熊本をひとり旅。熊本市内を気ままに満喫する2泊3日の観光プラン

以前と同じような生活には戻らない、と言われても早く旅がしたいと思うのは旅行好きの性。在宅ワークで自宅に引きこもりがちな人も、思いのほか忙しくて疲れてしまった人も、落ち着いたらどこ行こう？と思ったら、おすすめしたい旅先があるんです。

ちょっと遠いイメージがあるけれど飛行機に乗ってしまえばあっという間の九州。特に熊本市は、貴重な文化愛や自然が残る街。市電が発達しているので、市内中心部は車がなくとも楽しめます。フラッと乗り込んで、気の向くままに市内を移動。ゆったりマイペースな旅が叶います。

出典：そらモンさんの投稿

復旧中の熊本城を見学したい。熊本の郷土料理や名物グルメを味わいたい。市内をふらりと探索してみたい。そんな一人旅のニーズを叶える2泊3日のプランをご紹介します。きっちり詰め込まず、ゆるりとひとりを楽しみましょう。

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熊本市内を楽しむスタート地点は熊本駅。まずは熊本駅前駅から市電に乗り込んで熊本城方面へ向かいましょう。料金や小銭を気にせずに便利に利用したい…。そんなときは1dayパスがおすすめです。市電・路線バス・電鉄電車を1日何回でも利用できるお得な乗車券です。これがあれば、旅の強い味方になってくれますよ。

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観光の前に、まずは腹ごしらえを。市電花畑町駅から徒歩約3分の「あか牛ダイニング yoka-yoka」で、熊本名物赤牛を堪能しましょう。赤牛は、赤身が多く適度の脂肪分とうま味がたっぷり。がっつり食べられるのにヘルシーで、女性人気抜群です。お店自慢の赤牛丼はランチでも味わえるので、食べてパワーを充電しましょう。

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ランチの後は徒歩約6分の「桜の馬場 城彩苑」を散策。ここは熊本城のすぐそばにある観光施設です。特産品や名物を味わえるお店や、熊本城の歴史や文化を学べるミュージアムまで揃っています。熊本城に向かう前に予習がてら立ち寄れば、気持ちがグッと高ぶりそう。

熊本のシンボルである熊本城。平成28年の地震で被害を受け、現在は復旧中です。しばらくは近寄ることができませんでしたが、特別見学通路が完成。特別公開として天守閣前広場まで見学できるようになりました。復旧中の今しか見られない姿は、目に焼き付けておきたい貴重な光景。整理券をゲットして、ぜひとも見学してみましょう。

※県外来場者の見学は6月18日以降から可能です

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熊本城を満喫したら、ひと休みできるカフェを目指して再び市電へ。新町駅から徒歩約1分の「長崎次郎喫茶室」は、国の有形登録文化財あり、現役の喫茶店です。長崎次郎書店の2階にありますよ。店内はクラシックなピアノや、懐かしのレコードプレーヤーがあるレトロな空間。窓からは市電を眺めることができます。コーヒーを味わいながら、クラシックな熊本を感じてみて。

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時間があるときは、バスに約33分揺られて「うさぎカフェ」へ行くのもおすすめ。小島下町停留所から徒歩約10分の場所にある、創業200年の浜田醤油が手掛けるカフェです。プロデュースしたのは有名建築家隈研吾さん。まるで美術館のような店内で、醤油ソフトクリームや甘酒ぷりんなどの和スイーツを堪能できます。見るもの食べるもの世界観があってユニーク。

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ホテルにチェックインする前に、ディナーのお店の場所も確認しておきましょう。おすすめは熊本名物の馬肉を味わえる「熊本ホルモン」。こちらの人気メニューは、馬ホルモン煮込み。じっくりとトロトロに煮込まれたホルモンを目当てに多くの有名人も訪れるそう。高タンパク低カロリーなのも魅力のひとつ。ホテルからは徒歩約5分の近場。夜のお楽しみにいいですね。

1日目の宿泊先は、市電辛島町駅から徒歩約1分の「レフ熊本 by ベッセルホテルズ」へ。2019年12月にオープンしたおしゃれなホテルです。清潔感漂う洗練されたデザインは居心地抜群。ひとり旅の心細さを忘れて快適な気分に浸れます。

ホテルの大浴場には露天風呂も付いています。緑あふれる庭を眺めながら、木のぬくもり溢れる湯船で旅の疲れを癒しましょう。市街地とは思えない静かで穏やかな雰囲気に包まれて旅情が深まるはず。しっかり体を温めたら、ぐっすりと眠りにつけそうですね。

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2日目の朝は、熊本駅から電車で約12分の植木駅まで。そこからタクシーで約20分の場所にある旅館 平山で日帰り温泉を楽しみましょう。美しい水で知られる熊本市。植木温泉は、市内で唯一宿泊できる温泉地です。ピーリング効果のあるトロトロのお湯がお肌をツルツルにしてくれますよ。

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植木温泉は素朴な温泉地。観光地のような派手さはありませんが、その分地元の暮らしや雰囲気がよく伝わってきます。湯浴みを楽しんだ後は、サンダルをつっかけて周辺散策するのもおすすめ。街中とは違う、熊本市の魅力を掘り下げることができますよ。

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電車で熊本駅に戻ったら、さっそくランチにしましょう。目指すは、濃厚なとんこつスープとにんにくチップが特徴の熊本ラーメン。「黒亭」は、熊本駅から徒歩約7分の人気店です。温泉で消耗した体力は、玉子入りラーメンで補給。養鶏場から直送される新鮮玉子と希少部位のチャーシュー入りで、スタミナ満点♪午後からも元気に街へ繰り出しましょう。

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ランチの後は市電で約24分の水道町駅からすぐの「熊本市現代美術館」へ。熊本市の中心部にあります。有名アーティストやマンガなどのユニークな企画展をはじめ、建築と一体化した作品や収蔵品を楽しめますよ。アートに触れて心を少しクールダウンさせながら、優雅な午後のひとときを過ごしましょう。

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地元の人に愛されるスポットといえば、やっぱり商店街。熊本市現代美術館から徒歩約2分の場所にある上通アーケードへ。ここは、飲食店や衣料品店、雑貨店、書店など、新旧の店舗が混在するストリート。老若男女が集う、地元色溢れる通りです。上通と続く下通も合わせて散策すれば、熊本市の魅力をしっかり肌で実感できるはず。

出典：さくらいまさゆき（masa）さんの投稿

歩き疲れたら、上通アーケード内にある「岡田珈琲サテライト店」で休憩を。ここは、本格的な自家焙煎のコーヒーが味わえます。香り豊かなコーヒーをゆっくりと楽しみながら、飛び交う熊本弁に耳を傾けたり行き交う人を眺めたり…。街の魅力をしみじみ噛み締めながら、心豊かな時間を過ごせます。

そろそろ2日目の宿へ出発。市電に乗り込み。国府駅から徒歩約9分の「旅亭 松屋本館 Suizenji」へ。落ち着いた和の雰囲気が漂う、大人のひとり旅にぴったりの宿です。毎回お湯を入れ替えてくれる貸切風呂や、ナチュラル志向のリッチなアメニティも大人の女性の心をつかみます。最後の夜にふさわしい、ちょっぴり贅沢気分を楽しみましょう。

宿では、郷土食豊かなコース料理を味わえます。馬肉、だご汁、からし蓮根etc…。こここなら、熊本グルメを存分に堪能できるはず。追加料金で部屋食もしくは個室食を希望することも可能です。人目を気にせず、じっくり熊本の美食に浸るのも、いい思い出になりそうですね。

出典：shihoriiiさんの投稿

朝食のあとは、熊本市の自然を目指して散策へ。旅亭 松屋本館 Suizenjiから、徒歩約5分の場所にある「水前寺成趣園」は、約7万3000㎡の広さを誇る庭園。阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に、緑あふれる園内を歩きましょう。朝の澄んだ空気を吸い込んで、優雅な一日のスタートです。

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旅もいよいよおしまいです。最後はお楽しみのおみやげ選び。熊本駅の高架下にある「肥後よかモン市場」には、美味しいお土産がたくさん揃っています。空港へ向かう前にぜひ立ち寄ってみてくださいね。おすすめのお土産をいくつかご紹介しますよ。

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熊本名産といえば、からし蓮根です。美味しいものは専門店でゲットせよ。「おだ商店」は、定番のからし蓮根だけでなく、わさび味・スパイス味・カレー味などバラエティ豊かなフレーバーが揃っています。色合いもかわいいので、友達へのお土産にも喜ばれそう。

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熊本の郷土菓子といえば、ゴロッとした大ぶりのさつまいも包んだ、いきなり団子。満足感のある食べ応えと伝統の製法を誇る「長寿庵」は、指名買いの多さで有名です。通常は蒸して仕上げるいきなり団子ですが、長寿庵では焼いて仕上げた"焼きなり団子”が買えますよ。

出典：chokkoさんの投稿

熊本旅で馬肉の美味しさに目覚めたという人も珍しくありません。この美味しさをみんなにも伝えたいというときは、「馬肉専門店 菅乃屋」をマストバイ。新鮮で美味しい馬刺しや馬肉加工品が揃っています。お店から自宅まで直送してくれるので、帰りの移動時間を気にしなくて良いのも◎。

出典：大阪ブラリーノさんの投稿

デコポンといえば、熊本の特産物のひとつ。「くまもと菓房」のデコポンゼリーは、大粒でジューシーな果肉を柔らかいジュレで閉じ込めたスイーツ。産地である熊本だからこそ実現できるフレッシュな味わいを楽しめます。誰にあげても満足してもらえるお土産ですよ。

出典：味歩さんの投稿

「誉の陣太鼓」は、熊本を代表する銘菓。秘伝の蜜で炊き上げた大納言あずきで柔らかい求肥を包んだ一品です。添え付けの紙製のナイフで、紙缶詰製の容器ごと切り分けて食べるスタイルが斬新。定番ながら話題性があるので、職場のお土産でも注目されそう♪

友人や恋人と一緒だと、熊本市だけで2泊3日はもったいない…という印象がありますよね。でも、レンタカーを使わないひとり旅なら十分満足できます。行きたいところをなんとなく把握して、あとは気の向くままに。マイペースな旅って最高です♡飛行機であっという間の九州「熊本」へ、さくっと旅してみましょう。