2018年01月27日
【三重】大観音寺は衝撃のエンターテインメント寺院!見どころ満載のパワースポット
お寺にはあまり足を運ばず、遠い存在のイメージをもつ方も多いかもしれません。しかし、ユーモラスで楽しい雰囲気のお寺もあります。三重県津市にある「大観音寺」は巨大な黄金観音をはじめ、見るだけでほのぼのするような仏さまがたくさんいる不思議スポット。敷居が高いと捉えず、ちょっと足を運んでみませんか?一般的なお寺の概念がくつがえるかもしれませんよ!
寶珠山(ほうじゅざん)大観音寺は、真言宗・山科派総本山から別格本山の承認を得たお寺です。参拝者が金運・財運・幸運に恵まれるためのさまざまな仏さまが集められており、参拝するだけで開運招福&厄除の功徳があると言われています。
大観音寺!#大観音寺 pic.twitter.com/P0tkCNMY0J
— キキ☆ララ@えみ (@kikiranranalice) 2017年9月2日
ご本尊は、昭和56年に建立された高さ33メートルの大観音さま。ありがたく、迫力があります!昭和57年に開山したという比較的新しいお寺で、宗教的な施設というよりはもっと気軽に観音さまやそのほかの仏さまに親しめる場所。東海エリアでは穴場の観光スポットとして、非常に人気が高いんです。
何かもういろいろすごいB級感でやばい!#ルーブル彫刻美術館 #大観音寺 @ 大観音寺 https://t.co/3vs5e7iXoR
— haloアキラ (@halo1expo) 2016年4月10日
大観音寺の最寄り駅は、近鉄大阪線の榊原温泉口駅(さかきばらおんせんぐちえき)です。駅から徒歩5分の所に、ルーブル彫刻美術館と並んであります。
電車の車窓から、黄金色に輝く大観音さまと巨大なミロのビーナス、自由の女神が並んでいるシュールな光景が眺められます。とにかく行ってみて実物を見たいと思わせる、摩訶不思議な光景です。
名古屋方面から車で行く場合は、東名阪名古屋西→伊勢自動車道久居I.C→国道165号線を経由して、榊原温泉口駅前を目指しましょう。京都方面からは、京都→木津→国道163号線→西名阪上野東I.C→国道422号線→青山→国道165号線経由で榊原温泉口駅前まで来ます。駐車場はルーブル彫刻美術館との共用で、非常に広いです。
それでは大観音寺を参拝しましょう。こちらのお寺は入山奉納料として、高校生以上¥800、小・中学生¥400が必要です。隣のルーブル彫刻美術館とは運営母体が同じなので、共通券を購入すると高校生以上¥2000、小・中学生¥1000でどちらにも入れて、とてもお値打ちです。
大観音寺とルーブル彫刻美術館の駐車場横に並ぶ、カエルのオーケストラ。いったいなぜお寺の入り口にカエルが?という疑問がわきますが、実は、家族と一緒に来る子供たちがお寺に対して楽しいイメージを持ってほしいという理由から作られたそう。
印象的な深紅のエントランスの屋根の上には、金色の天狗がずらり。なぜお寺で天狗なのかという理由は一切説明されていませんが、お寺に入る前から何だかテンションが上がります。
お寺の中に入って最初に見えるのが、かわいい金運招き猫。こちらの猫もオーケストラです。後ろにあるのは、ご本尊の大観音さまが履くことを想定した仏足下駄。この下駄は、片足のサイズが長さ7m、幅3m、重さ30トンもあるそうです。
躍動感あふれる姿で、なまけ者にカツを入れる、やるき達磨(だるま)。達磨の突き出した手の前でカツを入れてもらっている様子を写真に撮り、SNSにアップできるので人気のスポットです。
純金でできた繁盛枡は、思わず目を奪われる豪華さ。商売繁盛間違いなしの、縁起の良い升です。純金で貴重なものなので、がっしりした金属ケースのなかに安置されています。
大観音さまへの参道の途中にあるのが、ガン封じ神獣の白澤(はくたく)。白澤とは、古代中国で病魔を防ぐとされた想像上の生き物。人語を理解し、体に6本の角と9個の目を持っています。日本では、江戸時代から病魔除けや旅の守り神とされていました。白澤に遭遇するとその家は繁栄するとも言われる、ありがたい神獣です。
右手にマイクを左手に巻物を持った、通称・カラオケ観音さま。幸せそうな笑顔で歌っている表情を見れば、こちらも幸せ感たっぷり。一緒に歌いたくなるハッピーな観音さまです。
ご本尊の、開運 寶珠大観世音菩薩です。高さ33メートルもあるという大きな観音さまで、右手には開運をあらわす蓮の花を持ち、左手には財宝と福徳を授ける宝珠を持っています。参拝した人に災難があれば身代わりとなり、病をいやして寿命を延ばす。ついでに子授けや開運招福までしてくれるという、ありがたい観音様なのです。
純金の大観音さまの右側には、巨大な手があります。この手のひらは、仏さまが相手の願いを聞こうとしている大きな慈悲の心を形にしたもの。手の中心には煩悩を滅ぼす金剛杵(こんごうしょ)が描かれており、指には五智如来(大日如来、阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来)と、縁起のいい卍が描かれています。仏手指紋は文筆達成や学問成就にご利益があるそうですから、学生さんは念入りにお参りしましょう。
観音像の周辺には崖があり、天狗厄除けの滝が作られています。崖に沿って金色の天狗が立って、いかにも厄除けにふさわしい表情。河原には河童のオーケストラが座って、こちらも気迫で厄を払ってくれそうです。
大観音寺に隣接している、ルーブル彫刻美術館。ここでは、パリのルーブル美術館所蔵の彫刻作品を直接かたどって作り、実物大の復刻作品を展示しています。サモトラケのニケ、ミロのビーナスなどの傑作が、目の前で見られるという贅沢なスポットです。B級かと思えば、開館セレモニー時には当時のルーブル美術館の会長であるコニャム氏がやってきたという、世界で唯一のルーブル美術館の姉妹館なのです。
寶珠山 大観音寺
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。
大観音というとB級感を強く感じる人が多いのですが、実際に行ってみると意外とほのぼのした印象が強いお寺です。観音さまは人々のピンチを救済してくれる仏さまなので、大観音寺の中もどこかほんわかした雰囲気。気軽にやってきて、観音さまの温かい愛を感じてみませんか。