【全国】色とりどりの花が漂う美的スポット。「花手水」がある神社仏閣6選

みなさんは、SNSでも話題の「花手水(はなちょうず)」というものをご存知ですか？「花手水」とは、神社やお寺の手水に色とりどりの花々を浮かべた飾りつけのこと。神社仏閣巡りが好きな人や、写真好きな人の心を強く惹きつける、神聖で美しい光景です。

全国的にもまだ多いとは言えませんが、「花手水」が評判の自社仏閣はいろいろな地域にあります。きれいな景色を見たくなったら、そんな「花手水」を見にひとり旅に出てみませんか？さっそくおすすめのお寺や神社をまとめてご紹介しましょう。

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奈良県明日香村にある「岡寺」は、別名・花の寺とも呼ばれる花の名所。4月中旬から5月上旬にかけては約3千株の石楠花(シャクナゲ)が咲き誇り、その時期に合わせて何とも華やかな花手水がお目見えします。

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手水舎を彩るのは、"天竺牡丹"という和名を持つ「ダリア」です。ダリアの花手水が見られるのは全国的にも珍しく、さらにゴールデンウィークのみの限られた期間であるため、とても貴重です。奈良旅行の思い出にぜひ訪れたいですね。

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仁王門近くの池もたくさんのダリアで埋め尽くされ、参拝客の目を奪います。「華の池」と名付けられたその光景は、まさに極楽浄土のよう。水面に浮かぶダリアはどれも個性的で、いつまで見ていても飽きません。

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境内には木製のボール状の物がたくさん吊るされています。これは「龍玉願い珠(りゅうぎょくねがいだま)」というお守りで、願い事を書いた紙を中に入れ、しっかりふたをして奉納または大切に持ち帰ります。美しい花を見て癒された後は、ぜひお願い事もしてみてはいかがでしょう？

長岡京市の山あいに佇む「楊谷寺(ようこくじ)」は、あじさいの名所として知られるお寺です。境内には約5千株ものあじさいが植えられ、6月上旬から7月上旬にかけて「あじさいまつり」が催されます。

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様々な色のあじさいが浮かぶ花手水は、この時期だけの特別な飾りつけです。淡く優しいあじさいと力強い龍とのコントラストが絵になりますね。時期によっては濃い色のあじさいが飾られることもあり、また違う美しさを堪能できます。

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境内を散策すると、至るところにあじさいが。宝探しのような気分でワクワクしますね。自分だけのお気に入りスポットを見つけて、ぜひ写真に収めてみて下さい。

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紅葉の季節には、美しいグラデーションが見事な"もみじ"の花手水も見られますよ。小さな手水鉢の方はあじさいの季節以外にも時々飾りつけられるので、お出かけの際には事前にお問い合わせしてみて下さいね。

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京都市東山区にある「勝林寺」は、臨済宗の大本山「東福寺」の鬼門を守るために毘沙門天を安置した塔頭寺院（たっちゅうじいん）。手水舎は特別な行事の際はもちろん、普段の週末にも華やかな花手水が彩ります。また、毎月変わる素敵な御朱印も頂けますよ。

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「勝林寺」の花手水はとにかくボリュームたっぷりで華やか。花の種類も豊富なので、フラワーアレンジメントを見ているような気分になれます。基本的に土日祝を中心に飾られるため、週末のお休みを利用してお出かけになるのがおすすめです。

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訪れるたびに変わる花々、そして可愛いお地蔵さんに会えたり…。このときめく出会いをお目当てに、定期的に訪れる参拝客も多いそうです。いつ訪れても新鮮な感動を呼ぶ光景ですね。

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「勝林寺」では紅葉のライトアップも人気。花のように咲く和傘が庭園内に散りばめられ、ライトアップされた紅葉と共に幻想的な夜を演出しています。昼間の華やかさとはまた違った魅力に引き込まれますね。

愛知県一宮市にある「御裳神社(みもじんじゃ)」は、県内有数のあじさいの名所。70種類・約8千株ものあじさいが境内を彩り、6月上旬には「尾西あじさいまつり」という催しも開かれます。

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手水舎の花手水はお祭りの二日間だけ飾られる貴重なもの。淡い色、鮮やかな色など、様々なあじさいが浮かんで手水を彩ります。わずか二日の儚い飾りつけだからこそ、わざわざ訪れる価値がより一層高まります。

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手水舎の花手水は二日間で終わりますが、その後も小さな手水鉢にはあじさいが飾られます。ひっそりと参拝客を待つ控えめな姿はとっても可憐。華やかな花手水とはまた違う美しさがあります。

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「御裳神社」のおみくじはちょっと珍しい扇の形をしています。小さな扇がたくさん吊るされている様子も、ここならではの光景。参拝後にぜひ引いてみてはいかがでしょうか？

福岡県春日市にある「春日神社」は、初夏から夏の終わりにかけて、涼しげな演出が目を和ませてくれる素敵な神社です。まず目に入るのは、境内の至る所で清らかな音を響かせる風鈴。蒸し暑さから一気に開放されるような清涼感を呼びます。

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「春日神社」の花手水は、2019年の初夏に始まったばかりの試みなのだそう。あじさいで満たされた美しい手水に参拝客は大喜び。「福岡でも花手水が見られる」という情報は、瞬く間にSNSで話題となりました。

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花手水の上にも風鈴がたくさん吊るされ、手水舎はとっても涼しげな雰囲気に。あじさいの花手水は他の神社やお寺でも少しずつ定番となっていますが、こんな組み合わせを楽しめるのは珍しいですよね。わざわざ見に行きたくなる風情あふれる光景です。

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8月の下旬には、ガーベラで埋め尽くされます。気持ちがパッと明るくなる色鮮やかな花々は、あじさいの可憐さとは全く違う感動を与えてくれます。開催情報の詳細は、事前に神社の公式サイトなどをご確認下さいね。

「水堂須佐男神社(みずどうすさのおじんじゃ)」は、兵庫県尼崎市の住宅街の中に佇む神社。きれいな御朱印を頂けることで人気が高く、早朝から行列が出来ることもあります。

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「水堂須佐男神社」の花手水は、境内に咲く花を浮かべた親しみやすい雰囲気。特別な行事とは関係なく普段から見られ、参拝客の心を和ませてくれます。鯛のしっぽを回すとお水が出るという仕掛けが珍しいですね。

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社殿の天井一面を占める天井画「万葉の花」は、阪神淡路大震災の犠牲者の霊を弔うために描かれたものです。万葉集の歌に詠まれている様々な花が埋め尽くし、さながら天上の花畑のよう。祈りの気持ちも込めて眺めたい芸術品です。

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季節の花や万葉集の和歌が書かれた御朱印は、月ごとに雰囲気が変わります。また、毎月1日にしか頂けない押し花付きのものなど、限定の御朱印も参拝客に大人気。花手水だけではなく、いろいろな形のお花に触れられるのが嬉しいですね。

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見る人の心に深い癒しや感動を与えてくれる、美しい「花手水」。きれいな景色を眺めに出かけたくなった時は、ぜひ自社仏閣の花手水を見に行ってみませんか？