2016年08月01日

読書家必見!文豪が愛した東京の老舗・名店グルメ10選

読書家必見!文豪が愛した東京の老舗・名店グルメ10選

「文豪」と呼ばれる日本文学の巨匠たち。誰もが知る文豪たちが愛した東京都内の老舗・名店10店をご紹介します!ぜひ彼らが舌鼓を打った味わいを堪能してください♪

後世に伝わる名作たちはここで作られた?文豪が愛したお店を巡ろう!

後世に伝わる名作たちはここで作られた?文豪が愛したお店を巡ろう!663812

出典:東京ニートさんの投稿

「文豪」と呼ばれ、明治~昭和においてその名を遺した著名人たち。その作品内や、作家を語るエピソードの中には、必ず行きつけのお店があります。読書好きの方は勿論、そうでもない人でも一度は訪れてみたいお店たちを紹介します!ここで食べれば気分は大作家?

夏目漱石

松榮亭(しょうえいてい)【神田淡路町】

「松榮亭」外観 663849

出典:kon-konさんの投稿

「吾輩は猫」「坊ちゃん」などの著作を残した夏目漱石が愛した洋食亭「松榮亭(しょうえいてい)」。池波正太郎の書籍にも多数登場する、文豪たちに愛された味を代々守り続ける老舗洋食店です。家庭的で落ち着いた空気を持った店内。老舗でありながら、リーズナブルな値段と確かな仕事によって近隣のサラリーマンを始めとする多くのお客さんが気軽に訪れます。洋食亭なだけであって、チキンカツなどの揚げ物やオムライス、ハヤシライスなどが人気メニューです。

「松榮亭」料理 663858

出典:芋洗坂グループ長さんの投稿

こちらの「洋風かき揚げ」は、明治・大正のころ「松榮亭」初代店主・堀口岩吉氏によって開発されたメニューです。当時の夏目漱石が、彼の家を訪れた際に、変わったものを食べさせて欲しいと言われ、即席で作った料理が「洋風かき揚げ」だったと言われています。豚肉・玉ねぎ・たまご・小麦粉のみを使用した、お好み焼きのようなモダンでシンプル、時と変わらぬ味です。

松榮亭の詳細情報

松榮亭

淡路町、小川町、新御茶ノ水 / 洋食

住所
東京都千代田区神田淡路町2-8
営業時間
■営業時間 11:00~14:30(L.O.14:00) 17:00~19:30 ■定休日 日曜日、祝日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

三島由紀夫

末げん(すえげん)【新橋】

「末げん」外観 663863

出典:能継(よしつぐ)さんの投稿

末げんは、1909年(明治42年)創業の鳥割烹を始めとする老舗料理屋。戦後の日本文学会を代表する一人である三島由紀夫が学生の頃から家族ぐるみで贔屓にしており、自決(三島事件)前日の1970年(昭和45年)11月24日に楯の会のメンバー4名と「最後の晩餐」をしたことで有名です。また、初代総理大臣の原敬や六代目菊五郎などの著名人にも愛されたお店です。

「末げん」料理 663871

出典:shotaumaさんの投稿

名物の「かま定食」は、鳥ひき肉の親子丼です。合鴨・軍鶏・地養鶏の挽き肉に奥久慈産の地卵を使用。普段食べている親子丼とは違い、喉越しがとてもよく、掻き込むと酒やみりんの香りと共にしっかりとした味付けを感じます。

末げんの詳細情報

末げん

新橋、内幸町、汐留 / 鳥料理、日本料理、親子丼

住所
東京都港区新橋2-15-7 S-PLAZA弥生 1F
営業時間
ランチ 11:30〜13:30
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

池波正太郎

横濱屋【神谷町】

「横濱屋」外観 663950 『'14/11/04撮影』外観の風景です

出典:コネリーさんの投稿

「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」など、今なお映像化・漫画化され続ける、昭和~平成時代・歴史小説の大御所でありながら、大の美食家としても知られた池波正太郎。東京都内に彼の足跡が残された店は数多く、その一つが東京タワーの麓にある「横濱屋」です。

「横濱屋」料理 663955 2016.5

出典:うまのあさんの投稿

名物の自家製ハヤシライスは、やや小さめ~繊維状の牛肉と玉ねぎたっぷりの正統派。1皿に1個分ほどの玉ねぎが溶け込んでおり、量も多めでコクがあり深みもある美味しいハヤシライスです。

「横濱屋」料理 663956 タルトタタン・紅茶

出典:KOTOさんの投稿

もう一つの名物、リンゴのしっとり感とタルトのサクサク感が魅力の「タルトタタン」。上に乗っている生クリームは甘味の無いタイプで、リンゴの風味が口の中に広がります。

横濱屋の詳細情報

横濱屋

神谷町、赤羽橋、六本木一丁目 / 喫茶店、洋食

住所
東京都港区麻布台1-11-2 星野ビル B1F
営業時間
[月]  10:00 - 19:00 [火]  10:00 - 19:00 [水]  10:00 - 19:00 [木]  10:00 - 19:00 [金]  10:00 - 19:00 [土]  12:00 - 18:00 [日]  12:00 - 18:00 [祝日]  12:00 - 18:00 ■ 営業時間 [土・日・祝] 12:00~18:00頃(L.O) ■ 定休日 祝日(不定休)
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

たいめいけん【日本橋】

「たいめいけん」外観 664042 入り口です

出典:OnTheELLEさんの投稿

東京都のオムライスを語る上で、「たいめいけん」は絶対に外せません。昭和6年創業の、日本橋の老舗の洋食屋さんの中でも押しも押されもしない名店の一つです。池波先生も足繁く通い詰めたそうです。

「たいめいけん」料理 664045

出典:K-BIGSTONEさんの投稿

伊丹十三監督作品「タンポポ」にて有名になった「タンポポオムライス(伊丹十三風)」。チキンライスの上に、表面をきめこまかく美しく焼き上げられたオムレツが乗ります。

「たいめいけん」料理 664046 オムレツを広げて

出典:moomin49さんの投稿

中が半熟のプレーンオムレツにナイフで切れ目を入れて、全体を包み込むように開くというアイデアは、伊丹監督発案のアイデアです。以来、たいめいけんの顔として絶大な人気を誇ります。その美しい色目と焦げひとつないオムレツは家庭では作れない味です。トロトロの卵とチキンライスを一緒に口に入れるともう最高です!

たいめいけん

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

竹むら【神田須田町】

「竹むら」外観 664057

出典:glacéさんの投稿

古き日本家屋の形をそのまま残した、甘味処「竹むら」。昔から近所住民の休憩処として親しまれています。近年では「仮面ライダー響鬼」のロケ地やアニメ「ラブライブ」の建物モチーフとしても有名です。池波先生の著書 「むかしの味」でも、こちらの「竹むら」の様子が書かれています。

「竹むら」料理 664063 揚げ饅頭 470円

出典:ゆっきょしさんの投稿

「竹むら」名物商品の揚げまんじゅうは、うす衣を纏わせてサクッと薄く、軽く揚げられており全く油っぽくありません。中のあんこは甘さ控えめ。衣もあんこも軽いので、何個でも行けてしまいます!

「竹むら」料理 664065 漉し餡とろける粟ぜんざい

出典:めたりーまんさんの投稿

「あわぜんざい」も、昔から今なお愛される看板商品の一つです。香ばしく蒸しあげた粟と、とろとろの餡は、池波先生お気に入りの品だったそうです。

竹むらの詳細情報

5000

竹むら

淡路町、小川町、新御茶ノ水 / 甘味処、かき氷、和菓子

住所
東京都千代田区神田須田町1-19
営業時間
[月]  定休日 [火]  11:00 - 20:00(L.O. 19:40) [水]  11:00 - 20:00(L.O. 19:40) [木]  11:00 - 20:00(L.O. 19:40) [金]  11:00 - 20:00(L.O. 19:40) [土]  11:00 - 20:00(L.O. 19:40) [日]  定休日 [祝日]  定休日
定休日
月曜日、日曜日、祝日
平均予算
  • ~¥999
  • ¥1,000~¥1,999

森鴎外

鰻割烹 伊豆栄(いずえい)【御徒町】

「鰻割烹 伊豆栄 本店」外観 664084 老舗の風格が漂う門構え

出典:ぽぱいさんの投稿

明治~大正に掛けて文筆活動を行っていた、夏目漱石と並ぶ近代文学の巨匠。『舞姫』やゲーテ『ファウスト』の翻訳などで知られる森鴎外が通い詰めたのが、上野池之端の「伊豆栄(いずえい)」です。江戸中期の創業以来、鰻割烹一筋に平成の世までのれんを守り続けている江戸前うなぎ。砂糖を使わないしょうゆとみりんだけの伝統のタレが、今なお愛され続けている味です。

「鰻割烹 伊豆栄 本店」料理 664086

出典:nnckjpさんの投稿

二百年以上の歴史と、優れた職人によって伝えてきた門外不出の技術によって、ふっくらと香ばしい蒲焼きを作り上げています。不忍池を眺めながら、鰻が焼けるのをじっくりと待つのも風情の一つ。

鰻割烹 伊豆栄 本店の詳細情報

鰻割烹 伊豆栄 本店

上野御徒町、上野広小路、京成上野 / うなぎ、日本料理

住所
東京都台東区上野2-12-22
営業時間
[月]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) [火]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) [水]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) [木]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) [金]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) [土]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) [日]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:15 ドリンク20:30) ■ 営業時間 12月31日、1月1日は定休日 ■ 定休日 年末年始の営業はお問い合わせください
平均予算
  • ¥6,000~¥7,999
  • ¥10,000~¥14,999

江戸川乱歩

はちまき【神保町】

「はちまき」外観 664087 お店外観

出典:たけとんたんたさんの投稿

日本における少年向け推理小説の傑作「少年探偵団」から、「人間椅子」「蜘蛛男」などの奇書とも言える作品たちを生み出した江戸川乱歩。彼が通い詰めたと言われるのが、神保町の天ぷら料理店「はちまき」です。

「はちまき」料理 664090

出典:鳥小太郎さんの投稿

お店の空気は決して気取らず、アットホームで入りやすい空気です。名物の穴子海老天丼は丼から豪快にはみ出す天ぷらたちがこれでもかと乗せられています。揚げたての天ぷらに醤油が強めのさらりとしたタレが、他の店とは一線を画す味わいです。

はちまきの詳細情報

はちまき

神保町、新御茶ノ水、小川町 / 天ぷら、天丼、日本料理

住所
東京都千代田区神田神保町1-19
営業時間
[月]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [火]  定休日 [水]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [木]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [金]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [土]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [日]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [祝日]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [祝前日]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30) [祝後日]  11:00 - 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30)
定休日
火曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

芥川龍之介

浅野屋 ソバ店【田端】

「浅野屋 ソバ店」外観 664091 お店の外観

出典:tomoseipapaさんの投稿

創作活動初期は、歴史文学。「今昔物語集」の一部を交える形で人間のエゴイズムを克きだした「羅生門」。晩年は「歯車」「河童」など、幻視・妄想の中人間社会を痛烈に風刺した作品を生み出した芥川龍之介。そんな彼が食したと言われるそば店が「浅野屋」です。

「浅野屋 ソバ店」料理 664095 天ぷらそば(年越しそば)

出典:た☆か★しさんの投稿

田端にて長年愛されている蕎麦屋。旬の野菜を香ばしく天ぷらにし、更科そばは冷たく〆られています。つゆはやや辛め・濃いめのしっかりとした味わいです。

そば処 浅野屋の詳細情報

そば処 浅野屋

田端、駒込、尾久 / そば、うどん、食堂

住所
東京都北区田端6-4-1
営業時間
[月]  11:00 - 15:30  17:00 - 20:00 [火]  11:00 - 15:30  17:00 - 20:00 [水]  11:00 - 15:30  17:00 - 20:00 [木]  11:00 - 15:30  17:00 - 20:00 [金]  11:00 - 15:30  17:00 - 20:00 [土]  11:00 - 15:30  17:00 - 20:00 [日]  定休日 [祝日]  定休日
定休日
日曜日、祝日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ~¥999

多数の著名人に愛された文壇バー、喫茶

ルパン【銀座】

「ルパン」外観 664101

出典:HIDE aktさんの投稿

銀座の裏通りに今なお息づく、かつて「文壇バー」と呼ばれた「ルパン」。昭和3年から営業しており、数多くの文壇・画壇の方々や、演劇界の方々も常連として通い詰めた銀座を代表する名店です。

「ルパン」内観 664099

出典:こそどろピヨさんの投稿

戦後、飲食営業緊急措置令で酒類の販売は出来ず、酒類が自由販売になるまでは、 様々な手立てで酒を仕入れて売るという時代が続きました。酒と言っても何を何を飲まされるか判らないと言う時代、ルパンなら安心して酒が飲めると作家や出版関係の方々を中心に、大勢のお客様がいらっしゃったそうです。

マティーニ&シンデレラ

「ルパン」ドリンク 664102

出典:MAYPYONさんの投稿

こちらは「マティーニ」「シンデレラ」。昭和を生き抜き、ルパンの看板を守り続けたバーテンダーによる、長年の経験がもたらす味わいは、常に新しいものを求める現代において非常に貴重な「文化遺産」とも言えるでしょう。

ルパンの詳細情報

ルパン

銀座、東銀座、有楽町 / バー

住所
東京都中央区銀座5-5-11 塚本不動産ビル B1F
営業時間
[月]  17:00 - 23:30(L.O. 23:00) [火]  17:00 - 23:30(L.O. 23:00) [水]  17:00 - 23:30(L.O. 23:00) [木]  17:00 - 23:30(L.O. 23:00) [金]  17:00 - 23:30(L.O. 23:00) [土]  17:00 - 23:30(L.O. 23:00) [日]  定休日 年末・GWの時期に月曜営業あり。 年末年始・GW・お盆の時期に連休あり。
定休日
日曜日
平均予算
  • ¥4,000~¥4,999

コーヒーパーラー ヒルトップ【神田駿河台】

「コーヒーパーラー ヒルトップ」内観 664105 ちょいレトロな内装

出典:シャルドネ.comさんの投稿

駿河台の山の上ホテルの中に付設されている「コーヒーパーラー ヒルトップ」は、出版関係の密集地帯と言える神田において、三島由紀夫、壇一雄、川端康成、池波正太郎などなど豪勢な作家たちと編集者が、ここで缶詰となり原稿を書いていたそうです。

「コーヒーパーラー ヒルトップ」料理 664108

出典:セルジさんの投稿

パティシェが伝統を受け継ぎ、一つ一つ丁寧に焼き上げられた「特製リンゴパイアイスクリーム添え」は、カラメルソースに浸されたパイにリンゴのコンポートが挟まれています。ビターなカラメルソースにサクサクのパイ、食感がしっかり残ったリンゴのコンポートの組み合わせがとても美味。

コーヒーパーラー ヒルトップ

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

いかがでしたか?

いかがでしたか?664135

出典:Hatachinskyさんの投稿

文豪たちに愛され、今なおたくさんの人たちに愛されるお店たちを紹介させていただきました!どのお店も長い歴史を重ねてきた名店ばかりです。彼らが舌鼓を打った味わいを、ぜひみなさんも味わってください。

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