2017年09月16日

幕末ファン必見!歴史を感じる料理旅館・京都「幾松」がスゴイ!

幕末ファン必見!歴史を感じる料理旅館・京都「幾松」がスゴイ!

幕末当時の屋敷の状態を残している、貴重な京都の料理旅館「幾松」。築200年の本館でも泊まることができる旅館でもありますが、料亭としての顔も持ち合わせているため“料理旅館”となっています。伝統的な京料理と風情のある建物は見事な調和!そして京都で人気の川床も楽しめるんです。幕末ファンならずとも、京都の風情を堪能できるスポットとして必見の「幾松」をご紹介します。

今も色濃く残る幕末の面影!「幾松」をご紹介♪

今も色濃く残る幕末の面影!「幾松」をご紹介♪1319721

出典:

今回ご紹介する「幾松」は、京都の歴史的な建物にある料理旅館。実はここは幕末期の英傑・桂小五郎(木戸孝允)と、その妻である幾松(松子夫人)が過ごした屋敷で、料理旅館として経営されているスポットです。貴重なお部屋が見られたり、エピソードが聞けたり、料理も美味しいので、幕末ファンの方に特におすすめしたい場所!

まずは桂小五郎についてご紹介

まずは桂小五郎についてご紹介1320263

出典:matsumo-tさんの投稿

幕末の倒幕運動に大きく貢献した英傑の1人である「桂小五郎」は、明治維新後に「木戸孝允」と改名。政府の要職に就いて、廃藩置県や藩政奉還など、歴史の教科書で見かける事柄に尽力した人物です。

妻の幾松についても知っておこう!

妻の幾松についても知っておこう!1320260

出典:巨漢君さんの投稿

幕末の動乱期に、常に反勢力から命を狙われていた桂小五郎を、自身の命を懸け守り抜いた気丈な女性「幾松(後の松子夫人)」。元々は三本木の芸姑で、後に桂小五郎(木戸孝允)の妻となった人物です。

それでは、いざ料理旅館「幾松」へ!

それでは、いざ料理旅館「幾松」へ!1320286

出典:マッハのオススメごはんさんの投稿

桂小五郎(木戸孝允)と幾松(松子夫人)の木屋町寓居跡である「料亭旅館・幾松」。時代が大きく動こうとしていた幕末期の、想像を絶する動乱の最中に、2人が愛を育んだ場所です。また松子夫人は木戸孝允が没した後は、思い出が残るこの場所で余生を過ごしたそうです。

それでは、いざ料理旅館「幾松」へ!1328911

出典:

幾松には本館と西館がある旅館。本館は純和風なつくりで趣がありますが、西館はシンプルなつくり。趣や歴史ロマンを感じたい方は本館に宿泊するのがおすすめです。また、幾松は料亭としても人気が高く、食事だけの利用もできますよ。

それでは、いざ料理旅館「幾松」へ!1319869

出典:重村牧男さんの投稿

吹き抜けになっている坪庭は風情たっぷり。こちらの池では京都市長賞などを受賞している錦鯉もいて、見ごたえのある鯉がいっぱいいます。幾松に訪れると、まず最初にこの坪庭のステキさに目を奪われることでしょう。

登録有形文化財「幾松の間」

登録有形文化財「幾松の間」1319853

出典:

幕末ファン必見のスポット!国の有形文化財に登録されている「幾松の間」。幾松の間を観覧希望の方は、事前にその旨を伝えておくと食事の前に簡単な説明をしていただけます。また、期間限定で説明付の見学会もあるので気になる方はチェックしてみてくださいね(10名以上で事前予約が必要)。 

桂小五郎が新撰組から隠れるために入った長持!

桂小五郎が新撰組から隠れるために入った長持!1320266

出典:重村牧男さんの投稿

新選組から桂小五郎を救うために使われた大きな長持ちです。新選組が屋敷に踏み込んだ際、桂小五郎はこの中に身を隠し、幾松は長持の前で三味線を弾いていました。人が隠れるには十分すぎる大きさなので、怪しまれて中を確認されそうになった所、幾松が「もし、中に誰もいなかったらその場で切腹してください」と言い、その覚悟と度胸に心打たれた新選組局長・近藤勇は中を見ることなく引き返していったそうです。

自らの命を懸けて桂小五郎を守った幾松、中に桂小五郎がいることを知っていながらも引き返していった粋な近藤勇、殺伐としていた動乱期に現代でも心打たれるようなドラマがあったんですね。

今もなお残る当時の仕掛け

今もなお残る当時の仕掛け1319868

出典:重村牧男さんの投稿

全てが当時のままというわけではありませんが、今もなお、抜け穴や飛び穴、のぞき穴といった仕掛けは当時に近い状態で保存されています。左奥に飾られている掛け軸は桂小五郎直筆の物だそうですよ。

幾松の間には吊り天井が!

幾松の間には吊り天井が!1319872

出典:matsumo-tさんの投稿

現在はちゃんとくっつけられていますが、当時幾松の間はつり天井になっていて、その上には750㎏の石が仕掛けられていたとか。紐を引くと天井と共に石が落下して敵を迎撃する仕組みだったそうです。今は大丈夫と言われても、ついつい天井を見上げてしまいますね。

宿泊は本館と西館で。客室も純和風!

宿泊は本館と西館で。客室も純和風!1320531

出典:

本館も西館も純和風。部屋によって趣や雰囲気は全然違います。公式HPでお部屋の雰囲気が紹介されていますので、予約される際はそちらを参考にするとよいでしょう。

宿泊は本館と西館で。客室も純和風!1330335

出典:

より風情を味わうなら築200年の本館がおすすめですが、西館も純和風でいてたアール・デコ調の外観がステキです。

幾松

閉業や休業等の理由により施設情報が存在しないか、一時的な障害で施設情報が取得できませんでした。

地元の食材を使用した京料理

地元の食材を使用した京料理1330346

出典:まろんママさんの投稿

旬で新鮮な食材を使用したいという思いから、料理は完全予約制。そしてドレスコードもフォーマルまたはインフォーマルとなっています。“特別なひととき”を楽しめること間違いありません。

地元の食材を使用した京料理1328943

出典:MIDBLUEさんの投稿

色彩豊かな料理の数々がお出迎え♪昼食にはお弁当やミニ会席、昼会席、京会席などがいただけます。1度この味を覚えたら、また食べたくなってしまうのではないでしょうか?

地元の食材を使用した京料理1330360

出典:芳春院さんの投稿

夕食には京会席、精進料理(菜食会席)などの会席料理をはじめ、鱧しゃぶや鯛しゃぶなどのしゃぶしゃぶ、鍋、すき焼きなどもあります。季節によっても料理が変わるので、行く時期に合わせて選んでみてくださいね。

5月から9月は鴨川納涼床

5月から9月は鴨川納涼床1320303

出典:かなこ30851さんの投稿

毎年5月から9月末にかけてセットされる「鴨川納涼床」。川のせせらぎを聞き、大文字や東山、比叡山の山並みを眺めながら最上級の食事をいただく。ものすごく贅沢ですよね。こちらでは夏らしい季節感を楽しめる京料理が味わえます。

幾松

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

まとめ

まとめ1320569

出典:餓神さんの投稿

幕末ファン必見の旅館・幾松をご紹介しましたが、いかがでしたか?入口から既に幕末浪漫を感じさせるつくりになっていて、奥に進めば進むほどその期待感が高まります。中に足を踏み入れるれば、幕末の動乱期にあんなことやこんなことがあったんだなぁと感慨深い感情が芽生えてきそうですね。幕末ファンの方は、ぜひ訪れてその歴史に触れてみてください。

関連記事

関連キーワード