食×アートがテーマ！自然と融合するアートの島「豊島」を観光しよう

出典：なかた。さんの投稿

日本最大級のアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。開催は3年に1回なのですが、実はそれ以外の時期も瀬戸内はアートで盛り上がっているんです♪ のんびりとした島本来の魅力を味わうには、会期外がオススメだったりします。

出典：WILD RABBITさんの投稿

そんな瀬戸内でも穴場となっているのが「豊島（てしま）」。「食×アート」をコンセプトにした、自然いっぱいのステキな島を訪れてみませんか？

出典：竹ちゃんさんの投稿

豊島はサイズこそ小さめですが、じっくりかけて回る価値のある魅力満載の島です。最初に、豊島を楽しむコツを3つ伝授しますね！

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会期外にも主要作品へはバスが出ていますが、より自由に散策するためにはレンタサイクルが必須アイテム。電動アシストタイプも借りられるので、坂の多い豊島をぐるりと一周することができます♪

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見事な棚田や鬱蒼と茂る緑、淡い瀬戸内海に浮かぶたくさんの島々を眺めながら、自然を感じるサイクリングを楽しみましょう！

豊島での宿泊は、一般のおうちにお邪魔して島の暮らしが体験ができる「民泊」が主流です。島の人と一緒に畑で野菜を収穫をしたり、料理を教えてもらったり…ホテルでは味わえない、のんびりと充実した時間を過ごすことができて人気を呼んでいます♪

出典：竹ちゃんさんの投稿

豊島の公式サイトから申し込みをしたあと、直接おうちの人から連絡が来て詳しいやり取りをします。そこから既に旅が始まり、島へ訪れるのがより楽しみになりますよ♪ 島についてお喋りしたり、ときにはイチオシスポットを案内してくれたりと、親戚のような気分で交流できちゃうのも魅力です！

出典：竹ちゃんさんの投稿

これは瀬戸内、ひいては現代アート全体に言えることですが、五感を使って全身でアートや自然を楽しんでくださいね！ 特に豊島は、体験型の常設展示作品が充実していますし、「食」に力を入れているのもうれしいポイントです。

出典：nohinarcさんの投稿

五感を駆使していくうちに、自然とアートの境目がだんだんなくなって…そうなればもう、アートフェス上級者の仲間入りです！

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島内にはさまざまな作品が点在しています。週末のみ解放している作品もあれば、基本的に毎日楽しめる作品や施設もあります。カレンダーと相談しながら、最新の作品情報を確認して旅程を決めましょう♪ 作品をいくつかご紹介します！

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「心臓音のアーカイブ」（クリスチャン・ボルタンスキー）

世界中からサンプリングされた心臓音がアーカイブされていて、それを聴くことができます。鼓動に合わせて点滅する電球が、この部屋では唯一の存在。あるいは胎内の記憶に、あるいは自分自身のとても深いところに繋がる、不思議な感覚を呼び起こします。自分の心臓音をアーカイブに加えることもできるので、きっと特殊な体験になるハズですよ。

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「豊島横尾館」（横尾忠則／建築：永山祐子）

極彩色とポップな構図が印象的な画家・横尾忠則の世界が、これでもかとばかりに堪能できる建物。〝動く〟絵画や、中庭一面を使った立体作品もあり、島ののどかな雰囲気とのギャップに衝撃を受けること間違いなし。建物も面白く、細部まで必見です。

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「遠い記憶」（塩田千春）

島の旧集会所に、600枚もの建具を使ってつくられたトンネル。作業には島の人たちの手が多く加わっているそうです。ノスタルジックな雰囲気に誘われトンネルをくぐると、優しい風と島の風景が向こうで待っています。時間が止まったような、不思議な空間です。

出典：☆&★さんの投稿

「トムナフーリ」（森万里子）

竹林のなかにぽっかりと空いた池、その中心にあるオブジェが光るとき、宇宙のどこかでは超新星爆発（＝星の死）が起きています。科学とアートが融合した、幻想的な作品。昼間もキレイですが、夜は一層ミステリアスな雰囲気に包まれます。島にお泊りする人は必見ですね。

出典：WILD RABBITさんの投稿

豊島のシンボル的存在「豊島美術館」。のどかな田園風景に突如、半分埋まったような不思議な形の〝白いもの〟が現れます。これこそが美術館の本体。でもココ、展示作品が一つしかないんです…!?

出典：WILD RABBITさんの投稿

エントランスで受付を済ませたあと、林のなかをうねうねと伸びる一本道に沿って、作品へ向かいます。木々や波の囁きを聞きながら歩いていくと、徐々に心が落ち着いてきます…。

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心の準備ができた頃、ぽっかりと口を開けて現れるのが作品の入口。実は美術館そのものが、大きな一つの体験型アートになっているのです。ココで靴を脱いで上がるのですが、なかでは寝転んでも座ってもよし。歩き回って自分のお気に入りの場所を見つけたら、ひたすらじっと、作品の声に耳を傾けてください。大きく開いた二つの窓から、豊島の自然を感じることもできます。時間を忘れて、豊島美術館に浸りましょう…。

出典：なかた。さんの投稿

こちらは美術館の隣りにあるカフェ（外観写真の左側の建物）ですが、内側のイメージは美術館もこんな感じです。雨の日や風の強い日も、美術館はそれぞれの顔を見せてくれて魅力的です。もちろん季節によって楽しみ方も変わってきます。まるで生きもののような豊島美術館、ぜひその目で、五感で味わってみてくださいね。

出典：uninaさんの投稿

一年を通して「食」で豊島を盛り上げ、人と人を繋げていく「食プロジェクト」は、訪れた人にアートと同じくらい深い印象を与えてくれます。島の〝お袋の味〟はもちろん、新しい感性でつくられていく料理の数々を、じっくりと楽しんでください！

出典：eateatripさんの投稿

「食×アート」を掲げて、2010年の第一回瀬戸内国際芸術祭からお店を開け続けている、豊島の顔的なお店。瓦葺きの門が、島らしい雰囲気でお客さんを誘います。

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お店自体がアートとして制作された、珍しい「作品」。洗練されたなかにも、てづくりの温もりを感じてホッコリできます。

出典：ままんごさんの投稿

旬の食材を味わえる「島キッチンセット」は、前菜やサラダもついていて見た目もボリュームも大満足♪ メインは島で獲れたお魚のことが多いようです。

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香川の味覚、和三盆のプリン。瀬戸内らしいフレーバーを揃えたジェラートなどもありますよ。

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トリエンナーレ会期外も月に一回ほど、イベントやコンサートが開かれています。青空の下で聴く生演奏って、なんであんなに気持ちイイんでしょう？

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島キッチンのお向かいに、カフェがもう一件。ちょっと一目では分からないような見た目ですが、この〝隠れ家〟感がまたいい味を出しています♪

出典：みいちちゃんさんの投稿

大きな窓から見えるお庭がステキ。おばあちゃんの家にいるような雰囲気に和みます。

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ランチは「本日のきらめきランチ」の一種類。家庭的なやさしい味が楽しめます。のんびりとお食事するのにぴったりですよ。

出典：食道者さんの投稿

いちごは豊島の特産！ 穫れたてフレッシュないちごのソイスムージー、デザート代わりにいかがですか？

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いちご農家さん直営のスイーツショップ！ いちご好きはもちろん、豊島の味を堪能したい人は必見です。

出典：spekeyさんの投稿

いちごパフェは驚きのいちご率！ ジューシーないちごを心ゆくまで味わって♪

出典：ＩＥＨＯＪさんの投稿

いちご氷に練乳トッピング！ 濃厚ないちごに思わずウットリ…♡

出典：ココガイイカモさんの投稿

余計なものを加えない、特製いちごソース。お店自体もそうですが、飾らない、そのままのよさが美味しさに滲み出ています…。

出典：竹ちゃんさんの投稿

出典：竹ちゃんさんの投稿

瀬戸内アートといえば直島や小豆島が有名ですが、豊島も負けないくらい魅力に溢れた島です。アート作品はもちろん、自然や人とのふれあいを楽しんだり、美味しいものに出会ったりと、じっくり滞在して味わいものですね♪ 芸術祭期間中でも、会期外でも、豊島でステキな時間を過ごしてみてください！