2018年06月29日

【兵庫】憧れの城崎温泉でのんびり女1人旅。1人でも泊まりやすい旅館7選
忙しすぎる毎日の息抜きに、「誰にも邪魔されず1人でのんびり温泉に行きたいなあ・・・」と思うことはありませんか。今回は、関西の人気温泉地「城崎温泉(きのさきおんせん)」で女性1人旅におすすめの宿をご紹介します。レトロな温泉街でのんびりゆったり、心の疲れを溶かしてしまいましょう。
兵庫県の日本海側にある「城崎温泉(きのさきおんせん)」は、開湯1300年ともいわれる歴史の古い名湯です。温泉街には昔ながらの宿が大谿川(おおたにがわ)沿いに並んで、情緒あふれる風景。その大谿川にかかる城崎温泉のシンボル「太鼓橋」を柳越しにのぞくと、ゆったりした気持ちがひろがります。忙しすぎる日常と離れて、城崎温泉でのんびり1人旅。外湯が多い城崎温泉は、意外と1人の観光客も多いのです。
城崎温泉は、温泉街全体に高い建物がないので、街並み全体がとても落ち着いて見えます。そんなところで浴衣&下駄姿で、ゆっくりと温泉街を見て回れば、わくわく感もひとしお。時間を自由に使って、おひとり様の旅を楽しみましょう。
レトロシックな温泉街の風景は、見ているだけで心がなごみます。同行者のことを気にしない1人旅では、心も体ものびのびと過ごせます。
宿の温泉だけじゃない!1人でのんびり外湯めぐり♪
城崎温泉の特徴は、外湯です。それぞれの温泉宿には内湯もありますが、7つある外湯を含めて温泉街全体を楽しむのが王道。外湯は「さとの湯」「地蔵湯」「柳湯」「一の湯」「御所の湯」「まんだら湯」「鴻の湯(こうのゆ)」があり、それぞれ雰囲気や規模が違います。外湯をまわるだけで1日や2日はあっという間にたってしまうので、宿泊して1人で好きな順に外湯を回るのがおすすめです。
これで外湯に入りたい放題!外湯めぐり券「ゆめぱ」
七つの外湯は1回ずつ料金を払って入浴することができますが、自分の時間を好きなように使える1人旅には、入り放題の外湯めぐり券「ゆめぱ」がおすすめ。城崎温泉の宿では、宿泊すると無料で「ゆめぱ」がついてくるプランが多いので、宿泊前にぜひチェックを!
飲用OK!飲んで体の内側からリラックス
城崎のお湯は飲むこともできる温泉。数か所の飲泉所があるので、どこでも気軽に温泉をゴクリとできちゃいます♪泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、無色透明。少し塩気がある、くせのない味です。外湯めぐりの途中で、見かけたらチャレンジしてはいかが。
どこを撮っても、インスタ映え抜群
温泉街全体が、とてもレトロシックな城崎温泉。どこで撮影しても、絵になる光景が撮れるので、写真好き女子にはおすすめです。1人なら、同行者を気にせずに気になる撮影スポットをどんどん回れます。そこで、特におすすめの撮影スポット2か所をご紹介します。
1.木屋町通り
「木屋町通り(きやまちどおり)」は、城崎温泉の本通りから一本入ったところにある裏通りです。大谿川(おおたにがわ)にかかる王橋から、外湯「まんだら湯」の手前までには、桜並木が続いて温泉街の雰囲気満点。ステキな写真がとれるスポットでもあります。
木屋通りにある三十三間広場(さんじゅうさんげんひろば)には、火伏壁(ひぶせかべ)という防火壁が作られています。モダンなデザインの壁は、そのまま写真にとるだけでスタイリッシュ。城崎温泉でも人気の撮影スポットです。
昼間もステキな写真が撮れますが、夜になるとガラリと雰囲気がかわるのが城崎温泉の魅力。1人旅なら時間の調整がしやすく、シャッターチャンスと思えば、いつでも撮影に出かけられます。
2.御所の湯
「御所の湯(ごしょのゆ)」は、七つある外湯のひとつ。まるで京都御所のような建物は、平成17年に新築されたばかりです。堂々たる建物は、どこを切り取ってもインスタ映えばつぐん。
御所の湯も、夜になると一段と雰囲気が良くなる撮影スポット。外湯ですから、もちろんお風呂に入れます。夜の外湯めぐりの時に、パシャ!と昼間と同じ角度で撮影してみましょう。宿に帰ってじっくり見比べてみるのも、1人旅の楽しみです。
温泉街を探索した後は、ひとりゆるりと過ごせるお宿へ移動
さて1人で温泉街を撮影したり散策して温泉を飲んだりして楽しんだ後は、ゆっくりと宿で休みましょう。今回は1人旅で宿泊しやすい宿を、宿の近くの外湯とご一緒に紹介♪宿と外湯の魅力をセットで楽しみましょう。
1.広々とした庭園を眺め、客室で休息「ときわ別館」
「ときわ別館」は敷地面積が1,200坪もあり、広々としたお庭が美しい宿です。もともとは温泉街の中心部にあったのですが、庭園を造りたい!という理由で移転したこだわりの宿。外湯をめぐってお部屋に帰ってきたら、お庭を眺めてほっこりとくつろぎましょう。
庭園を囲むように木造2階建ての客室棟が建ち、客室はわずか23室です。かゆいところに手がとどくサービスが1人旅にぴったり。宿でも1人でリラックスして、存分にくつろぎましょう。
お風呂あがりにのんびりしたい、談話室。宿全体が木造ですから、疲れた心と体にやさしいんです。木や土や日光を上手に使った、居心地のいい空間です。
詳細情報
城崎温泉 ときわ別館
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島1013
- アクセス
- JR山陰本線「城崎温泉駅」、無料バスで5分 /北近畿豊岡道「但馬空港IC」より国道312号線、県道3号線経由で約30分。
おすすめの立ち寄り湯/鴻の湯
ときわ別館に一番近い外湯は、「鴻の湯(こうのゆ)」です。鴻の湯は、コウノトリが足の傷を治していたという言い伝えのある外湯。木々に囲まれた露天風呂もあり、山あいの温泉地である城崎らしい雰囲気が楽しめます。
近くには温泉卵を作るところが用意されています。お風呂あがりにぱくっと卵を食べるなど、1人でも充実した外湯を楽しめます。
鴻の湯の詳細情報
2.昔ながらの温泉宿でリラックス「喜楽」
「喜楽(きらく)」は、城崎温泉街の中心地にある昔ながらの温泉宿。ロケーションがとてもいいので、1人で七つの外湯をまわるには絶好の宿です。
客室からは古い温泉街らしい、レトロな風景が眺められます。外湯巡りに疲れたら、のんびりと城崎温泉の街並みを眺めて休息をとるのもいいでしょう。
お食事は地元の食材を使ったものが多く、城崎のグルメを堪能できます。但馬牛のミニステーキなど、女性にちょどいい量でいただけるのも1人旅には大事なポイントです。
詳細情報
城崎温泉 喜楽
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島495
- アクセス
- 城崎温泉駅から徒歩10分(旅館組合無料バスあり)北近畿豊岡道・但馬空港ICから約30分。御所の湯付近★
おすすめの立ち寄り湯/御所の湯
「御所の湯(ごしょのゆ)」は、喜楽(きらく)から歩いて数分のところにある外湯です。リニューアルオープンしたばかりで、天井がとても高く露天風呂と一体になっています。とても開放感があり大人気の外湯ですから、入浴待ちが出ることもあります。1人旅なら空いている時間を狙って、のんびり入れますね。
御所の湯の詳細情報
3.アットホームでお料理・内湯が自慢「やなぎ荘」
「やなぎ荘」は、こじんまりしたアットホームな宿。スタッフのほとんどが地元のお母さんたちで、ほっこりした接客が特徴です。お客さんのニーズに細かく対応してくれるので、1人旅のゲストも快適に滞在できます。
お料理がおいしいのも、リピーターが多い理由の一つ。食材はご主人がセリ市に通って仕入れているので、鮮度が抜群です。野菜類も農家や青物セリ市から仕入れ、旬のおいしいものを選び抜いています。
やなぎ荘の自慢は内湯です。城崎温泉の宿は内湯が温泉でないところが多いのですが、やなぎ荘は天然温泉をかけ流しています。貸切風呂を予約不要で利用できますので、空いている時間にサッと入りましょう。時間に融通が付きやすいのも、1人旅の大きな利点です。
公式詳細情報
城崎温泉 やなぎ荘
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島701
- アクセス
- JR:城崎温泉駅より徒歩6分/旅館組合乗合チェックインバスあり お車:北近畿豊岡道日高神鍋高原ICからR312北上
- 宿泊料金
- 5,500円〜 / 人
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
おすすめの立ち寄り湯/やなぎ湯
「柳湯(やなぎゆ)」は、やなぎ荘から約60メートルしか離れていない外湯です。七つの外湯のなかでも小さな温泉で、木造の建物には昔ながらの風情があります。こちらも、絶好の撮影スポットです。
柳湯には、足湯が二か所あります。それぞれ外湯の表通りと裏通りに面しており、裏通り側はちょっとした穴場スポット。1人なら裏通り側でのんびりと景色を見ながら足湯に入るのがおすすめです。
柳湯の詳細情報
4.モダンでレトロシックな宿「花まんだら 湯亭 花のれん」
「花まんだら(はなまんだら)」は、外湯まんだらの湯のすぐ隣にある和風の宿です。敷地内には2か所の宿「花のれん」と「花地蔵庵(はなじぞうあん)」があり、どちらもまんだらの湯を内湯のように使えるのが魅力。1人旅には、100坪の敷地の中に8室しかない「花のれん」がおすすめです。
こちらは貸切風呂の「うさぎのダンス」。鳥獣戯画モチーフのペンキ絵が描かれて、とってもキュート♪漆喰の壁がステキで、蔵の中でお風呂に入っているようです。1人でゆっくりとお湯にひたりましょう。
館内の「町屋かふぇ」は、昭和30年代の雰囲気を残してリフォームしたカフェスペースです。白い壁に茶色の木枠、ガラス窓がレトロな雰囲気。カウンター席のスタイリッシュな家具はオーダーものです。お風呂あがりにコーヒーをお供に、まったり過ごしましょう。
公式詳細情報
城崎温泉 お宿 白山 花まんだら 湯亭 花のれん
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島564
- アクセス
- JR山陰本線城崎温泉駅より無料バスで5分/中国自動車道吉川IC→舞鶴若狭道春日→北近畿自動車道終点→R312
- 宿泊料金
- 17,100円〜 / 人
おすすめの立ち寄り湯/まんだらの湯
「まんだらの湯」は、花のれんのすぐ隣にある外湯です。約1300年前に城崎にやってきた道智上人(どうちしょうにん)という偉いお坊さんにちなむ温泉。こじんまりした外湯で、1人でのんびり入るのにおすすめです。露天風呂からは裏山の自然豊かな景色が眺められます。
5.有形文化財の宿で、兵庫の伝統工芸を体感「小林屋」
「小林屋(こばやしや)」は、レトロな宿が並ぶ城崎温泉のなかでも雰囲気がばつぐんにいい宿です。木造3階建てで、日本の伝統的な塗料を使ったベンガラ塗装がシックな雰囲気。なんと大正14年の北但大震災後に再建された建物で、2015年に登録有形文化財に指定されているんです。
宿の歴史もかなり古く、創業者は江戸時代に瀬戸物商として城崎で商売を始めました。のちに旅館に変わり現在は9代目が宿を運営していますが、今でも宿では出石焼き(いずしやき)という兵庫県内の伝統的な焼き物を中心に使用しています。究極の白磁といわれる出石焼きの魅力を心ゆくまでたっぷり楽しみましょう。
館内に柔らかい印象を与えているのは、因州和紙(いんしゅうわし)の障子です。平安時代から伝わるという伝統の和紙は、国の伝統工芸品として指定を受けている貴重なもの。1人旅なら、宿の細かいところまでじっくりしっかりチェックでき、和風宿の良さを体感できます。
公式詳細情報
城崎温泉 小林屋
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島369
- アクセス
- 【車】北近畿豊岡自動車道 日高神鍋高原ICより約40分 【電車・バス】城崎温泉駅より約7分(徒歩)
- 宿泊料金
- 14,300円〜 / 人
おすすめの立ち寄り湯/一の湯
「一の湯(いちのゆ)」は、小林屋から大谿川(おおたにがわ)をへだてて見える外湯です。江戸時代からの歴史ある温泉で、天下一の湯と称されたことから「一の湯」と名付けられました。館内には洞窟風呂があり、まるで岩をくりぬいたよう。しっとりした野趣も味わえます。
一の湯は、城崎温泉街のほぼ中央にあり、1人でも行きやすい場所です。川沿いの散策のついでに、ちょっと寄ってみましょう。すぐ横に足湯もあるので、時間のない時は足だけでも入ってみるのがおすすめです。
6.円山川を一望できる温泉ホテル「川口屋城崎リバーサイドホテル」
「川口屋城崎(かわぐちやきのさき)リバーサイドホテル」は、大谿川(おおたにがわ)の河口付近にある温泉ホテルです。昔ながらの和風旅館が多い城崎温泉街では貴重なホテルタイプの宿。1人旅でも気軽に利用できるのが大きなメリットです。
最上階には貸切露天風呂があり、目の前の円山川を一望できます。これだけでも、疲れが吹っ飛びそうな絶景。お風呂はマイクロバブルで、美肌効果も期待できちゃいます。こちらの貸切風呂は予約制ですので、チェックイン時にお願いしておきましょう。
もともと大正時代に始まった料理旅館なので、今でもお料理にはとても力が入っています。地場の食材はもちろん、地元スイーツカフェとコラボしたオリジナルデザートを提供するなど、女子好みのお料理がどんどん出てきます。温泉とスイーツの組み合わせをゆっくり味わいましょう。
詳細情報
おすすめの立ち寄り湯/さとの湯
「さとの湯」は、城崎温泉駅のすぐ隣にある外湯です。駅そばにある温泉としては国内でも最大級の規模で、三階建てのなかに大浴場や露天風呂、広い休憩所があります。露天風呂からは、円山川(まるやまがわ)も見え、ドライサウナなど、城崎温泉ではあまり見ないお風呂でもくつろげます。
7.駅近で、1人旅に最適なロケーション「三國屋」
「三國屋(みくにや)」は、城崎で140年以上の歴史がある古い温泉宿です。民芸風の外観と玄関に置いてある人力車が目印。駅から歩いてすぐなので重い荷物を運ぶ心配もなく、電車で城崎にやってくる1人旅女子にはうれしいロケーションです。
こちらはお料理自慢の宿でもあります。冬のカニ、但馬牛など城崎ならではの食材を、素材を生かして調理します。白米は契約農家の無農薬。とにかくご飯がどんどん進む、グルメな城崎を堪能したい1人旅におすすめの宿です。
館内には内湯が3つあり、どれも温泉です。宿泊客は無料で貸切にでき、予約不要・利用時間の制限もありません。外湯めぐりに疲れた日は、宿の中でまったりとすごしましょう。
公式詳細情報
城崎温泉 心の宿 三國屋
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島221
- アクセス
- 電車:京都・大阪より約2時間半。城崎温泉駅より徒歩3分 車:播但道、和田山ICから1時間 専用無料駐車場あり
- 宿泊料金
- 9,400円〜 / 人
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
おすすめの立ち寄り湯/地蔵湯
「地蔵湯(じぞうゆ)」は、三國屋から大谿川(おおたにがわ)を渡ってすぐのところにある外湯です。かつて、泉源からお地蔵様が出たことから、この名がつきました。城崎の地元民には一番おなじみの外湯とも言われ、親しみやすさが魅力。1人で来るお客さんがとても多いので、1人旅でぶらりと入るにはベストな外湯です。
ゆっくりほっこり、城崎温泉で1人旅を満喫♪
のんびりした城崎温泉は、時間を気にせず1人でゆったり過ごすのがベストな滞在方法。自分の好きなようにスケジュールを組める1人旅には、うってつけの旅先です。たまには何もかも忘れて、心ゆくまで温泉ざんまい。疲れもイライラもスッキリして、お家に帰りましょう。
城崎外湯めぐりの詳細情報