

国宝「松江城」に行こう!お城好きが教える松江城の見どころ!

国宝「松江城」に行こう!お城好きが教える松江城の見どころ!

2015年に国宝に指定されたお城「松江城」。島根の松江市にあり、正式に国宝になってからさらに注目を集めるようになりました。でも、どんなお城か知っていますか?国宝になった「松江城」の魅力を、改めてご紹介します。歴史や見どころがたっぷりのスポットですよ!

「松江城」は国宝、史跡、さくらの名所!

「松江城」は国宝、史跡、さくらの名所!1012823

出典:O.Kさんの投稿

島根県松江市にある「松江城」。別名「千鳥城」。全国で現存する12天守の1つで、2015年7月に国宝に指定されました。江戸時代に制作された天守雛形が残っているのは全国で8城ありますが、国宝指定された5城のうち、天守雛形があるのは「松江城」だけです。天守は国宝、城跡は史跡に指定され、日本さくら名所100選、都市景観100選に選ばれるなど、見どころの多いスポットとなっています。

国宝「松江城」の見どころをご紹介♪

ハート型もある石垣!

ハート型もある石垣!1012847

出典:

駐車場から入ってすぐの本坂に、ハート型の石垣があります。これは自然に出来たもの。ハートを見つけると幸せが訪れると言われています。ぜひご自身でお確かめください♪

ハート型もある石垣!1017190

出典:やすりんさんの投稿

松江城の石垣にはハートの石垣の他に、刻印が刻まれた石垣が多く存在しており、これは築城に携わった家臣たちが刻んだと言われています。刻印探しも松江城の楽しみ方の1つ。いろいろな刻印があるので、探してみてくださいね。

内堀

内堀1012864

出典:

松江城を取り囲む堀にも注目してみてください。一部埋め立てられたり、狭くなったりしていますが、ほぼ当時の姿を残しています。

内堀1017208

出典:ヒロミさんの投稿

この堀を小舟でめぐる「堀川めぐり」は松江城を観光する上で外せません。春は桜、夏は風鈴の音色、秋は夜間のライトアップ運行、冬はこたつなど、四季に応じた堀川めぐりをすることができます。お堀から眺める景色は、普段見る景色とは景観が異なるので楽しいですよ。

大手門

大手門1012879

出典:

大手門跡から城内へと入っていきます。現在門自体はありませんが、間口の大きさから大きな門があったのだろうと推測されますね。

三ノ門跡

三ノ門跡1013042

出典:

大きくてゴツゴツした石で組まれた石垣は見ごたえがありますね。これだけ高く積まれていると迫力が段違いです。

太鼓櫓

太鼓櫓1012896

出典:

二の丸の北東に建てられている「太鼓櫓」。江戸前期から幕末までの文献によると、どれを見ても「太鼓櫓」と記されていたことから、城内に時や号令を告げる太鼓が置かれていた櫓であると考えられています。

中櫓

中櫓1012897

出典:

二の丸東側に建てられている「中櫓」。中櫓の用途は未だに明らかになっていませんが、武具などを保管していた倉庫と考えられています。

南櫓

南櫓1012899

出典:

二の丸の南東に建てられている2階建ての「南櫓」。南櫓も用途が明らかになっていませんが、おそらく城下町の監視をしていただろうと考えられています。

松江神社

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出典:

松江城二の丸にある「松江神社」。境内が狭く、とても小さな神社ですが、この落ち着いた雰囲気が魅力的なスポットでもあります。歴代藩主や徳川家光公が祀られている場所です。

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出典:

松江神社の絵馬はハート型なので、縁結びにご利益があるといわれています。恋愛成就に訪れてみるのもおすすめ!

一ノ門

一ノ門1013035

出典:

本丸へと続く「一ノ門」。一ノ門は現存している物ではなく、実は戦後に復元されたものだそうです。そう言われてみると、石垣の色合いが他の所と微妙に異なるのもうなずけますね。一ノ門を少し過ぎたあたりに料金所があり、そこから有料となります。

松江城天守入口

松江城天守入口1012866

出典:

いよいよ天守へと入って行きます。松江城は地下1階、地上5階の構造となっており、まずは地階からの見学となります。

地下1階 井戸

地下1階 井戸1013050

出典:

当時は倉庫として使われていた地下1階。現在は天守閣に関する資料などが展示されています。地下1階の最大の見所は井戸。天守閣内部に井戸が現存している例は、この松江城だけのものです。

1階 

1階 1013073

出典:

1階には松江城ゆかりの品々や、甲冑や兜などが展示されています。1階の柱にもハートの木目があるので、ぜひ探してみてください。

1階 1013058

出典:

松江城城主・松平直政は14歳の時、大坂の陣で初陣を果たし、敵方の武将・真田幸村が守る真田丸攻める戦いで活躍しました。その功績は自軍の大将・徳川家康に認められただけでなく、敵であった真田幸村も認めたのだとか。この軍扇は、その時に幸村からもらったものといわれています。

2階 石落としの間

2階 石落としの間1012868

出典:

2階の四隅と要所に設置されている「石落とし」。これは、石垣に近付く敵に石を落とす仕掛けになっており、外部からは見づらくなっているのが特徴です。

3階 

3階 1013076

出典:

3階は、本丸の模型や全国のお城の写真などが展示されています。

4階

4階1013078

出典:

4階は特に何もなく、当時の面影をダイレクトに感じることができます。お城好きにとって、展示物を見るのも良いですが、何もない場所も魅力的だったりもしますよね。

最上階

最上階1013099

出典:

松江城最上階からは宍道湖方面や嫁ヶ島方面など、お城の中に居ながらにして360度ぐるりと見渡すことができます。他のお城では、外に出て外周を歩く必要がありますが、松江城は中から眺められるので、安心して景色を楽しめますよ。

ギリギリ井戸跡

ギリギリ井戸跡1013090

出典:

松江城築城当時、何度石垣を組んでも崩れてしまう箇所がありました。崩れの酷い部分を掘り返したところ、錆びた槍に貫かれた頭蓋骨が見つかり、当時の城主が手厚く供養しました。すると、石垣が崩れることがなくなっただけでなく、掘った所から澄んだ水が豊富に湧き出し、これを「ギリギリ井戸」と名付けたそうです。ギリギリとは、頭のつむじを指す方言だそうです。

松江城山公園は「日本さくら名所100選」の桜の名所♪

松江城山公園は「日本さくら名所100選」の桜の名所♪1017260

出典:素戔嗚さんの投稿

松江城山公園は、お城と桜を同時に楽しめるスポットでもあります。お城を背景に桜を眺めたり、お城から桜を見下ろしたりと、普段と違うお花見が楽しめますよ。

松江城山公園は「日本さくら名所100選」の桜の名所♪1017261

出典:RoomPaddy112さんの投稿

例年の見頃は3月下旬から4月上旬で、さくらまつりや夜桜ライトアップなどが催されます。国宝としての魅力がたくさんあるので、通年楽しめますが、桜の季節はまた一段と風情があります。

まとめ

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出典:つぼさんさんの投稿

国宝「松江城」の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか?国宝に指定されただけあって、見どころや見ごたえが満載のスポットです。お城や歴史にお好きな方が満足できるスポットだと思いますので、ぜひ足を運んでみてください。

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