東北に春の訪れを告げる♪福島県の絶景桜スポット7選

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福島県いわき市は、冬でも比較的温暖な地域。桜は、例年、東京よりほんの少し遅れて開花します。市内には、古木や桜並木も多く、桜の名所は大勢の人々で賑わいます。いわき市のなかでも、もっとも人気のあるのは、こちらの「小川諏訪神社」の桜です。お宮の朱の色と、枝垂れ桜のコラボレーションは、圧巻。神々しくも華やかな光景に圧倒されますよ。

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こちらの枝垂れ桜は、いわき市の天然記念物に指定されている名木で、樹齢は500年以上と推定されています。高さは、約12メートル、幹のまわりは3.6メートルにもなる巨木です。例年、見頃は4月初めごろです。市内のソメイヨシノよりも少し早く開花します。

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花のシーズンは、ライトアップされます。雅楽のコンサートや呈茶など、イベントも行われますので、ぜひお出かけください。最寄駅は、JR常磐線「いわき駅」です。

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「夏井川」の中流域河川敷に植えられた桜の回廊です。地元の人たちが、1975（昭和50）年、夏井川の両岸5kmにわたって、ソメイヨシノの苗木1000本を植樹しました。今では、すっかり福島県の桜の名所となっています。河川敷に咲く菜の花なども華やぎを添えています。のんびりと春風を感じながら、散策するのが人気です。

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シーズンは、4月中旬～下旬頃。夏井川の上空には、鯉のぼりも泳ぎます。のどかな風景に癒されますよ。

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もちろんライトアップも。川面に光が反射して、とても幻想的な光景が続きます。シーズン中は、周辺地域はやや渋滞します。JR磐越東線「夏井駅」の近くですので、電車でのんびり行くのがお勧めです。

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福島県の桜と言えば、「三春の滝桜」ではないでしょうか。樹齢1000年と言われるベニシダレザクラは、全国的にも有名。日本三大桜のひとつに数えられており、国の天然記念物に指定されています。四方に広がる枝は、東西25メートル、南北20メートルにもなります。遊歩道が整備されているので、間近で観賞することができます。

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夕方からはライトアップも！一日中眺めていたい桜です。見頃は、例年4月中旬です。シーズン中は、JR磐越東線「三春駅」から臨時バス「滝桜号」が運行します。

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春が一度に訪れる山間の里「三春」では、春の草花が一斉に咲きそろいます。満開の滝桜と菜の花のコラボレーションは、日本ならではの美しい光景のひとつでしょう。ぜひ、写真におさめてくださいね。

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開成山公園は、福島県の中心部に位置する郡山市でもっとも大きな公園です。四季を通じて、市民の憩いの場となっています。敷地面積は、約30ヘクタール。公園には、五十鈴湖という小さな湖があります。水と緑のあふれる公園は、県内でも桜の名所としてよく知られています。広大な敷地に植えられている桜は、ソメイヨシノを中心に約1300本。満開の時期には、郡山の空を覆うかのように見えます。例年見頃は4月中旬ごろです。

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シーズン中は、隣接する開成山大神宮で桜まつりが行われます。露店が立ち並び、多くの人でにぎわいますよ。お祭り気分を味わえるのがうれしいですね。最寄駅は、JR東北本線「郡山駅」です。

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福島市の花見山は、その名の通り「花がたくさん見られる山」です。もともと花木農家の多い地域ですが、特にこの花見山は、養蚕農家が一つ一つ手入れをしながら副業のために花木を植えていったもので、個人の所有する山です。その美しさが次第に地元の人たちの間で話題となり、花を見せてほしいという人が大勢訪れるようになりました。そこで、ぜひ多くの人に見てもらおうと昭和34年に、一大決心して一般公開したのがはじまり。写真家の故秋山庄太郎氏が「桃源郷」と大絶賛したことから、全国に名が知られるようになりました。桜だけではなく、さまざまな花木が植えられており、その遠景はまさに「春の錦」そのものです。

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個人の所有する山を善意で公開しているものですから、観賞のマナーはしっかりと守りたいものですね。花木畑もありますので、立ち入り禁止のところには絶対に入らないようにしましょう。最寄駅は、JR東北本線「福島駅」です。シーズン中は臨時バスが出ています。4月いっぱい、お花が楽しめますよ。雪の残る吾妻連峰とのコラボレーションは、壮観です。

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「花は桜に人は武士」という言葉がピッタリの風情なのは、こちらの会津鶴ヶ城。名城としての長い歴史があるからこその風情です。日本人の感性がぎゅっと凝縮された美しさに、感極まってしまいそうな雰囲気が漂います。

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園内には、ソメイヨシノのほか、ヤエザクラ、シダレザクラなど多種多様な桜が約1000本、植えられています。武家屋敷とのコラボレーションが楽しめるのは会津ならではです。こちらは4月中旬から下旬にかけてが見頃です。もちろん、ライトアップもあるので、ぜひ会津観光も含めて楽しんでくださいね。最寄駅は、JR磐越西線「会津若松駅」です。駅前からは、周遊バスを利用するとよいでしょう。

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鶴ヶ城は戦後に復元されたお城ですが、特徴的なのは天守閣の瓦です。少し、赤い色をしているのがおわかりですか？実は、鶴ヶ城は日本で唯一の「赤瓦」のお城なんです。赤い瓦と桜、そしてお城の上の青い空が、春爛漫、といった風情を醸し出します。

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福島県内でも、最後に桜の季節を迎える町のひとつ、喜多方市。有名なのは、ラーメンだけじゃないんです。1984（昭和59）年に廃止された旧国鉄日中線の跡地が、現在は遊歩道として活用されています。喜多方駅前から約3キロメートルにわたって、約1000本の枝垂れ桜が植えられています。枝垂れ桜の桜並木ですので、まるで花のシャワーを浴びているような気分になれますよ。遊歩道の途中には、当時運行されていたSLも展示されています。

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最寄駅は、JR磐越西線「喜多方駅」です。4月中旬から下旬にかけてが見ごろとなっています。「桜ウォーク」などのイベントも開催されていますので、春の散策を楽しみに出かけましょう。お腹がすいたら、喜多方ラーメンが待っていますよ。

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東日本大震災で、福島県の特に「浜通り」と呼ばれる沿岸部は、甚大な被害を蒙りました。現在でも、一部地域の人たちは故郷に帰ることができずにいます。それでも、いつの日か故郷に帰る子どもたちのために、沿岸部総延長１６３㎞区間に桜並木をつくるという壮大な「30年後の故郷に贈る　ふくしま浜街道・桜プロジェクト」が進行中です。植樹された桜は、やがてもう一つの福島の桜の名所となるでしょう。美しい春の青い空や、雪の残る山々、大地に芽吹いた若々しい緑、歴史ある街並みなど、さまざまな桜のシーンを楽しむことができる福島の桜スポット。ぜひ、お弁当を持って、お出かけしましょう。