山梨県民のソウルフード「おほうとう」を食べよう！地元民おすすめ5選

出典：stazさんの投稿

たっぷりの根菜野菜に鶏肉やキノコを、太い麺といっしょにお味噌でグツグツ煮込んだ山梨県の郷土料理。それが「おほうとう」です。体がよく温まり、栄養バランスも優れたこの料理は、山梨県民の生活から切っても切り離せないもの。「おほうとう」の大きな特徴はカボチャが入っている点で、県外の人にとってはこれが信じられないようですが、山梨の人にとっては当たり前の光景なんです♪

出典：まゆげさんの投稿

「ほうとう」という名前の由来はさまざまな説があり、一説では『戦国時代に武田信玄が自らの刀で小麦粉を削ってつくった』といわれていますが、これはどうやら作り話しのようです。古来、山梨県では穀物のことを“ハタキモノ”と呼んでいて、穀物を粉にする作業を“ハタク”と言っていました。この“ハタク”が“ハウタウ”になり、最終的に「ほうとう」になったという説が有力です。おほうとうは、なんと平安時代に書かれた「枕草子」にも“ハウタウ”として登場しているというのですから、いかに古くからあった料理かということがわかります！

出典：ユウ・ザ・ロックさんの投稿

山梨を代表する郷土料理の「ほうとう」。地域によって「ほうとう」と呼んだり「おほうとう」と呼んだりします。「お」をつけるのが正しいのかどうかは、なんともいえないのが本当のところ。わかりやすく言えば、母親の呼び方といっしょです。「母さん」とも「お母さん」ともいうけれど、どちらかというと「お母さん」が自然。でも、各ご家庭によってどちらで呼ぶかは自由ですよね。「おほうとう」もそんな感覚だと思ってくださいね♪

出典：コネリーさんの投稿

山梨県を訪れたなら、ぜひ一度は食べておきたい「おほうとう」。でも、どのお店に行けばいいのかわからない人が多いのでは？ここでは地元民が「ここならいいよ」というおすすめのお店をご紹介しましょう♪

出典：カメさん7さんの投稿

山梨県の代表的なほうとう専門のチェーン店。県内各地に10店舗展開しています。「小作」と書かれた大きな木の看板に瓦屋根、それに赤茶色ののれんが目印。オーソドックスに“はずれ”のないおほうとうをいただきたいのなら、ここで間違いありません！

出典：たんじきさんの投稿

河口湖店など、観光地の店舗は奥行きのある広いスペースで活気があります♪

出典：たんじきさんの投稿

小作のおほうとうは、とにかくバリエーションが豊か。一番人気の「かぼちゃ」の他にも、「豚肉」「きのこ」「ちゃんこ」など、いろいろな味を楽しめます。

出典：you620さんの投稿

自家製「黄金ほうとう」が、『昇仙峡ほうとう味比べ真剣勝負』で2011〜2013年の3年連続1位に輝いた実績を持つ歩成。地元で採れた新鮮な野菜やキノコの味わいとコシの強いしっかりとした麺のおいしさが評判です！

出典：ｂｏ－ｔａｋａさんの投稿

歩成の魅力は、おほうとうを目の前の卓上コンロで煮込んでくれるところ。待つこと13分。できたてホヤホヤのおほうとうは、優しいスープの味わいとしっかりとコシがある麺のうまさが絶妙。

出典：ｂｏ－ｔａｋａさんの投稿

味は、山梨の新鮮な“信玄どり”か“ワイン豚”かの2種類から選べます。どちらのお肉も柔らかくモチモチしていて美味ですよ♪

出典：りとはふさんの投稿

落ち着いたセンスのよい雰囲気が人気の「富士の茶屋」。おほうとうだけでなく、鳥のモツ煮、馬刺しなど、山梨の人気メニューがいろいろ食べられます。

出典：

美味しいだけではなく、メニューはどれをとってもボリューム満点。自家栽培した有機野菜が使われているところも嬉しいところ。心もお腹も満足感でいっぱいになりますよ♪

出典：y_recさんの投稿

ぶどうの産地で有名な勝沼地区は、実は“おほうとう激戦区”。数多くのおほうと店が点在していて、口コミで評判の高いお店もけっこうあります。国道20号線の「藤井」の交差点の坂を下ってすぐ右側にある「いしはら」はとても目立たない場所にあり、一見普通の古風な民家に見えます。しかし、噂を聞いておほうとうを食べにくるお客さんが列を作る人気店なのです！

出典：y_recさんの投稿

まるで田舎の祖父母の家のような渡り廊下を歩いて、お座敷に通されます。

出典：y_recさんの投稿

「いしはら」の人気の秘密は、古民家の雰囲気の良さはさることながら、特別なおほうとうの美味しさにあります。濃厚で香り高い自家製味噌が使われたスープ、カボチャの甘さやネギの歯ごたえなど、それぞれの素材の味が生かされた全体のハーモニー。そして何より、手打ちで作られている太さが不揃いの麺。手作りの歯ごたえがたまりません。いしはらのおほうとうは、「うまい！」の一言に尽きます。

出典：夢丹生さんの投稿

こちらも勝沼の古民家でいただくおほうとう。旧国道20号線沿いにあります。

出典：余脂坊さんの投稿

古風な佇まいと日本庭園を眺めながらいただくおほうとうが人気を呼び、休日は人でいっぱいです。

出典：reicheさんの投稿

皆吉のおほうとうは、野菜がベースになり、希望で好きなように豚肉、鶏肉、きのこなどが追加できます。鉄鍋で煮込んで運ばれてくるおほうとうは、見た目はボリュームがありますが、さっぱりとしているために意外とペロリと食べられます。古民家の温かな雰囲気とおいしいおほうとうで大満足のひとときを過ごせるお店です。

出典：にょろ55さんの投稿

おいしいおほうとう屋が軒を並べる山梨県ですが、実のところ地元民はあまり外食でおほうとうを食べることがありません。というのも、誰もが一番大好きな唯一のおほうとうは、「家庭で手作りするもの」だからです！

山梨県ではどのスーパーにも、必ず“ほうとう麺”が売っています。メーカーも量もさまざまで、皆お気に入りの品を買っていきます。

出典：Fuji　namiさんの投稿

お雑煮の作り方が地域や家庭で違うように、おほうとうも、それぞれの家庭のレシピ＆味があります。基本のレシピはとてもシンプル。ぜひチャレンジしてみてください♪

出典：lealea449さんの投稿

「おほうとう」は誰にでも作れます！噂のほうとう屋を訪ねてお手本の味を覚え、ほうとう麺を買って帰り、自宅で作ってみてはいかがでしょう？“ほうとう麺”は駅や観光スポットなどのお土産屋でも売っていますが、おすすめはスーパーで売られている、地元民が愛用している商品たち。具材はあなたのお好みで。ぜひ「おうちほうとう」を楽しんでくださいね♪