【宮城】日本三景・松島で土産を買うなら♪おすすめの11選

海に面した風光明媚な場所に出かけて、広い空と自然の景色に癒されたい方に。宮城県の「松島」はいかがでしょうか。松島湾に浮かぶ260余りの島々と沿岸部を含めた付近一帯は、江戸時代から日本三景の一つに数えられ、仙台藩初代藩主・伊達政宗や、俳人・松尾芭蕉といった歴史上の人物をも魅了してきました。仙台駅から電車で約40分、新幹線を使えば東京からのアクセスも楽々です。

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せっかく人気の観光地、松島に行くのならば、お土産だって気になりますね。この記事では、松島で手に入れることのできるおすすめのお土産を10選ご紹介します。海に面した松島ならではの海産物をはじめ、地元産の素材を使った食べ物、地元の銘店のお菓子、松島の文化の息吹を感じられる雑貨など、個性豊かなお土産がたくさんありますよ。渡す家族や友だちの顔を思い浮かべながら、とっておきのお土産を選んでくださいね。

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「松島蒲鉾本舗」は、創業80余年を数える老舗のかまぼこ店。宮城県内にはいくつかの店舗がありますが、特に「松島海岸駅」から徒歩約9分の場所にある総本店では、かまぼこを買えるだけでなく、「笹かまぼこ手焼き体験」「笹かまぼこ手作り体験」といったアクティビティも楽しむことができます。

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お店の看板商品「松島笹かまぼこ」は、肉厚で食べ応えがあり、なめらかでぷるっとした食感が特長。そのままでも食べられますし、お好みでわさび醤油などをつけていただくのもいいですね。自分用に店頭でいただく時間があれば、ぜひ手焼き体験を。串に刺さった笹かまぼこの両面を、焦げ目がつくまでこんがりと焼き上げれば、もっちりした食感の香ばしい笹かまぼこが楽しめます。

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お土産用には一口サイズの笹かまぼこもおすすめ。真空パックで賞味期限がより長いので、安心して配ることができます。オーソドックスなプレーンタイプのほか、クリームチーズ、まぐろ、紅鮭、牛たんチーズといったフレーバーは、お酒のお供にもぴったりですね。

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同じ「松島蒲鉾本舗」の、もう一つの人気商品がお豆腐揚かまぼこの「むう」。独特のふわっとした軽い食感は、豆腐の原料となる大豆と、海で穫れた瞬間に海上で加工した白身魚のすり身を合わせ、長時間低温で寝かせることによって作り出しました。油で揚げているものの油っこさはなく、いくつでも食べられると評判です。店頭では揚げたてをいただくこともできますよ。

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こちらのお店では他にも、お土産にぴったりの商品が並んでいます。「むう」をベースに完熟かぼちゃを使って美しい黄色に仕上げた、「月夜のむう」は満月の日限定発売。松尾芭蕉が憧れた松島の月をイメージして作られました。「むう」のやわらかな食感はそのままに、よりまろやかな味わいに仕上げられています。

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魚のすり身と卵たっぷりの生地に、ホイップチーズクリームを挟んだ新食感のスイーツかまぼこ「どらぼこ」も注目の一品。パンケーキのようなふわっとした食感と上品な甘さが特徴です。お好みでメイプルシロップをかけていただきましょう。

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「松島海岸駅」徒歩約4分、海岸沿いのメインストリートから一歩入った場所にある「紅蓮屋 心月庵（こうれんや しんげつあん）」は、嘉暦2年（1327年）創業。こちらのお店に一子相伝にて23代に渡り受け継がれてきた伝統の銘菓が「松島こうれん」です。

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「松島こうれん」は、厳選した宮城県産ササニシキを原料に、熟練の職人が一枚一枚焼き上げた極薄のおせんべい。観音様に参拝する人々がお供えした米を、紅連尼が粉にし、せんべいを焼いて村の人々に施したのが起源といわれています。口にいれるとふわっと溶ける不思議な食感が特徴的です。

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昔ながらの上白糖入りのほか、和三盆入り、還元麦芽糖入り、藻塩入り、沖縄黒糖入りの全5種類があります。全種類が1つにまとまった詰め合わせもあるので、味の違いを比べて楽しむのもおすすめですよ。

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「高城町駅」から徒歩約5分ほどの場所にある「勝新堂（しょうしんどう）」は、明治37年創業の地域に根ざした菓子店。店内には和菓子だけでなく、ケーキ、パイ、カステラといった洋菓子、和洋折衷の創作菓子など、種類豊富な手作りのお菓子が所狭しと並びます。

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中でも、お土産におすすめなのが「まつしま」。洋風バター生地で自家製のこしあんを包み込み、その間に二層のクリームチーズを忍ばせた和洋折衷のお菓子です。あんの甘さとクリームチーズの塩気がマッチし、独特の癖になる味わいです。

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こちらは「一茶」。一見するときんつばのようにも見えますが、自家製の黒ごまあんを薄い生地で包み、上下をじっくりとていねいに焼き上げて作ったお菓子です。甘さを抑えた黒ごまあんがぎっしり詰まっており、しっかりとした食べ応えがあります。

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「松島海岸駅」から、松島のメインストリートを歩いておよそ10分の場所にある「M Pantry（エム パントリー）」は、松島エリアを中心とする宮城県内のおいしいものを集めた食品のセレクトショップ。おしゃれな雰囲気の店内には加工食品、調味料、地元のお酒、お菓子などがぎゅっと集まっており、お土産探しにぴったりです。

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「カキとコメと」は、宮城県産の牡蠣と宮城県産のひとめぼれ米粉をプレスした牡蠣せんべい。おせんべい1枚につき、牡蠣が1粒まるごと入った贅沢な味わいです。宮城県内で獲れた新鮮な牡蠣を、だんご状にした米粉に乗せ、店内の高温プレス機で1枚ずつ焼き上げています。

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「カキとコメと」は、焼き立てをその場でいただくことも可能です。注文して5分ほど待つと、食べ歩き用の包みに入れて渡してくれますよ。磯の風味に焦がし醤油の香ばしさが合わさった熱々のおせんべいを、口でふうふう冷ましながらいただきましょう。

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「松華堂菓子店」は「松島海岸駅」から徒歩約7分。海岸を見渡す場所にある、シックな3階建ての建物の2階にあります。1911年創業で、和洋の枠にとらわれず、良質な材料を使ったお菓子を提供しています。

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こちらのお店の看板商品が「松華堂カステラ」。しっとりとした、密度の高いきめ細やかな生地は、口に入れるとふんわりもっちり。底面のかすかなザラメの舌触りもほどよいアクセントになっています。お土産には半斤から購入可能です。

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店内にはカフェスペースがあり、松島湾の景色を眺めながらゆったりとティータイムを楽しめますよ。カステラとドリンクのセットのほか、豊かな卵の風味を感じさせる「松華堂プリン」、ダックワーズ生地にきなこバターが挟まった「きなこサンド」、そして夏場はかき氷やパフェといったメニューも人気です。

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「松島海岸駅」から徒歩約7分、「松華堂菓子店」と同じ建物の1階にあるのが「雪竹屋」です。日本文化を伝えられるような食品や雑貨を取り揃えたお店の中で、特におすすめなのがおせんべいのラインナップ。一番人気の「割り餅しょうゆ」は、店頭で作ったおせんべいをわざと手で4つに割ることで、割れ目の部分に醤油がよく染み込み、味の強弱がつけられています。

出典：kosakaさんぽさんの投稿

こちらは甘味のついたおせんべい「雪ざらめ」。焼いたせんべいを割り、秘伝の醤油に漬け込んだ後、1枚ずつ手仕事でざらめをまとわせています。醤油味がしっかり効いているため、甘くなりすぎずに食べられるのが人気だそう。

出典：KanMakoさんの投稿

店頭では毎日おせんべいを手焼きしており、焼きたてをいただけますよ。食べ歩き用は割らない代わりに、松島産の海苔が付くのが特徴です。店内にはイートインスペースもあるので、松島観光の合間の休憩スポットとして活用してください。おせんべいの他、濃厚な味わいのソフトクリーム「ミルクソフト」も大人気です。

出典：むんじさんの投稿

「パンセ 松島店」は、「松島海岸駅」から徒歩約6分の場所にあるテイクアウト専門のパン屋さん。食べ歩きを楽しむ観光客でいつも賑わっています。「パンセ」自体は宮城県内にいくつかの店舗がありますが、「ずんだメロンパン」は松島店限定。こちらをお土産にしてみてはいかがでしょうか。

出典：マサ君さんの投稿

「ずんだメロンパン」は、その名の通り、生地の中にきれいな黄緑色のずんだあんが詰まったメロンパン。甘さ控えめのずんだあんには、豆のつぶつぶとした食感が保たれ、しっかりとした食べ応えがあります。うっすら緑色をしたサクサクの生地にもずんだが練り込まれ、ご当地メニューらしい味わいです。

出典：ゆる〜いネギ子さんの投稿

また、松島店と仙台店限定の「牡蠣カレーパン」は、揚げたてのサクサク、もちもち生地のカレーパンの中に、2、3個の牡蠣がゴロゴロっと入った贅沢な一品。ほおばると、口いっぱいに牡蠣の旨みが広がります。こちらもお土産にぜひどうぞ。

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「松島海岸駅」から徒歩約5分。「二八屋物産店」では、70年以上の歴史を持つ「松島直秀こけし」をはじめとするこけし・木製小物を製造販売しています。当時松島に工芸品のお土産がなかったところ、創業者本村直二郎氏が、地元の木材を使用した松島ならではのこけし作りを始めたそう。

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お店の内外からは、熟練した職人によるこけしの製造工程を見ることができます。宮城県推奨品にも指定されているこけしは、ひとつひとつ豊かな表情が魅力。店内に並ぶ大小さまざまなこけしの中から、ぜひお気に入りを見つけてください。

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こちらのお店では、こけしの絵付けを体験することもできます。鉛筆で薄く下書きをしてから慎重に色を付け、30分ほどで完成。世界で1つしかないオリジナルのこけしは、自分にとってのよい旅の思い出に、そしてよいお土産になりますね。

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「松島海岸駅」から徒歩約5分の場所にある、臨済宗妙心寺派の寺院「円通院」。伊達政宗の嫡孫（ちゃくそん）、伊達光宗の菩薩寺として1647年に開山された歴史ある寺院で、境内の「三慧殿」は国指定重要文化財となっています。また、石庭「雲外天地の庭」をはじめとする庭園は四季折々の表情を見せ、こちらも見どころの1つとなっています。

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こちらのお寺では、数珠作り体験を行っています。数珠は持っているだけで功徳があるとされ、災いを取り除き、平穏や安らぎを得られる効果があるそう。親珠を中心に左右対称に珠を選び、自分で紐を通した後、職人が仕上げをし、本尊で供養を行った上で後日自宅まで送付してくれます。

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材質は天然石、ガラス、プラスチックから選べ、天然石の場合は石にまつわる意味も解説してくれます。数珠作り体験は事前予約不要、約20分で手軽にできるのもいいですね。少し時間が経ったところで手元に数珠が届くと、旅の思い出がよみがえります。

松島からは離れ、場所は仙台市内となりますが、宮城の手工芸「仙台張子」の技術を用いた愛らしい見た目の「松川だるま」について、最後にご紹介させてください。仙台駅から路線バスで約30分の場所にある「本郷だるま屋」は、初代・本郷久三郎が「仙台張子」の創始者である伊達藩士・松川豊之進から受け継いだ技術を10代に渡って継承し、今もだるまの制作・販売を行っています。

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「張子（はりこ）」とは、原型の上に紙を幾重にも重ねて貼り、充分に乾燥させたところで型を抜き、その上に絵付けをして仕上げられた紙製の工芸品。「松川だるま」は、顔の周りが群青色で縁取られ、胴体に宝船や福の神が鎮座する華やかな見た目が特徴的です。初めから目が入れられているのは、伊達政宗公の独眼に配慮してのことだそう。

青い体、凛々しい眉毛、クリっとした眼が特徴の「松川だるま」。大小さまざまのだるまを見比べて、ぜひお気に入りの一体を見つけてください。こちらの製作所兼店舗以外にも、仙台市内には「本郷だるま屋」のアイテムを扱ったお店が複数あります。気になった方はぜひ調べてみてくださいね。

出典：Jasmine_mさんの投稿

松島のお土産特集はいかがでしたか？古くから愛される景勝地・松島で人気のお土産には、古くから伝わる伝統の銘菓から、新しい感覚を取り入れて作られた食品、世界に一つしかない手作りの工芸品など、さまざまな種類があり、きっとお気に入りが見つけられることでしょう。ぜひ次の松島訪問に、お役立てください。