2022年08月28日

長野「松本城」にカップルで!散策&お泊りも楽しもう♡
どこかに2人で旅に出たいけど、どこにしようか迷っているカップルさん。美しい山々に囲まれた長野県の松本市がおすすめですよ。その中でも立ち寄って欲しいのが「松本城」です。約400年の歴史を持ち、現存する五重六階の天守としては日本最古といわれています。戦国時代に建てられているので、戦を意識した造りに彼はワクワクするかも。周辺は城下町として栄えていた町並みが残っているので、カップルで散策を楽しめますよ。周辺のおすすめホテルも紹介するので、ぜひ行ってみてくださいね。

カップル旅の旅先が決まらないカップルさん、長野県の中央部に広がる城下町・松本はいかがでしょうか。松本には、国宝「松本城」やレトロでおしゃれな城下町、松本城主の御殿湯「浅間温泉」、博物館など、カップルで楽しめるスポットがいっぱいですよ♪
松本のシンボル「松本城」へ
松本城の歴史
アクセスは東京から約2時間半

東京から「松本城」までは、JR線新宿駅から特急で約2時間30分、または中央自動車道経由で約2時間40分。アクセスがいいので日帰りから週末お泊り旅、夏休みや冬休みを利用したのんびり旅まで、様々なカップル旅が計画できますよ。
カップルでハマれる!「松本城」の魅力
「松本城」は現存する12天守のひとつで、5層6階の天守を持つ日本最古の城。白い天守や平山城(平野の中にある山や丘に築城された城)が主流の中で黒い天守に平城(平地に築かれた城)と、異彩を放つ存在です。また、戦国時代に造られた天守に江戸時代に造られた付属建物を直接接続した構造は、日本では「松本城」でしかみることができないとされています。ここでは、そんな貴重な「松本城」で見るべきポイントを紹介します。
格式高き「黒門」を眺めて

「黒門(くろもん)」は、本丸に入る重要な門。当時の最高の色調である、黒に由来して名付けられたとされています。江戸時代の終わりに取り壊されたましたが、戦後に復元。1960年(昭和35年)には天守解体修理の際に保存しておいた瓦を使った復興が行われました。そのため、門の屋根には歴代城主の家紋の付いた軒丸瓦(のきまるがわら)もあるのだとか。門をくぐる前に、首が痛くなるほど見上げて探してみましょう。
巨大石垣がある「太鼓門」

「太鼓門(たいこもん)」は、二の丸御殿の入り口にある門。安土・ 桃山時代にあたる1595年(文禄4年)に築かれ、江戸時代には倉庫として使用されていました。明治初年に破却、1999年(平成11年)に復元。樹齢400年の檜、梁は140年の松が使われています。「太鼓門」のすぐ横には、「松本城」を築城した石川玄蕃守康長が運ばせた「玄蕃石(げんばいし)」と呼ばれる総量約22.5tの巨石があり、見所の一つとなっています。
戦国時代に造られた「大天守」「乾子天守」「渡櫓」

戦国時代に造られた「大天守」「乾子天守」「渡櫓(わたりやぐら)」。「大天守」には、敵兵に石を落とす「石落」や火縄銃を撃つ「武者窓」、火縄銃の弾丸を通さない厚い壁、抜刀ができない低い天井など、戦いを意識した造りになっています。天守内部には、松本城周辺で発掘された銭貨や甲冑の展示などもあり、見どころ満載です。
江戸時代に増築された「辰巳附櫓」「月見櫓」

江戸時代に増築された2つの櫓には、戦の備えがほとんどありません。「辰巳附櫓(たつみつけやぐら)」には格式が高いとされる「花頭窓」をあしらわれ、松本市出身の故赤羽夫婦寄贈の兵装品が展示されています。一方、「月見櫓」は解放性のある引き戸「舞良戸(まいらど)」や空間を広く見せる「船底天井」、朱塗りの高欄付回縁を施した風雅な造りをゆっくり見学できます。
季節の風景を楽しもう
黒と白のコントラストがアルプスの山々に映える「松本城」は、季節の風景を楽しむ絶好のスポット。一眼レフやカメラ性能に優れたスマホをもって松本城のベストショットを収めましょう。
昼と夜、異なる花見が楽しめる春

春の「松本城」は、松本城公園や本丸庭園に植えられた約300本の桜が咲き誇る桜の名所。桜の開花宣言の3日後から8日間は「夜桜会」が開催され、お堀や本丸庭園で夜桜が鑑賞できます。まずは、雪の残る北アルプスを借景に、うららかな日差しに照らされた荘厳な黒い天守と可憐な桜を愛でながら、昼間のデートを楽しんで。

夜は一変、ライトに照らされた白が際立つ天守と妖艶な桜が暗闇に浮かぶ幻想的な世界。「夜桜会」の期間中は、女鳥羽川の桜から大名町のイルミネーション、そして松本城外堀沿いの桜並木もライトアップされるので、ちょっと足を延ばしてロマンチックな夜桜デートを満喫しましょう。
夕暮れの景色とイベントで涼を取る夏
紅葉と黒の天守のコントラストが映える秋

11月上旬から11月中旬になると松本城公園では木々が色づき、紅葉シーズンを迎えます。モミジと天守のベストショットを求めてお堀をぐるっと歩きましょう。おすすめは、内堀に架かる埋橋(うづみばし)からの撮影。朱色の埋橋に黒い天守、そして紅葉の景色が映りこむ、美しい写真が撮れますよ。
白雪に際立つ黒い天守が美しい冬

松本城の冬はオフシーズン、庭園散策も天守見学もゆっくりできますよ。雪吊りを施した松や、わらぼっちをかけた牡丹、雪冠した北アルプス、そして白銀の世界に浮かぶ黒い天守の美しい姿。雪がしんしんと積もる場内をしっぽりと、または子供のようにはしゃいで白銀の世界を楽しみましょう。
城下町のおすすめスポット
松本城を中心に南北に長く広がる、松本城下町。江戸時代末期の旧町名を示す石柱や、城下町ならではの複雑に構成されてた道など、歴史を感じられる通りがいくつも残っています。今回は、松本城からも歩いて行ける、女子人気の高い城下町松本の街並みを紹介します。
縄手通り
江戸期の城下町松本を再現した商店街

「松本城」から徒歩約5分。松本城の南総堀と女鳥羽川の清流にはさまれた“縄のように長い土手”だったことから名がついた「縄手通り」。江戸期の城下町松本の風景を再現した長屋造りの軒先には、おもちゃや駄菓子、古民具、骨董、手ぬぐいなど、ノスタルジックな商品が並ます。終日歩行者天国の商店街は1丁目から3丁目まであるので、1本焼のたいやきや焼きたて煎餅などを頬張りながらのんびり散策しましょう。
「中町通り」
白壁と黒なまこの土蔵が立ち並ぶ商店街

「松本城」から徒歩約5分。女鳥羽川を挟むようになわて通りの反対に位置する「中町通り」。江戸時代から酒造業や呉服などの問屋で栄えた町でしたが、大火に見舞われることが多かったことから、火に強い土蔵が造られるようになりました。今もその建物は多く残っており、タイムスリップしたような風景が広がります。商店街には、博物館やギャラリー、民芸・工芸、飲食、ブルワリーなどセンスが光るお店が軒を連ねます。カフェめぐりやお土産探し、アート鑑賞が楽しめますよ。
中町通りの詳細情報
あがたの森通り
松本文化に触れられる穴場エリア

中町通りからほど近い、「あがたの森通り」。城下町ではありませんが、通りには江戸時代から利用されている「源地の水源地井戸」、松本市出身の芸術家・草間彌生の作品を中心に展示する「松本市美術」があり、さらに進むと「あがたの森公園」にたどり着きます。この公園には、映画やドラマのロケ地で知られる「ヒマラヤ杉の並木道」や重要文化財「旧制松本高校」、「旧制松本高校記念館」にある松本民芸家具で統一された食事が美味しい喫茶店などが点在。松本の自然や歴史に触れることができます。人が少ないので、旅の疲れも取れますよ。
あがたの森の詳細情報
あがたの森公園の詳細情報
松本城周辺のホテルにお泊り
「松本城」も城下町も松本文化も楽しみ尽くしたいカップルさんは、お泊り旅行がおすすめです。「松本城」周辺のホテルを紹介するので、検討してみて。
松本丸の内ホテル
「松本城」内に佇む登録有形文化財のホテル
詳細情報
松本城 三の丸 松本丸の内ホテル
長野県 / 松本 / シティホテル
- 住所
- 長野県松本市大手3-5-15
- アクセス
- JR松本駅より路線バス(信大・浅間温泉方面)約5分 「大名町」下車徒歩約1分
みんなの過ごし方
松本ホテル花月
松本の民藝精神が息づくクラシックホテル
詳細情報
松本ホテル花月
長野県 / 松本 / シティホテル
- 住所
- 長野県松本市大手4-8-9
- アクセス
- 松本駅送迎あり◆要予約/松本BTより「信州大学行バス」で約8分上土下車/JR松本駅より徒歩15分/松本ICより車で10分
浅間温泉 四季彩々の隠れ宿 富士乃湯
8組限定!「松本城」ゆかりの湯宿
公式詳細情報
浅間温泉・松本 / 旅館
- 住所
- 長野県松本市浅間温泉3-13-5
- 地図を見る
- アクセス
- 松本インターから車で15分 松本駅前アリオ1階から浅間温泉...
- 宿泊料金
- 19,800円〜 / 人
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など