2017年03月16日

滋賀を語るにふさわしいお土産はこれ!おすすめ和スイーツ8選

滋賀を語るにふさわしいお土産はこれ!おすすめ和スイーツ8選

いにしえの時代から、滋賀県は東海道・中山道・北陸道が合流する、京の都への交通の要所でした。「近江を制する者は、天下を制す」とまで言われていたほどなんです。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康も重んじていた滋賀県で、美味しいお土産を買って帰りませんか?贈るときっと喜んでもらえる、おすすめの和菓子をご紹介いたします。

1. いと重菓舗 本店「埋もれ木」

彦根市(彦根駅から徒歩15分)

「いと重菓舗 本店」料理 1038192

出典:かんみ♪さんの投稿

まず最初にご紹介するお菓子は、「埋もれ木」。井伊直弼ゆかりの和スイーツで、滋賀県を代表する銘菓です。緑色の抹茶粉の下には、和三盆の甘味が効いたやわらかい求肥に包まれた白餡が入っています。

「いと重菓舗 本店」料理 1038193 埋れ木 カット

出典:ほくねこさんの投稿

白い部分が「求肥」、その内側に包まれているのがお店で炊き上げた「手芒豆」で作った白餡です。表面の抹茶粉には「和三盆糖」を加えていて、口に含んだ瞬間、上品な甘みが広がります。

「いと重菓舗 本店」料理 1038194

出典:かんみ♪さんの投稿

「埋もれ木」のネーミングは、井伊直弼が10代の不遇な時期に、先の見えない自分のことを埋もれ木に例えて詠んだ「世の中を よそに見つつも うもれ木の 埋もれておらむ 心なき身は」という歌が由来です。井伊直弼は世の中に必要とされず、存在すら認められなかった時代にも、学問・武道の修練を怠らず、茶道・華道・和歌俳句に励んで世に大きく羽ばたいていきました。

「いと重菓舗 本店」内観 1038195

出典:薫美さんの投稿

「埋もれ木」を販売する「いと重」は、糸の商いをしていた糸屋重兵衛が、1809年に菓子屋に商売替えを行って創業しました。店内には「埋もれ木」の他にも、人気の贈答用菓子がいっぱいです。

「いと重菓舗 本店」外観 1038196 いと重 本店

出典:おおおおおさんの投稿

江戸時代は彦根藩御用達の菓子店として、贈答用のお菓子作りもしてきました。こだわりの素材と、丹念に作り上げている自家製餡が評判の、創業から200年を超える老舗店です。

いと重菓舗 本店の詳細情報

いと重菓舗 本店

彦根 / 和菓子

住所
滋賀県彦根市本町1-3-37
営業時間
[月]  08:30 - 18:00 [火]  定休日 [水]  08:30 - 18:00 [木]  08:30 - 18:00 [金]  08:30 - 18:00 [土]  08:30 - 18:00 [日]  08:30 - 18:00
定休日
火曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

2. どら焼き虎てつ「ひこどら」

彦根市(彦根駅から徒歩9分)

「どら焼き虎てつ」料理 1038584 ひこどら 税込168円

出典:miniglobe.さんの投稿

「ひこどら」は、彦根のご当地キャラ「ひこにゃん」の焼き印が可愛らしいどら焼きです。はちみつを加えて作った生地は、ふんわり柔らか。中の餡は、北海道産の「大納言小豆」だけで炊き上げた自家製のものです。

「どら焼き虎てつ」料理 1038585 ひこどら 税込168円

出典:miniglobe.さんの投稿

中には自家製の小倉餡がぎっしりつまっています。「ひこにゃん」の焼き印は、時期によって絵柄が変わるそうです。バラ売りで買えますので、手軽に買える彦根土産としていかがですか?

「どら焼き虎てつ」内観 1038587 店内

出典:皿まわしさんの投稿

「どら焼き虎てつ」の店内には、「ひこどら」の他にもさまざまなどら焼きが並んでいます。

「どら焼き虎てつ」外観 1038589

出典:miniglobe.さんの投稿

「どら焼き虎てつ」の店舗は、彦根城のすぐ近くにあります。

どら焼き虎てつ 本店の詳細情報

どら焼き虎てつ 本店

彦根 / 和菓子、どら焼き

住所
滋賀県彦根市立花町1-2
営業時間
[月]  09:30 - 17:30 [火]  09:30 - 17:30 [水]  09:30 - 17:30 [木]  09:30 - 17:30 [金]  09:30 - 17:30 [土]  09:30 - 17:30 [日]  09:30 - 17:30
平均予算
  • ~¥999

3. 菓匠 禄兵衛「くう」

長浜市(木ノ本駅から徒歩2分)

「菓匠 禄兵衛」その他 1038199 くう 桜あん 包装時

出典:ワイン飲みさんの投稿

「くう」は、インテリアデザイナー 「トネリコ」 さんとのコラボレーションから生まれた和スイーツです。和菓子の伝統を大切に守りながら、新しいスイーツの形を作りだしました。

「菓匠 禄兵衛」料理 1038201

出典:sword19841229さんの投稿

ドーナッツ形をした「くう」は、こしあん・桜あん・黒胡麻・よもぎと、4種類の味が楽しめます。写真は「桜あん」で、桜葉塩漬け、桜リキュールで作られています。

「菓匠 禄兵衛」内観 1038205

出典:たでぃさんの投稿

「菓匠禄兵衛」の店内です。まるで洋菓子店のような雰囲気ですが、昔ながらの和菓子も人気です。

「菓匠 禄兵衛」外観 1038206

出典:浴衣王さんの投稿

店内が洋菓子店のような雰囲気に対して、外観は老舗の風格を感じさせます。本店以外にもデパートにも出店していて、東京や名古屋にも店舗があります。

菓匠 禄兵衛

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

4. 芋平 長浜店「芋きんつば」

長浜市(長浜駅から徒歩3分)

「芋平 長浜店」料理 1098511 カラフルな芋きんつばたち。

出典:黄昏ソルティさんの投稿

「芋きんつば」は長浜の名物菓子です。屋久島幸吉いも・種子島紫いも・紅隼人いもの3種類の「芋きんつば」があります。食べ比べると、それぞれのさつま芋の素材の甘味と食感の違いに感動してしまうほどです。店頭で1個からお求めできますので、食べ歩きにもぴったりです。

「芋平 長浜店」料理 1038217 安納芋

出典:ko-tzさんの投稿

「芋きんつば」は、芋ようかんとも、きんつばとも違った、独自の食感と風味が評判です。珍しい和スイーツですので、お土産に喜ばれますよ。

「芋平 長浜店」内観 1038220

出典:norirahさんの投稿

芋平の「芋きんつば」は、店頭で実演販売しています。

「芋平 長浜店」外観 1038221

出典:dekiちんさんの投稿

芋平の長浜店は、滋賀のオシャレスポット「黒壁スクエア」にあります。

芋平 長浜店の詳細情報

芋平 長浜店

長浜 / 和菓子

住所
滋賀県長浜市元浜町8-19
営業時間
[月]  10:00 - 17:30 [火]  10:00 - 17:30 [水]  定休日 [木]  10:00 - 17:30 [金]  10:00 - 17:30 [土]  10:00 - 17:30 [日]  10:00 - 17:30
定休日
水曜日
平均予算
  • ~¥999

5. 和た与「でっち羊羹」

近江八幡市(近江八幡駅から車で15分)

「和た与」料理 1038208

出典:nakaseteさんの投稿

「でっち羊羹」は、普通の羊羹が寒天をつなぎに使っているところを、小麦をつなぎに使った和菓子。これは、かつての近江地方には海がなく、寒天の入手が難しかったことに理由があります。竹皮の包みを開くと、竹の上品な香りが羊羹からも漂ってきます。昔ながらの人気の和スイーツです。

「和た与」内観 1038210

出典:真由パンダさんの投稿

「和た与」の「でっち羊羹」は、職人技が光る伝統の味。毎日の気温や湿度、それから竹皮の厚みなどを考慮して、手作業で調整しながら作っています。

「和た与」外観 1038211 外観

出典:スルメイカさんの投稿

「和た与」の創業は文久三年(1863年)。「でっち羊羹」は、もともと近所の人々に食べてもらうために作ったものだそう。値段が安くて美味しいと評判となり、商家の丁稚さん(見習い奉公していた人達)が田舎に帰省する時にお土産にしていたことから、「でっち羊羹」と呼ばれるようになったのです。

和た与の詳細情報

和た与

近江八幡 / 和菓子

住所
滋賀県近江八幡市玉木町2-3
営業時間
[月]  09:00 - 18:00 [火]  定休日 [水]  09:00 - 18:00 [木]  09:00 - 18:00 [金]  09:00 - 18:00 [土]  09:00 - 18:00 [日]  09:00 - 18:00
定休日
火曜日
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

6. うばがもちや本店「姥が餅」

草津市(草津駅から徒歩10分)

「うばがもちや 本店」料理 1038240 うばがもち6粒

出典:カミュcamusさんの投稿

「姥が餅」は、400年以上の歴史を重ねてきた和菓子。全国的に有名になったきっかけは、徳川家康にあるのだとか。大坂の陣に向かう途中で献じられたのが、この「姥が餅」。気に入った家康が帰途にも「姥が餅」を買い求めたことから、大名や公卿たちの間にも人気が広がり、さらに松尾芭蕉などの文化人たちが紹介したことによって日本中で知られるようになりました。

「うばがもちや 本店」料理 1038241 うばがもち   アップ

出典:hatti886さんの投稿

「姥が餅」のお餅は、滋賀環境こだわり米の「滋賀羽二重餅米」で作っています。化学肥料・農薬不使用で、自然環境に配慮した農法で栽培したお米です。餡は、厳選された北海道産小豆で作った漉し餡。安心・安全で、身体に優しいのが「姥が餅」なのです。

「うばがもちや 本店」内観 1038243

出典:ごんぼさんさんの投稿

「うばがもちや」は、江戸時代から全国の旅人がお土産を求めに訪れる人気店でした。

「うばがもちや 本店」外観 1038249 うばがもちや

出典:nandhさんの投稿

江戸時代、このあたりは餅を出す茶店が並んでいて、旅の休息の場所だったことから「餅街道」と呼ばれていました。

うばがもちや 本店の詳細情報

うばがもちや 本店

草津 / 甘味処、和菓子

住所
滋賀県草津市大路2-13-19
営業時間
[月]  09:00 - 19:00 [火]  09:00 - 19:00 [水]  09:00 - 19:00 [木]  09:00 - 19:00 [金]  09:00 - 19:00 [土]  08:00 - 20:00 [日]  08:00 - 20:00 [祝日]  08:00 - 20:00
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

7. 叶匠壽庵 長等総本店「大石最中」

大津市(上栄町駅から徒歩6分)

「叶匠壽庵 長等総本店」料理 1038262

出典:まさまさまさまささんの投稿

大津市大石の地は、「忠臣蔵」で有名な大石内蔵助の先祖ゆかりの地です。「大石最中」は、叶匠寿庵が大石に本社を置いていることから、大石へのさまざまな思いを込めて命名したお菓子です。

「叶匠壽庵 長等総本店」料理 1038266 大石最中

出典:まさまさまさまささんの投稿

「大石最中」の皮は近江米を使用していて、香ばしい食感です。

「叶匠壽庵 長等総本店」料理 1038268

出典:まさまさまさまささんの投稿

「大石最中」を半分にカットすると、ぎっしりとつぶ餡が詰まっているのがよく分かります。餡は上品な風味で、後味もさっぱりしています。

「叶匠壽庵 長等総本店」内観 1038273

出典:Drifterさんの投稿

「叶匠壽庵」の総本店の店内では、試食も充実しています。試食には、お茶のサービスもあります。

「叶匠壽庵 長等総本店」外観 1038276

出典:と@さんの投稿

風情ある古民家が「叶匠壽庵」の総本店です。

叶 匠壽庵 長等総本店の詳細情報

叶 匠壽庵 長等総本店

上栄町、三井寺、びわ湖浜大津 / 和菓子

住所
滋賀県大津市長等2-4-2
営業時間
[月]  09:00 - 18:00 [火]  09:00 - 18:00 [水]  定休日 [木]  09:00 - 18:00 [金]  09:00 - 18:00 [土]  09:00 - 18:00 [日]  09:00 - 18:00
定休日
水曜日
平均予算
  • ~¥999

8. 淡海堂「淡海堂の酒ケーキ」

高島市(近江高島駅から徒歩5分)

「淡海堂」料理 1038590

出典:ナツミソラさんの投稿

「淡海堂の酒ケーキ」は、地元の辛口吟醸酒「萩の露」を使って作っています。

「淡海堂」料理 1038592 吟醸酒「萩乃露」がしっかり含浸しています

出典:FROG☆MENさんの投稿

パッケージを開けると、ほんのりとお酒の香りが漂ってきます。一口食べればしっとりした食感で、さっぱりした甘さとお酒の風味がなんともいえない美味しさです。ちなみにお酒を使用していることもあって、食後はお車の運転を控えてくださいとパッケージに記されています。

「淡海堂」内観 1038593

出典:ずっちゃんさんの投稿

「淡海堂」の店内のショーケースには、滋賀県の食材を使ったケーキなどのスイーツが並んでいます。実はこちらのお店は、お酢メーカーの直営店なのです。店内ではスイーツだけではなく、いろんなお酢も販売されています。

淡海堂の詳細情報

淡海堂

近江高島 / ケーキ、カフェ

住所
滋賀県高島市勝野1406-2
営業時間
[月]  09:00 - 17:30 [火]  09:00 - 17:30 [水]  定休日 [木]  09:00 - 17:30 [金]  09:00 - 17:30 [土]  09:00 - 17:30 [日]  09:00 - 17:30
定休日
水曜日
平均予算
  • ~¥999

いかがでしたか?

鎌倉時代から商工業が盛んだった滋賀県は、近江商人のネットワークを通じて全国に新しい文化を紹介してきました。和スイーツにおいても、その気風は今も続いています。古き良き伝統を活かした新しいスイーツの発信元として、これからも目が離せません。

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