2017年12月27日
九州の絶景を巡ろう♪新幹線で行ける観光スポット8選
九州新幹線や山陽新幹線の九州の停車駅周辺は“絶景”だらけ!博多や鹿児島などの主要駅はもちろん、そのほかの駅も魅力たっぷりなんです。今回は、新幹線を使って行ける九州の絶景スポット8選を紹介します。きらめく夜景から古代日本を感じる遺跡、タイムトリップ気分を味わえる武家屋敷群まで集めました。
2011年3月に九州新幹線が全線開業し、九州が今まで以上に身近になりました。もっとも速い「みずほ」の九州での停車駅は、小倉、博多、熊本、鹿児島中央の4駅ですが、「さくら」や「つばめ」は多くの駅に停まります。そのため、開業以前は行きにくかった観光地にも気軽に行けるようになりました。次の休暇は、新幹線を使って九州の“絶景スポット”を巡りませんか?
小倉駅は“九州の玄関”ともいえる駅。JR西日本の山陽新幹線のほか、JR九州の在来線各線や北九州モノレールも乗り入れています。関門海峡が近いことから絶景観光スポットには事欠きません!
「門司港レトロ」や関門海峡の絶景が楽しめる門司港エリア。門司港レトロとは、JR門司港駅周辺の建造物を大正レトロ調に整備した観光スポットです。ノスタルジックな雰囲気が漂い、食事や買い物ができるお店が多いのも魅力的。そんな門司港レトロを一望できるおすすめのスポットが「門司港レトロ展望室」です。
八角形の尖塔とオレンジ色のタイルがひときわ目を引く洋館は、1917年に(株)大阪商船門司支店として建てられました。1階には、北九州市出身の漫画家・わたせせいぞう氏のギャラリーやカフェもあります。
ライトアップされた夜の「旧大阪商船」ビルもまたいい雰囲気です。
「旧門司三井倶楽部」は、1921年に三井物産の社交倶楽部として作られた歴史あふれる建物です。1922年にアインシュタイン博士が宿泊し、大変気に入ったそうです。1階のレストランでは、和洋折衷の会席料理のほかご当地グルメの「焼きカレー」も味わえますよ。
門司港レトロ地区の詳細情報
博多駅は東海道・山陽新幹線の西端であり、九州新幹線(鹿児島ルート)の起点でもあります。ラーメンや水炊きなど絶品グルメを楽しんだ後は、博多湾の絶景を満喫してくださいね。
福岡のマリーナ地域にある「福岡タワー」は地元ではデートスポットとして有名です。夜はライトアップされていて、幻想的でロマンチック!ずっと見ていたくなります。中には、レストランやショップのほか、絶景を望む展望台もありますよ。
福岡タワーの詳細情報
福岡タワー
- 住所
- 福岡県福岡市早良区百道浜2-3-26
- アクセス
- 西鉄バス「福岡タワー」下車すぐ
- 営業時間
- 9:30〜22:00 ※入館締切21:30
- 定休日
- 6月に2日間不定休
- 料金
- 幼児 200円 小学生 500円 中学生 500円 大人 800円 備考 団体25名以上は1割引
九州新幹線全線開業と共に誕生した新鳥栖駅は、佐賀県東部にある駅。鹿児島をつなぐ九州新幹線のほか、佐賀、長崎方面への長崎本線が乗り入れています。新幹線は「つばめ」と「さくら」が停車しますが、最速列車の「みずほ」は停車しません。博多からも近いこの新鳥栖駅周辺には「吉野ヶ里歴史公園」があります。古代日本の遺跡がダイナミックに広がるおすすめの観光スポットです。
吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)は弥生時代の大規模な集落の跡です。卑弥呼の時代を彷彿とさせる建物跡などで一躍全国の注目を集めました。写真は、東京ディズニーランド2つ分!もの広さを誇る歴史公園。博多駅から新幹線で約14分でJR新鳥栖駅に到着しますが、そこから電車に乗り換えて10数分で行けますよ。
吉野ヶ里遺跡の最大の特徴は敵からの防御を強く意識しでいること。外壕はV字型に深く掘られ、壕の内外には木柵、土塁、逆茂木(さかもぎ)といった敵の侵入を防ぐ柵も。
吉野ヶ里集落の歴代の王が埋葬されたという特別なお墓も復元されています。
吉野ヶ里歴史公園 (吉野ヶ里遺跡)の詳細情報
吉野ヶ里歴史公園 (吉野ヶ里遺跡)
- 住所
- 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
- アクセス
- 吉野ヶ里公園駅から徒歩で15分 - 長崎自動車道東背振ICから車で5分
- 営業時間
- 9:00〜17:00 4月1日〜5月31日/9月1日〜3月31日 [6月1日〜8月31日] 9:00〜18:00
- 定休日
- 12月31日・1月の第3月曜日及びその翌日
- 料金
- 大人 460円 個人/15才以上 460円/団体(20名以上) 280円/ 大人2日間通し券 500円/団体 340円 シルバー(65歳以上) 200円 シルバー2日間通し券 240円 中学生以下無料。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示があった場合、ご本人様と付添の方1名が免除。 310円 大型駐車料金 1,050円/普通車駐車料金 310円/二輪車駐車料金 100円
筑後船小屋駅は、九州新幹線と鹿児島本線の2路線が乗り入れる駅。新幹線は「さくら」や「つばめ」が停車します。この駅で下車した際に訪れたいのが、水郷の美しさで知られる“柳川(やながわ)”。筑後船小屋駅からタクシーで20分ほどで行けますよ。ちなみに、柳川へは、博多から西鉄天神大牟田線で1時間足らずで行くこともできます。博多で下車して足を延ばしてもいいですね。
旧柳川城の水路をたどっていく「川下り」は四季を通じて大人気。水路を行き交う船に乗って、静かな城下町の景色を楽しんでくださいね。
三柱神社の欄干橋(太鼓橋)を船上から見たところ。シャッターポイントのひとつです。
水郷柳川の詳細情報
出水駅は「さくら」や「つばめ」の停車駅です。この駅周辺の絶景ポイントといえば、毎冬、1万羽を超えるツルたちが渡来する出水平野の水田地帯。さらに、出水市の麓町を中心とした出水麓武家屋敷群も一見の価値があります。
出水市ツル観察センターの詳細情報
出水市ツル観察センター
- 住所
- 鹿児島県出水市荘2478-4
- アクセス
- 出水駅 車 20分
- 料金
- 【料金】 大人: 220円 団体割引20名から 中学生: 110円 団体割引20名から 小学生: 110円 団体割引20名から
出水市の麓町を中心とした住宅地エリアは、国が指定した重要伝統的建造物群保存地区です。江戸時代には、出水郷に赴任する薩摩藩士の住宅兼陣地でした。昔ながらの景観を残す武家屋敷の周辺を歩いていると、タイムトリップしたような気分になれます。出水駅から車で10分前後で行けますよ。
周辺を運行している観光牛車(かんこうぎっしゃ)。牛には「いずみちゃん」とか「ももちゃん」などかわいい名前がついています。また、女性限定ですが、出水麓武家屋敷群では、手ぶらで行って着物を着て歩くこともできますよ。気になる方はリンク先を要チェック。
出水麓武家屋敷群の詳細情報
鹿児島中央駅は日本最南端の新幹線停車駅です。宮崎・霧島・指宿方面へ向かう特急列車や観光列車など多くの列車が発着しているほか、船の発着港や県内外各地へのバスの発着地もあります。
鹿児島のシンボル桜島は、錦江湾に浮かぶ高さ1117ⅿ、周囲約52キロの火山の島です。鹿児島市街地から海を挟んでわずか4キロほどの場所にあり、市街地からも噴煙を上げ続ける姿を間近に眺められます。
桜島の詳細情報
鹿児島県の薩摩半島の最南端にある、なだらかな稜線の美しい活火山。「薩摩富士」の別名を持ち「日本百名山」に選ばれています。頂上から望む大パノラマは圧巻!北の霧島、桜島、池田湖、南の屋久まで鹿児島の観光名所を一度に眺望できます。3時間程度で麓から頂上まで登れますよ。
開聞岳山頂からの景色はこんな感じ。登りに約3時間、下りで約2時間半かかります。それほどハードではないトレッキングといった感じですが、歩きやすい靴で登ってくださいね。
開聞岳の詳細情報
飛行機でひとっ飛びして観光を楽しむのもいいけれど、駅弁を食べながら移動中も景色を楽しめるなど、新幹線には独自の魅力があります。長めのお休みをとって、新幹線で九州の絶景を巡ってみませんか?