2019年09月14日
一度でいいから利用したい!乗ってるだけで楽しめる関西の観光列車特集♪
皆さんは『観光列車』に乗ったことがありますか?観光列車は、外観や内装、サービスにまでこだわって造られている電車で、乗るだけで旅気分を満喫することができます♪どれも個性的なものばかりで、電車ファンでなくても楽しめるような面白い仕掛けが盛沢山!カップルで出かければ、いつもとは違った旅をすることができますよ。今回は関西で乗ることができる観光列車をご紹介します。
「たまには変わったデートがしたい」「旅気分を味わいたいけれど疲れたくない」…カップルで旅をする時には、行先に迷ってしまうことってありますよね。そんな時には、“観光列車”に乗って旅に出てみてはいかがでしょうか。移動手段ではなく、乗ること自体がイベントになる観光列車は、ゆっくりと2人だけの時間を楽しみたいカップルにおすすめですよ♡電車に揺られながらのんびりと過ごす休日は、きっと特別なものになるはずです。さぁ、彼を誘って出かけちゃいましょう♪
観光列車とは、車内から見られる絶景があったり、地元の料理を提供していたりと、目的地まで行く手段ではなく乗ること自体がメインとなる電車のことを言います。近年は地方の路線や地元を盛り上げるために、ご当地キャラクターやその場所ならではの外装を施した“ラッピング電車”や、昔懐かしい蒸気機関車など、様々な趣向を凝らした電車が続々と登場しています。今回は、その中でも関西で乗ることができる観光列車をご紹介します!カップルにおすすめのポイントも紹介するので、是非チェックしてみてくださいね♪
美味しいものをゆっくり食べたい!というカップルにおすすめなのが、京都丹後鉄道「くろまつ号」です。完全予約制でコース料理が味わえる"レストラン列車"で、列車の中とは思えない美味しい料理と、四季折々の丹後の景観を楽しめます。金・土・日・祝だけの運行ですが、いつも予約が殺到するほど大人気。季節ごとに料理のコースが変わるので、新しいものが登場する旅に足を運ぶ常連さんもいるほどです。
京都丹後鉄道 くろまつの詳細情報
京都丹後鉄道「あかまつ号」は、宮津から西舞鶴間を運行している観光列車です。車内は定員予約制になっていて、先着順に好きな席に座ることができます。座席は快適なソファー席やカウンター席、テーブル席などがあるので、2人でお好みの席を選びましょう♪電車の中とは思えない半円のベンチシートや家具のようなソファー席もあるので、まるで自宅にいるかのように寛ぎながら旅を楽しめますよ!
車窓からは美しい景観と、四季折々の自然を眺めることができるのですが、中でも一番のおすすめスポットは“由良川橋梁”。海の中を突っ切るように走っており、景観を楽しむために速度を落として運行します。海面から6mの場所にある線路の上を走っているので、海と一体化するような感覚を味わうことができますよ。
景勝地として有名な“奈具海岸”でも一時停止をし、眼下に海を望めます。どこまでも続くような青い海と、その奥に広がる雄大な山々の景観は、2人の思い出に残ること間違いなし!この景観は海側のカウンター席から一番よく見ることができます。
京都丹後鉄道 あかまつの詳細情報
京都丹後鉄道「あおまつ号」は、全席自由席で通常の運賃のみで利用できる観光列車です。運行区間は福知山や西舞鶴から天橋立までとなっていて、地元の足としても利用されています。座席は2人掛けのペアシートと、2人掛けシートが向かい合っている4人のボックス席、窓のほうを向いて景観を楽しめるテーブル席などを用意。自然豊かな場所を走るので、日常から離れてゆっくりしたい2人におすすめの観光列車です。
京都丹後鉄道 あおまつの詳細情報
南海電鉄「こうや花鉄道 天空」は、橋本駅から高野山にほど近い場所にある極楽橋までを繋ぐ、約20キロの区間を走行している観光列車です。車体は周りの自然に調和するように深緑色で、高野山の根本大塔を参考にした紅色がアクセントになっています。大自然の中の443mの高低差がある急こう配の山岳区間を走ったり、沢山のトンネルをくぐったりするので、探険気分を味わいたいカップルにおすすめの観光列車です。
席は全席指定で、テーブルタイプやカウンタータイプなどがあります。窓はワイドな固定の大型窓を採用していてるので、絶景を特等席で眺めながら旅を楽しめます。4人掛けのコンパートメント座席では、窓の下に腰窓があり、スリル満点な谷底の景色も眺めますよ!座席の高さを変えることで、前の席に人がいても景色を良く見えるように工夫がされていますが、中でも絶景が見られると一番人気なのが“先頭展望席”。運転手さんのすぐ後ろの席で、進行方向に設置された椅子なので、山の間を突き進む感覚を体感できますよ♪座席は指定することができないので、もしこの席に座れたらラッキーです!
こうや花鉄道 天空 (南海電鉄)の詳細情報
三重県の伊勢や志摩の減少する観光客をなんとか取り戻そうと計画されて造られたのが、近畿日本鉄道「しまかぜ」です。2013年の伊勢神宮式年遷宮に合わせて名古屋や大阪難波方面から三重県の賢島駅間で運行し、翌年には京都からの便も開設されました。観光特急専用車両として走行しているので外観は先進的で、伊勢志摩の青空をイメージした青色が特徴的です。関西方面から三重県への足として、ちょっと贅沢な旅をしたいカップルにおすすめの電車です。
カフェ車両ではしまかぜが運行している沿線の名産品を味わうことができます。1階にはゆったりとしたソファー席があり、2階のカフェスペースからは流れてゆく景色を正面に見ながら軽食を味わえます。カフェ席でしか味わえないスイーツセットも販売されているので、甘いもの好きなカップルにもおすすめですよ!
観光特急しまかぜの詳細情報
大阪阿部野橋駅から吉野駅までの間を運行している近畿日本鉄道「青の交響曲(シンフォニー)」は、沿線にある世界遺産の金峯山寺や、桜で有名な吉野山などの沢山の名所を眺めながら、上質な大人旅ができると人気の観光列車です。車体は高級感の漂う濃紺色の車体カラーとアクセントの金色の線が印象的で、吉野山の自然をイメージしたエレガントな「Blue Symphony」のエンブレムが印象的。忙しい毎日を送っているカップルにぴったりの、静かで落ち着いた旅をすることができる観光列車です。
車内は2+1席の3列シートで、広々としたデラックスシートを採用している為とっても快適。カップルにぴったりのテーブルを挟んで向かい合うツイン席や、お友達とわいわい楽しめるサロン席等もあり、利用シーンによって選べる座席が魅力。床はカーペットになっているので、家でくつろいでいるかのようにリラックスしながら過ごせます。
青の交響曲の詳細情報
和歌山電鐵「いちご電車」は、和歌山県貴志駅周辺の名産品である“いちご”を車体にあしらった電車です。和歌山電鐵貴志川線が利用者の減少で廃線の危機にある中、観光列車でなんとか復活をさせようと2006年に既存の電車をリニューアルして造られました。水戸岡鋭治氏がデザインをし、「いちご列車サポーター」の支援によって作られたことから、地元で愛されている電車でもあります。外観だけでなく内装にもこだわっているので、記念撮影をしながら列車旅を楽しみましょう♪
いちご電車の詳細情報
和歌山電鐵のリニューアル列車第二弾として2007年に登場した「おもちゃ電車」は、「OMODEN(おもでん)」の愛称でも親しまれている電車です。電車と線路をモチーフにしたロゴマークで、赤色のボディが目を引くド派手な電車。その名前の通り、車中には沢山のおもちゃや、おもちゃにちなんだ内装があり、乗る人の心をワクワクさせてくれます。
おもちゃ電車の詳細情報
猫好きなカップルにおすすめしたいのが、リニューアル電車第三弾として2009年に登場した和歌山電鐵「たま電車」です。一時期テレビでも話題になった名物駅長“たま”をモチーフにしたデザインで、車体の先頭は猫の顔になっています。ちゃんと耳までついているのが可愛らしいですね♡
廃線の危機にあった路線を復活させた初代たまに引き続き、今は別の猫が駅長を務めています。出勤日はホームページなどでも確認できるので、会いたい人は事前に確認してから出かけてみてくださいね。
たま電車の詳細情報
秘境感を楽しみたいカップルにおすすめなのが、嵯峨野観光鉄道「トロッコ列車」です。トロッコとは、車や普通の電車が通ることができないような場所を走る貨物専用の小型の貨車のことを言うのですが、この列車は景観を楽しむ観光列車として山陰本線の旧線の一部を利用して走っています。京都市のトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの間の約7.5mを25分ほどで運行しているので、雄大な自然に包まれながら、非日常の時間が過ごせます。
座席は2人掛けの木製の席が向かい合わせで設置されており、レトロな雰囲気。内装も外観に合わせてクラシカルな造りになっているので、ゆっくりとした時間の流れが感じられます。車内では車掌さんのアナウンスが流れ、景色について紹介してもらえます。天気の良い日には保津川下りをしている船を眺めることができ、手を振る人達が見えますよ♪このトロッコ列車には、全国的にも珍しい女性のディーゼル機関車運転士さんも乗っています。
保津川沿いの森は、春は山桜、夏は新緑、秋には燃え上がるような紅葉、冬には雪景色を纏って楽しませてくれます。穏やかに流れる川は見ているだけでも癒されるので、リフレッシュしたいカップルにおすすめです♡
嵯峨野トロッコ列車の詳細情報
嵯峨野トロッコ列車
- 住所
- 京都府亀岡市篠町山本(トロッコ亀岡駅)
- アクセス
- 1) 嵯峨嵐山駅から徒歩で5分 嵯峨嵐山駅の西隣にトロッコ嵯峨野駅有 2) 馬堀駅から徒歩で10分
- 営業時間
- [3月1日〜12月29日] [水] トロッコ嵯峨野9:07発〜16:07発 (1時間1本) トロッコ亀岡9:35発〜16:35発 (1時間1本)
- 定休日
- 水曜日が祝日の場合、春休み、GW,夏休み、紅葉の時期には水曜日も運転いたします。
- 料金
- 大人 880円 子供 440円 ※乗車区間にかかわらず均一料金
西日本旅客鉄道(JR西日本)「SL北びわこ号」は、滋賀県の北陸本線米原~木之元の間を走行している観光列車です。1995年に長浜を中心とした湖北地域を盛り上げるために運行が開始され、今まで累計で25万人を超える利用客が乗車しました。蒸気機関車ならではの迫力とレトロな外観は、特に列車好きのカップルにおすすめ♡毎週運行しているわけではなく、季節ごとに日曜日限定で運行しているので、予約がとても取りにくいことでも有名です。ホームページで運行状況を確認できるので、チェックしてみてくださいね!
乗車時間は約40分。木ノ本駅に到着後は約1時間ほど点検をしながら停車しているので、この時間が撮影タイムになります♪蒸気を噴き上げたり汽笛を鳴らしたり、蒸気機関車ならではの迫力ある姿を体感しちゃいましょう!
この列車は外から眺めるのも人気があり、運航日には鉄道ファンがカメラを構えて待ち受けます。田園風景の中、蒸気をあげながら走る列車は、まるで昔からタイムスリップしてきたかのよう。
SL北びわこ号の詳細情報
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した観光列車は、どれも個性的で素敵な電車ばかり。観光列車が初めてのカップルでも楽しめるような仕掛けが沢山なので、次の旅行でどこに行こうか迷ったら、是非乗りに行ってみてくださいね!