2022年10月18日

札幌でアート三昧♪おすすめの美術館&アートスポット6選

札幌でアート三昧♪おすすめの美術館&アートスポット6選

うだるような暑さが続く夏が終わり、季節はすっかり秋。何をするにもうってつけの過ごしやすい季節がやってきました。今年の秋は、食欲の秋?スポーツの秋?読書の秋?どんな秋を過ごしますか?今回ご紹介するのは芸術の秋にぴったりなアート関連のスポットです。定番の美術館から、気軽に立ち寄れる駅構内のスポットやゆっくりと楽しめる公園まで札幌市内から厳選して紹介します。

札幌で“芸術の秋”楽しみませんか?

自然に囲まれた美術館・アートスポットを巡ろう

自然に囲まれた美術館・アートスポットを巡ろう2994166

出典:おじぴん3号さんの投稿

札幌の美術館のほとんどは、街の中にありながらも緑溢れるスポットにあったり、森に囲まれていたりと、リラックスできる都会のオアシスのような場所にあります。野外展示の作品も多く自然を感じながら観賞できるのも特徴です。今回は木漏れ日を浴びながら、ゆったりとくつろいで“芸術の秋”が楽しめるアートスポットをご紹介します。

まずは正統派!定番の美術館

1.北海道立近代美術館

1.北海道立近代美術館2994156

出典:

西18丁目駅から徒歩5分。札幌市中央区の都会の中にありながら、自然にあふれる広々とした敷地でアートが鑑賞できるのが「北海道立近代美術館」です。北海道にゆかりのある作家の美術品や国内外の近代美術品を収集し、常設展「これくしょん・ぎゃらりい」として展示しています。年4回入れ替えで200点前後の所蔵作品をテーマごとに紹介する「近美コレクション」展や、ダヴィンチ展・ゴッホ展などの国内外の優れた作品を展示する「特別展」なども開催しています。

ギャラリー 展覧会

写真はイメージです。

落ち着いた雰囲気の館内。コレクション数は5000点以上あり、片岡球子、岩橋英遠など主に明治以降の北海道ゆかりの作家の絵画や彫刻を数多く収蔵。 また、エミール・ガレなど、アールヌーヴォーから近代までの国内外の優れたガラス工芸品のコレクションや、1920~1930年を中心にパリで活躍したブルガリア人画家パスキンを中心とした「エコール・ド・パリ」の作品 などを展示しています。

1.北海道立近代美術館2997709

出典:

庭には野外彫刻が展示。入口付近には伊藤隆道作・S字型の立体彫刻「回転螺旋・1月」が太陽の光を浴びながら回っています。また、近美コレクションの鑑賞ガイドツアー「ギャラリー・ツアー」では美術館ボランティアが約30分で見どころを紹介してくれます。小難しく考えがちなアート鑑賞ですが、とってもわかりやすく説明してくれるので美術館ビギナーさんにおすすめです。

北海道立近代美術館の詳細情報

北海道立近代美術館

住所
北海道札幌市中央区北1条西17丁目
アクセス
地下鉄東西線西18丁目駅から徒歩で5分
営業時間
9:30〜17:00 (入館は16:30まで)
定休日
[月] 月曜日が祝日又は振替休日のときは開館、翌火曜日休館 展示替え日・年末年始他
料金
高校生 250円 常設展 大学生 250円 常設展 大人 510円 常設展

2.北海道立三岸好太郎美術館

2.北海道立三岸好太郎美術館2994157

出典:

31歳の若さで亡くなった札幌生まれの画家、三岸好太郎の絵画が展示されている「北海道立三岸好太郎美術館」。北海道知事公館の敷地内にあり、街の中で豊かな自然と共にアートが楽しめます。地下鉄東西線の西18丁目駅から徒歩約5分。北海道立近代美術館に隣接しています。

2.北海道立三岸好太郎美術館2997712

出典:

三岸好太郎は、札幌出身の大正から昭和初期に活躍した西洋風のモダニズム洋画家で、遺族から220点の作品が寄贈されたのを機に美術館が作られました。画壇デビューしてから亡くなるまでの10年間ほどの間に描かれた、札幌の街並みや人物像や、蝶と貝殻をモチーフにした抽象画などの代表作を展示。短い間にも作風が変わっていく様子にも注目です。さまざまなテーマでの特別展や、館内でのコンサートや、子ども向けワークショップなども開催されています。

「きねずみ」 内観 113376004

出典:YRさんの投稿

大きな窓のある喫茶コーナー「Caféきねずみ」では、自然を楽しみながら一休みできます。三岸好太郎の作品にちなんだ「ちょうちょクッキー」が付く「ブレンドコーヒー」。ネルドリップで丁寧に淹れられたコーヒーは深い味わいです。小腹が空いたら、道産鮭や焼きチーズなどの具が入った「寝かせ玄米おにぎり」なども楽しめます。こちらのお店では、ポストカードなどの美術館グッズ販売も行われています。

きねずみの詳細情報

きねずみ

西18丁目、西15丁目、西11丁目 / 喫茶店、カフェ、ジェラート・アイスクリーム

住所
北海道札幌市中央区北二条西15 三岸好太郎美術館 1F
営業時間
[月]  定休日 [火]  09:30 - 17:00(L.O. 16:30) [水]  09:30 - 17:00(L.O. 16:30) [木]  09:30 - 17:00(L.O. 16:30) [金]  09:30 - 17:00(L.O. 16:30) [土]  09:30 - 17:00(L.O. 16:30) [日]  09:30 - 17:00(L.O. 16:30) ■ 定休日 月曜日が祝日にあたるときは、開館します。年末・年始(12月29日~1月3日)
定休日
月曜日
平均予算
  • ~¥999

北海道立三岸好太郎美術館の詳細情報

北海道立三岸好太郎美術館

住所
北海道札幌市中央区北2条西15丁目
アクセス
地下鉄東西線「西18丁目」駅から徒歩で5分
営業時間
9:30〜17:00 入館は16:30まで
定休日
[月] 祝日の場合は翌日 展示替え日・年末年始
料金
高校生 250円 所蔵品展 大学生 250円 所蔵品展 大人 510円 所蔵品展

3.本郷新記念 札幌彫刻美術館

本郷新記念札幌彫刻美術館(北海道札幌市)

戦後日本の彫刻を代表する札幌生まれの彫刻家・本郷新(ほんごうしん)の彫刻や絵画など約1800点を所蔵した、中央区宮の森の閑静な住宅街にある「札幌彫刻美術館」。地下鉄東西線「西28丁目駅」より車で約5分、札幌駅からは車で約15分です。

3.本郷新記念 札幌彫刻美術館2997718

出典:

美術館は2館あり、本館では本郷新の芸術を紹介するコレクション展や、「アフリカの仮面と彫像展」や「ロダン展」など彫刻に関する企画展を開催。記念館では、本郷新がアトリエとして建てた邸宅を使い、全国各地に作られた野外彫刻の石膏原型などを展示しています。

3.本郷新記念 札幌彫刻美術館2994158

出典:

本郷新が特に力を入れていたのが野外彫刻です。美術館の敷地内には代表作「わだつみのこえ」など彫刻が点在しています。小さな美術館ながら本郷新の生命力ある彫刻が鑑賞できます。こちらの美術館は没後に遺族から400点を超える彫刻作品と700点の油彩、デッサン、版画などを譲り受け、昭和56年に開館しました。

札幌彫刻美術館の詳細情報

札幌彫刻美術館

住所
北海道札幌市中央区宮の森4条12-1-14

緑溢れるアートスポット

4.札幌芸術の森

2021 07 31 札幌芸術の森 札幌市

「真駒内駅」から車で10分ほどの場所にあり、40ヘクタールという広大な敷地を持つ「札幌芸術の森」。敷地内には、芸術と自然を一緒に楽しめる「札幌芸術の森美術館」や「野外美術館」があります。シンボルともいえる「札幌芸術の森美術館」では北海道や札幌にゆかりの作家の作品と、国内外の近現代美術などを中心にコレクション。テーマごとにさまざまな内容の特別展を年間5本から7本ほど開催しています。

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出典:おじぴん3号さんの投稿

同じ敷地内にある札幌芸術の森野外美術館では、現代を代表する彫刻家の作品や札幌姉妹都市からの寄贈作品など、64作家74点の彫刻が展示されています。福田繁雄の作品「椅子になって休もう」は、美術館内でも屈指のフォトスポット!鮮やか黄色の作品は、森の中でも一際目立ちます。

4.札幌芸術の森2994161

出典:

美術館の前には大きな池があり、自然と触れ合える憩いの場になっています。「芸術の森」内には陶芸、七宝、ガラス、染織などの体験施設「クラフト工房」が園内に点在し、ろくろ回しで陶芸体験をしたり、木工製品を作ったりして楽しむことができます。

札幌芸術の森美術館の詳細情報

札幌芸術の森美術館

住所
北海道札幌市南区芸術の森2丁目75

5.モエレ沼公園

5.モエレ沼公園2994183

出典:naoya_0066さんの投稿

「モエレ沼公園」は札幌市東区にある、世界的に有名な彫刻家イサム・ノグチが設計した公園です。自然とアートの融合が楽しめる貴重なスポット。埋め立て地を利用した人工の山や、ガラスのピラミッドや噴水などのオブジェが点在し「公園全体がひとつの彫刻作品」として、眺めるだけではなく、実際に触れたり感じたりできるアートになっています。環状通東駅から車やバスで約25分の場所にあります。

5.モエレ沼公園2994184

出典:d17529さんの投稿

「ガラスのピラミッド HIDAMARI(ヒダマリ)」の中では、美しい造詣を誇る開放的なアトリウムで休憩したり、「イサム・ノグチギャラリー」でノグチ関連の資料を閲覧したり・・・。館内にはグルメスポットも入っています。不定期で所蔵品店なども行われます。過去には、イサム・ノグチの愛した「あかり」の世界が楽しめる展もありました。

5.モエレ沼公園2994185

出典:naoya_0066さんの投稿

ノグチの原点ともなった“大地に彫刻を掘り込む”という構想がようやく形になった「プレイマウンテン」。ある角度から見ると古代遺跡を彷彿させる石段が並び、その反対側には緩やかな斜面の白い一本道が続いています。ランドスケープアートのアイディアの先駆けともいえる「プレイマウンテン」は、見る角度によって表情が変わります。その他にも、ノグチ自らがデザインした12遊具が並ぶ「サクラの森」などがあり、イサム・ノグチ好きにはたまらないアートスポットになっているんです。

モエレ沼公園の詳細情報

モエレ沼公園

住所
北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
アクセス
1) 地下鉄環状通東駅からバスで25分地下鉄環状通東駅より中央バス東69・79乗車、「モエレ公園東口」から徒歩10分 2) 札幌市街地から車で30分国道12号、国道275号、道道89号線(環状通)を経由し三角点通を中沼方面に進む
営業時間
7:00〜22:00
定休日
無休※ガラスのピラッミドは4/29〜11/3の毎月第1月曜日・11/4〜4/28の毎週月曜日及び年末年始
料金
無料
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番外編 緑には囲まれていませんが・・・

最後にご紹介するのは緑は溢れていませんが・・・“芸術の秋”って敷居が高いと感じている方にもってこいのスポット。気軽さは群を抜いて1番のギャラリーをご紹介します。

6.札幌大通地下ギャラリー 500m美術館

6.札幌大通地下ギャラリー 500m美術館2994159

出典:

地下鉄大通駅駅から地下鉄東西線バスセンター駅へ向かう地下コンコースにある「500m美術館」は駅構内の通路にある日本最長のギャラリーです。大通駅から徒歩10分ほどの場所にあります。なんと無料で、地元のアーティストによる絵画や写真、映像作品などを鑑賞でき、誰でも楽しめるアートスポットになっているんです。

6.札幌大通地下ギャラリー 500m美術館2994160

出典:

「500m美術館」では22時まで照明が点灯され、定期的にさまざまなテーマに変わる展示を、歩きながら鑑賞できます。作品はお弁当の写真など日常を切り取ったような写真や、ファンシーな絵画、立体のオブジェなど形もバラエティに富んでいます。地下2階に相当する地下鉄のコンコース内にあるため、雨や雪などの荒天時でも濡れずにアクセス!気軽に楽しめますね。

札幌大通地下ギャラリー 500m美術館の詳細情報

札幌大通地下ギャラリー 500m美術館

住所
札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目
営業時間
7:30〜22:00

いかがでしたか?

ギャラリー 展覧会

アートと言っても、ただ作品を鑑賞するだけでなく、実際に彫刻などに触れられたり、陶芸や木工などの制作体験ができたり、色々な楽しみ方があります。くつろぎながらアートに親しめて、美的センスのアップもできるかも?ぜひ気軽にアートに触れて、素敵な時間を過ごしてみてくださいね。

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