深夜に大行列ができる天ぷら屋！堺魚市場にある「大吉」って？

南海本線「堺駅」からすぐの場所にある、堺魚市場。ここに夜な夜な長～～い行列が出来る天ぷら屋があります。その名は「大吉」。こちらのお店、ただの天ぷら屋ではありません。なんと営業時間が深夜0時（土日祝は23時）から朝の9時半という、真夜中にやっているお店なのです。

こちらのお店は、もともと「堺魚市場」で働く人たちを対象にしたものでした。そのため、当初はさらに深夜から営業していたのですが、一般客にも人気のお店となったため、少し時間を早めて0時スタートとなったようです。

その魅力はなんといっても、絶品の揚げたて天ぷらをいただけること。魚市場に構えるお店だけあって、使う素材は新鮮そのもの。天ぷら独特の脂っこさもなく、夜中にも関わらず何個でも食べてしまう美味しさです。

店内はいつも活気にあふれています。ここはお客さんが伝票に注文するものを書いて定員さんに渡すシステム。注文を受けてから揚げてくれます。ただとても人気のお店なので、できるだけまとめて注文しましょう。天ぷらと一緒にやってくる天つゆは大根おろしがたっぷりなので、夜中に食べる天ぷらもあっさりいただけます。

魚のことを知り尽くした人たちをお客さんにしているだけあって、魚介系のネタは超新鮮な上とっても安い。野菜系は100円、魚介系は150円～300円（2016年7月時点）。たくさん食べてもお財布に優しいですね。この美味しさと値段なら、毎日行列ができるのもうなずけます。

たくさんメニューがあってどれを注文するか迷ってしまう方向けに、「本日のおすすめ10品」というありがたいメニューも。旬の魚介や野菜など、地元の食材を使った天ぷらの盛り合わせならハズレなし。これにご飯とお味噌汁をつければ「大吉」を満喫できます。

天ぷらがメインのお店ですが、ここでぜひ注文してもらいたいのがアサリの味噌汁。お店に入ればすぐに分かりますが、店内の床はなにやら貝殻でいっぱい…。初めて行く方はびっくりすると思いますが、実はここのお店では味噌汁に入っているアサリを食べた後、貝殻を床に捨てるシステムなのです。

そのためいつも床は貝殻でいっぱい。いろんな人が踏んでいくので、ちょっと滑りやすくなっています。気をつけてくださいね。お味噌汁はアサリのいいお出汁が出て、天ぷらとの相性抜群！ぜひ注文してくださいね。

「夜中に天ぷらだけを食べ続けるのはちょっと…」と心配な方、ご安心ください。市場の中にお店を構えているということもあり、天ぷら・味噌汁の他にお刺身も食べられます。もちろん鮮度は間違いなし。天ぷらだけでなくお味噌汁やお刺身を間に挟むことで、お口の中がリセットされて天ぷらもさらに美味しくいただけますよ。

SNSでもとっても話題のこちらのお店。最近はTVでもよく取り上げられています。

お店は南海本線「堺駅」南口から徒歩2分。ですが、深夜に行かれる場合は電車が走っていないので、車でしか行けません。堺魚市場には80台駐車できる駐車場もあります。

「そんなに美味しくて人気のお店なら食べに行きたい！でも夜中に堺まで行くのはちょっと大変…」。そんな風に思った方、諦めるのはまだ早いです！なんと大吉の支店が、難波のなんばCITYにあるのです！なんば店の営業時間はなんばCITYの他の飲食店と同じくお昼前の11時からなので、深夜の行列に並ぶ必要もありません。

お客さん本人が注文を伝票に書き込むスタイルも、大根おろしがたっぷり入った天つゆも、注文が入ってから目の前で揚げてくれるシステムも、すべて本店と同じ。もちろん貝殻も豪快に床に捨ててください。さすが、「貝殻を床に捨てられないなら出店できない」とこだわっただけあります。

本店ではやっていないランチ営業をしているため、難波店にしかない卵とじ天丼などのランチメニューもあります。本店に行ったことがある人も、なんば店に行ってみてメニューを比べてみるのもいいですね。難波は御堂筋・千日前・四ツ橋線の地下鉄3線の他、南海・近鉄電車も乗り入れるアクセスの良さがウリ。夜中に堺に行けない方は、なんば店で大吉の美味しい天ぷらを味わいましょう。

その営業時間のイレギュラーさから「幻の店」とも呼ばれる天ぷら屋、大吉。新鮮な具材を目の前で揚げてくれる天ぷらはとっても美味しくて、しかも安い！深夜でも行列が出来るほどの評判のお店、ぜひ食べに行ってみてくださいね。