地元民がおすすめする！大阪でたこ焼きを食べるならこの14店

昭和8年に大阪の「会津屋」創業者・遠藤留吉が、鉄板に小麦粉を溶いたものを流し、味噌風味のこんにゃくなどを入れた「ラジオ焼き」を改良し、醤油味の牛肉を入れて肉焼きとして販売。その後、昭和10年にはタコと鶏卵を入れる明石焼きに影響を受けて、牛肉ではなくタコと鶏卵を入れるようになり、たこ焼きが誕生しました。昭和30年には大阪市内でたこ焼き屋が5000軒以上あるといわれるほど一般化され、名物になりました。

大阪のソウルフードとも言えるたこ焼き。粉もんにはうるさい大阪人が厳選した、美味しいたこ焼きが食べられるお店をご紹介します！

グリコの看板でおなじみ、道頓堀界隈はたこ焼き屋さんが立ち並ぶ激戦区。

NGK（なんばグランド花月）の隣りにある老舗の人気たこ焼き屋。いつも長蛇の列ですが、比較的回転は速いです。こちらは広めのイートインスペースもありますよ。わなかのたこ焼きが一番好き！という方も多いです。

生地になんと牛乳がブレンドされていて、クリーミーなたこ焼きが味わえるという十八番。こちらの特徴はたっぷりの天かす。周りの天かすの効果か、一口食べるとサクッとした食感。粉末の桜エビもいい仕事しています。

たこ八は道頓堀に店を構える、行列ができるお店として有名。1階はテイクアウトのたこ焼を食べられる立食のカウンターがあり、2、3階がたこ焼きだけでなく、粉もん全般を味わえるお店になっています。一度に大阪を感じられますね。ゆっくりたこ焼きを満喫したいなら、イートインにしましょう。

「大阪で一番美味しい」というキャッチで売っている「大阪で1番おいしいたこやきくん」。屋台横の発券機で購入するシステムで、たこ焼きが7個でなんと280円とリーズナブルに提供しています。ソースやマヨネーズはセルフでどうぞ！

道頓堀の中心にある人気たこ焼き店「あっちち本舗」。本店は西成にあります。ここでは銅製の鉄板ではなく、あえて技術が必要な鉄製の鉄板を使用しており、タコも冷凍物ではなく、中央市場から仕入れた生タコを使用するというこだわりぶりです。

市内中心部のお店は観光途中に立ち寄りやすいです。

JR天満橋駅から徒歩5分のところにある「うまい屋」は昭和28年創業の老舗たこ焼き店。ミシュラン大阪2016にも掲載されたことがあり、地元の方からも支持されています。この店のメニューはシンプルなたこ焼きのみ。

「新梅田食堂街」の大阪駅側の出入口に入っている名店「はなだこ」。外はとろっと、中はかりっと高温で焼き上げます。この店の人気商品は「たこやき」と「ねぎマヨ」。また、ここでも「たこせん」をいただくことができます。

若者の街アメリカ村の三角公園前にある甲賀流。大阪に住んでいる若者なら、知らない者はいないであろうお店で、若者を中心に大人気。タコせんもあり、食べ歩きにもピッタリです。甲賀流のたこ焼きを買ったら、ぜひお店の前にある三角公園で食べて、大阪の若者気分を満喫してくださいね。

ハワイにも進出しているという大阪の人気店。本店はテイクアウトのみですが、本店から歩いて50歩、目と鼻の先にある2号店ならイートインが可能です。中はとろとろの生地で生地はお出汁の味がしっかり、たまらない美味しさ。カリッ、フワッ、トロッの小ぶりのたこ焼きで、いくらでも食べられます。ソースをつけず、生地を味わいたいならソースなしの「ベスト」を注文しましょう。

このお店では基本、自分で焼いて食べるシステム。大阪でもこのようなお店はあまり多くないので、国内旅行者に限らず外国人観光客にも大人気です。自分で焼くのは新鮮で、とても楽しいですよ。焼くのが苦手な場合は店員さんがお手伝いしてくれます。

観光ルートからは若干外れるけれど、ぜひ足をのばしていただきたいお店。と言ってもどのお店も市内にあり、中心部からそんなに離れていませんよ。

1989年から大阪は住吉区長居駅近くに店を構える浪花屋。人気店でありながらチェーン展開していないというのも貴重です。
味がしっかりついた生地には、玉子がたっぷり使われているのでフワフワです。フワフワ過ぎてつまようじ1本だと崩れてしまうため2本ついています。たこ焼きと明石焼きの中間に近い食感で、何もつけなくてもすごく美味しいです。たこ焼き屋さんの中でもかなり良心的な価格で、コストパフォーマンスが高いです。

たこ焼き発祥の店、会津屋本店。生地の中に牛すじやコンニャクを入れたラヂオ焼きがはじまりで、そこからたこ焼きが生まれました。まさに、会津屋はたこ焼きの原点なんですね。
会津屋のたこ焼きは一口サイズでどんどん食べられます。こちらではソースなしが基本、生地の美味しさで勝負です。あっさりシンプルなたこ焼きなら右に出る者はいないかも。ラヂオ焼きは今でも人気メニューの一つ。たこ焼きとラヂオ焼き、ネギ焼きが入った三種盛があるので、食べ比べしてみてはいかがでしょう？

プリンセストヨトミの舞台にもなった松屋町（大阪人は"まっちゃまち"といいます）・空堀商店街に、シャンパンやワインと一緒にたこ焼きを楽しめるお店があります。大阪人は自宅でたこ焼きパーティ（タコパ）をする時に、ビールだけでなくシャンパンなども合わせるんですよ。これが相性抜群なのです。

お出汁はこだわりの昆布とかつお節でとった一番だしを使用。一口食べるとお出汁の旨味がじゅわっと広がります。お出汁だけでなく食材すべてにこだわりがあり、冷めてもおいしく食べられます。

オシャレにたこ焼きを味わいたい方はたこりきへ足を運んでみて下さいね。たこ焼き以外のビストロ風メニューも豊富ですよ。もちろんテイクアウトもできます。

北大阪急行・千里中央駅直結の「和楽路屋 セルシー店」は店内でビールを飲みながらたこ焼きを食べることができます。この店のたこ焼きはカリカリで香ばしく、何もつけなくても美味しくいただけます。イートインだけでなく、テイクアウトも可能です。

自信をもってオススメできる14店をご紹介しました。どのお店もとてもおいしいたこ焼きを味わえます。人それぞれ好みがあると思いますので、食べ比べしてご自身のNO.1のお店を見つけ出してくださいね。