米どころは酒どころ！秋田の日本酒がおいしい居酒屋7選！

日本酒の原料は、米・麹・水。秋田は米どころとして全国に名が知られるほどお米がおいしいため、それを原料とする日本酒も、非常にハイレベルなのです。また、豊かな自然の中で育まれた、良質な水を使用しているのも重要なポイント。原料である米と水両方の質の高さが、秋田でおいしい日本酒が生まれる理由です。その秋田でおすすめの美味しい日本酒が飲める居酒屋をエリア別にご紹介していきます。

まずは秋田駅のすぐそば、中通エリアにあるお店からご紹介。こちらは趣向を凝らした料理とこだわりの日本酒が味わえる、「ん。」です。おいしいお店が多い秋田の中でも、非常に評判の高い居酒屋なのだそう。お店の入り口まで延びる石畳の通路にも風情があり、入る前から期待が高まります。

「ん。」の日本酒メニューは、秋田の地酒が中心です。ほかのお店ではなかなか取り扱っていない、珍しい銘柄も提供しています。こちらの写真の日本酒は、秋田の歴史ある酒蔵、刈穂酒造のもの。米どころ秋田らしい、しっかりとした味わいの日本酒が楽しめます。また、デザイン豊富な陶器のおちょこも素敵です。

純和風のお店と思いきや、料理のジャンルが非常に幅広いことに驚きます。新鮮なお刺身から、ジューシーな豚トロ鉄板焼、さらにピザや餃子、ソーセージまで、実にさまざまです。ちょっとつまみたい方からガッツリ食べたい方まで、皆大満足できるお店ですよ。

続いても中通エリアから、「秋田きりたんぽ屋」をご紹介。その名の通り、秋田の郷土料理であるきりたんぽが味わえるお店です。そのほかにも、いぶりがっこ、しょっつるなど、秋田の名物を豊富に取り揃えています。秋田グルメを満喫したい方に、ぜひおすすめのお店です。

「秋田きりたんぽ屋」では、秋田の地酒を豊富に用意。現在秋田県内に全36ある酒蔵の日本酒を、なんと全て取り扱っています。36種類もの日本酒を飲み比べできるお店は、ほかになかなかありません。酒蔵それぞれの個性を、ぜひじっくりと舌で感じてみてください。ただし、飲み過ぎには注意です！

「秋田きりたんぽ屋」というお店ですので、おすすめ料理はやっぱりきりたんぽ鍋。鍋の出汁がよくしみ込んだ、もちもちのきりたんぽは絶品です！そのほかにも、秋田ならではの珍しい料理がたくさんありますので、ぜひいろんなメニューに挑戦してみてくださいね。

次にご紹介するのは、こちらも秋田駅からほど近い大町エリアにある、「比内や」です。こちらのお店のウリは、秋田名物の比内地鶏。秋田の豊かな自然の中で育てられた比内地鶏は、旨みがギュッと詰まっており絶品です！そのほか、秋田の郷土料理や地酒も楽しめます。

「比内や」の日本酒メニューは、李空、雪の詩、飛良泉など。これら3種を少しずつ味わえる、お得な地酒飲み比べセットもありますよ。どの銘柄が良いか分からない方には、まずこちらがおすすめです。

「比内や」で特に人気のメニューが、こちらの卵黄付きつくね棒。比内地鶏の旨みがたっぷりと詰まっており、卵黄をつけると濃厚でまろやかな味わいになりますよ。そのほかの串焼きや、手羽先揚げ、竜田揚げなどにも、もちろん比内地鶏を使用。秋田でおいしい鶏料理を食べたい方に、ぜひおすすめです。

続いても大町エリアから、焼鳥が評判の「一の酉」をご紹介します。川反すずらん通りにある老舗の焼鳥屋で、ベテランの職人が炭火で丁寧に焼き上げる串が絶品！また焼鳥だけでなく、秋田の地酒にもこだわり、常時10種類以上取り揃えられています。

「一の酉」で扱う秋田の日本酒は、春霞、刈穂、高清水、福小町、福の友など。実に豊富な銘柄が揃っているので、焼鳥だけでなく、日本酒目的で訪れるのもおすすめですよ。そのほか全国の地酒や、焼酎などもバリエーション豊かです。

そんな「一の酉」の名物は「とりかわ串」です。3日仕込5回炙りという製法で焼き上げられた鶏皮は、外はカリカリ、中はとってもジューシーな仕上がり。鶏皮のぐにょっとした食感が苦手な方でも、これならおいしく食べられるはずです。日本酒ともよく合うので、おつまみにおすすめですよ。

次にご紹介するのは、秋田駅からタクシーで10分ほどの山王エリアにある、「酒盃」です。こちらのお店は、秋田を代表する居酒屋として非常に有名。遠方から訪れる方も多いのだそうです。秋田の厳選した地酒と、手間暇かけた郷土料理を味わうことができます。

「酒盃」の日本酒メニューはまさに圧巻。初めて聞く銘柄があったとの意見も多く、豊富な品揃えが魅力です。さまざまなお店を渡り歩いてきた日本酒通の方でも、きっと新しい出会いが楽しめるはず！また、種類がありすぎて迷ってしまうという方は、少しずつ飲み比べができる「きき酒セット」がおすすめですよ。

「酒盃」では、こだわりの秋田郷土料理も味わうことができます。例えばこちらの写真は、比内地鶏の刺身盛り合わせ。本当に新鮮な食材を仕入れているからこそ提供できる、貴重なメニューです。そのほか、ハタハタや岩牡蠣、〆鯖などの海鮮類に、牛のタタキ、比内地鶏串焼きなどの肉類まで、バリエーション豊かな料理が揃います。ぜひ一度は訪れておきたい名店です。

続いてご紹介するのは、秋田市泉中央エリアにある「酒庵 田なか」です。自分で作れるものは自分で作ることにこだわり、鮎を釣ったり、豆腐を作ったり、そばを打ったり、そして器まで手作りしたりなど、オーナーのこだわりが満載。また店名に「酒庵」とあるように、日本酒にも力を入れているお店です。

「酒庵 田なか」では、県内外の日本酒を約50種類取り揃えています。また、メニューに載っていない超限定のお酒や、冷蔵庫で熟成しているお酒もあるのだそう。気になる方は、ぜひ店主に尋ねてみてくださいね。掘りごたつ式の檜カウンターで、こだわりの日本酒をゆったりと楽しめます。

食事の〆には、店主手打ちのそばがおすすめ。シンプルなもりそばのほか、比内地鶏の汁そばなどもありますよ。またお昼も営業しており、ランチでもそばメニューを楽しめます。もちろん、そば以外の料理もハイレベルだと評判です。実は店主は以前「酒盃」で修業をしていた方なのだそうで、酒盃を彷彿とさせるような、こだわりの秋田郷土料理が味わえます。

最後は秋田市から少し離れ、大仙市にある「串焼き 道久」をご紹介。大曲駅から徒歩7分の場所にある、12席のこじんまりとした焼鳥店です。赤ちょうちんと小さな看板はありますが、それ以外は普通の住宅のような外観。一見焼鳥店とは分からない、隠れ家的なお店です。

焼鳥が評判の「串焼き 道久」ですが、日本酒の種類も非常に豊富です。秋田の地酒から、全国のこだわりの日本酒まで取り揃えられています。旬によって銘柄は変わりますが、例えば出羽鶴酒造の「やまとしずく」、日の丸醸造の「まんさくの花」などを味わうことができますよ。

串焼きがウリのお店ですので、日本酒のつまみにはやっぱり焼鳥がおすすめ。モモ、ぼんじり、ナンコツなどの定番メニューから、せせり、鶏の動脈などのちょっと変わった串まで、バラエティー豊かです。串以外にも、牡蠣のバター醤油焼きや馬ユッケなど、こだわりの一品料理が楽しめます。

秋田の日本酒がおいしい居酒屋を7店ご紹介してきましたが、いかがでしたか？どのお店も秋田の地酒の種類が非常に豊富で、さまざまな味を飲み比べることができます。また、なかなか出回らない貴重な銘柄を扱っている居酒屋も多数！米どころ秋田のおいしい日本酒を、ぜひ現地で味わってみてはいかがでしょうか。