2022年09月10日

秘湯好き必見!地元の人がこっそり通う、長野県の温泉6選
長野県は日本で2番目に温泉地が多い県。野沢温泉村や上諏訪温泉など、全国的に知られている温泉街が点在していますが、今回は少し目線を変えて、地元の人が通う隠れた名湯を紹介します。観光地化されていないため、サービスや設備がすごくいい!とは言えませんが、源泉かけ流しの贅沢な浴場ばかり。毎日通う人も多いから入湯料も安いところがほとんどです。初心者さんにはちょっと難易度高いかも!?
目次
「野沢温泉村」「上諏訪温泉」「別所温泉」「湯田中温泉」と、有名な温泉街を持つ長野県は、全国で2番目に温泉地が多い県。県内に200以上の温泉地があるといわれています。当然、そこに住む方の生活にも温泉は欠かせないもので、行きつけにしている特定の浴場があるという人も多くいます。
地元の人が通うのだから泉質はピカイチ!観光客にとっては行きづらかったり、わかりにくい場所だったりと、不便な場所にあることが多いですが、「いいお湯」を求める温泉好きにとっては不便さを乗り越えてでも行きたくなることでしょう。今回は、本当は教えたくない、隠れた名湯をご紹介します。
お湯に浸かるお猿さん“スノーモンキー”で有名な「地獄谷野猿公苑」も長野県が誇る温泉地です。どの温泉も、地域の方が大事にしている浴場なので、地元の方ファーストで!リラックスタイムをお邪魔しない心がけでいきましょうね♪
1.[佐久市春日温泉]国民宿舎もちづき荘
中山道の25番目にあたる宿場町、佐久市の「望月宿(もちづきしゅく)」。それよりもさらに山奥にある「春日温泉」は開湯300年と歴史が長い温泉場で、全国でも珍しいpH9.6の高アルカリ性のお湯が楽しめます。なかでも、地元の人が通うのが「国民宿舎もちづき荘」。高台立地のため、浴室から望月の山々をじっくり眺めることができる景色のいいお宿です。こちらで日帰り入浴ができます。
温泉は少しぬるめで、無味無臭。飲用も可能です。もちろん源泉かけ流し♪少しぬるっとした湯ざわりのお湯は、美肌効果が高く、肌がすべすべになると定評があります。お湯は贅沢にたっぷりかけ流されているので、地元の人が心地よく浸かれると太鼓判!500円で入浴できます。
自然豊かな場所にありますが、大型無料駐車場も完備されているので、行きやすいですね。売店もあるので、飲み物やアイスを買って、風呂上がりにいただきましょう。
国民宿舎 もちづき荘
閉業や休業等の理由により施設情報が存在しないか、一時的な障害で施設情報が取得できませんでした。
2.[青木村沓掛温泉]小倉乃湯
上田市青木村にある「沓掛(くつかけ)温泉」は、平安時代に開湯されたという歴史ある温泉地です。3つある立ち寄り湯のうち、こちらが「小倉乃湯」。源泉が39℃前後とぬるめのため、じっくりと浸かるのがおすすめです。泉質はアルカリ性単純硫黄泉。硫化水素ガスは、毛細血管を拡張させ、全身の循環を良くする効能があると言われています。入浴料も200円と庶民的♪
「小倉乃湯」は、温泉だけでなく洗濯や洗車、漬菜用の洗い場もあり、生活の一部として活用されている地元に密着した大衆浴場です。こちらが洗い場。洗濯は1回50円、漬菜洗料300円と有料で使えます。
沓掛温泉の詳細情報
3.[上田市鹿教湯温泉]文殊の湯
「鹿教湯(かけゆ)温泉」は、江戸時代から湯治場として栄えた温泉地です。外湯は2か所あり、こちらは「文殊の湯 (元大湯)」。5つの源泉からわき出る高温の湯を混合し、湯もみした状態の肌にやさしい湯が楽しめます。また、メインストリートから一歩細い路地を入ったところにある共同浴場は、源泉100%かけ流しで泉質がいいと地元の人の憩いの場となっています。
「文殊の湯」には露天風呂もあるんです。弱アルカリ性の柔らかいお湯で、体の芯から温まりますよ。地元の人と一緒に湯治場風情を味わえるのも、共同湯ならでは。入浴料は300円です。
温泉街には紅葉の名所もあります。こちらは行基(ぎょうき)の弟子園行(えんぎょう)が創立したと言われている「鹿教湯文殊堂」。鹿教湯温泉」開湯の由来となったとされる文殊菩薩が祀られています。温泉で温まったら、散策してみるのもいいですね!
文殊の湯の詳細情報
4.[諏訪市]大和温泉
諏訪市にある「大和温泉」は、住宅街にひっそりとある隠れ温泉です。民家の軒下に入り口があり、初めてだと入るのを躊躇するかもしれませんが、突き進みましょう!創業50年以上と古く、昭和レトロな雰囲気がたまらない落ち着いた温泉です。
タイルが緑色なので分かりづらいですが、温泉はうっすらと黄色みがかった透明です。硫黄単純泉なので、硫黄の臭いがし、湯はトロミがあるなめらかな温泉で、温泉につかったことを実感できますよ。浴槽についている蛇口をひねると源泉が出ますが、その温度は61℃とかなり高温なので、やけどにご注意を。入浴料は300円です。
大和温泉の詳細情報
5.[栄村]百合居温泉
長野県の最北端に位置する栄村にある「百合居(ゆりい)温泉」は、平成7年に湧き出た温泉を地元の人の為にプレハブ小屋の温泉施設にした公共浴場です。地元の方いわく「3日入れば汗疹も治る」という温泉なので、期待しちゃいますね。
無人で、専用の箱にお金を入れてから入るシステムです。入浴料は200円とこちらも良心的。お釣りの用意がないので、ぴったりのお金を用意して行ってくださいね。
お湯は無色透明で、泉質はナトリウム・塩化物泉(火山性食塩泉)なので、保温効果が高く湯冷めしにくい特徴があると言われています。また塩が持つ殺菌効果が高く、切り傷や火傷・慢性皮膚疾患にも効果が期待できるんですよ。手作り感あるお風呂もまた味がありますね。
百合居温泉の詳細情報
6.[茅野市]蓼科温泉共同浴場
茅野市にある「蓼科温泉」は、開湯の歴史は古く、平安時代に坂上田村麻呂が発見したとの説が残されている歴史ある温泉です。地元の人の憩いの場で、登山者の方も訪れるという「蓼科温泉共同浴場」に入ってみましょう。嬉しい源泉かけ流し温泉です♪
無色透明のかけ流し天然温泉は、温度がやや高めの43℃。古来から傷ややけどに効くと言われています。入浴料は500円で、シャンプー・ボディソープ・タオルなども自動販売機で購入できるので、ふらっと立ち寄りやすいですね。
蓼科温泉公衆浴場の詳細情報
地元で愛される温泉を楽しもう
いかがでしたか?観光客向けの温泉とは少し違って、地元の人が通う温泉は味のあるものが多いですね。温泉に浸かりながら地元の方に、おすすめの食事処や観光地を聞くのも楽しいですよ。入湯の際は、地元の人のリラックスタイムをお邪魔することなく、マナーやルールを守って入浴してくださいね。