屋久島へひとり旅。おひとり様におすすめのホテル＆旅館をご紹介

屋久島は鹿児島県の佐多岬から南南西に約60kmほどのところにある離島です。推定樹齢7200年という縄文杉やハート型で有名なウィルソン株など、一度は見てみたい大自然の神秘がいっぱいの島で、海外からバックパッカーも大勢やってきます。

屋久島には初心者向けのトレッキングコースもたくさんあり、ガイド付きツアーに申し込みができる宿も多いのでぜひ利用してみて！トレッキングではかわいい動物に出会えることもあり、屋久島の大自然をたっぷり堪能できますよ。

バックパッカーが多いせいか、屋久島は一人旅率がとても高く、宿もおひとり様が利用しやすいお宿がいっぱい。民宿や小規模な宿でも個室だったり、相部屋でも男女をきっちり分けてくれていたりするので安心です。今回は屋久島のエリア別におひとり様におススメの宿を計7か所ご紹介します！

屋久島に来る高速船やフェリーが発着する宮之浦港があるエリアです。屋久島の玄関口で、宿もたくさんあります。屋久島環境文化村センターや屋久島観光センターなどが集まっているので、情報収集にも便利なエリアですよ。

「旅館 田代別館」は宮之浦港から車で約10分、宮之浦川の上流にあります。山に囲まれた土地に透明度の高い宮之浦川が流れるという、屋久島の美しさを堪能できる宿です。すぐ近くにスーパーがあり、旅の用意に何か足りないものがあってもすぐに補充できる点も魅力です。

お食事は、獲れたての魚介類がメインの会席料理。トビウオや首折れサバ、アサヒガニなど屋久島らしい食材が並びます。しかも盛り付け方がカッコよくて、名物のトビウオはすぐ写真を撮ってSNSにアップしたいくらいです！

田代別館のすぐ横を流れる宮之浦川は、ヒスイ色のキレイな川です。硬度10以下という軟水は、ミネラル分をほとんど含まず、不純物がないために水の透明度がとても高いためこの美しい色が生まれます。これほどのヒスイ色は本州ではなかなか見られません。お部屋から見える部屋もあるので、のんびり眺めて楽しんでくださいね。

こちらのお宿は、サービスがとっても充実しているので、気軽なひとり旅にとても便利！レインコートや登山シューズなどの登山グッズのレンタルや、登山弁当（要前日予約）が予約できるほか、レンタサイクルの貸し出しもあります。宮之浦港や屋久島空港へ無料送迎（要前日予約）もありますよ。

「民宿 まんてん」は、高台にある静かな宿です。県道から100メートルほど中に入っているため、まるで森の中にあるような雰囲気。敷地からは海を見ることもでき、海岸までは約250メートル。屋久島が海に囲まれた山の島だということがまざまざとわかる立地です。

客室はとてもシンプル。エアコンとテレビ、冷蔵庫がついていますがトイレは共用です。掃除が行き届いていて清潔感があるので女性も安心ですね。

夕食はサバやトビウオなど屋久島らしいメニューが並び、アサヒガニやイセエビ、刺身の盛り合わせも追加できます。屋久島の焼酎・三岳を飲みながら、毎日変わるメニューで新鮮な魚をたっぷりいただきましょう。

こちらのお宿では、ガイド付きトレッキングのパッケージプランを受け付けています。屋久杉のトレッキングツアーだけでなくスキューバダイビングもお願いできるので、希望する場合は早めの申し込みがおすすめです！

「民宿 屋久島」は、屋久杉を使用したインテリアで飾られたセンスのいい民宿です。6畳～12.5畳の個室があるほか、女性の一人旅用に定員4名のシェアタイプ（カーテン付き2段ベッド）のリーズナブルなプランも用意されているので、現地で友達を作りたい方などはこちらを利用するのもいいかも。

食事はおいしくてヘルシーな屋久島料理。メイン料理は魚がベースですが、調理法を変えてくれるので同じお料理が2日続くということはありません。それにしても屋久島のトビウオ料理は本当においしい！

トレッキング用品のレンタルもしています。ゴアテックスのシューズはもちろん、レインウェアやリュクサック、ヘッドライトなどもすべて借りられます。身軽で来て屋久島のトレッキングができるなんて、とっても助かります！

「民宿 やくすぎ荘」は、宮之浦川のそばにある民宿です。宮之浦港から車で5分、近くにバス停やスーパーもある便利な場所ですが、まるで森の中にいるような静けさです。宿がガイド会社も運営しているので、女性一人でも縄文杉や白谷雲水峡へのツアーに参加しやすいのもメリットです。

お部屋や食事処のウッドデッキからは、宮之浦川が見渡せます。世界遺産である屋久島の、雄大な大自然を体感できる宿です。女性スタッフの明るい対応にも癒されますよ。

こちらのお宿は「お値打ちなのにお部屋がキレイ」「室内に洗面所があってよかった」「お風呂に24時間入れた！」などなどの声が多く、リピーターが多いお宿。なによりもスタッフの温かい対応が、高評価を得ているようです。

高速船が発着する安房港があるエリアです。縄文杉トレッキングの入り口・荒川登山口に近いところで、ホテル・民宿もたくさんあります。屋久杉自然館、屋久島世界遺産センター、屋久杉ランドもこのエリア内にあります。

2013年にオープンしたばかりのホテルです。屋久島の玄関口からのアクセスがとてもよく、安房港から車で3分・屋久島空港から車で5分という抜群のロケーション。ホテル内にお食事処はありませんが、向かい側にスーパーがあり、近くに飲食店もあるので不自由はしません。トレッキング用のお弁当などはスーパーで購入できます。

個室対応で女性一人でも安心して泊まれるのも大きなメリット。ベッドにユニットバス、ウォシュレット、テレビ、エアコン、冷蔵庫を完備しています。トレッキングでクタクタになっても、これならしっかりと充電できます！

ひとり旅だと、情報収集が大変なこともありますが、こちらのホテルのロビーには、宿泊客が利用できる観光情報誌やマップが充実しています。またロビーにはパソコンやフリードリンク（コーヒー、お茶、水）が用意してあり、ジュース自動販売機 ・製氷機もあるので大助かり。ゆっくりのんびりと現地の最新情報を集めてみては？

「民宿 いっぱち」は、全室個室になっている過ごしやすい宿です。安房港より車で5分、県道から少し入ったところで、とても静かで清潔。徒歩10分圏内にスーパーや飲食店があるので買い物にも困りません。

安房地区は縄文杉トレッキングの入り口に近いので、他のエリアよりは20～30分ゆっくりと出発できます。宮之浦地区なら早朝4:00頃に宿を出発しますが、安房地区なら4:20の出発で大丈夫です。朝が弱い人は安房地区の宿を探すのがおすすめ！

このお宿では、朝も夜もお部屋で食事をいただくことができます。お部屋食ならのんびりと自分のペースで味わえるので、プライベートな時間を堪能したい方にはぴったり。メニューは毎日変わるので、連泊して屋久島の魚を味わいつくしましょう！

尾之間地区は天然温泉があるエリア。屋久島の自然のなかでのんびりと滞在したい人にはぴったりです。トレッキングツアーの送迎もあるので、温泉とトレッキングの両方を楽しめます。

「JRホテル屋久島」は、谷鼻岬の根元にあるため海を見渡せる眺望ばつぐんの宿。世界自然遺産登録エリアのモッチョム岳も一望できます。山を背後に、目の前に海という絶景を楽しみましょう。

バックにはモッチョム岳が！宿にいながら屋久島の自然を体感できます。

こちらはやや高級ランクの宿ですが、「どうしても一人で民宿に泊まるのは難しくて…」という女性には利用しやすいでしょう。ベランダからは屋久島でも屈指の絶景が眺められます。

館内にはコインランドリーがあり、全客室にシューズドライヤーも用意されています。トレッキング用品の汚れが気になるときも、すぐにスッキリできて快適です。

館内のお風呂は天然の屋久島温泉。泉質はアルカリ性単純温泉で筋肉痛や関節のこわばり、疲労回復に効果があるそうですから、トレッキングの疲れを取るにはぴったりです。東シナ海を見ながら入る温泉は格別です！

屋久島へは、伊丹・福岡から1日1便ずつ直行便が運行しています。それ以外の場所から向かうなら、まずは鹿児島空港を目指しましょう。それぞれの所要時間は、東京（羽田）～鹿児島が約1時間45分、名古屋（中部）～鹿児島は約1時間20分。鹿児島空港から屋久島行きの飛行機に乗り継ぎできれば、島までは約30～50分です。

鹿児島空港から船に乗る場合は、リムジンバスに乗って鹿児島中央駅まで約1時間、さらに港までバスで約20分です。空港から港までは2時間ほどの移動時間を見ておくといいでしょう。船は、高速船（トッピー、ロケット）とフェリー（ハイビスカス）の2種類。屋久島までは高速船で約1時間45分～2時間55分、フェリーで約4時間かかります。

1人旅というと現地でいろいろと大変な気がしますが、屋久島は宿泊でも食事でもツアー参加でも、おひとり様大歓迎！屋久島にも、ひとり旅にもいつか行ってみたい…と思っているのなら、女性ひとりでも行きやすい屋久島で一人旅デビューをしてみてはいかがでしょうか？太古の森を歩けば、身も心も解放されてストレスなんてどこへやら♪ひとり旅の宿探しに、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。