初心者でも安心。1泊2日でのんびり巡る「しまなみ海道」サイクリング

初心者でも安心。1泊2日でのんびり巡る「しまなみ海道」サイクリング

日本初の海峡を横断する自転車道が通ったことから、すっかりサイクリングの人気スポットとして定着した「しまなみ海道」。愛媛県今治市と広島県尾道を結び、その距離は約70km。せっせと走っても初心者なら10時間は見ておきたいところですが、せっかくだから、景色も楽しみながらのんびり道草しませんか?1泊2日で推奨ロードをめぐるゆったり旅プランをご紹介します。

2016年04月01日

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出典:mihiroさんの投稿

瀬戸内の島々とそれを結ぶ橋。

愛媛県今治から広島県尾道までの距離は約70km。本気のライダーであれば3時間ほどですが、普段ママチャリ族であれば10時間近くかかる上、後半は疲れて景色を楽しむ余裕もないことでしょう。そこで、今回は本格的にトレーニングしていない人でも楽しんで走れるゆったりプランをご紹介します。

瀬戸内の島々を自転車で走る旅へ出発!

1日目、9:30 スタート地点は今治駅

1日目、9:30 スタート地点は今治駅18898

出典:

JR今治駅。改札を出ると今治のゆるキャラ、バリィさんが出迎えてくれます。

しまなみ海道の出発点今治駅に着いたら、まずは旅の足、自転車を借りるためにサイクリングの拠点施設「サンライズ糸山」を目指しましょう。今治駅から大浜経由小浦行きのバスで約25分「糸山展望台入口」が最寄りのバス停です。
1日目、9:30 スタート地点は今治駅18900

出典:

レンタサイクルのほか、宿泊施設もあるサイクルターミナル(CT)。

10:30 サンライズ糸山〜糸山公園~来島海峡大橋

準備運動をしっかりと行ったら、まずは足慣らしに糸山公園展望台へ。これから渡る来島海峡大橋の全景が見られます。(所要時間:約40分)
次の島「大島」に架かる橋・来島海峡大橋を見て気合を入れたらいよいよサイクリングのスタートです!来島海峡大橋自歩道出入り口からしまなみ海道「サイクリングロード」に入りましょう。
10:30 サンライズ糸山〜糸山公園~来島海峡大橋18904

出典:

糸山公園展望台からは世界初の三連吊り橋「来島海峡大橋」が見渡せます。来島海峡大橋は、しまなみ海道の中で全長が最も長く約4kmあります。

10:30 サンライズ糸山〜糸山公園~来島海峡大橋18905

出典:

自転車道は、「しまなみ海道サイクリングロード」の表示や道路上のブルーのラインが目印です。
旅を安全に楽しむため、危険な運転やスピードの出し過ぎなど、無理をせず交通ルールを守って走りましょう。また、夜間の走行は危険です。事故やトラブルの原因にもなりますので、計画的なサイクリングを心がけましょう。

10:30 サンライズ糸山〜糸山公園~来島海峡大橋18906

出典:

来島海峡大橋の橋下78mの海面には、日本三大急潮の来島海峡の渦潮が見えます。渦潮は特に大潮の時によく見られます。

11:30 道の駅・よしうみいきいき館到着

今治から最初の橋を越えてひとつめの島、大島へ。よしうみいきいき館は、特産品市場と食事処、おみやげ屋さんも揃った道の駅。新鮮な魚介が味わえる海鮮料理や七輪バーベキューが楽しめます。少し早めのランチ&お店見学も良いですが、来島海峡の渦潮を間近に見られる体験クルーズ「急流観潮船」(所要時間:約50分)も人気です。
11:30 道の駅・よしうみいきいき館到着18909

出典:

よしうみいきいき館。休憩にもランチにも利用できます。

11:30 道の駅・よしうみいきいき館到着18910

出典:近江源氏さんの投稿

新鮮な海の幸を七輪で焼く海鮮バーベキューが楽しめます。

よしうみいきいき館の詳細情報

よしうみいきいき館

今治 / 魚介料理・海鮮料理、バーベキュー、ソフトクリーム

住所
愛媛県今治市吉海町名4520-2
営業時間
10:00~16:00
定休日
元日
平均予算
  • ¥2,000~¥2,999

データ提供

11:30 道の駅・よしうみいきいき館到着18912

出典:

来島海峡大橋の下をくぐったり、村上水軍の居城跡を見たり見所満載のクルーズです。定期便ではないので事前の確認を忘れずに。

余力があれば立ち寄り!大島のベスト展望台「亀老山展望公園」

気力と体力があれば、亀老山(きろうさん)展望公園はぜひとも訪れたい場所のひとつ。壮大なパノラマと心地よい潮風を堪能できる絶景スポットです。ただし、勾配がきつく車も多いので絶対に無理はしないでください。(所要時間:約2時間30分)
11:30 道の駅・よしうみいきいき館到着18916

出典:

よしうみいきいき館から約5kmほどの亀老山展望公園は来島海峡大橋と来島海峡を一望できる絶景ポイント。かなり厳しい坂道が続くコースですが、脚力・体力に自信のある方は挑戦してみては?

13:45 よしうみいきいき館~マリンオアシスはかた

お腹がいっぱいになったら次の島「伯方(はかた)島」へ出発です。「伯方」といえば、そう、♪は・か・たの塩!で有名なあそこです。
それはさておき、大島を縦断してくたびれた身体にごほうびを♪「マリンオアシスはかた」に寄って「伯方の塩ソフトクリーム」でおやつとしましょう。特産品やお土産品、地元で採れた新鮮な青果物の販売のほかレストランもあるマリンオアシスはかたは、伯方島の観光の起点・中継点として活用できます。
「マリンオアシスはかた」料理 18919 伯方の塩ソフト

出典:日向薫平さんの投稿

名物「伯方の塩」を使用したソフトクリームは、ほのかな塩味がバニラの風味を際立たせ、後味はサッパリとした味わい。塩入りなのでミネラルを補給でき、熱中症対策にも効果的なソフトクリームは、サイクリストにぴったりの一品です。

マリンオアシスはかたの詳細情報

マリンオアシスはかた

今治市その他 / ラーメン、アイスクリーム

住所
愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1 伯方S・Cパーク内
営業時間
9:00-17:00 喫茶店、レストランは16:00まで
定休日
無休
平均予算
  • ~¥999

データ提供

14:45 マリンオアシスはかた~鼻栗瀬戸展望台~多々羅温泉

14:45 マリンオアシスはかた~鼻栗瀬戸展望台~多々羅温泉18922

出典:

大三島大橋自歩道出入り口からすぐの「鼻栗瀬戸(はなぐりせと)展望台」から望む三島大橋。しまなみ海道で唯一のアーチ橋です。

伯方を後にしたら次は「大三島」です。少し距離がありますが、地下1,000mから湧き出るしまなみ海道唯一の天然温泉「多々羅温泉(たたらおんせん)」までがんばって行ってひと休みしましょう。温泉利用の際、タオル、ボディーソープ、シャンプーは現地で買えるので手ぶらでも大丈夫です。
14:45 マリンオアシスはかた~鼻栗瀬戸展望台~多々羅温泉18924

出典:

神経痛、関節痛、消化器病、疲労回復など、多くの効能がある多々羅温泉。

16:45 多田羅温泉~多田羅大橋~生口島

さぁ、温泉でさっぱりしたらもうひとがんばりです。多々羅大橋を越えた先の生口島はもう広島県。夕日スポットとして有名な瀬戸田サンセットビーチを通って宿に向かいます。
16:45 多田羅温泉~多田羅大橋~生口島18928

出典:koba0111さんの投稿

世界有数の斜張橋(しゃちょうきょう)「多々羅大橋」。長さは1,480mです。

16:45 多田羅温泉~多田羅大橋~生口島18929

出典:kidx4さんの投稿

生口島瀬戸田サンセットビーチ。タイミングが合えばこんな景色に出会えるかも。瀬戸田サンセットビーチの沖に浮かぶひょうたん島は、TV人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島といわれているそうです。

“はじめて訪れるのに懐かしい”、住之江旅館

“はじめて訪れるのに懐かしい”、住之江旅館18931

出典:

100年以上の歴史をもつ木造の建物は、映画「転校生」の舞台にもなったそうです。海に面した客室からは瀬戸内海が一望できます。

1日しまなみ海道を走って疲れた身体は、おいしいご飯を食べて、のんびりくつろげる宿でゆっくり休めましょう。住之江旅館さんは新鮮な海の幸(特にタコ)を使った料理が有名で、銀座に割烹のお店を出しているほど。とても丁寧に作られた食事と、ゆっくり流れる時間はたまった疲れを癒してくれます。
“はじめて訪れるのに懐かしい”、住之江旅館18933

出典:

料理が秀逸な住之江旅館さん。新鮮な素材を丁寧に調理されているのが伝わってきます。

住之江旅館の詳細情報

住之江旅館

尾道市その他 / 旅館、懐石・会席料理、割烹・小料理

住所
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田264-3
平均予算
  • ¥20,000~¥29,999

データ提供

2日目、9:30 生口島散策から出発!

生口島は観光スポットが多いので、午前中は身体をほぐしながらゆっくり島内をめぐりましょう。
2日目、9:30 生口島散策から出発!18937

出典:Toshi0-K2さんの投稿

国産レモン発祥の地である生口島は、レモンやみかんなど柑橘系の街路樹を多く見かけます。

郷愁の商店街、「しおまち商店街」

宿をチェックアウトしたら、まずはしおまち商店街を散策します。しおまち商店街は、瀬戸田港から耕三寺まで約600mの参道に広がる商店街で、昭和の面影が残っています。おみやげには瀬戸田レモンを使ったお菓子がおすすめです。
郷愁の商店街、「しおまち商店街」18940

出典:

人情に厚く世話好きな人がいっぱいのしおまち商店街。

日本画の巨匠がテーマ、「平山郁夫美術館」

商店街を抜けたら「平山郁夫美術館」へ向かいます。こちらは瀬戸田町出身の日本画家平山郁夫氏の作品を収蔵した美術館です。初期の代表作『仏教伝来』の陶板画や、シルクロードをモチーフにした作品などが展示されています。(所要時間:約1時間)
日本画の巨匠がテーマ、「平山郁夫美術館」18943

出典:

幼少期の作品もあり、平山郁夫画伯の原点がわかる美術館です。

瀬戸内の自然に溶け込んだアートプロジェクト、「島ごと美術館」

瀬戸田は、いたるところに現代アートがあります。これらは、世界一小さなアートプロジェクト「瀬戸田ビエンナーレ」をきっかけに、“島を丸ごと美術館にする”という構想によって設置された17の作品です。作家自ら設置場所を選んで制作してあり、島の風景に溶け込んでいます。
瀬戸内の自然に溶け込んだアートプロジェクト、「島ごと美術館」18947

出典:kierunさんの投稿

芸術性と遊び心をを兼ね備えた作品ばかりです。

小腹が空いたら「自転車カフェ&バー 汐待亭」でランチを。

生口島の散策で小腹が空いてきたら、しおまち商店街の中にある「自転車カフェ&バー 汐待亭(しおまちてい)」へ。江戸末期に建築された歴史ある建物で落ち着いて食事ができます。お店に自転車整備士の方がいらっしゃるので、困ったことがあれば相談できます。
「自転車カフェ&バー 汐待亭」料理 18950

出典:艶女ミホさんの投稿

豚の角煮丼。パフェなどのスイーツメニューもあるので、ランチにもおやつにも立ち寄れるお店です。

「自転車カフェ&バー 汐待亭」内観 18951

出典:艶女ミホさんの投稿

店内にサイクルスタンドがあるのは、サイクリストにとって嬉しいサービス。

自転車カフェ&バー 汐待亭の詳細情報

自転車カフェ&バー 汐待亭

尾道市その他 / カフェ、カレーライス、バー

住所
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田425
営業時間
11:00~16:00(L.O15:30) 19:00〜
定休日
月曜日
平均予算
  • ~¥999

データ提供

12:30 生口島~因島、大山神社

のんびり過ごした生口島にもそろそろ別れを告げて次の目的地「因島(いんのしま)」へと走ります。
12:30 生口島~因島、大山神社18955

出典:Toshi0-K2さんの投稿

生口橋の上からはこんな風景が見えます。

生口橋を越えて因島に入ったら、「自転車神社」と呼ばれ多くのサイクリストが訪れる大山神社で旅の成功祈願とここまで無事に来られた感謝を込めてお参りを。
12:30 生口島~因島、大山神社18957

出典:りんさんの投稿

大山神社の境内にある「耳明神社」というお社。全国でも珍しい耳の神様を祀っています。開運の御利益があるそう。

大山神社の詳細情報

大山神社

住所
広島県尾道市因島土生町1424-2

データ提供

14:00 大山神社~因島大橋記念公園

因島と向島を結ぶ全長1270mの吊り橋「因島大橋」のたもとにある公園で、橋の完成を記念してつくられました。広い芝生広場に寝ころんで休めば足の疲れも軽くなります。
14:00 大山神社~因島大橋記念公園18961

出典:

大きな恐竜がいる公園。

因島大橋記念公園の詳細情報

因島大橋記念公園

住所
広島県尾道市因島大浜町

データ提供

15:30 最後の橋「因島大橋」を渡って向島へ

15:30 最後の橋「因島大橋」を渡って向島へ18964

出典:

しまなみ海道サイクリングの旅、最後の橋「因島大橋」。空と海の青と、橋の白さが美しいコントラストを描きます。

15:30 最後の橋「因島大橋」を渡って向島へ18965

出典:butcher_t7さんの投稿

因島大橋は二重構造になっており、車道の下を歩行者・自転車・原付が通るようになっています。

ここまで来たらゴールはもう間近です。向島を抜け、渡船のりばから最後は船に乗って最終ゴール地の尾道へと渡ります。「尾道大橋」もありますが、尾道大橋は道幅が狭く危険なのでサイクリストは渡船を利用するのが一般的です。
15:30 最後の橋「因島大橋」を渡って向島へ18967

出典:

尾道と向島をつなぐ渡船。5~11毎に出ています。乗船してしまえば、3分で尾道に到着します。

17:00 ついにゴール!祝70km走破!

サイクルターミナルの尾道しまなみ交流館にお世話になった自転車を返却して今回の旅は終了です。お疲れさまでした!自転車の返却が遅くなる場合は必ず連絡を入れるようにしましょう。
17:00 ついにゴール!祝70km走破!18970

出典:

尾道のサイクルターミナル「しまなみ交流館」。

17:00 ついにゴール!祝70km走破!18972

出典:☆Monetさんの投稿

レンタサイクルでも、旅の終わりには愛着がわいてしまいます。

心地よい潮風を受けながら爽快に走ってみませんか?

いかがでしたか?車ならあっという間の旅程ですが、自転車でめぐることで島と島の距離を実感できたり想像以上の過酷さだったり色々な発見ができるのがこの旅の魅力ではないでしょうか。体力や目的に合わせてしまなみ海道サイクリングの旅を楽しんでみませんか?

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