「熊本城」を色んな角度から♡熊本女子旅を楽しみ尽くせ！

出典：malenurseさんの投稿

熊本地震から5年。建築家・安藤忠雄氏が出かけた「熊本駅」や、市民も観光客も楽しめる複合施設「アミュプラザくまもと」、2023年完成予定の「阿蘇くまもと空港」など、熊本は目まぐるしく変化しています！

熊本といったら、「熊本城」ですよね。被災後すぐに義援金活動が始まり、熊本市も天守閣の復旧を最優先で進めできた、復興のシンボル的存在でもあります。2021年8月には熊本城特別公開第3弾も始まり、盛り上がっています。今回はそんな「熊本城」の今を体感する、熊本女子旅へと出発しましょう。

東京(羽田・成田)から「阿蘇くまもと空港」まで約2時間、空港からリムジンバスで桜町バスターミナルへ。そこから徒歩で約10分、日本三名城の一つ「熊本城」に到着！

「熊本城」といえば、戦国きっての猛将で築城の名手でもあった加藤清正が、7年の歳月をかけて完成させた難攻不落の名城。城域98ha、周囲5,3Kmにも及ぶ広大な城郭には、かつて大小天守閣はじめ、櫓(やぐら)49、櫓門18、その他の城門29を数える、実戦を想定した巨大要塞でした。

出典：TRADYO1さんの投稿

しかし、その後は西南戦争や天災に見舞われ、修復や再建を繰り返してきました。こちらは、2019年の「熊本城」の様子。

出典：

大天守と小天守が並び建つ「熊本城天守」。熊本地震で被災した大天守最上階(6階)と天守閣出口の付櫓(つけやぐら)、小天守1階の3か所の復旧が2021年3月に完了。同年の6月28日から特別公開が始まりました。

出典：

見事に復活した天守内部では、全面リニューアルした展示と、天守最上階から熊本の街並みや遠く阿蘇の眺望を楽しめます。また、スマホのAR機能を使うと、現実の景色に明治初期の景色を重ねて見ることもできるんですよ！

加藤清正によって創建され、行政の場や生活空間として利用された「熊本城本丸御殿」。1877年(明治10年)の西南戦争で焼失しましたが、熊本城築城400周年を記念して復元され、大広間(対面所)、数寄屋(茶室)と大御台所が往時の雰囲気を体感できます。

出典：レオさんの投稿

「昭君之間」は、大広間の中でも一番格式が高い部屋。狩野派の絵師によって描かれた、中国前漢の元帝の時代の悲劇の美女「王昭君」と四季折々の植物が見事に復元されています。現在は、熊本地震の被害により内部見学ができませんが、2028〜2032年度を目途に完成復旧を目指しています。

出典：孤独なスナフキンさんの投稿

2つの石垣を跨ぐように建つ本丸御殿には、日本全国の御殿建築(本丸御殿、二の丸御殿)のなかでも珍しい地下通路があり、昼間でも暗いことから「闇り通路」と呼ばれています。この通路を抜けると、天守閣前の広場に出ることができます。

本丸の西北側にある「宇土櫓(うとやぐら)」は、築城当時の姿を保つ唯一の多重櫓。国の重要文化財に指定されています。地上5階地下1階、熊本城天守に匹敵する大きな櫓で、「第三の天守」とも呼ばれます。熊本地震では倒壊は免れたものの、宇土櫓南側の続櫓(つづきやぐら)が激しく損傷しており、2028～2032年までに解体・復旧完成を目指しています。

「熊本城」を間近で感じたら、今度は熊本城を俯瞰しましょう。熊本城の目の前に建つ「熊本市役所」の14階展望ロビーは、熊本城の全景を見ることができる穴場スポットです。お役所はお休みでも展望ロビーは土日祝、夜間も無料開放されているので、週末旅行でもスケジュールに組み込めますよ。

展望ロビーには、熊本城を俯瞰するだけでなく、熊本城の写真撮影スポットや展望案内図、観光ポスターの展示、熊本城を眺めながら郷土料理を味わえるレストランも併設されており、熊本観光としても楽しめます。

出典：酸辣湯麺さんの投稿

夕日に染まる、凛々しい熊本城。完全復旧までには最低でもあと12年は要するといわれています。何事もなく復旧作業が進むことを願うばかりです。

熊本城のふもとにある「桜の馬場 城彩苑」は、エンターテインメントに富んだ熊本の城下町で歴史と文化、食を大いに楽しめる観光交流施設。欲張り女子、立ち寄り必須のスポットですよ！

「熊本城ミュージアムわくわく座」は、熊本城の歴史と文化を見て、聞いて、触って、学べる体験型施設。歴女もそうでない女子も、わくわく座を制覇すれば熊本城を100倍好きになること間違いなしです。

出典：

２階建ての館内には、VRやプロジェクションマッピングなどの最新テクノロジーを駆使した展示や演劇、加藤清正らとのクイズ対局、ミニチュアの石垣積みや模型の乗馬、原寸大の駕篭で参勤交代を疑似体験などなど、大人女子が童心に帰って楽しめるコーナーが用意されています。

出典：そら模様さんの投稿

大いに笑い、大いに体験したら、23店舗の食事処や特産品販売店が連なる城下町「桜の小路」でグルメやお土産探しを楽しみましょう。町娘や忍者などの衣装に着替えて、江戸の住人になり切りると、さらに楽しめますよ。

出典：まさ・なちさんの投稿

レストランと売店を併設した魚介・海鮮料理の店「天草海まるの」。熊本の新名物と謳われる「うにコロッケ」が人気です。レストランでも食べることができますが、1個から買えるのでテイクアウトにして熱々のうにコロを頬張りましょう。

出典：まるまる45983さんの投稿

「うにコロッケプレミアム」は、とろりと溶けて口いっぱいにふわりと広がる「うにコロッケ」よりもうにを3倍増しにした、うにの濃厚な旨味とクリーミーな食感を存分に味わえる贅沢コロッケです。うにコロは、「うにコロッケ」「うにコロッケプレミアム」「うにコロッケリゾット」があるので、友達とシェアして食べ比べをするのもおすすめです。

出典：mm5-3さんの投稿

「いきなりやわたなべ」は、熊本の郷土料理「いきなり団子」の専門店。素早く作れることから、いきなりのお客さんにも対応できるお茶請けとして、熊本では古くから親しまれている、いきなり団子を製造・販売しています。

こちらのいきなり団子は、王道の粒あんや定番の白あん(こしあん)、人気の安納芋(こしあん)、やわらか食感のもちもち姫、チーズ入り豆乳生地など。芋や餡の種類が異なった、いきなり団子がいろいろ揃っています。セット商品はお土産に、蒸したては買い食いのお供にどうぞ。

出典：GOLD0389さんの投稿

食事を楽しむなら、郷土料理店「肥後めしや 夢あかり」はいかが？熊本を感じさせるオブジェや装飾に囲まれながら、さまざまな熊本のソウルフードを味わえますよ。

出典：Y.I312さんの投稿

おすすめは、お店人気ナンバーワンの「太平燕」。中国福建省から華僑を通じて熊本に伝わったとされる、熊本のソウルフードです。熊本の太平燕は、アヒルの卵や扁肉燕の代わりに鶏の卵や春雨を使用して作られた、野菜たっぷりのヘルシーな麺です。中国福建省の太平燕ともラーメンともちゃんぽんとも違う、熊本が生んだ太平燕の味わいと食感を楽しんでみてくださいね。

出典：えびちゅうさんの投稿

そぞろ歩きのラストは、くだもの専門店「TENTE(テンテ)」で。熊本県産の厳選素材で作るフレッシュジュースやソフトクリームで締めましょう。

出典：甘党ちゃんさんの投稿

「おにもりイチゴソフトクリーム」は、イチゴの果汁と果肉をふんだんに使ったソフトクリームに、イチゴソースと7～8個の生イチゴを惜しみなくトッピングしています。大粒で甘味と酸味が良く、濃厚な味わいと芳醇な香りが楽しめる熊本県産のイチゴを鬼のように使っていながら、お値段は良心的。春限定商品なので、メニューにあったら迷わず注文！ですよ。

2019年7月にオープンした「アンドコンフィホテル熊本城ビュー」。熊本城から徒歩約10分、熊本城を身近に感じられる最高のロケーション。リーズナブルな価格が嬉しい、おしゃれなビジネスホテルです。

このホテルの最大の魅力は、ホテル名の通り、熊本城ビュー。客室からも屋上テラスからも、ばっちり熊本城が眺められます。屋上テラスには、ラタンの家具が配されているので、ウエルカムドリンクを飲みながら優雅に熊本城を眺めてはいかが？最高の癒し、最高の休日が過ごせますよ。

5タイプの客室は、いずれもフリーWi-Fiとシモンズ製ベッドを完備した快適な空間。ホテルライフやビジネスワークに必要な設備が整っています。

出典：

熊本城をデザインしたユニバーサルウェアやミネラルウォーターなど、気分を盛り立ててくれるオリジナルアメニティも用意されていますよ。

震災後まもないころからライトアップを再開し、熊本復興の希望の光として熊本市民に元気を与えてきた熊本城。2021年8月からは、時間帯によって照明の色が変わるLEDライトで、多彩な表情を見せてくれています。

新緑や紅葉、桜など、季節によって表情を変えてくれますよ。ライトアップは、熊本城内で見学することはもちろん、この記事で紹介した「熊本市役所」や「アンドコンフィホテル熊本城ビュー」から闇夜に浮かぶ勇姿を眺めるのもおすすめです。

出典：yutakanayuさんの投稿

熊本を訪れたら外せない「熊本城」は、東京からでも1泊2日で十分に楽しめます。週末や仕事がお休みの時に城の今を体感してみてくださいね！