雲海に包まれる憧れの高原リゾート。新潟「赤倉観光ホテル」

赤倉観光ホテルは、昭和12年創業。当時の大倉財閥によって建てられたもので、上高地高原ホテルなどに続く高原ホテルの草分けといわれます。その特徴は、なんといっても標高1000mから眺める素晴らしい景観。「死ぬまでに行きたい！世界の絶景 ホテル編」にも掲載されました。

周辺は国立公園に指定され、豊かな大自然に抱かれた高原ホテル。快適なホテルステイはもちろん、玄関からそのまま赤倉観光リゾートスキー場や赤倉ゴルフコース、妙高高原スカイケーブルへと続く、レジャーも満喫の高級リゾートです。

2009年には、新館に露天風呂付き温泉大浴場やスパが完成。露天風呂付き客室も新築オープンするなど、赤倉観光ホテルはますますその魅力が増しています。

赤倉観光ホテルの一番の見どころは、この「アクアテラス」。湧き水をたたえた水盤の向こうに、山々の絶景が広がります。たなびく雲海や美しい朝焼け、そして夜のライトアップなど時間によってさまざまな幻想的な風景を見ることができます。ちなみに、雲海はとくに11月から12月にかけてよく見られるそうです。

シックな内装で落ち着いた時間が過ごせる本館をはじめ、とくにおすすめなのが2009年に新築オープンした温泉露天風呂付きテラスルーム。温泉露天風呂のあるデッキテラスからは、さえぎるもののない絶景が広がります。お部屋には、暖炉（ガス式）やカウチソファなどがあり、極上のくつろぎを堪能できます。

赤倉観光ホテルは、極上の素材を使った伝統的なフランス料理もお楽しみのひとつ。開業以来受け継がれた味に、旬の素材を組み合わせた絶品料理がいただけます。朝食もリゾートホテルらしい正統派の味がそろいます。

このほか和食ダイニングもあり、豪華な海の幸・山の幸の懐石料理が楽しめます。こちらには寿司コーナーもあり、日本海の鮮魚のお寿司を堪能できるのもうれしいところ。また、和食ダイニングでは大パノラマ景観を楽しみながら和朝食も味わえます。

ホテルと直結した大パノラマのゲレンデを持つ、赤倉観光リゾートスキー場。標高1500mからの約4kmのダウンヒルが楽しめるスケールの大きなスキー場で、日本で初めて国際スキー場の指定を受けています。

「赤倉ゴルフコース」は、各ホールから秀峰妙高山（みょうこうさん）を望める景観抜群のゴルフ場。秋には紅葉もきれいで、気持ちのいいラウンドができます。8番ホールでは、日本ゴルフ場名水十選に選ばれた妙高山の湧水も飲めます。

妙高高原は、冬場のスキーシーズン以外の季節もおすすめ。スカイケーブル山頂駅から、森林浴が楽しみながらブナ林をたどるトレッキングもぜひどうぞ。新緑や紅葉の季節の美しい景観も必見です。2017年のグリーンシーズン営業は11月5日まで（悪天候以外は毎日運行）。

赤倉観光ホテルの周辺散策もおすすめ。地図やガイドブックにものっていない秘境「香澄（かすみ）の滝」への片道約20分の「ホテル小径」は、イワナの棲む清流沿いの気持ちのいい散策路。雪解けの春から新緑、紅葉の季節まで、四季折々の自然を満喫できます。

■車利用の場合/東京からは関越自動車道に入り「藤岡JCT」で上信越自動車道へ。「妙高高原IC」下車。所要時間約3時間。■公共交通機関利用の場合/東京からは北陸新幹線で「長野駅」下車。しなの鉄道で「妙高高原駅」へ。駅からは予約制の無料送迎シャトルバスがあります（約10分）。

雲海に包まれる山々など、このホテルでしか見られない絶景が人気の赤倉観光ホテル。一度訪れたら「死ぬまでに行きたい！世界の絶景」に選ばれた理由がきっと納得できることでしょう。スキーやゴルフなどのスポーツをはじめ、四季を通して大自然の魅力をたっぷりと楽しめるのも、憧れの高原リゾートならではです。