【京都】歴史ある町で新しさを感じる新体験。2020年新規開業の高級ホテル6選

神社仏閣や京町家などの文化資源があり、和の情緒溢れる京都。その雰囲気に魅了され、ついつい足を運んでしまう女性も少なくありません。そんな歴史ある町でも、毎年新しいホテルが誕生し続けています。今度の旅では、2020年にオープンしたホテルへ泊まってみませんか。

京都らしく周りの町並みとの調和を乱さない、それでいてやっぱりどこか新鮮な風を感じる新しいホテルたち。歴史のある町だからこそ、その新しさがより一層輝いて見えるでしょう。新旧どちらもの魅力を感じながら、昔と今を比べてみるのもまた一興です。新しいホテルは、なんといってもワクワク感がたまりませんよ♪京都が初めての方も、京都リピーターの方も、京都で新しい魅力を見つけたい全ての女性におすすめですよ。

2020年8月にオープンした「MUNI KYOTO（ムニ キョウト）」が佇むのは、京都有数の観光地である「渡月橋」の目の前。周囲の自然と調和しつつも、今風のスタイリッシュな雰囲気が感じられます。嵐山観光の拠点としてもピッタリなこのホテルで、唯一無二の体験をしましょう。

21室ある客室は全てがラグジュアリールーム仕様です。窓から見える風景は、ガラス張りのバスルームからも望むことができますよ。お部屋は「ガーデンテラス」、「リバービュー」、「メゾネット」の3タイプがあるので、眺望や広さを基準に選んでみてくださいね。木目の温かみを感じるシンプルなお部屋なので、きっと肩肘張らずに過ごせるはずです。

館内には、フランス料理界の巨匠「アラン・デュカス」が手がける2つのレストランが存在しています。写真のメニューは「MUNI LA TERRASSE（ムニ ラ テラス）」のもの。朝食・ランチ・ティータイムを楽しみながら、桂川の景観も満喫できるレストランです。ディナーならもう1つの「MUNI ALAIN DUCASSE（ムニ アラン デュカス）」で、京都の食材を使ったフランス料理を堪能しましょう。

1999年にアメリカ・シアトルで誕生した「エースホテル」が、アジア初上陸となる「エースホテル京都」を2020年6月に開業しました。このホテルは日本を代表する建築家・隈研吾氏が監修を務めており、京都の町並みに調和したデザイン。ホテルは京都の歴史的建造物を活用した商業施設「新風館」の中にあり、烏丸御池駅と直結しているという立地の良さも魅力です。観光の拠点としてもチェックしておきたいところですね。

クリエイターが集い、カルチャーの生まれる場所を目指すエースホテル。注目したいのはそのデザイン性です。写真は、このホテル唯一の和室「タタミスイート」というお部屋。アーティスト清原遙によるアート照明や、彫刻家イサムノグチのランプシェードがあったりと、日本の作家が手がけたインテリアが随所に配されています。

館内にはポーランド発のコーヒーショップ、「Stumptown Coffee Roasters（スタンプタウン コーヒー ロースターズ）」が併設されています。こちらのお店も日本には初上陸。ミディアムローストしたクラフトコーヒーと甘いおやつで、まったりとした時間を過ごしましょ♪

2020年11月にオープンした「HOTEL THE MITSUI KYOTO（ホテル ザ ミツイ キョウト）」は、250年以上にわたって存在した三井総領家の邸宅の跡地に建てられたホテルです。300年を超える歴史を持つ「梶井宮門（かじいみやもん）」をエントランスに構え、今もなお三井家の美意識が受け継がれています。他にも景石や灯籠などの遺構が随所に配されており、歴史と現代が融合した空間を体感できますよ。

全161室ある客室は、スイートとゲストルームのタイプに分かれています。各部屋からは様々な眺望が楽しめ、重要文化財の「東大手門」や、ホテル内の池泉回遊式庭園などが見られる部屋も。お部屋の造りだけではなく、眺望も考慮して選んでみてくださいね。

館内にあるレストランやバーは庭園を囲むように配置されているので、食事を味わいながら四季折々の景観を楽しめます。見ているだけでワクワクする「アフタヌーンティーセット」は、銅や真鍮の菓子缶や茶筒、青磁の茶器や菓子皿など伝統工芸品が随所に散りばめられています。ゆっくりと紅茶とお菓子を味わいながら、幸せ気分に浸ってくださいね。

2020年3月にオープンした「THE HIRAMATSU 京都（ザ ヒラマツ きょうと）」は、京都の中心地にある都市型ラグジュアリーホテルです。歴史ある京町家の雰囲気を残したままホテルとして復元されています。プライベートな空間の「走り庭」や坪庭、蔵などもそのまま残っていたり新たに手が入っていたりと、新旧の組み合わせが魅力。表格子は糸屋格子と呼ばれるもので、江戸時代の呉服屋の意匠が大切に残されています。

客室は全部で29室と少なめですが、その分ゆったりとした広さ。ドアを開いてもそこからは全貌が見渡せないようになっていて、室内の角を曲がったり進んだりするワクワク感を楽しめますよ。

館内にあるレストランは、割烹とイタリア料理の2店舗があります。写真は「割烹 いずみ」の内装。カウンター席の前に広がる坪庭を見ながら、料理がより一層美味しく感じらそうです。仕切りのあるテーブル席からもちゃんと坪庭が見えますよ。リラックスした雰囲気のなかで、一口一口を丁寧に味わいましょう。

2020年4月にオープンした「Nazuna 京都 椿通（ナズナ きょうと つばきどおり）」は、築110年以上の町家が立ち並んでいた路地一帯を改修して一つの宿にした全23室の旅館です。この別世界のような空間で、石畳の敷かれた街路を闊歩するときめきを感じてみてくださいね。

客室は、京都の自然美をイメージした「TAKE」「MIZU」「IWA」「HANA」「HA」という5つのカテゴリーに分けられています。全室趣のある半露天風呂付きです。

こちらは「精進朝食」となります。穀物や豆類、野菜などの食材のみを使用したお料理で、調味料の量も抑えられたとってもヘルシーな朝ご飯です。京の老舗である「泉仙（いずせん）」の仕出しなので味はもちろんお墨付き。せっかくなので、伝統の京料理を堪能していきませんか？

2020年3月にオープンした「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、小学校の校舎を保存活用したリノベーションホテルです。上品な雰囲気なのにどこか懐かしさを感じるのはその所為かもしれませんね。校庭はガーデンとして生まれ変わっており、敷地内を散歩したり開放的なテラスでくつろいだりなど、心身共にリフレッシュできそうな空間です。

客室は、校舎のクラシカルな雰囲気を生かした既存棟とモダンな建築デザインの増設棟に分かれています。東山のシンボル「八坂の塔」を目前に望むことができる部屋もあり、夜にはライトアップされた五重塔の眺望を楽しむことができます。

出典：

元々講堂だったというレストランは、たくさんの本に囲まれたアカデミックな空間。京都ならではの食材を使用した朝食が楽しめますよ。見た目も可愛らしい小鉢がブッフェスタイルで並んでいます。1日のパワーを健康的にチャージしちゃいましょう♪

どのホテルも、京都の伝統や文化などを大切にしているお宿ばかりでしたね。昔からの伝統を感じながら、新しい魅力を提供しているホテルに泊まって、京都ステイを思う存分楽しんできてくださいね！