春の岐阜におすすめ！「木曽三川公園」へチューリップを見に行こう

「国営木曽三川公園」は、岐阜・愛知・三重県にまたがる公園で、木曽三川（木曽川・長良川・揖斐川)に沿っていくつもの公園が点在しています。

なかでも「木曽三川公園センター」は、展望タワーなど施設も充実し、春には見事なチューリップが咲き誇ることでも知られています。例年は、4月上旬から中旬が見頃のようです。

木曽三川公園センターには、多種多様なチューリップをはじめ、濃紫のブドウの房のような花“ムスカリ”を利用して、木曽三川の流れをイメージしたデザインの大花壇が作られます。

大花壇を飾るチューリップは、“チューリップ・シュガーラブ”や“チューリップ・グリーンランド”など種類も豊富。大花壇の広さは、3,800平方メートルにも及び、まさにチューリップの絵画のよう♪

また、チューリップで知られるオランダにちなんで、オランダの絵本キャラクター“ミッフィー”の花絵花壇も作られます。チューリップとムスカリで描かれる、絵本そのままの世界観。キュートなチューリップアートですね！

木曽三川公園センターは、チューリップなどの花壇だけでなく、さまざまな遊びや学びの施設がいろいろ。

シンボルでもある、高さ65mの展望タワーからは三川の雄大な眺めや輪中地帯独特の景観が一望でき、また木曽三川の歴史や自然を紹介する“水と緑の館展示室”もあります。（公園の入場料は無料ですが、展望タワーは有料）

公園内には、“輪中の農家”の家屋も復元され、輪中と治水について学べます。水害に毎年みまわれた土地ゆえに、洪水に備えて、“上げ舟”“上げ仏壇”など大切なものを二階に上げて守る工夫や、道具や食料を守るために土地を高くした“水屋”などさまざまな知恵が生かされた家屋を見学できます。

このほかにも、お弁当を食べたり昼寝をするのに最適な“しばぶ広場”や、子供たちが大喜びの大型遊具“木曽三川たんけんランド”など広大な敷地で思いきり春の一日を過ごすことができます。

公共交通機関なら、養老鉄道石津駅より海津市コミュニティバス利用で「木曽三川公園」下車。車利用の場合は、東名阪自動車道の弥冨ICと桑名東ICからともに約15分。公園の駐車場は無料です。

木曽三川公園センターの周辺には、ぜひ立ち寄ってみたいおいしいお店がたくさんあります。チューリップの美しさを堪能したあとは、ぜひおいしいグルメをおなかいっぱい味わってください。

「ままずカフェ」は、木曽三川公園センター内にあるレストラン。大きな窓からは眺望も楽しめ、家族連れがくつろげる温かい雰囲気です。なまず料理から味噌カツ、カレーまでメニューも豊富。ボリュームもあり、公園で遊んだり花を見たあとに立ち寄るのにぴったりです。

木曽三川公園センターの近くにある天然の湯“海津温泉”。その中にあるのが「レストラン水郷」です。丼物や定食、プチ会席まで充実のメニュー。チューリップ見物の帰りに、温泉を楽しみがてら立ち寄ってみてはいかがでしょう。

脂ののったうなぎ丼・うな重や、フナ・コイ・ナマズなど川魚料理が楽しめる「魚信」。味はもちろん、その驚くようなお値打ちさが人気です。木曽三川公園センターから数分の近さ。ぜひ立ち寄ってみてください。

桜が終わったあとも楽しめるチューリップ。鮮やかな色彩は、桜とは違った魅力で春の訪れを知らせてくれます。今年の春は、ぜひチューリップの圧倒的な色彩の海に遊んでみませんか？