【全国】自然の“萌えポイント”がたくさん♡感性が刺激される観光スポット8選

出典：dcpicさんの投稿

自然って、不思議な魅力を持っていますよね。いつまでも見ていたい透き通った海、ふんわり香るバラ園、“音の風景”を楽しめる竹林など、全国各地にはさまざまな感覚を刺激し、感動を呼び起こすスポットが点在しています。「見る」「聞く」「嗅ぐ」など、いつもと同じことをしているだけなのに心を揺さぶられる…。そんな自然の力を体感できるスポットを訪れないわけにいきませんね。

今は、ネットを活用して観光地のことを簡単にチェックできますが、実際にそこに行かないと得られない感動がたくさんあります！「最近、感動不足でつまらないな」「疲れ気味だから、自然と触れ合ってリフレッシュしたいな」そんなあなたにおすすめの旅先を、以下のカテゴリーごとに紹介しますね。

●高い透明度を誇る海・川・湖
●“音の風景”を堪能できる名所
●“香り”に癒されるスポット

出典：hityさんの投稿

“波照間（はてるま）ブルー”と呼ばれる美しいエメラルドグリーンの海が広がり、さらさらで真っ白な砂浜が続く沖縄県・波照間島の「ニシ浜」。絵葉書に出てきそうな景色を、一生に一度は見てみたいですよね。水の透明度が高いので、実際より海が浅く見えるそうですよ。ただ眺めているだけで、心が浄化されそうです。

「ニシ浜」へ行くには、石垣島から高速船に乗って波照間港へ。波照間港から車に乗って約5分で到着できます。この島では路線バスやタクシーを利用できないので、レンタサイクルやレンタカー、レンタバイクなどで巡りましょう。

「ビーチを眺めるだけではなく、海の中も見たい」というアクティブな女子は、シュノーケリングに挑戦しませんか？満潮時に藻が生えている辺りを探すとウミガメに出会えることも。ただ、近づきすぎたり、触わったりしてはいけませんよ。遠くからじっと眺めましょう。

「仁淀川（によどがわ）」は、国土交通省が公表する「水質が最も良好な河川」に何度も選出されている絶景スポット。透き通った“仁淀ブルー”をテレビやネットで一度は見たことがあるのではないでしょうか？ここでは、地元の観光協議会がおすすめしている“仁淀ブルー”を楽しめるスポットを3か所ご紹介します。

1つめは、写真の「にこ淵（にこぶち）」。底が見えるほど透明な水が見られるスポットで、太陽の光が真上から差す正午頃に1番きれいな“仁淀ブルー”を楽しめるとか。時間に余裕があるなら、時間帯によってグリーン、ブルーと水の色が変わるのを見届けるのもアリです。最寄りの停留所は、高知駅OR伊野駅からバスで行ける「程野入口（ほどのいりぐち）」。そこから徒歩30分ほどで到着できますよ。そのほか、駅からレンタカーやタクシーで行くこともできます。

2つめの「中津渓谷」では、ハイキングコースの遊歩道を歩き、川や森、岩、滝などが織りなす景色を楽しめます。仁淀ブルーを見られるのはもちろん、四季折々の自然に包まれてリフレッシュできますよ。最寄り駅は佐川駅。そこからバスに乗って「名野川」で下車後、2分ほど歩くと渓谷の入り口に到着します。

出典：ともたかサーフさんの投稿

3つめは「安居渓谷（やすいけいこく）」。絶景スポットとして知られている一方で、アクセスに難があるという旅人泣かせの場所です。バスがないわけではないのですが、本数が少ないので注意。車やタクシーを使わずに行きたいなら、「安居渓谷」にある宿に宿泊して、宿の送迎サービスを利用してみては？地元の観光協議会が提唱する裏技です。行くのに時間がかかるからこそ、たどり着いた時の感動はひとしおですよ。

出典：HARUMIKIさんの投稿

北海道の東部にある「摩周湖（ましゅうこ）」は高い透明度を誇る湖。“摩周ブルー”と呼ばれる水の色は、深いブルー。まるでサファイアのような美しさをたたえています。風のない日だと青みがさらに増すとか。

出典：あるふぁさんの投稿

摩周湖は湖畔に下りることができないため、展望台から景色を満喫しましょう。展望台は3つあり、中でも「摩周第一展望台」は年間約100万人が訪れる人気スポットです。時間を忘れて、摩周ブルーを心に刻み付けたいですね。凛々しくそびえる摩周岳や、湖に浮かぶ“カムイシュ島”も美しいですよ。

「摩周第三展望台」は、「摩周第一展望台」に比べて訪れる観光客が少ない分、静かに景色を堪能できるスポット。湖にせり出すように設置されているため、迫力のある景色を見られます。お天気に恵まれれば、山や雲が湖面に映り込む景色に会えることも。雄大な自然を目の前にすれば、イライラ悩んでいたことが小さなものに思えてくるかもしれません。心のモヤを晴らしたい時に訪れてみては？

出典：v-maxさんの投稿

竹と竹がぶつかると「カーン」という心地よい音が響くのをご存じですか？そんな情緒たっぷりな音を聞ける竹林が、京都の嵯峨野や洛西（らくせい）にあります。和の趣に包まれて、自然の音に耳を傾ける…。それだけで気持ちが落ち着きそう。

出典：Fakeさんの投稿

京都屈指の観光スポット、嵐山で渡月橋と人気を二分する「竹林の小径（ちくりんのこみち）」。野宮神社から天龍寺、大河内山荘庭園までの約400メートルにわたって続く竹林は、散策にぴったり。空が見えなくなるほど高い竹が集まる様子は、非日常感たっぷりです。人出の少ない早朝の時間帯が狙い目ですよ。アクセスは「トロッコ嵐山駅」より徒歩3分ほど。

出典：

洛西エリアにも、竹の音がよく聞けるスポットがたくさんあります。写真は、南福西町の停留所から徒歩5分ほどの「京都市洛西竹林公園」にある回遊式の和風庭園。飛び石を配した竹の小道では、竹の音とともに香りも楽しめますよ。この他、苔寺の通称を持つ西芳寺（さいほうじ）、地蔵院周辺、大原野神社や勝持寺（しょうじじ）周辺などでも、竹の音を楽しめますよ。

出典：さくらんぼ♪さんの投稿

「オホーツク海の流氷」は、音で自然の荒々しさを体感できるスポット。流氷同士がぶつかり、きしむことで響く「キュー」「グー」「ギシギシギシ」という音は、“流氷鳴き”と呼ばれています。この音が聞けるのは1月下旬から3月中旬にかけて。

出典：鈴電さんの投稿

北海道の網走では、「流氷観光砕氷船おーろら号」に乗船して流氷を見学できますよ。流氷鳴きに加えて、鷲が羽ばたく音や、船が舳先（へさき）で流氷を押しつぶす音や、船底に流氷がぶつかる振動を味わえます。毎日の生活の中では出合うことのない音や刺激を体感しちゃいましょう。乗船場には、網走駅のバスターミナルから直通バスでアクセス可能。流氷帯を進む遊覧を1時間ほど楽しめます。

畳を敷き詰めたような岩が連なる「ウスタイベ千畳岩（せんじょういわ）」も、流氷鳴きがよく聞けるスポット。冬になると千畳岩に流氷が接岸する様子を間近で見学できます。行かれる際は、枝幸バスターミナルから出ているバスを利用しましょう。ちなみに、千畳岩のある枝幸（えさし）町は、毛ガニの水揚げ量が日本一の町なので、ついでにグルメも満喫できますよ。

和歌山県の北部に位置する紀の川市は、桃がたくさん栽培されている街。3月下旬から4月上旬にかけて、市の中心を流れる紀の川の南側で桃の花が一斉に咲き誇り、桃源郷のような世界が広がります。

下井阪駅から徒歩20分ほどのところに出現するこの桃源郷は「一目十万本（ひとめじゅうまんぼん）」と言われているスポット。桃の花の間に立つと、桃色の霞がかかったように見え、ほんのりと甘い香りに包まれます。ピンクの色と甘い香りにくるまれると、華やかな気分になりますよ。

桃の花見は、香りも楽しめて一石二鳥♡ふんわりとした甘い香りに春の訪れを感じるはず。お花と一緒にキュートな写真も撮れそうですね。

出典：Ｅｒｉｃａ２０さんの投稿

数ある全国のバラ園の中で、唯一「かおり風景100選」に選ばれている「東沢バラ公園」。さくらんぼの産地として有名な山形県・村上市にあり、村山駅から歩いて約20分の立地です。湖と森林に囲まれた広大な敷地には、世界各国の約2万株のバラが栽培されていて迫力満点！ふんわり香る天然のアロマに癒されますよ。見頃の6月上旬と9月下旬には「バラまつり」が開催されているので、イベントに合わせて旅してみては？

出典：さくらんぼｊａｍさんの投稿

バラの香りは、化粧品やアロマオイルなど多くの製品に使用されています。そのため、バラと聞くとイメージする香りがあると思うのですが、実はバラって品種によって香りが違うんですよ。ダマスク系、スパイシー系、フルーティ系などと分類されます。「東沢バラ公園」には約750品種のバラが植栽されているため、いろんな品種の香りを楽しめちゃいます。あなたが好きな香りを探してみて。

出典：グッピーさんの投稿

バラの香りには、リラックス効果があるという実験結果もあるとか。思う存分その香りを堪能したいですね。

出典：digoonさんの投稿

香りを楽しめるのはお花だけではありません。癒しの代名詞である“温泉”の湯けむりもその一つ。登別や草津と並んで、大分県・別府温泉の湯けむりが「かおり風景100選」に選ばれています。別府温泉には別府八湯（はっとう）と呼ばれる代表的な温泉地が8つあるのですが、それぞれ泉質が異なるため、いろんな温泉の香りを楽しめるんですよ。

出典：Taka.Nashiさんの投稿

別府八湯の中でも、空中に高く立ちのぼる湯けむりが見られるのは「鉄輪（かんなわ）温泉」です。写真は、「湯けむり展望台」から捉えた1枚。ここは夜景も見もので「日本夜景遺産」に認定されているんですよ。ライトに照らされた湯けむりの力強さや美しさに見入ってしまうかも。アクセスは、湯の川or貴船城のバス停から徒歩10分ほどです。

別府八湯の一つである「明礬（みょうばん）温泉」は、標高の高いところにあります。硫黄の香りをかげば「温泉地に来たんだ！」と実感できますよ。名産の“湯の花”を作っている小屋は雰囲気たっぷり。白い湯けむりや藁ぶき屋根に旅心をくすぐられます♡

出典：horizonさんの投稿

SNSで見る絶景や、電子音、人工的に精製された香りもいいけれど、リアルな自然の“恵み”はやはり特別。実際に行ってみないとその魅力は堪能できません。リラックスできるのはもちろん、鈍化しがちな感性に刺激を与えてくれるはず。日本全国には今回ご紹介したスポットのほかにも、自然に触れられる観光地がたくさんあります。いろんなところを旅して、自然の贈り物をいただいちゃいましょう。