2018年04月24日

ぶらりと宿場町を歩く。守られ続けた三重「関宿」でリラックス旅をしよう!

ぶらりと宿場町を歩く。守られ続けた三重「関宿」でリラックス旅をしよう!

ノスタルジックな旅をするなら宿場町をぶらりと歩いてみませんか?三重の「関宿」は東海道の宿場町で唯一、往時の姿を今も変わらずに残している貴重な町並みが見られます。江戸時代から明治時代にかけて建てられた町家が多く現存し、国が指定した保存地区や日本の道百選にも選定された観光スポットです。最近はインスタ映えする撮影スポットとして女性たちの注目を集めています。

江戸から明治の時代を映す町家通り

江戸から明治の時代を映す町家通り1597917

出典:丹波屋さんの投稿

「関宿」は日本三大関所である鈴鹿関が置かれ、東海道五十三次の47番目の宿場町として栄えました。往時は参勤交代やお伊勢参りの人々で大変賑わったそうです。江戸時代から明治時代にかけて建てられた古い町家が200軒以上、軒を連ねる町並みは、当時の姿を思い起こさせてくれます。

フォトジェニックな宿場町

フォトジェニックな宿場町1597914

出典:t007さんの投稿

保存地区である「関宿」には、撮影スポットになりそうな場所がいっぱいあります。このノスタルジーな街並みをゆっくり歩きながら撮影してみませんか?インスタ映えするフォトジェニックな見どころを押さえておきましょう。

眺関亭からの眺望

眺関亭からの眺望1597947

出典:

宿場の外れの東追分から西追分まで1.8km続く伝統的な町並みが続く街道が「関宿」です。通りに面した「眺関亭(ちょうかんてい)」の2階にある展望台から「関宿」の家並みが一望できます。こちらは西追分方面を望む眺望です。

眺関亭からの眺望1598071

出典:

同じくこちらは東追分方面を見渡した眺めです。時が止まったかのような街道のノスタルジーな雰囲気が伝わります。

商店街の看板

商店街の看板1597944

出典:

旧東海道沿いには昔ながらの商店が並んでいますが、町家づくりの歴史を感じる建物はもちろん、屋号の看板も当時のまま残しているお店が多くあります。

商店街の看板1597950

出典:

今とは左右が逆になっている横文字の看板も時代を感じますね。

静かな落ち着いた町並み

静かな落ち着いた町並み1597954

出典:

街道の中心部、関地蔵院までは観光客が多く、町並みを撮影しようとしても人ばかりということになりがち。関地蔵院から西側は一般の古い町屋の住宅街が続きます。観光客がグッと少なくなるので、静かで落ち着いた町並みを撮影できるおすすめスポットです。

宿場の暮らしを体験できるスポット

通りには江戸から続く「関宿」の歴史的な建物を保存し、資料館として公開しているところがあります。木のぬくもりと和の佇まいが美しく、宿場の暮らしを体験できるスポットです。

関宿旅籠玉屋歴史資料館

関宿旅籠玉屋歴史資料館1597959

出典:

亀山市文化財に指定されている江戸時代の貴重な旅籠「玉屋」。当時は武士や一般庶民が利用していました。現在は修復されて、旅籠で使われていた道具や庶民の旅に関する資料などが展示されています。外観は白塗りの立派な造りで、玉屋の屋号にちなみ、玉から火焔が上がる様を象った虫籠窓(むしこまど)は要注目です。

関宿旅籠玉屋歴史資料館1597963

出典:

1階にある中庭や渡り廊下。江戸の佇まいを今もリアルに感じることができます。

関宿旅籠玉屋歴史資料館1597962

出典:

当時、宿泊していた部屋に布団が敷かれた様子や、食事の配膳なども見ることができます。まるで時代劇のセットを見るようです。

関宿旅籠玉屋歴史資料館の詳細情報

関宿旅籠玉屋歴史資料館

住所
三重県亀山市中町444-1
アクセス
関駅 徒歩 10分 関IC 車 10分

関まちなみ資料館

関まちなみ資料館1597978

出典:

宿場町の町家を公開した木のぬくもりを感じる資料館。関宿の町並みの変遷が分かる写真や資料、当時使われていた民具などが展示されています。

関まちなみ資料館1598612

出典:

箱階段、物置きになる厨子(つし)、ベンチ状のばったり床几(しょうぎ)の他、かまど、井戸など当時の町屋の生活の知恵があちこちに見られます。

関まちなみ資料館の詳細情報

関まちなみ資料館

住所
三重県亀山市中町482
アクセス
関駅 徒歩 10分 関IC 車 10分
料金
【料金】 大人 300円(250円)、小中高生200円(150円)※()内は30名以上の団体料金 ※関宿旅篭玉屋歴史資料館と共通

和モダンな雰囲気を感じるスポット

レトロな宿場町の雰囲気を活かし、町家を改装したセレクトショップも女性に人気です。和モダンなアイテムを揃えたギャラリー&カフェは、宿場町の町並みに溶け込んでいます。

ギャラリー&カフェ「而今禾」

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衣食住を通して今を生きる暮らしを提案しているギャラリー&カフェ「而今禾(じこんか)」。”而今”は”今このとき”、”禾”は穀物の総称で、命の糧、大切なものという意味です。お茶碗やコーヒーカップ、伊勢茶染めのスカートやパンツなど身体にやさしい、和モダンな暮らしの品々が揃い、作家の作品も展示されています。

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ギャラリーの奥の土間を通り抜けると、離れの母屋はカフェスペースになっています。有機栽培、地元の食材だけを使用した素朴な食事と和洋スイーツメニューを味わうと、何となく懐かしい気持ちを思い出します。

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築150年以上の町家を利用したギャラリー&カフェ。格子戸に木の板一枚立てかけてあるのが唯一の看板です。外観は昔の建物をそのまま使っているので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうです。

而今禾の詳細情報

而今禾

関 / カフェ

住所
三重県亀山市関町中町596
営業時間
■ 営業時間 HPにて ■ 定休日 HPにて
平均予算
  • ~¥999

ランチは大旅籠の季節のおこわがおすすめ♪

町並みや資料館、ギャラリーを散策したら、そろそろ美味しいものを食べたくなりますね。ランチも江戸情緒たっぷりのお店にしましょう。

会津屋

「会津屋」 料理 40218432

出典:

「関宿」三大旅籠の一つとされる「会津屋」を食堂として改装し、1998年に開店。山菜おこわが名物です。地下水を使用して蒸しているので味は格別!上品な旨みと独特の食感があります。

「会津屋」 料理 40218424

出典:

山菜おこわの他、手づくりの惣菜が並ぶおすすめ定食もあります。お蕎麦も美味しいですよ♪

「会津屋」 外観 40219355

出典:

「関宿」の通りの西寄りにあります。宿場町散策のお昼どきにぴったりのお店です。

會津屋の詳細情報

會津屋

関 / 麺類、カフェ、日本料理

住所
三重県亀山市関町新所1771-1
営業時間
[月]  定休日 [火]  10:30 - 17:00 [水]  10:30 - 17:00 [木]  10:30 - 17:00 [金]  10:30 - 17:00 [土]  10:30 - 17:00 [日]  10:30 - 17:00 ■ 定休日 月曜日(但し祭日の後は変更もあります)
定休日
月曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

甘味処で伝統和菓子のお土産♪

「関宿」には老舗和菓子店の甘味処もあります。江戸時代から続く老舗の味をぜひ、味わってください。

志ら玉屋

「志ら玉屋」 料理 53018709 志ら玉

出典:鉄道王さんの投稿

江戸時代から続く素朴な生菓子「志ら玉」を味わえる「志ら玉屋(前田製菓店)」。真ん中を凹ませ、勾玉をイメージした志ら玉は、北海道産小豆のこし餡と上新粉の生地で包んでいます。

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四季を表現した三色の彩りが可愛らしいお餅です。他にも桃や栗、梅を使ったお饅頭や丹波黒豆大福など素材の良さを活かした和菓子が揃っているので、お土産選びに最適です。

「志ら玉屋」 外観 26663334 味がある外観です。

出典:てるてる!(^^)!さんの投稿

店内奥にはイートインスペースもあり、お抹茶と一緒に味わえます。昔ながらの和菓子でほっと一息つきましょう!

志ら玉屋の詳細情報

志ら玉屋

関 / 和菓子、ケーキ、スイーツ

住所
三重県亀山市関町中町407
営業時間
[月]  10:00 - 18:00 [火]  10:00 - 18:00 [水]  10:00 - 18:00 [木]  10:00 - 18:00 [金]  10:00 - 18:00 [土]  10:00 - 18:00 [日]  10:00 - 18:00 ■ 定休日 元旦
平均予算
  • ~¥999

深川屋 陸奥大掾

「深川屋 陸奥大掾」 料理 65928055 お茶の香 関の戸

出典:辣油は飲み物さんの投稿

創業370余年を誇る老舗和菓子店「深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)」。こちらの銘菓は、一口大の餅菓子「関の戸」です。赤小豆のこし餡がぎゅうひ餅で包まれ、阿波特産の和三盆がまぶされたお茶菓子は、今も丁寧につくられています。

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銘菓「関の戸」は古くからお抹茶の席などでいただくことが多かったそうです。

「深川屋 陸奥大掾」 内観 66235966

出典:酒恩寺 肉男さんの投稿

老舗和菓子店の店内は、のれんの向こうから着物姿の番頭さんが現れそうな雰囲気。このお店の雰囲気も一緒に楽しめますね。

深川屋 陸奥大掾の詳細情報

深川屋 陸奥大掾

関 / 和菓子

住所
三重県亀山市関町中町387
営業時間
[月]  09:30 - 17:00 [火]  09:30 - 17:00 [水]  09:30 - 17:00 [木]  定休日 [金]  09:30 - 17:00 [土]  09:30 - 17:00 [日]  09:30 - 17:00 ■ 営業時間 9:30~17:00過ぎ ■ 定休日 木曜日(祝日の場合は営業)、臨時休業あり
定休日
木曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

華やかなお祭りも見たい!

普段は静かな町並みも、祭りのときはいつもと違った表情を見せます。300年以上も続く勇壮な山車を見物できるのは7月の「祇園夏まつり」、宿場大行列が見られる「街道まつり」は11月です。街道まつりでは行列が練り歩き、タイムスリップした気分を味わえます。

関宿の詳細情報

関宿

住所
三重県亀山市関町木崎,中町,新所
アクセス
関駅 徒歩 10分

江戸時代のような町並みが魅力の観光スポット

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往時は1日1万人もの人々が行き交ったとされる「関宿」。江戸時代のような町並みを散策していると、時間がゆっくり流れるような感覚になります。今どきの人気スポットとは異なり、ごく当たり前の日常の時間が、今も変わらずに流れていることに懐かしさと癒しをもらえる場所です。

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