2022年11月11日
徳島旅行で心に残る絶景を。訪れておきたい絶景スポット12選
四国のひとつ「徳島」は自然たっぷりで、おおらかな風景が楽しめる場所です。そんな徳島には絶景スポットがたくさんあります。絶景を見て心を癒されるも良し、写真に収めてとっておきの1枚を撮るも良し♪徳島を観光する際に立ち寄っておきたい、ステキなスポットを集めました。
目次
四国の東部に位置する徳島県は、山地が多く、全面積の約8割を占めており、1,000mを超える山も多くあります。山間には豊かな水量を誇る「吉野川」が流れ、海側は穏やかな瀬戸内海と黒潮が寄せる太平洋を併せ持つ、雄大で自然豊かな地域です。そんな徳島県の絶景に出会えるスポットをご紹介します!ぜひ観光と共に訪れてみてください。
徳島県の最高峰!県のシンボルともされている「剣山(つるぎさん)」。四国の屋根とも呼ばれ、標高1,955mと西日本第二の高さを誇ります。日本百名山にも選ばれている剣山は、山頂近くまでリフトで登ることができ、山頂までの道のりも整備されているので、初心者でも登りやすい山のひとつとされています。
三好市東祖谷に剣山を登る「剣山観光登山リフト」があります。ラクラク山頂近くまで、のんびり絶景を眺めがら遊覧が楽しめますよ。営業は4月中旬~11月末頃です。(変動あり)
剣山の詳細情報
剣山
- 住所
- 徳島県美馬市木屋平・三好市東祖谷・那賀町木沢
- アクセス
- ●登山口「見ノ越」までの所要時間:徳島自動車道「美馬IC」国道438号経由から車で80分、徳島自動車道「脇町IC」国道492号経由から車で120分、徳島自動車道「井川池田IC」国道32号から439号経由から車で100分 ●「見ノ越」から「西島」までの所要時間:剣山観光登山リフト「見ノ越駅」から「西島駅」からリフトで15分(標高差330m)リフトを利用しない場合は「剣神社」から徒歩約40分 ●「西島」から山頂までの所要時間:尾根道コース(最短ルート)から徒歩約40分、大剣道コース(大剣神社・御神水など見所を楽しむ)から徒歩約60分、縦走路コース(西側をぐるっと回って次郎笈を望む)から徒歩約80分
三好市西祖谷に位置する、深く切り込んだV字型の「祖谷(いや)渓」。祖谷渓谷、祖谷谷とも呼ばれ、雄大な山々が四季折々の絶景を魅せてくれます。谷底を流れる祖谷川はエメラルドグリーンに輝き、目がくらむような断崖から見下ろせます。このスポットまでは、かなり細い道が続いているので車の運転には気を付けながら訪れてくださいね。
祖谷渓の詳細情報
小便小僧の詳細情報
吉野川の中流域に位置する渓谷「大歩危・小歩危(おおぼけこぼけ)」。三好市山城町付近から高知県長岡郡大豊町まで続く、約8kmの壮大な渓谷で、エメラルドグリーンの美しい清流が臨めます。2億年の時を経て、吉野川の激流によって創られた渓谷美は、白い岩肌がまるで芸術作品のよう。のんびり舟くだりや、スリル満点のラフティングなども楽しめます。
3月下旬から5月末まで、大歩危峡に全国から集まった、鯉のぼりがかけられます。川風によって悠々と泳ぐ姿を眺めながら、舟くだりを楽しんでみてはいかがでしょうか?
大歩危 小歩危の詳細情報
秘境・祖谷の渓谷に架けられた、日本三奇橋に数えられる「祖谷かずら橋」。国県指定重要有形民俗文化財にも指定されています。地域に自生する「シラクチカズラ」を編み連ねて創られた橋で、重さ約6トンにも及ぶそうです。料金はかかりますが、実際に渡ることができますよ。
かずら橋を渡り切った場所のすぐ近くにある「琵琶の滝」。1ヵ所で二度楽しめるスポットです。滝壺の近くまで行けるので、しぶきを上げる滝の水を感じることができますよ。
祖谷のかずら橋の詳細情報
祖谷のかずら橋
- 住所
- 徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
- アクセス
- JR土讃線「阿波池田駅」下車→四国交通バス祖谷線「善徳」下車→徒歩2分 JR土讃線「大歩危駅」下車→三好市営バス大歩危線「かずら橋」下車→徒歩1分 井川池田ICから車で約70分
琵琶の滝の詳細情報
阿南市加茂町にある、四国八十八箇所霊場の第二十一番札所「太龍寺(たいりゅうじ)」。792年、弘法大師の創建と伝えられる高野山真言宗の寺院で、「西の高野」とも呼ばれる名高いお寺です。海抜600mの太龍山の山頂近くにあり、遍路の難所のひとつとも言われています。今ではお寺まで大型ロープウェイで簡単に登ることができますよ。
全長2,775m、西日本最長を誇る大型ロープウェイで、雄大な自然を眺めながらお寺のそばまで登れます。約10分の遊覧が楽しめ、窓の外には崖の上に鎮座する弘法大師像などが見られます。
境内から650mほど歩いた場所に、岩場に鎮座する大師像が置かれた「舎心ヶ嶽(しゃしんがたけ)」があります。この場所で大師が「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」の修行をしたと伝えられています。
太龍寺の詳細情報
徳島県の南部、海部郡海陽町にある日本の滝百選にも選ばれた大滝「轟の滝」を含む「轟九十九滝」。趣や大きさの異なった滝が連続してたくさんあることから、九十九滝と呼ばれているそうです。滝を巡りながら散策を楽しめる遊歩道が整備されており、ゆっくり森林浴を楽しむことができます。
落差58mある大滝「轟の滝」。名のごとく、爆音と豪壮な姿は、神々しさを感じさせます。
滝のそばには轟神社・龍王寺が祀られています。「轟神社秋季例大祭」では、ふんどし姿の男衆が御神輿を担いで、轟の滝の滝壺へと入る「暴れ神輿」が有名。全ての人々の健康・安全・平和を祈願するお祭りで、とても幻想的な光景ですよ。
轟九十九滝の詳細情報
名東郡佐那河内村にある、面積120ヘクタールもの山肌に広がる高原「大川原高原」。市内から車で約1時間ほどの場所にあり、緩やかなスロープを上りながら、爽やかな景色を満喫できます。山頂からは遠く、紀伊水道や徳島平野、阿讃山脈などが見渡せる絶景のパノラマビューが広がっています。
7月上旬から中旬にかけて、高原の標高900m付近では、約3万株のアジサイが咲き誇ります。高原を覆う壮大な花風景が楽しめます。山頂付近には風力発電所の風車が15基設置されおり、独特の風景を創りだしていますよ。
アジサイを愛でながら、ゆる~りゆる~りとドライブを楽しみましょう。
高原にはログハウスやバンガロー、炊事棟を備えたキャンプ場もあるので、大自然を満喫できるステイが楽しめます。山頂付近には、反射望遠鏡を設置した「ヒルトップハウス」もあります。夏場は天体観測会が行われることも。迫力ある満天の星を楽しんでください。
大川原高原の詳細情報
三好市東祖谷落合地区、祖谷川と落合川の合流点より山の斜面に山村の原風景が広がる「落合集落」。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された名勝で、近くにはこの景色を一望できる展望所も作られていますよ。江戸時代中期から昭和初期に建てられた民家や石垣、段々畑など懐かしい風景が望めます。
対岸にある落合展望所からの眺め。初夏の山々と村が美しく溶け合っていますね。秋には鮮やかな紅葉に彩られた景色が見られます。
高低差390mにも及ぶ斜面に形成された集落には、風情ある茅葺屋根の宿泊施設もあります。田舎暮らし体験に訪れてみてはいかがでしょうか?
落合集落の詳細情報
勝浦郡上勝町にある、全国棚田百選に選ばれた「樫原の棚田」。谷沿いに広がる棚田は、季節ごとに農村の美しい風景を見せてくれます。上から見下ろしたり、下から見上げたり、横から眺めたり、様々な角度からこの風景を楽しんでください。こちらは日本の棚田100選にも選ばれています。
森の神や妖精が住んでいそうな、苔むした幻想的な場所「山犬嶽」。樫原の棚田からさらに山を登ったところにあります。山道はあまり整備されておらず、自然のままの姿の場所が多いので注意して訪れてくださいね。登山口の案内看板にはマップが入った木のボックスが設置されています。迷う方も多いので持っていくといいですよ。
山林の中を進む登山道。梅雨の時期などには霧がかかることもあります。幻想的な風景が楽しめますが、視界が悪くなるので足元に注意しながら進んでください。
山犬嶽の詳細情報
世界最大級の豪快な渦潮が発生する鳴門海峡。「鳴門の渦潮」と呼ばれる人気のスポットで、潮の干満によって渦潮が発生しています。春と秋の大潮の時期に最も大きな渦が発生し、その大きさは最大直径20m、潮流時速20kmにも及ぶことがあるそうです。クルーズで渦のそばまで行くこともでき、大迫力の光景とうねる轟音を体感してみてください。
大鳴門橋の橋桁のスペースには、足元に潮流が望める450mの遊歩道と、渦潮展望室が設置された観潮施設「渦の道」があります。
渦潮の詳細情報
大鳴門橋の詳細情報
徳島市にそびえる「眉山(びざん)」は、徳島駅を出るとまっすぐ目の前に見える、シンボル的存在で親しまれる山です。その形がどこから見ても「眉」の形に見えることから「眉山」と万葉の昔から呼ばれ続けてきたそうです。山頂まではロープウェイで登ることができ、山頂には整備された公園があり、展望台や休憩所、レストランもありますよ。
ロープウェイは春~秋は夜遅く21時頃まで運行されているので、煌めく夜景を満喫することもできますね。
眉山(徳島県徳島市)の詳細情報
自然豊かな徳島県には、雄大な絶景が望めるスポットがたくさんありますね。どこまでも続く山々、エメラルドグリーンの清流、日本の原風景に大迫力の渦潮。全身で徳島の絶景を楽しんでください。山の方へ訪れる際には車の運転に気を付けてくださいね。かなり細い道が多く、スリルがあります♪