メジャーにも負けない！好奇心を満たすワクワクの特化型の水族館7選/全国

出典：atsushi1973さんの投稿

魚たちが暮らす環境は普段はお目にかかれない世界。人が暮らしている環境と違うからこそ、どこか神秘的に感じてしまいますよね。水族館は、そんな好奇心を刺激してくれる場所。大きな水槽に優雅に泳ぐたくさんの魚やプカプカと浮かぶクラゲに癒されたり、イルカやシャチなどの曲芸に歓声を上げたり、かわいい海の生き物と触れ合ったりと、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力です。基本的には屋内展示がメインなので、天候や季節に左右されにくく、シーンを選ばず訪れるのにも最適なスポットです。

日本は、世界一ともいわれるほど水族館の数が多く、大規模な水族館から特化型水族館まで様々な水族館があります。今回紹介する特化型水族館とは、ひとつのことにフィーチャーした水族館で、メジャーな水族館とは一線を画す施設。種類やジャンルに特化しているので学びも多く、子供の情操を豊かにし、大人の好奇心をくすぐります。比較的小さな規模の所も多いのですが、メジャーほどの混雑はなくゆっくり見てまわれるので、知らなかった世界を知る観光スポットとして押さえておくと楽しいですよ♩

北海道で一番大きな川・石狩川の支流である千歳川の隣に建つ「サケのふるさと千歳水族館」。その立地を活かした千歳川の川の中を直接のぞく事ができる世界初の『水中観察室』や、淡水魚の水族館では日本最大級の規模を誇る『大水槽』、サケの一生がわかりやすく紹介している『サーモンムービー』など、サケと北方圏の淡水魚の生態を学ぶ楽しさがあります。

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3月～5月はサケの稚魚放流体験、通年で開催されるバックヤードツアー、餌付けショー、ドクターフィッシュ、生き物に触れられる水槽など、間近に見たり体験しながら学ぶことのできるコーナーやイベントがいっぱい！また、お土産ショップでは、千歳水族館のゆるキャラ・サモン君のオリジナルタオルやシュールな鮭ポーチ、サケ皮パワーストーンストラップなどマニア垂涎のレアグッズも扱っているので、立ち寄ってみてくださいね。

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野外になりまりますが、期間限定で設置される川を遡上する鮭を捕獲するための装置『インディアン水車』も見どころの一つ。水力だけで回転するインディアン水車は、全国でもここと青森の２か所だけ。アトラクションではなく、あくまでも作業の一環なのでサケが水車にかかるかどうかは運次第ですが、大雨の後や台風通過の翌日は狙い目だそう。水車の設置は例年7月中旬頃、捕獲開始は8月21日頃、捕獲終了は12月中旬頃。新千歳空港から2駅、千歳駅から徒歩約10分、道の駅の敷地内にあるので、北海道旅行の〆に訪れてみませんか。

出典：ソリフォさんの投稿

鶴岡市の海に面した岬に建つ「鶴岡市立加茂水族館」は、”クラゲドリーム館”の愛称で親しまれている山形県及び市立で唯一の水族館。ギネスブックにも登録されている世界最多の展示種類数を誇るクラゲたちが、幻想的な世界へと誘います。館内では、クラゲを使ったアイスやラーメン、クラゲまんじゅうなどがあり、見て食べて知ることができる貴重な体験ができますよ。

出典：debuyaさんの投稿

たくさんのクラネタリウムがありますが、中でも『クラゲドリームシアター』は外せないフォトスポット。約1万匹のミズクラゲが浮遊するブルーの水槽の前で撮れば、幻想的な世界に入り込んだ素敵な1枚になりますよ。魅力的な写真をたくさん撮って、旅の思い出を形に残してみませんか。

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冬は室内見学のみですが、春から秋にかけてはアシカやアザラシのショーやウミネコの餌やり体験験、水族館の屋上の芝生から日本海と庄内地域を眺めながらお弁当を食べたりと、野外の楽しみ方も増えます。アクセスは山形自動車道・鶴岡ICから車で約15分、公共手段の場合はJR鶴岡駅から路線バスが出ていますよ。

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忍野八海（おしのはっかい）や桂川など、富士の湧水"名水"で知られる忍野村にある水と森のテーマパーク・さかな公園の中にある「森の中の水族館。富士湧水の里水族館」。透明度が非常に高い富士山の湧水/地下水を泳ぐ淡水魚たちは、まるで空中を優雅に飛んでいるかのよう。海なし県の山梨ですが、水族館全体が清涼感に包まれ、心地よい空間になっています。

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内側に小魚、外側に大型魚が泳ぐ姿が幻想的な二重回遊水槽や、水族館の外にある池の中をのぞくことができる横見水槽など、子供も大人も時間を忘れて泳ぐ淡水魚に見入ってしまいます。入館料は、乳幼児なら無料、小中学生も毎週土曜日は無料（2021年4月現在）ですので、ファミリーの観光にもおすすめですよ。

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さかな公園には、水族館のほかに入館無料の「森の学習館」、子供たちの水遊び場、芝生広場の遊具など、子供たちが自然の中で１日楽しめる施設がいっぱい。公園内には田園風景が広がり森林浴が楽しめるので、女子旅やカップルで訪れても◎野鳥たちのさえずりとせせらぎをBGMに楽しんで。

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沼津港近隣にある複合観光施設・港八十三番地の敷地に建つ「沼津港深海水族館」。深海魚を主とする深海生物をテーマにした世界初の水族館であり、約70年前に発見された生きた化石・シーラカンスを展示する水族館です。しかもシーラカンスは1体ではなく、世界でも希少な冷凍個体をはじめとした5体を展示！さらにシーラカンスが海中で泳ぐ姿をとらえた遊泳映像も見ることができます。

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館内には、ちょっとグロテスクだけどよく見るとチャーミングな深海魚や世界中からやってきたヘンテコな生物、深海のプラネタリウムなども展示。展示方法も面白く、透明骨格標本はアートを感じます。驚いたり、笑ったり、深海の神秘に心打たれたり、子供も大人も深海の不思議に興味が湧いてきますよ。

水族館を楽しむだけじゃもったいない。水族館の当日レシートを持って館内にある「港八十三番地」の飲食店やお土産屋さんを利用すると割引サービスが受けられるので、地グルメも堪能しましょう。おすすめは、お魚をファーストフード感覚で食べられる「沼津バーガー」。メニューは、深海魚メギスを使用した深海魚バーガー、金目鯛バーガー、沼津サバメンチバーガーなど、港に上がった魚や名物B級グルメをお手ごろな価格でいただけます。

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日本有数の松葉ガニの水揚げ高を誇る鳥取港（通称、賀露港）にあるカニの博物館「とっとり賀露かにっこ館」。入館無料で楽しめる小さな水族館ですが、水揚げされる松葉ガニや世界のカニの展示、魚の餌やり、海の生き物との触れ合い、体験学習、バックヤードの魚の病院をカウンター越しに見たりと、遊びながら学べるので子供たちは大興奮。さらに屋外では芝生を駆けずりまわったり、5～10月には波の出るプールで水遊びもできるので子連れレジャーにぴったりです。

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大人目線で楽しむなら、ギネス世界記録に認定された競りで落札された最も高額なカニであり、鳥取県産の最高級ブランド・五輝星でもある松葉ガニを美味しそうに眺めたり、強運の縁起物とされる黄金ナマズを拝んだり、企画展示のかわいい魚たちに癒されたり、ミニミュージアムショップでカニパンを買って懐かしんでみて。

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賀露港の周辺には、海鮮市場や直売所もあるので鳥取の旬を味わったり買うことも出来ます。鳥取砂丘コナン空港から車で約4分ととても近く、1日3往復の周遊バスや土日祝日・夏季(8/1～8/31)運行の観光路線バス・ループ麒麟獅子（きりんじし）なども出ているので、空港利用の前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

国の天然記念物に指定されるアカウミガメの産卵地で知られる大浜海岸の目の前に建つ「日和佐うみがめ博物館カレッタ」は、世界的にも珍しいウミガメに特化した博物館。ハイビジョン映像やクイズなどでウミガメの生態を学ぶだけでなく、０～３歳のかわいい『子ガメ水槽』や珍しいウミガメが泳ぐ『ただよううみがめ館』、野外では悠々とウミガメが泳ぐ『大ガメプール』など、様々なウミガメとの出会いもあり、癒されます。

また、タッチプールではクマノミ、休日のイベントでは子ガメとのふれあい体験や大ガメプールでのエサやり体験なども開催。子供たちにとっては昔ばなしやアニメで見たカメをリアル体験できる驚きと興奮、大人にとっては縁起物のカメからたくさんのご利益と癒しを受け取れる幸せの時間となるでしょう。また、運が良ければ、ウミガメの上陸・産卵を見学することもできますよ。

館内の展望テラスからも大浜海岸を一望することができますが、大浜海岸北側にある恋人岬と呼ばれる高台からの眺めは南国詩情あふれる絶景が広がっています。岬で祈願すると恋人との願いが叶うと言われているので、カップルで訪れる際は足を運んでみてくださいね。ちなみに、博物館から恋人岬までは徒歩約6分程度です。

出典：雨ん棒さんさんの投稿

世界に生息するペンギン18種類のうち9種のペンギンたちを飼育する「長崎ペンギン水族館」。世界一の飼育種数を誇り、国内最大級のペンギンプールを有しています。ペンギンに特化した水族館では、子供ペンギンから大人ペンギン、世界最小のコガタペンギンから水族館で一番大きいキングペンギンまで、さまざまな種類と大きさのペンギンに出会えます。

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水の中では翼を広げて飛ぶように泳ぎ、陸の上では集団でよちよちと歩く姿にギャップ萌え。そんなペンギンと急接近できるのが毎週土日祝日に開催される「ふれあいペンギンビーチ」。ペンギンが海で泳いだり、砂浜で休んだり、もぐもぐタイムだったり、ペンギンたちの一挙手一投足を観察することができます。※天候や状況によって中止の場合もあります。

人懐っこいペンギンたちに癒された後は、館内のペンギン食堂で3種の味から選べるミニミニパンケーキ「ペンギンパンケーキ」やパンケーキがトッピングされたソフトクリーム「雪解けペンギン」などのオリジナルメニューで休憩しましょう。休憩後は、水族館に併設された『自然体験ゾーン』生物観察や里山を楽しんで自然を謳歌するのも良いですよ。

出典：金平どんさんの投稿

有名どころの水族館とはちょっと趣の違う特化型の水族館は、そのジャンルを深掘りできるからおすすめです。マニアック故にゆっくり自分たちのペースで見てまわれたり、レアなお土産をゲットできたり、メジャーにはない魅力に溢れています。次のお休みは、大人も子供も特化型水族館でマニアックな知識を学んで、ちょっと博識になっちゃいましょう。