味も香りもストロング！こだわりの珈琲店「丸福珈琲店」とは？

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洋食に憧れ、ハイカラな街・銀座に憧れたひとりの男性が、珈琲という飲み物に衝撃を受け、珈琲を広めたい一心で、昭和九年、試行錯誤の末、大阪で珈琲店をオープンさせました。それが丸福珈琲店の創業です。今回は、創業者のこだわりがいっぱい詰まった老舗の喫茶店「丸福珈琲店」をご紹介します。

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深煎りの極みとも呼ばれるこだわりの豆をつかった極上コーヒーは、技術を認められた職人だけが淹れることのできる究極の一杯なんです。創業以来から独自の焙煎法を守り続けた、伝統と信頼の味を堪能してみてはいかがでしょうか？

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日本橋駅より徒歩3分。丸福珈琲店の本店は大阪ミナミの千日前にあります。戦後、新世界から千日前に移り、沢山の芸能人や文化人など多くの人々から愛される喫茶店となりました。田辺聖子の小説『薔薇の雨』では、主人公が丸福珈琲店を訪れるところからストーリーが始まるのですが、ご存知ですか？

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お店の前に差し掛かると、珈琲の芳醇な香りが漂って来ます。関東ではあまり馴染みがないかも知れませんが、ストロングコーヒーと言われる濃い珈琲が “ウリ” のため、香りも濃いんですね。

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大阪ミナミのど真ん中にあるとは思えないレトロな造りの千日前本店。そこだけ時が止まったようなノスタルジックな空気とアンティークな調度品に囲まれ、ゆったりと至福の時間が過ぎて行きます。

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職人さんが抽出した濃い珈琲は奥行きのあるとっても深い味わい。そして創業当時から変わらない、お皿に添えられた二つの角砂糖。昔を懐かしみながらスプーンの上に角砂糖をのせ、珈琲に浸して楽しむ年配のお客さまもいらっしゃるそうです。丸福のカップ＆ソーサーには大倉陶園製のものが使われています。

出典：urya-momenさんの投稿

丸福のアイス珈琲は無糖か加糖かで仕込み方が違います。加糖の場合はアイス専用の豆を使って淹れた熱々の状態でお砂糖を加えるからです。だから甘くても濃厚なんです。無糖でも注文可能ですが、丸福を訪れたら濃厚な加糖アイス珈琲がおすすめ。

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丸福のミックスジュースは、昔ながらのレシピに基づき、いろいろな果物と蜂蜜を配合し、オーダーを受けてから作られます。大阪発祥のミックスジュースのやさしい味わいは、女性やお子さまにずっと愛され続けているメニューです。

出典：urya-momenさんの投稿

ホットケーキは昭和初期には庶民の憧れだったレトロスイーツの定番です。オーダーを受けてから1枚1枚焼いてくれるので、サクサクでふわふわ。蜂蜜かメイプルシロップをかけていただきます。初めて食べた人でも、なぜか懐かしさを感じます。

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高級な天然ゼラチンのみを使用した珈琲ゼリーは、珈琲の苦みをそのまま感じる深い味わいです。フレッシュをかけていただくと、まったりとした食感と珈琲のコクが楽しめます。バニラアイスを添えた「ゼリーマリアージュ」も人気です。

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牛乳、クリーム、全卵、砂糖、水飴だけで作られた丸福の名物プリン。スプーンですくうとしっかりとした感触なのに、お口に入れるとトロトロでなめらか。濃厚なプリンの甘みと、苦めのカラメルソースの相性はバッチリ！

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カフェオレ風味の生クリームを、丸福の珈琲を使って焼き上げたスポンジ生地で巻いた、つるんとした珈琲ロール。コク深い味わいは丸福にしかない一品です。

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ケーキといえば苺でしょ！という方のための、ベリーたっぷりの王道ケーキです。甘さ控えめの生クリームと甘酸っぱいベリーの相性はバツグン。ケーキはドリンクとセットになったケーキセットがお得です。

出典：urya-momenさんの投稿

丸福印のドーナツとプリン、サクサクのラスクが揃った人気のスイーツセット。メニュー選びに迷ったら「丸福レトロスイーツセット」を選んでおけば間違いナシですよ。

出典：urya-momenさんの投稿

丸福で人気のチーズトースト。厚みのあるパンに、裏ごししたプロセスチーズ、卵黄、調味料などを練り込んだネタをたっぷりのせて焼き上げたものです。表面はサクサク、中はもちもちの食感がやみつきになるというリピーターさんが多いんですよ。

出典：urya-momenさんの投稿

喫茶店らしく、サンドイッチメニューは豊富です。ハム、たまご、野菜、ミックスなど具材もいろいろあり、パンもトーストしたもの、しないものなどバラエティーに富んだメニューが揃っています。

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丸福珈琲店の創業者は、元々は洋食レストランのオーナーシェフでした。なのでカレーやハヤシライス、ビーフシチューなど、昭和レトロな味わいの洋食もいただけます。しっかりと煮込まれたカレーはお肉がトロトロ。ランチタイムには売り切れ必至の人気メニューです。

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レトロでゆったり過ごせる空間が魅力の丸福珈琲店ですが、モダン＆カジュアルな新店舗もオープンしました。名古屋のマルフクコーヒーテラスでは、イラストレーター豊田弘治氏によるポップな作品が店内のあちこちに飾られ、今までの丸福珈琲店とは一味違ったカジュアルなお店になっています。

豊田弘治氏とのコラボで生まれたキャラクター「029（マルフク）君」の食器がとってもキュートです。

マルフクブランドのメニューが中心となりますが、ここでしか食べられないオリジナルメニューなども。「029（マルフク）プレート」は丸福の定番スイーツや人気スイーツが全てのっかった豪華な一皿です。プリン、珈琲ゼリー、丸福ドーナツからラスクまで、丸福の美味しいが一挙に味わえます。

出典：かんみ♪さんの投稿

丸福珈琲店と言えば濃い珈琲が有名ですが、実はフードメニューも充実していたんですね。今どきのカフェもいいけれど、たまには昔ながらの喫茶店の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。