【京都】よだれ覚悟！舞妓さんも虜のハイレベルで奥深い町中華10選

京都は、中華街こそないけれどハイレベルな中華料理のお店が豊富な街。祇園の花街にいる舞妓さんも足しげく通う老舗をはじめ、京都の人々が愛する名店がたくさんあるんです。庶民的な町中華は「京都中華」というジャンルで発展し、京都民に馴染み深いソウルフードとなっています。

中華料理が日本に伝えられたのが江戸時代、中華料理店が誕生したのが明治時代とされますが、京都では意外と遅く大正13年（1924年）に祇園にできた「ハマムラ」が初とされています。京都の中華料理の特徴は、他と比べてあっさり味なこと。近年は府外の人も注目する人気ジャンルとなっています。中華料理らしいコクの深さと、京都らしくしつこすぎない味わい。早速、自分の舌で味わってみませんか。

「マルシン飯店」は、1977年にオープンした大衆食堂の懐かしい香りがする行列必須の人気店です。なんと、営業時間はお昼11時から翌朝6時まで。時間を気にせずリーズナブルに美味しい中華が食べられる貴重なお店。場所は京阪電鉄三条駅から徒歩約5分、東山駅からなら徒歩約1分でアクセスできます。

お店の人気メニューはメディアでも良く紹介されている「天津飯」。たっぷりの餡とふわふわの卵がやみつきになると評判です。手際良く運ばれてくるアツアツの絶品料理は食欲をそそります。テイクアウトもできますよ。

また、餃子もお店自慢のメニュー。食べ方は酢＋コショウがおすすめです。パリパリの皮の中に、肉のうま味と野菜の甘味が閉じ込めれていますよ。材料はすべて国産というこだわりのメニューで、系列には持ち帰り・全国発送専門の「マルシン飯店生餃子 直売店」もあります。お取り寄せできちゃうなんて嬉しいですね♪

京都四条駅から徒歩約5分、鴨川近くにある中華の名店が「大傳梅梅」。お店は大正時代の建築で、外観はレトロな洋館、店内は町家と洋館が融合したような美しい和モダンな空間です。

ランチは豪華なコースから定食まで、予算に合わせていろいろ選べます。ぜひオーダーしたいのが店自慢の北京ダック。普段はなかなか食べられない高級中華も、ランチならリーズナブルにいただけるから嬉しいですね♪友達とシェアしていただきましょう。

肉汁が溢れ出す小籠包も必食のメニュー。お店には点心師なる専門の料理人がいて、絶品の点心がいただけます。ランチのコースにも豚まんなどが付いてくるので、お得な気分に。レトロなおしゃれ空間で、満たされる時間を過ごしませんか。

「美齢」は、今出川駅から徒歩で12分程の場所にある「晴明神社」近くの路地裏に佇む隠れ家店です。少々場所がわかりづらいからこそ、穴場感もあるのも魅力。きれいな店内には中華を感じさせるかわいい小物が多く、女子にも居心地よいお店です。

おすすめはなんと言ってもコスパ抜群のお得なランチ。コース仕立てのランチは前菜からはじまり、スープや揚げ物、ご飯物にデザートまで含まれて1500円以下でいただけます。美味しくて安い本格中華に、お腹も大満足♡

あわせて頼みたいのがこちらの「豚肉の黒酢いりつけ」です。油っこいのかな、と思いきや黒酢のさっぱりとした味わいが奥深くて、いくらでも食べられちゃう逸品です。

「広東料理 鳳泉」は、地下鉄の京都市役所前駅から歩いて3分程の場所にあります。京都には昔「鳳舞」という中華の名店があり、その流れを汲むのがこちらのお店。ちなみに、同じ流れを汲む店が”鳳舞系”として京都民になじみ深い京都中華の一つのカテゴリーとなっています。

人気のメニューが京都名物のからしそば。もとい、鳳泉名物の「エビカシワソバ」です。たっぷりの餡が絡み、絶妙なバランスの塩味。具だくさんでボリュームも満点です。

さらに、あわせて大人気のメニューが焼売。具には中国でよく食されるクワイが入っており、シャキシャキとした食感を楽しめますよ。みんながオーダーする焼売は売り切れになる日もあるそう。これはサイドメニューではなく、もはやメイン！ぜひ食べてみてくださいね。

京都祇園の中華といえば「ぎをん森幸」です。落ち着いた店構えは日本料亭を思わせる上品さ。目の前には白川が流れ、ロケーションも抜群ですよ。アクセスは地下鉄の東山駅から徒歩約3分。濃い味の中華が苦手な女子におすすめの、京風あっさり中華が魅力のお店です。

こちらの人気ランチがコスパの良いお弁当ランチ「森幸特製弁当」です。二段のお重でご飯にちりめんじゃこ、おかずは春巻きや酢豚など絶品中華を少しずつ入ったお得感ある一品。揚げ物も脂っこくなく、京風の優しい味付けであっさり頂けますよ。

デザートには別オーダ―で杏仁豆腐はいかが。お料理は自家製にこだわり、杏仁豆腐も杏仁の実から手作りしています。ほのかな甘い香りが口に広がり、ほっぺたもとろけそう♡ランチのラストオーダーが13時半までなので早めの訪問がおすすめですよ。

地下鉄の四条駅から徒歩約10分の場所にあるのが「雪梅花 菜根譚」です。店内を入ると土間の竈にご飯の釜がずらりと並び、ノンスタルジックな雰囲気に胸が高鳴ります。日本庭園を眺める席もあり、大人な女子旅で是非立ち寄りたいお店です。

ランチはコースとお手頃ランチが数種類ずつあります。お店の人気は四川麻婆豆腐です。グツグツと煮立ちながらテーブルへと運ばれて来るワクワクする逸品。一口食べると甘みが広がり、後からコクのある辛さがやってきます。しっかりと効いたスパイスを感じつつも、辛さは抑えめで食べやすいと人気があります。

ほかにも旬の食材を盛り込んだ「雪梅花のお弁当」など、お得でボリューミーなランチメニューが楽しめますよ。また、夜に食べられる火鍋もお店の目玉メニュー。美を意識して薬膳鍋を味わうのも良いですね♪

京都の革命的な四川料理の名店が「大鵬」です。定食屋の馴染みやすさがあるアットホームな人気店です。地下鉄の二条駅からは徒歩約1分、JR二条駅からは徒歩で約3分の場所にあります。

こちらのお店の名物料理は「てりどんきんし」なる丼メニュー。たっぷりの錦糸卵の上に豚肉を乗せた一品で、リピーターもたくさんいます。実はこの料理の裏メニューが「てりどんきんし地獄盛3丁目」。なんと、3倍の量があるのだとか！友達とシェアして食べるなら、トライしてみるのも良いかもしれませんね。

他にも、ランチはラーメンや担々麺などとご飯のセットがお得にいただけます。地元民に愛される町中華という雰囲気が溢れていますよ。中でも担々麺が人気。小籠包や水餃子と一緒にどうぞ。

阪急四条大宮駅から徒歩で約10分、三条商店街の中に「魏飯夷堂 三条店」があります。店先には赤い中国提灯が並び、そこだけ異国のような雰囲気。店内も高い天井に中国風の装飾がされ、千と千尋の神隠しの舞台と言われる台湾・九份を思わせる空間です。

味噌屋さんだった町家を改造した異国情緒溢れる店はノスタルジックな雰囲気も感じます。ランチは、とにかく安くてボリューミーと大人気。週替わりのランチメニューもあり、地元の人も足繁く通う名店です。

お店自慢の小籠包も見逃せない一品です。薄皮の中にはうま味ぎっしりのスープが入っていて、餡もジューシーで絶品。今回ご紹介する町中華の中では比較的新しいお店ですが、京都中華と言えば名が挙がる押さえておきたいお店ですよ。

叡山電鉄元田中町駅から徒歩約2分の場所にあるのが「華祥」です。シンプルな店構えですが、常に行列ができる名店。1階はカウンター席のみ、2階にテーブル席が4つあるこぢんまりとしたお店で、いつもお客さんで賑わっています。

こちらの人気メニューが、チャーハンが見えないほどに卵白の餡で覆われた「卵白あんかけ炒飯」です。見た目からしてインパクト大。インスタ映えも抜群の一皿です。ふわふわの卵白はコクがありチャーハンと絡んで濃厚な味わい。量があるのでシェアして食べるのがおすすめです。

あんかけ焼きそばなど、高級な中華というよりおうちでいただくような馴染みのある中華メニューが豊富です。どれも親しみあるメニューだからこそ、なにを食べようか迷っちゃう♡麺類が食べたい人は「鶏ネギ中華そば」がおすすめですよ。

東大路丸太町エリア、路地を入ったところにある隠れた名店が「七福家」です。「熊野神社前」のバス停から徒歩約2分の場所にあります。オーナーは上海出身で本格中華をリーズナブルにいただけます。京都の食材を取り入れたオリジナルの料理が魅力でランチは地元のファンでいつもいっぱいです。

黒酢を使ったメニューが多く、その風味を生かした味わいが楽しめます。こちらは見た目のインパクトがすごい「豚肉の肩ロースげんこつ揚げ」です。黒酢がベースの艶やかな黒色が光るソースがたっぷりかかっており、酸味を楽しみながらぱくぱく食べられます。

ランチにはミニコースもあり、スープやメイン2品などがセットになった贅沢な内容。やはり黒酢が人気で、黒酢の酢豚はファンが多い一品です。甘酸っぱいソースが食欲を加速させちゃいますね。セットのスープもほっとする美味しさ。上海の味＋京都の路地裏という隠れた庶民派中華を満喫してくださいね。

京都らしい上品な味付けで発展した京都の町中華。庶民的で入りやすい店も多く、コスパも最高！食べやすさ抜群の味付けは、一度体験したら虜になっちゃうかも。京都の町中華を旅の目的にして、友達と京都グルメ旅を計画してみませんか。