2018年10月23日
美しすぎる景観を望む。広島「厳島神社」にそっと心を入れ替える旅へ出よう
海に浮かぶ朱色の鳥居。広島県にある宮島では、そんな神秘的な景観を望むことができます。様々な日本らしさで溢れ、まったり過ごすことができるスポットとして人気の観光地である宮島ですが、中でも「厳島神社」は大人気のスポット。非日常感を味わうことが出来るため、世界中からその荘厳な景観と雰囲気を求めて観光客が訪れています。カメラを片手に、ひとりでじっくりと日本の歴史を感じたり、時間を忘れてのんびり過ごしたり。厳島神社だからこその絶景を目の前に、特別な時間を過ごす旅へ出かけてみませんか?
世界各国の観光客からも、日本らしさで溢れた素晴らしい観光地として評価されている「厳島」。通称「宮島」として親しまれている、広島県にある小さな島です。自然も食も建物も、老若男女が楽しめる魅力で溢れる宮島の中でも、1番の人気スポットなのが「厳島神社(正式には嚴島神社)」。海に浮かぶ朱色の大きな鳥居は、宮島のシンボルでもあります。
平安時代の寝殿造りも見られ、平清盛にもゆかりのある神社です。古くからの歴史を残している姿はもちろん、まるで海に浮かぶかのように建てられており、宮島の自然と共存している姿は圧巻。「厳島神社」だからこその神秘的で荘厳な雰囲気の中、特別な時間を過ごすことができます。
「日々の喧騒を忘れて、非日常な空間でしっとりとした旅をしたい。」「心から癒される時間を過ごしたい。」という女性にこそオススメしたい観光スポットです。そこで今回はひとり旅で、しっとりと旅をしたい女性のために「厳島神社」の魅力をご紹介!美しい景観に癒されて、心をそっと入れ替える…そんな旅に出かけてみませんか?
さあ、まずは宮島に向けて出発しましょう。宮島はその名の通り“島”なので、たどり着くためにはフェリーで渡らなくてはいけません。広島市内から宮島に直行してくれる便利なフェリーや、宮島口駅からすぐのフェリー乗り場からフェリーに乗る方法があります。広島市内からなら45分ほど、宮島口からなら10分ほどで到着します。自分たちの観光プランに合わせて選んでみてくださいね。
フェリーを降りたらそこはもう宮島。フェリー乗り場を出て、「厳島神社」の方へ向かいましょう!フェリー乗り場を右に出ると、広島の海が右手側に広がる長い道が続いています。たくさんの観光客で賑わっている通り、そして綺麗な自然を目の前にすると、神社への期待もぐんぐん上がっていきます。
フェリー乗り場を降りるとすぐにお出迎えしてくれるのが、可愛い鹿たち!人に慣れているので、グングン近づいてきます。つぶらな瞳がとってもキュート。紙類は容赦無く食べられてしまうので注意しつつ、宮島の鹿たちとの交流を楽しんでみてくださいね。
石の鳥居の先に見えてくるのが、あの有名な海に浮かぶ大鳥居!目の前に現れた大鳥居の姿に大興奮間違いなしです。鳥居をくぐってすぐの、神社入り口までのルートは人気のフォトスポット。遮るものなしに鳥居の姿を撮影できるので、思い思いのスタイルで撮影が可能です。海に浮かぶ壮大な姿を、カメラに収めましょう!
大鳥居を眺めて、満足満足…となるのはまだ早い!確かに大鳥居がメインのように思って訪れると、「厳島神社」全体から平安時代から旅人を見守ってきた歴史を肌で感じられます。その神秘的な雰囲気に癒されつつ、しっかり参拝してパワーをもらって帰りましょう!「厳島神社」は基本一方通行になっていて、参拝入口で料金を払って入場します。大鳥居がデザインされた入場チケットは、思い出に大切に残しておいてくださいね。
入り口近くにある手水舎で、手を清めたら先に進みましょう。
平安時代の伝統的な建物の造りである寝殿造りになっていて、日本の伝統と歴史が感じられ、歩いているだけでも静粛な気持ちになれるのが「厳島神社」です。神社の中はまるで迷路のようになっていて、朱色の建物と外の景色とのコントラストを楽しみながらお散歩気分で歩くことができます。
入り口からまっすぐに続く東回廊を進むと、「鏡の池」という表札が。実はここ「厳島八景」にも選ばれており、運が良ければ見ることのできる神社内の隠れたパワースポットなんです。一見、ただ海の水が流れているだけの風景ですが、一体何が「鏡の池」なのでしょうか。
その正体はこの丸い水たまり!この「鏡の池」は、なんと干潮時になると姿を表すレアなパワースポットなんです。干潮時でも、どんなことがあっても、この水たまりは長年干上がらなかったという不思議さもあり、パワースポットにされているのだとか。干潮時に訪れた際には要チェックです!
東回廊の突き当たりを右に曲がり、いよいよ寝殿前に到着!と言いたいところですが、その前に是非立ち止まって欲しいのが、こちらのフォトスポット。東回廊の途中から大鳥居の方を見渡すこの構図が、神社内から大鳥居を撮影するのにぴったりです。「厳島神社」の寝殿造りの美しさと、その間に浮かぶ大鳥居が趣深いですよね。
佇む後ろ姿も絵になります。自分の姿を映してもよし、神社そのものを映してもよし。自分だけの記念を残しましょう。
東回廊を抜けると、海の守り神とも呼ばれている三女神が祀られている本殿の前に。本殿、拝殿は通常の参拝の場合には入ることができません。その前にある賽銭箱の前でお祈りをしましょう。立派な寝殿でお祈りをすると、どんな願い事も叶うような気持ちになりますね。
「厳島神社」に参拝した人の特権が、鳥居と神社を正面から見られるということ!本殿内から見る真正面の鳥居もまた、迫力満点です。
本殿を抜けて、西回廊を進むと目に飛び込んでくるのがこの丸い橋。「反橋」と呼ばれるこの橋は、日本全国にある重要文化財指定の橋の中でも最古のもの。現在は立ち入り禁止ですが、昔は天皇陛下のお使いの人が、この橋を渡って参拝をしに訪れたのだとか言われています。現在までも朽ち果てることなく残るその姿に、歴史を感じずにはいられません。
近くまで寄ってみると驚くのが橋の急勾配な造り!「本当に人が渡れるの!?」と思わずに入られない反り具合です。
日本で5箇所しかない重要文化財の舞台が「厳島神社」にはあるんです。それがこの「能舞台」。日本の伝統芸能である能を演じる舞台です。他の舞台とは違い海上に浮かぶその珍しさも、唯一無二として人気の秘密。立ち入ることはできませんが、西回廊から眺めることができますよ。
その歴史を感じさせる渋さも魅力的。朱色の大鳥居とのコントラスも美しく、そっと眺めていたくなりますよ。
「厳島神社」の出口を出ると、すぐに西側に伸びる海岸があります。「西松原」と呼ばれるこの海岸には、松と石燈籠がズラーっと並んでおり、日本らしい情緒で溢れています。ここの雰囲気は抜群。「厳島神社」を横目にお散歩するのにぴったりの場所です。また海岸の砂浜と、その先に浮かぶ大鳥居の姿を写真におさめるのにもぴったりなフォトスポットでもあります。
「厳島神社」を訪れる際には、潮の満ち引きだけでなく、昼間以外の時間帯も要チェック!普段も十分絶景を楽しめる「厳島神社」で、さらなる感動を味わうことができるかもしれません。特に夕日が沈む頃はとても幻想的。大鳥居の向こうに沈みゆく太陽と、それに伴って色が移り変わる空、そして海の美しすぎる景観が目の前に広がります。
波の音に包まれる夜の「厳島神社」。夜になると神社を中心に宮島がライトアップされ、とてもロマンチック。昼と比べて人が少ないこともあり、静かでまったりとした時間を過ごすことが出来るんです。
「宮島水中花火大会」は、夏の宮島でも大人気のイベントです。水中花火船によって水中に投げ込まれた花火が、一気に花を咲かせる姿は絶景そのもの。大鳥居のシルエットが浮かび上がり、言葉にならない綺麗さです。毎年多くの人が訪れるこのイベントは、このスケジュールに合わせて訪れる価値のあるものです。
こんなにインスタ映えする写真があって良いのでしょうかと思えるほど。たくさんの人が写真撮影を行っています。
宮島水中花火大会
閉業や休業等の理由により施設情報が存在しないか、一時的な障害で施設情報が取得できませんでした。
「厳島神社」のすぐ近く。「厳島神社」からも見ることができる五重塔のそばにある「豊国神社」は、通称「千畳閣」とも呼ばれています。豊臣秀吉の命令によって建設が進められたこの神社。この「千畳閣」で見られる景観もまた素晴らしいと人気なんです。
それがこちら。857畳もの畳を敷くことができるほど広い神社内からは、このように宮島の自然をまるで額縁で飾られているかのような姿で楽しむことができるんです。板壁もなく未完成な「千畳閣」ですが、それが居心地良く、風が入り込み爽やかな時間を過ごすことができます。
豊国神社(千畳閣)の詳細情報
宮島に訪れるのなら、やっぱり秋がオススメ。というのも、「日本紅葉の名所100選」にも選ばれた宮島の紅葉をぜひ見て欲しいから!「厳島神社」の奥にある「紅葉谷公園」は、宮島で紅葉を楽しむなら必ず訪れて欲しいスポットです。「イロハカエデ」を中心に約700本もの紅葉が見られ、色鮮やかな様々な植物を楽しむことができます。
紅葉谷公園の詳細情報
宮島といえば、牡蠣、もみじ饅頭、あなご飯、広島風お好み焼きと美味しいものがたくさん!そんな宮島の美味しいものが全部揃っているのが「表参道商店街」です。美味しさを継承し続ける老舗から、最近できた女性に嬉しいおしゃれなカフェ、気軽に美味しいものをテイクアウトできるお店まで、様々なお店がずらり。歩いているだけでも楽しい通りになっています。
女性のおひとり様にも嬉しい、おしゃれで可愛いお店も続々増加中。足休めにオススメです。
いかがでしたか?古くからの歴史と伝統を残す世界遺産「厳島神社」。ここだけにしかない美しく、そして荘厳な景観を楽しむことができて、リラックス目的のひとり旅にぴったり。まったりしっとりと、穏やかな時間を感じに「厳島神社」を訪れてみませんか?
厳島神社の詳細情報
厳島神社
- 住所
- 広島県廿日市市宮島町1-1
- アクセス
- 宮島棧橋から徒歩で12分
- 営業時間
- [秋冬] 6:30〜17:30 1/4〜2/29、10/15〜11/30 [春夏秋] 6:30〜18:00 3/1〜10/14 [冬] 6:30〜17:00 12/1〜12/31 [冬] 0:00〜18:30 1/1のみ [冬] 6:30〜18:30 1/2〜1/3
- 料金
- 大人 300円 昇殿初穂料。団体(50名以上)は、250円 高校生 200円 昇殿初穂料。団体(50名以上)は、150円 中学生 100円 昇殿初穂料。団体(50名以上)は、70円 小学生 100円 昇殿初穂料。団体(50名以上)は、70円
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