2016年06月07日
防衛省に潜入!?今こそ“大人の社会科見学”に行ってみよう
小学生や中学生の頃によく行った「社会科見学」。あの頃は何となくみんなで出かけるのが楽しくって、正直見学した内容はあまりピンと来てなかったなんて人も多いのではないでしょうか?しかし、そんな学生の頃ちょっぴり惰性で済ませてしまった社会科見学も、大人になった今行くと、とーっても面白いんです。今回ご紹介する舞台は、一般人には謎だらけの「防衛省」。東京都内で実は体験できる、「防衛省見学ツアー」をご紹介します。
昔、修学旅行で訪れた京都も、大人になって再訪したら新しい発見が!そんな経験はありませんか?
ニュースや新聞で何気なく話題になる中央省庁。普段一般の人が立ち入る機会ってなかなかないですよね。今回はその中でも最も厳重なセキュリティを敷く国防の中枢!「防衛省」の内部を見学できるというツアーをご紹介したいと思います。大人になった今だからこそ楽しめる、大人の社会科見学へ出かけてみませんか?
日本の平和と独立を守り、国の安全を保つことを目的とする防衛省。ここ市ヶ谷地区は、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊すべてを統べる、まさに日本の中枢。なんと広さは東京ドーム5つ分にもなります。
そんな日本の機密情報が集結するところに行けるわけない!と思った方。実は防衛省では、その施設の一部を一般公開しているって知ってましたか?平日の午前と午後の各1回、無料で行われる見学ツアーが話題になっています。歴史的な建造物や戦時中の貴重な物品、教科書に出てきたあの人の写真まで!見どころ満載の防衛省へ行ってみましょう。
■ 正門
集合場所は正門前になります。
事前に予約されている内容と身分証の照合確認を、全員に対して行います。確認できた人から、入場パスを受け取っていよいよ防衛省の中へ!
ちょっと防衛省見学してくる pic.twitter.com/zAKqx94V16
— アイナーシュ (@Aina_Earth) 2016年2月8日
■ 儀仗広場
中に入ると、防衛大臣の就任の際や、海外からの国賓を防衛省が迎える時にセレモニーが行われる儀仗広場へ案内されます。
【HP更新情報】本日、中谷防衛大臣が着任しました。なお、昨日実施された中谷防衛大臣就任会見の概要はこちらから⇒http://t.co/pOu4wWTwkp pic.twitter.com/f2xTss9Bip
— 防衛省 (@bouei_saigai) 2014年12月25日
ニュースでこんなシーン見たことありませんか?
「あ、この風景見たことある!」って感じる人も多いのではないでしょうか?音楽隊が演奏などをしている様子はよくテレビでも流れていますよね。
とても有意義だった防衛省の見学ツアー。 pic.twitter.com/kpe715yMRq
— らび (@rumirabi) 2014年8月7日
■ 市ヶ谷記念館
昭和45年11月25日に作家の三島由紀夫が人質を取って立てこもりバルコニーで演説したあと自殺するという歴史的にもショッキングな事件の舞台となった一号館。それをそのまま移築して復元したのが市ヶ谷記念館です。
1階は戦後に行われた極東軍事裁判(通称:東京裁判)の法廷になった場所としても有名です。
市ヶ谷記念館の刀の数々は圧巻 pic.twitter.com/vv71oyieMq
— ハヤタケ (@HTake0601) 2016年2月22日
新藤義孝氏(御令孫)より寄付された電報。
— 一人静sizukairo (@gasizuka) 2014年2月25日
栗原中将の電報があります。
市ヶ谷記念館。市ヶ谷記念館も復元されて良かったです。#栗原中将 #市ヶ谷記念館 #日本 #歴史 #硫黄島 #愛国 pic.twitter.com/gm9FgVKPvv
2階にある上官の部屋や、旧便殿の間(天皇陛下の休憩所)なども丁寧に解説されながら見学することができます。
また現在バルコニーに出ることはできないのですが、当時、取り押さえられそうになる三島由紀夫が刀を振り回してつけたと言われるドアの傷などに触れることはできます。ちょっとびっくりですよね。
三島由紀夫が日本刀持って暴れた時にできたドアの切り傷。市ヶ谷記念館の旧陸軍大臣室(全陸自東方総監室)にて。 pic.twitter.com/Cbj35DURkp
— Sunjuns (@sunjuns) 2016年4月6日
■ 厚生棟
■ 屋外ヘリ展示場、メモリアルゾーン、広報展示室など
ほかにも陸上自衛隊が実際に利用していた屋外ヘリ展示場や、市ヶ谷地区内にあった記念碑などを整備して集約したメモリアルゾーン、各自衛隊の情報コーナーがまとめられている広報展示室なども見学できます。
ただし、これらは午前のみ、午後のみ、警備の都合によってかなり変則的になるそうですので、もしピンポイントでどうしても見たい場合には事前に確認されておくことをオススメします。
(※注)屋外ヘリ展示場は、市ヶ谷地区内の工事に伴い当面の間見学できません。(2016年5月現在の情報)
途中、休憩で立ち寄る売店は、防衛省ならではの面白いお土産物がいっぱい。
各自衛隊の名前のついたパンの缶詰は海自「チョコチップ」陸自「キャラメル」空自「苺」自衛隊「ミルク」と様々なバージョンがあり、話のネタに喜ばれそうですね。
海上自衛隊パン、再び(今回はコーヒー味らしい) pic.twitter.com/1EoddQj0
— SatokoSato (@Satoko_Sato) 2012年8月27日
他にも防衛省オリジナルのお饅頭やシャレの利いたお菓子、迷彩柄のトートバッグや自衛官向けの婚活雑誌まで、休憩とはいえ、お買い物時間もっとほしいな~なんていう声も!
航空自衛隊のお土産が他国を煽ってるとしか思えないwww pic.twitter.com/42l9rLIkjV
— 頸@痛車準備中 (@carmechanicman) 2016年5月15日
予約受付開始日は、見学希望日の2ヵ月前からになります。電話もしくはネットからの申し込みが可能です。当日にいって、飛び入りで参加はNGですので、必ず予約しましょう。
*警備上の都合、途中帰宅はできません。ご注意ください。
防衛省・自衛隊:市ヶ谷地区見学(市ヶ谷台ツアー)の御案内
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歴史をもう一度勉強したくなるような充実の防衛省見学ツアー。省内では制服を着た現役の自衛官とすれ違うことも多く、厳しい訓練を積んでいざという時に備えてくれているんだなという感謝や安心感、また日本が積み重ねてきた歴史の重さなどをじんわり感じさせられます。大人になった今の視点から思うことは多いはず。この機会に、ぜひいかがでしょうか?