心癒される優しい一杯。秋田名物「稲庭うどん」おすすめ店7選

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「稲庭うどん」は、雪深い北国の保存食として江戸時代に作られたのがはじまりとされています。商品として稲庭うどんが作られはじめたのは、寛文5年（1665年）にまでさかのぼるんですよ。稲庭小沢集落の佐藤市兵衛という人が、うどんや各種麺類を製造したと言われています。

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その後稲庭干しうどんの原型が稲庭町に伝わり、七代佐藤養助の宗家の“稲庭（佐藤）吉左エ門”によってその技術が受け継がれました。吉左エ門は研究と改良を重ね、納得する品になったのが寛文5年（1665年）だといわれています。

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その上品な味が認められ、当時の秋田藩主・佐竹公に納められるようになったことから、高級品として知られるようになってきました。明治時代になっても、中々一般市民の手には入らないほどだったのです。しかし、どんどん製造業者が増えて広く流通されるようになり、全国でも知られる存在となりました。

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「稲庭うどん」とは、すべて人の手の技によって作り出される干しうどんです。その特徴は、そうめんより太くコシがあり、滑らかな舌触り。茹で上がりはツヤツヤと光り、箸を入れるのがもったいないほど。雑味がなく、柔らかすぎず弾力があり、スルスルと喉を通っていきます。製造には3、4日かかり、非常に手間暇かけて作られています。大量生産ができないというのも納得ですね。

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そんな稲庭うどんが生まれた土地こそが、秋田県湯沢市。湯沢市の稲庭町という場所が発祥のため、「稲庭うどん」という名前なんですね。大自然に囲まれた湯沢市は、うどんの原材料である小麦・水・塩に恵まれた最高の環境。本格的な稲庭うどんを堪能するなら、本場の空気とともに楽しんでみませんか？そこでまずは、湯沢市にある名店からご紹介していきましょう！

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稲庭うどんと言えばここ！という、老舗中の老舗！前述した“稲庭うどんの歴史”でご紹介した佐藤吉左エ門が創業したお店こそが、この「佐藤養助」なんです。創業150年を超える歴史を誇る、稲庭うどんの名店です。

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総本店となる店舗は、ここ稲庭町にあるんです。その他にも秋田市内・横手市・角館など、秋田県内に多数店舗を展開しているんですよ。

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総本店にはお食事処はもちろんのこと、製造工程見学コーナーも！「練る・綯う・延ばす」という工程を、説明付きなのに無料で見学することができます。それでは物足りないという方には、自分で実際に稲庭うどんを手造りする体験コースもあります。稲庭うどんの特徴ともいえるコシの強さが決まる「手綯い」を中心に、手作業のひとつひとつの工程を体験。出来上がりは後日、自宅に発送してもらうこともできます。

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また、「ゆで方」と「盛り付け方」が体験できる製造・調理体験コースもあり。プロの技は普段自分で作るよりさらにおいしく、本物の味を再現できるようになります。これであなたも稲庭うどんマスターに！わざわざ来る価値は十分にありますよ。さまざまな見学・体験コースに触れて、最後に本場の味を楽しみましょう。

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体験の後は、プロの味をいただきましょう。本場の味をぜひ堪能してみませんか？

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先ほどご紹介した稲庭うどんの老舗「佐藤養助」。こちらのお店は、秋田駅前でも楽しむことができるんです。秋田駅を出てすぐのところにある西武秋田店の中という、抜群の立地となっています。

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人気メニューはオーソドックスな「二味天せいろ」。醤油とゴマダレと天ぷらが付いてきます。つやつやと光る稲庭うどんは喉ごしも最高で絶品です！

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こちらでは、その他にも変わり種メニューが勢ぞろい。「カレーつけうどん」のグリーンカレーには、ハタハタのしょっつるが隠し味で入っています。スパイスの配合も見事で、少し変わった稲庭うどんを試したいという方におすすめです。

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続いてご紹介するのは、湯沢市稲庭町で稲庭うどんを製造している会社が直営するお店「寛文五年堂 秋田店」です。「寛文五年堂」という名前は、稲庭うどんが発祥したといわれる寛文五年から来ています。

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お店は秋田駅から徒歩5分ほどの、「エリアなかいち」のなかにあります。店内は清潔感に満ち溢れた空間。ゆっくり美味しい食事を楽しむことができますね。

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こちらの売りは稲庭うどんの生麺！稲庭うどんは通常乾麺ですから、生麺はなかなか味わうことができません。「乾麺・生麺味比べ」は温と冷で選ぶことができます。生麺の見た目は、麺に丸みがあってやや太め。食感は乾麺同様ツルツルしていますが、もっちりとした食感が楽しめます。

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続いてご紹介する「無限堂 秋田駅前店」もまた、稲庭うどんを製造する「無限堂」が直営するお店です。本店は秋田市の大町にあるのですが、秋田駅から徒歩で向かうならこの秋田駅前店が便利です。秋田駅から徒歩3分ほどの場所にあります。

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比内地鶏のつけ麺など、稲庭うどんのメニューは種類豊富です。こちらのお店はそれだけでなく、秋田の郷土料理も充実しているのが特徴。

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親子丼やいぶり料理など様々で、何度行っても飽きることがありません。併設してある甘味処で、和スイーツもご堪能いただけます。

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「ここ１軒で秋田県」がキャッチフレーズの郷土料理居酒屋。途中、なまはげの演出があったり行商が仕入れた食材を持って回ってきたりと、観光客に人気のお店です。

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こちらが長屋酒場で楽しめる稲庭うどん。ツルツルでのど越しも良く、一杯では少ないくらい。他にも秋田県民でもあまり知らない珍しい料理もあるので、ぜひ訪ねてみてください。（※2017年9月現在、こちらのお店は営業を休止しています。営業再開情報については、公式HPをご確認ください。）

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秋田駅前の「ホテルa-1」にある居酒屋です。種類も豊富で、郷土料理のメニューもたくさん取り揃えています。

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こちらでは稲庭うどん単品よりも「いな膳」というセットの方が人気のようです。しゃけいくら小丼、ねぎとろ小丼、えび天丼小丼の3セットのバリエーションがあり、どれにしようか迷ってしまいます。

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秋田駅から徒歩3分ほどの場所にある居酒屋「酒楽亭うみひこ」。名前の通り魚介類には定評があります。もちろん郷土料理もおいしくて、観光で来たならまずは寄ってみてほしいお店です。

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氷でしめられた稲庭うどんは絶品！艶があり、スルスルとのどを通っていきます。また、米どころ秋田は日本酒も美味しいですよね。こちらのお店には呑み比べセットなどもあるので、ぜひ注文してみてください。

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