プラネタリウムに岡本太郎！川崎市多摩区の「生田緑地」が実はスゴイ！

出典：斗志さんの投稿

神奈川県の川崎市多摩区にある「生田緑地」。広大な敷地では、豊かな自然、自然と融合した美術館と科学館、四季折々の動植物などを楽しむことができます。また、中央の広場には障害物がないことから、子供たちがあそぶのにも最適なんです。さらに、その広場内にはSLもあるんですよ。

出典：コウセツさんの投稿

最寄り駅は小田急線「向ヶ丘遊園」駅で、駅からは徒歩で13分ほどかかります。駅からはバスも出ているので、歩くのが嫌な方はそちらを利用しましょう。市バス【溝19】の「溝口駅南口」行きを利用し、「生田緑地入口」停留所で下車、そこから公園内へは徒歩3分ほどで到着します。ですが、駅からの道のりには大きなスーパーもあるので、そこでお弁当や遊ぶ道具を買って、歩いて行くのもおすすめですよ。

出典：斗志さんの投稿

「生田緑地」はその名前から、ただのだだっ広い緑地だと思われることもありますが、本当はすごいところなんです！敷地内には、世界的レベルのプラネタリウムや岡本太郎美術館だってあるんですよ。今回はそんな「生田緑地」の魅力をさまざまな角度からご紹介していきます。

出典：Happy foxさんの投稿

「プラネタリウム」は、「かわさき宙(そら)と緑の科学館」（愛称:サイエンスプリン）の中にあります。この科学館内では、プラネタリウムのほか、近隣の植物や地層、動物なども紹介されています。

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肝心のプラネタリウムですが、プラネタリウムの設計者として有名な、大平貴之氏による最新型の「MEGASTAR-Ⅲ FUSION(メガスター･スリー･フュージョン)」というプラネタリウム投影システムが導入されています。そのため、投影される星の数はなんと最大1,500万個！45分間で思いっきり宇宙のロマンが感じられますよ。

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1999年に開館した「川崎市岡本太郎美術館」は、故・岡本太郎氏から寄贈された1,779点の作品を所蔵している美術館です。常設展示室には、岡本太郎氏の芸術作品をはじめ、その活動内容や作品の特徴、時代ごとの傾向などが映像やグラフィックなどで紹介されています。

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企画展示室では、「岡本太郎現代芸術賞（TARO賞）」など、新人作家の作品紹介や現代美術などさまざまな企画展が開催されます。また、屋外にはシンボルタワーである「母の塔」も設置されています。

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「川崎市立日本民家園」には、17件の国や県の重要文化財を含む、江戸時代の古民家など計25件の歴史的価値の高い建物が展示されています。その中には、民家以外に水車小屋や船頭小屋、歌舞伎舞台なども含まれているんですよ。

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古民家は、ただ外側から見学するだけではありません。毎日3～5棟の古民家で囲炉裏に火が入れられますが、その際に室内に上がって見学ができる「床上公開」が行われるんです。この床上公開は、園内工事や天候などで中止されない限り、年間を通して体験することができますよ。

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「生田緑地ばら苑」は、春と秋のバラの時期にのみ開苑されています。春は約530種4,700株、秋は約440種4,000株のバラが咲き、来園者を楽しませてくれるんです。

出典：ニーナさんの投稿

このばら苑は、かつて向ケ丘遊園にあったテーマパーク「向ヶ丘遊園」が2002年に閉園したことに伴い、1958年から続いていた歴史に一度、幕を下ろすことになってしまいました。しかし、市民の求めに応じた川崎市が引き継ぎ、それ以降の育成管理は市民ボランティアにより支えられているんです。バラにふさわしい、無償の愛ですね。

出典：kupoさんの投稿

「生田緑地」には、四季折々の自然が楽しめる環境が整っています。この地域にあったクヌギやコナラなどが中心の雑木林、谷戸部の湿地などの自然はそのまま残され、ゲンジボタルの生息地としても知られています。

出典：クロノさんの投稿

冬から春にかけて「梅園」では100本以上の紅梅や白梅が咲き、春には「枡形山」で桜が、「つつじ山」ではつつじが花を咲かせます。そして初夏になると「しょうぶ池」でハナショウブが池一面に咲き誇ります。

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そして植物以外では、「野鳥の森」でシジュウカラ、メジロ、エナガなどの野鳥を観察することもできますよ。

出典：ひいいさんの投稿

「Cafe 星めぐり」は、「かわさき宙と緑の科学館」内にあるセルフサービスのカフェ・レストランです。生田緑地の中央広場に面したカフェで、芝生が広がる景色やイベントを見ながら食事をすることができます。過ごしやすい季節には、開放感のあるテラス席もおすすめですよ。

出典：ひいいさんの投稿

「えびとたまごの胚芽パーカーサンド」をはじめとする軽食類は、小腹が空いた時に食べるのにちょうど良いボリュームです。この他、パスタ類やロコモコ、オムカレーなど、バリエーション豊かなメニューが用意されていますよ。

出典：たぬき似はなちゃんさんの投稿

スイーツメニューも充実しています。「ベリーベリープラネットパフェ」は、果実感いっぱいのベリーソースといちごアイス、ソフトクリーム、フレークが入ったパフェです。この他にも、「こぐま座パフェ」や「季節の『星めぐり』星座ラテ」など、プラネタリウムにちなんだネーミングのスイーツや飲み物が楽しめますよ。

出典：コジュンさんの投稿

「カフェテリア TARO」は、「岡本太郎美術館」内にある、軽食やスイーツが食べられるカフェです。美術館への入館は有料ですが、このカフェテリアは外から入れるため、食事のみの場合は入館料が不要です。「星めぐり」よりも、より緑に囲まれた場所にあるので、天気がいい日は本当に気持ちがいいんですよ。

出典：おいしん坊！万才さんの投稿

「TAROブレンド」は、酸味が少なく飲みやすいコーヒーです。おしゃれな「TARO」のロゴ入りカップで提供されます。「太陽のパルフェ」といっしょに注文したら、岡本太郎ワールドがさく裂しそうです。

出典：梅パワーさんの投稿

食事メニューのひとつ「ビーフシチューオムライス」。大きめの肉はやわらかく煮込まれ、オムライスとのバランスが取れたほどよい味付けになっています。ほかに、「ジューシーハーブチキンのサンド」や「ビストロ風ナポリタン」、「温泉玉子のロコモコボウル」など20以上のメニューが楽しめます。

出典：ふらんくっ…さんの投稿

「そば処　白川郷」は、合掌造りの建物が立ち並ぶ「川崎市立日本民家園」内にあるそば店で、古民家のひとつを利用しています。古民家はそれぞれ、東日本を中心にさまざまな場所から移されていますが、「そば処　白川郷」で使用されている建物は、岐阜県の白川郷にあった山下家のものです。「生田緑地」に移される前は、川崎駅前で料亭として利用されていたこともあり、復元はせず、料亭時代の構造を活かしたものになっています。おとなりには、お団子を売る「三吉野」もありますよ。

出典：ムックさんの投稿

そんな「そば処　白川郷」では、山梨県忍野村の湧き水を使って打った本格的なそばがいただけます。ほんのり甘みのある、喉ごしのいいそばなんですよ。

出典：ジュニアーズさんの投稿

「民家園そば」は、たぬきと山菜、とろろがひとつの器で味わえる少し贅沢なそばです。温かいそばと冷たいそばのどちらかを選べるようになっています。本格的なそばと山菜の食感が絶妙で、それをとろろがふわっと包み込んでくれているんです。そして揚げ玉の油がほどよく絡み、素材それぞれが旨さを引き立て合う一品です。

出典：primerdragonさんの投稿

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」は、「ドラえもん」をはじめとした作品で世界中の多くの子供たちに愛され続けている、藤子・Ｆ・不二雄氏の作品などを展示したミュージアムです。藤子・Ｆ・不二雄氏の普遍的なテーマ、「SF-すこしふしぎ-」な世界が館内に広がっているんですよ。また、駅からの道のりには、藤子・Ｆ・不二雄氏の作品に登場する数々のキャラクターがいっぱいいるんです。探しながら歩いてみるのも、とってもおもしろいですよ♪

出典：斗志さんの投稿

今回は、川崎市民の憩いの場「生田緑地」をご紹介しました。「生田緑地」には、首都圏とは思えないような自然がいっぱい残されています。また、古民家や美術館、プラネタリウムが上手く融合した魅力的なスポットなんです。春の匂いを感じてくるこの時期に、ぜひお出かけしてみてくださいね。