大人女子もはしゃげる「箱根一泊二日」女子旅プラン♪筆者が実際に行ってきました！

箱根は日本屈指の湯量を誇り、「箱根十七湯」で知られる由緒ある温泉地です。東京から最短で1時間強というアクセスの良さも人気の理由のひとつ。見渡す限り広がる山々に囲まれた大自然は、圧倒的な非日常感を味わえます。ここにくれば、日々の愚痴や仕事のことも「今考えたってしょうがない」と前向きになれそうですよ。普段頑張っている女子たちを日常から解放してくれるはず♡

今回、筆者が体験した箱根女子旅のメンバーは3人です。女子が集えばニーズもそれぞれ。全員の意見を合わせると「ゆっくりしたいし、はしゃぎたい！」という欲張りなものに…。まずは、それぞれの希望をまとめてみました。

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今回、箱根観光の際に利用した乗り物は、「箱根登山電車」、「箱根ロープウェイ」、「箱根登山バス」、「箱根海賊船」の4つ。これら全てを1枚で賄ってくれるのが「箱根フリーパス」です。移動の度にいちいち料金を確認したり、チケット売り場を探したり、小銭はあるかな？と両替したり…そんな手間が一気に解消するので断然おすすめです。

そのほかの乗り物で、「箱根登山ケーブルカー」、「小田急箱根高速バス」、「東海バスオレンジシャトル」も対象です。”ある or ない”で旅の効率やお得感が変わる、スマートな旅の必須アイテムです。移動の手間を「箱根フリーパス」一枚に収めて、その分おしゃべりを楽しみましょう♪

出典：さとまろ伯爵さんの投稿

1日目のゴールはホテルへチェックインすること。そこまでの道のりにある観光スポットを効率よく周るのをポイントにしました。小田原駅から箱根湯本駅に到着したら、箱根登山バスに揺られてガタゴトと移動♪女子旅初日はおしゃべりが止まらないので移動もあっという間です！とはいえ、バスはクネクネと山道を走るので、乗り物酔いしやすい人は、酔い止めをしっかり飲んでいきましょう。

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まずは、登山バス桃源台線に乗って「星の王子さまミュージアム 箱根サン＝テグジュペリ」まで。ストーリーを懐かしみながら作者のヒストリーや物語の背景を辿れば、より一層世界観に浸れますよ。「大切なものは目に見えない」という不朽のメッセージに触れて、恋人や家族を思い出したり目の前にいる友達の存在にあらためて感謝したり…。当たり前のことに感謝してみるいい機会かもしれません♪

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中に入ると、20世紀フランス初頭を再現した美しい街並みが広がります。「星の王子さま」のその世界観はもちろんですが、なんだか海外旅行している気分でも楽しめて二度おいしい！

「星の王子様」は、少し哲学的な絵本です。その分、受け取り方の幅をもたせてくれるのが魅力のひとつ。思いおもいに誰かに心を馳せながら、のんびり周りましょう♪そして異国情緒漂う園内は、あちこちにフォトスポットがたくさん！温かい気持ちになったり、ワクワクしたり、心が弾む体験ができますよ♡

出典：ヨード化ケシ油脂肪酸さんの投稿

ランチは箱根名物のお蕎麦を堪能♪「星の王子さまミュージアム」から徒歩2分程度の場所にある「九十九（つくも）」は、自然薯そばが名物の人気店です。店内には有名人のサインもたくさんあって、人気ぶりがよく分かりました！箱根の名水からうまれる蕎麦は、口当たりが上品で色や香りも繊細。”綺麗な蕎麦”という表現がよく似合います。他にも、湯葉のお蕎麦や鴨肉のお蕎麦など、自然薯蕎麦意外のメニューも充実しています。

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サイドメニューでは、自然薯をすりおろし、ヒマラヤ岩塩・わさび・醤油で食べるお刺身的な「自然薯なまとろ」や「そば屋の出汁巻き玉子」なども必食！思わず「幸せ～♡」と笑みがこぼれる丁寧な味が揃っています。

出典：y_mac863さんの投稿

エーゲ海をイメージした店内は、お蕎麦屋さんのイメージを覆す、まるで高級フレンチレストランのような雰囲気。「星の王子様ミュージアム 箱根サン＝テグジュペリ」からの雰囲気を壊さない素敵な空間です。

出典：ma-kunnさんの投稿

再び箱根登山バス桃源台線に乗って約15分。終点桃源台駅に到着したら箱根ロープウェイで空中散歩を楽しみましょう。景色は、木々が生い茂る麓から上へ登るにつれて荒涼な山肌へ。次の目的地大涌谷駅へ向かうまで、まるで季節の移り変わりを早送りで見ているような16分間を過ごせます。自然の力に圧倒されつつ、エネルギーの恩恵を受けているような不思議な気分になりますよ。

出典：taisetsuさんの投稿

大涌谷駅に降りたら、そこは白煙が立ち昇る山肌と硫黄の匂いが立ち込める大涌谷。一瞬怯みそうになるような荒涼とした世界が広がっています。かつて「地獄谷」と呼ばれただけあって、ひとりだったら少し怖いと感じるかもしれません。でも、女子旅ならそのスリルもまた刺激として楽しみ合うことができますよ。観光客が多いというのも心の拠り所ですね！

出典：Jukoさんの投稿

大涌谷といえば、真っ黒なゆでたまごが有名です。なんでも1個食べると7年寿命が延びるとも言われているんですよ♪また、この黒さこそ温泉地・箱根の成せる技！黒い成分は硫化鉄とよばれる鉄分です。たまごの殻に温泉池の成分が付着して硫化水素が反応したものだそう。見た目のインパクトも相まって、ついつい手を伸ばさずにはいられません。分かっていても、殻を剥いた後は「中は白いじゃん！」と冷やかすのもお決まりの楽しみです♪

星の王子様ミュージアムや大涌谷の景色を楽しみ、ロープウェイで桃源台駅まで降りたら、徒歩2分でホテルに到着。お目当てのホテルは、「水盤テラス」で話題の「はなをり」へ。温泉や食事、お部屋での女子トークをうんと満喫しましょう♪

「はなをり」は、ホテル内のいたるところがフォトスポットになっています。エレベーター前の壁面には、各階ごとに花の壁画があしらわれていて「カメラをどうぞ」と言わんばかり♡湯上り処は黄金色の照明が煌めいていて、姫気分にさせてくれますよ！

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ビュッフェスタイルの夕食では、女子心をくすぐる仕掛け「八寸」に注目です！好きな小鉢を7つ選んでまん丸のお盆に乗せれば、目にも楽しいアラカルトの完成♪それぞれのセレクトを披露して盛り上がりましょう。オーダー制のメイン料理、その他のメニューやデザート、もちろん八寸も全て食べ放題。やっぱり女子旅に美味しいものは不可欠ですね♡箸も会話も止まらなくなっちゃいます。

広くてゆったりとしたお風呂は何度でも入りたくなる心地よさ。ちなみに、筆者はホテル着後、就寝前、起床後の3回温泉を楽しみました！中でも庭園を一望しながら浸かる「棚湯（寝湯）」は時間を忘れてしまうほど。テンション高めの女子旅も、半身浴で少しクールダウン。最近はどう？なんて、やっと近況報告など落ち着いた会話を始めるきっかけにもなります。

出典：ほ　た　るさんの投稿

2日目は小田原駅に向かいつつ観光を♪後ほど紹介するスポットで着物をレンタルします。着物姿で元箱根を散策すれば、非日常感がグッとアップしますよ。

出典：NAKATSUさんの投稿

ホテルをチェックアウトしたら、徒歩3分で桃源台港に到着。そこから箱根町港まで、”海賊船”に乗って約25分※の航海を楽しみましょう！見渡す限り箱根の山々に囲まれた伸びやかな眺望。渋滞も満員電車も、自分を急かすものは何もない…日常から解放された実感は湧いてきます。晴れた日にだけ顔を出す、富士山を探すのも運試しのようで楽しいですよ。
※行先により遊覧時間は10分～1時間と異なります。

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箱根町港から徒歩3分の場所にある「箱根関所 旅物語館」では、和体験として着物の着付けや抹茶体験ができます。ショッピング好きな女子だけあって、時間を忘れて着物選びに没頭することも…。

完成した着物コーデには、やっぱりそれぞれの個性が表れて面白いものです♪おすすめはメイクや小物のちょい足し。メイクは、着物の時は普段より少し濃い目にするとバランスが良いですよ。また、かんざしのように和装に合う小物やまとめ髪用のウィッグを取り入れるのも◎バッチリ決めて記念写真を済ませたら、さっそく元箱根の街に繰り出しましょう！

再び箱根登山バスに乗って元箱根まで移動。約10分街ブラを楽しみながら箱根神社を目指します。着物を着ていると、観光客に「綺麗だね」「素敵だね」と褒められて、嬉しい刺激に♪
「箱根神社」は、心願成就・勝負の神として名を馳せた場所です。今では家内安全・安産祈願など多くの人が祈願に訪れています。

鳥居や本殿の朱色、守るように道の両脇に立ちそびえる木肌や葉の色…神社仏閣は、やっぱり着物と相性抜群♪ということで、参拝後は撮影会を楽しんでみて。撮り合いっこしてるうちに、写真の腕まで上がりそうですよ。せっかくの旅先なので、照れたりしたらもったいない！モデル気分で楽しんじゃいましょう♪

出典：谷川山系さんの投稿

ランチは連日大賑わいの人気パン屋さん「ベーカリー＆テーブル箱根」で♡レストランフロアでは、サンドイッチやクレープなどイートイン限定の本格的なメニューが味わえます。軽めのランチでOKというときは外のテラス席がおすすめですよ。

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テイクアウトで購入したパンとコーヒーを味わいながら、目の前に広がる芦ノ湖を眺め、さらに足元には足湯まで…。「最高！」としか言葉が出ない、至れり尽くせりのランチタイムを過ごせます。お腹も満足したら着物を返却。いつもの洋服に着替えたら箱根登山バスでいざ帰路へ。

出典：doctorwhoさんの投稿

箱根湯本駅まで戻ってきたら、いよいよ旅もクライマックス。干物や練りものなど、箱根名物がズラリと立ち並ぶ、通称おみやげストリートを散策です。

出典：YamaNe79さんの投稿

目の前でどんどん焼きあがっていく工程に、ついつい見惚れてしまう箱根名物「カステラまんじゅう」。ちょっとしたハイカラ感と可愛らしい温泉マークの焼印がなんとも秀逸です！できたてホカホカをパクつきながら歩くと、学生に戻った気分でテンションがまたひとつアップします♡

数々のお土産物屋さんの中から、何を買おうかなーと迷うのも楽しいものです。もし、あれこれ迷って即買いできなくても大丈夫。箱根湯元駅の中にも大きなお土産物屋さんがありますよ。濃厚なショコラが染み入ったテリーヌのようなお菓子「箱根の坂」は、大人向けの本格的な味として人気です。カラフルな見た目と豊富なフレーバーにも心惹かれますね♪

出典：縁側でお茶さんの投稿

自分用には箱根寄木細工がおすすめ。渋い伝統工芸ではなく、幾何学模様のおしゃれなアイテムとして生活に取り入れてみては？きっと何度でも旅の思い出に浸れますよ。

出典：hiro27さんの投稿

箱根湯元駅から箱根登山電車に乗って小田原駅へ。「箱根フリーパスはかなり重宝したねー」なんて他愛もないことを話しつつ、心の中にはちょっぴり寂しさが過ぎります。とはいえ「次はどこ行こうか？」という切り替えの早さも女子の強さ！それぞれの電車がきたら楽しかった女子旅もいよいよ解散です。

出典：かおひろさんの投稿

「温泉でゆったり過ごしたい」というのが筆者のニーズでしたが、結果的には色々と観光地を周って楽しめました。それはきっと、箱根が大人に丁度良い落ち着きのある場所だから。どこに行ってもマナーの良い観光客ばかりで、人の多さや施設の混み具合などはほとんど気になりませんでしたよ。安心して過ごせる箱根なら、ピュアな気持ちに戻って大人も上手にはしゃげますね♪