大阪・地元民がおすすめ！コレは押さえておきたい食いだおれ大阪のB級グルメ5選

関西エリア以外の人は、「かすうどん」と聞くと天かすのイメージがあると思いますが、細かく刻んだ“牛の小腸（ホルモン）”を油で揚げたものを“油かす”と呼びます。肉の旨みが凝縮された、油かすをスープで煮込むと、おいしいうどんダシに。コラーゲンもたっぷりな油かすを具材にしたものが「かすうどん」です。

本店は藤井寺のインターチェンジ前にある夜中に行列ができるお店です。最寄り駅からはだいぶ離れているので、車で向かうのが一番行きやすい。大阪市内から離れているので、今回はいろんな路線から向かいやすい難波にある店舗をご紹介します。

地下鉄なんば駅から数分、水掛不動尊通り沿いにあるこちら。赤い看板が目印です。入口は細い路地側になります。

カウンター席だけの細長い店内は、隣の席が近いため、お客さん同士楽しくおしゃべりしながら食事をする姿を見ることも。お店は夜遅くまで営業しているので、飲み会の締めにもぴったり。

定番の「かすうどん」には、とろろ昆布とネギ、そして油かすが入ったシンプルなもの。これだけでも十分おいしいのですが、プラス料金で油かすを大盛りしてたっぷり味わうのもおすすめ。

ランチタイムにはおにぎりの無料サービスもあるので、お腹いっぱい食べたい人も満足できるかも。ほかにも、からあげや玉子かけごはんをプラスできるセットメニューも販売！

ダシ自体が結構こってりしているので、個人的には「梅うどん」がおすすめ。大きいふっくらしたはちみつ漬けされた梅干が、かすうどんにのったもの。酸っぱすぎず甘すぎずちょうどよく、さらに梅干をつぶしてダシにとかしてたべるとさっぱりします。

ほかにも、水菜のシャキシャキした食感がたまらない「ハリハリうどん」も◎。さらに梅干がプラスされた「ハリハリ梅うどん」もメニューに並びます。

ビールのお供にぴったりなのが「牛モツ煮」。甘めの味付けなので、お酒がすすみます。冬なら「おでん」もメニューに並ぶので、うどん以外のメニューにも目を向けてくださいね。

夜中のオープンにも関わらず、いつも行列ができる、堺の「大吉」。深夜営業の天ぷらやさんとして有名なお店です。堺魚市場の中に店舗を構えるだけあって、新鮮な魚介をつかった天ぷらが堪能できます。衣はサクサクと軽め、油っぽさがないので、箸が止まらぬおいしさだとか！ただ、営業時間や立地など、観光で訪れるにはちょっと訪れにくいので、朝から営業している、なんば店をご紹介します！

南海電鉄なんば駅から徒歩3分、なんばCITY南館の飲食店ゾーン“なんばこめじるし”の一角にお店はあります。日本橋側に面した通り沿い。夜は並ぶので早めに訪れるか、事前に電話確認するのがおすすめ。

店内の床には、大吉名物の「あさりの味噌汁」の食べ終わったアサリの貝殻がいっぱい。欠片で怪我をしないよう気をつけてくださいね。

一品から注文OKの天ぷらは、頼んだものがまとめて大きなお皿に盛られて提供されます。エビやアナゴなどの魚介はもちろん、紅ショウガ、トマト、ウィンナー、竹輪といった豊富なネタが揃います。

甘めのつゆには、入れ放題の大根おろしをたっぷり。卓上には塩があるので、ネタによって使い分けがおすすめ。あっさりと食べるなら大根おろしを多めにどうぞ。

天ぷらのお供にぴったりな「あさりの味噌汁」。たくさんのアサリがこれでもか！とお椀いっぱいに。白味噌仕立ての味噌汁はアサリのいい出汁が出ていて、甘め。そして、身を食べ終わった貝殻を床に捨てる！これが、大吉が有名な理由のひとつ。

大吉といえば、あさりの味噌汁ですが、個人的には「玉子の味噌汁」がおすすめ。お椀に広がった、ふわふわの玉子が柔らかく、体に染み渡るよう。食べ終わったら、また注文したくなる一品。途中、一味を入れると旨さが増します♪

大阪のB級グルメの代表格といえば、やはり「たこ焼き」。でも、お店がたくさんありすぎて、どこがいいのやら……と悩むアナタに、私が何度も訪れてしまう、おいしくておすすめのたこ焼き屋さんをご紹介。

御堂筋線なんば駅から徒歩2分、戎橋筋商店街からもすぐの「わかな」。トロふわのたこ焼きが味わえます。トロトロな生地がクセになって、何度も食べたくなるほど。

御堂筋線・千日前線なんば駅からすぐ、地下街・NAMBAなんなんの地下1階にある「会津屋」。ここのたこ焼きは、和風だしがしっかり効いた生地を使っているので、何もつけずにそのまま食べてもおいしい！昭和8年創業のこだわりの味をぜひ。だしやネギが追加できるので、味変も楽しめます。

お笑いの街・なんば千日前エリアに店舗を構える「大阪で1番おいしいたこやきくん」。なんばグランド花月のすぐ脇にお店があります。ふわとろの食感が多い大阪では珍しい、カリサクの食感が味わえる、たこ焼きが人気です。

サクサクした食感は、天かすによるもの。仕上げに白ワインをふりかけることで、風味が豊かに。ソースやかつおぶし、トッピングはセルフサービスなので、好きなだけかけられるのも魅力。でも、まずは、そのままで食べてみてください！

カレーライスというと、ライスの上にカレールーがのっているものを想像しますよね？明治43年に創業した「自由軒」は、大阪に初めてできた西洋料理店。ここのカレーは、見た目からカレーのイメージを覆してくれます。

難波センター街商店街にお店があります。レトロな雰囲気と目を引く暖簾、そして看板娘の女将さんの立て看板が目印。

「名物カレー」を注文すると、「え？これがカレー？」と思わず言ってしまいそうな、見た目のカレーがテーブルに……。すでに、ルーとライスが混ぜられ、生卵がのった状態で提供されます。辛いカレーなので、苦手な人は生卵をしっかりからめて食べてみてください。

名物カレーには、食べ方があります。卓上に説明がありますが、最初の一口は何もせず、そのまま食べてみてください。カレーとライスの絶妙な相性の良さを堪能できるはず。

次に、お店オリジナルのウスターソースをかけ、最後に生卵とライスをよく混ぜてから、どうぞ。それぞれの工程ごとに、味の変化を楽しむ一口を忘れずに！長く愛され続けている一風変わったカレーを、ぜひ食べてみてください。

粉もん文化の大阪、麺類もはずせません。先にうどんを紹介しましたが、次は、私が個人的におすすめしたいラーメン店をピックアップ。おいしいのはもちろん、訪れやすいお店をご紹介します。

※ラーメン屋さんは、スープが無くなり次第終了の可能性が高いので、事前に確認してから行くのがおすすめ。

長堀鶴見緑地線・千日前線西長堀駅から徒歩3分。大阪人なら知らない人はいない有名なラーメン屋さん「カドヤ食堂」。行列必至の人気店です。スープに絡みやすい平手打ち麺が絶品！

谷町線・千日前線谷町九丁目駅から徒歩1分、千日前通り沿いにある「らーめんstyle JUNK STORY」。一番人気は「塩ラーメン」。コクががある、あっさりしすぎないスープは、クセになる味わい。そして、

なかでも、ほんのりとゆずの香りが食欲をそそる地鶏のタタキがのった「塩のキラメキ」がおすすめ！カウンター席のみの店内は、9席と狭いので行列必至店ですが、並んでも食べたい！って思わせてくれる一杯。

JR大阪環状線福島駅から徒歩2分、濃厚な魚介スープがたまらない「ラーメン人生JET」。少しどろっとしたスープが麺にしっかり絡むので、麺しか食べていないのにちゃんとスープも一緒に口の中へ……。大きめのチャーシューも食べ応えがあるので、満足できる一杯です。

行列必至の人気店ですが、行列に並ぶ前にやることがあります。まず、食券を購入すること！並んでいるときに、店員さんが注文をとりにくるので、食券は忘れずに。席に着くとすぐラーメンが出てくる効率の良さも魅力のひとつ。

今回は、地元民がおすすめする「大阪のB級グルメ」をほんの一部ですが、ご紹介しました。大阪に在住のアナタにも、観光で訪れたアナタにも、おすすめのできる「食べてみる価値のあるお店」ばかりなので、ぜひコレをきっかけに訪れてみてください。